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死んだ後に残るもの

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先日、都内で開催された、あるビジネスセミナーを受講してきました。

このセミナーは、私の尊敬しているビジネスマンが、講師となって、いろいろな話をしてくれたのですが、やはり素晴らしい内容でした。




昔から、そうだったのかもしれませんが、特に、ここ最近では、ビジネスで成功する方は、スピリチュアルなことを、深く知っている人が、多いような気がします。

もしかしたら、まだ、世間一般では、

「金持ちは、利己主義で、強欲な人ばかりだ!」

というイメージも、大きいのかもしれませんが、私が出会う成功者たちは、心もゆたかで、さわやかで、性格も素晴らしい人たちが多いです。

現在は、スピリチャルなことを知らずに、経済的な成功をしている人は、少なくなってきているのかもしれません。

スピリチュアルなことを知らないと、人の道から、外れることが多いです。

そうすると、一時的には、大金をゲットすることも、できるかもしれませんが、その成功は、長続きしません。

10年以上、成功し続けている成功者は、やはり、見えない世界のことなども、深く知っている人が、多いと思います。




セミナーの内容は、「ビジネス」、その中でも、特に、「営業」の話がメインでした。


独立や起業を望んでいる人も、多いと思いますが、理想と現実は違います。

どんなに、ワクワクして、楽しいことを仕事にしても、現実的な仕事も、地に足を着けて、ちゃんとやらないと、お金は入ってきません。

その中でも、「営業」や「セールス」が、できない人は、まず起業など無理です。

これが、苦手だという方は、起業は、諦めたほうがいいかもしれません。


ただし、苦手意識をもっている方は、イメージが、ネガティブだったり、古かったりしていることが、多いのです。

このセミナーでは、

「いかに、世間一般で、行われている営業やセールスが、間違っているのか。本物のセールや営業というものが、どういうものなのか?」

こういうことを、講師の方が、面白おかしく話してくれました。

会場全体が、しばしば爆笑の渦に包まれながら、皆、目からウロコが、ボロボロ落ちていました。

「凄すぎて、目からマグロが、ボロボロ落ちたよ!」

こういうジョーダンを言う方もいました。(笑)


本物のセールスや営業は、本来、とても楽しいものです。

しかも、やればやるほど、自分もお客さんも、ハッピーになるのが、自然な姿なのです。




大きな会場です。

1000名くらいの方が、熱心に聴き入っていました。


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ビジネスの話も、面白かったのですが、この講師の方が、話の合間に、オマケで入れる雑談も、とても心に残りました。



「名前」の話でした。



その講師の方が、言いました。

「皆さん、ここ最近、キラキラネームというのが、話題になってますよね。あれって、どう思いますか? いろいろな意見があると思いますし、名前にもよると思いますが、私は、やはり違和感を感じます」

続けて、

「その違和感は、何だと思いますか? それは、その名前が、今の子供の姿だけを見て、その子供に付けている名前だからです」

さらに、こう言いました。

「いいですか。名前というのは、一生使うものです。それだけでなく、死後に残るものなのです」


ここまで話した後に、ホワイトボードに、

「牛」
「鳥」
「魚」
「人」

こういう四つの文字を、書きました。

それから、

「これらの生き物を、数える時の単位を、知っていますよね?」

こう言って、こう書き加えました。

「牛」→「頭」
「鳥」→「羽」
「魚」→「尾」
「人」→「名」


さらに、話を続けました。

「牛は一頭、鳥は一羽、魚は一尾と、数えることが多いですね。これは、どうしてだと思いますか?」

「それは、死んだ後、最後に残る部分なのです」

大きな会場の中で、

ほーっ!

というような溜息が、広がりました。


つまり、牛が死んだ後の死骸で、最後まで、牛の面影の原型を留めているのは、頭蓋骨だということです。

これを、基準にして、牛は、数えているそうです。

同様に、鳥は、最後まで原型を留めているのは、羽根の骨の部分だということですね。

魚は、尾の部分だということです。

「なるほど…」

と、思いました。


講師の方は、続けて、

「人間も、一名、二名、三名… こう数えますね。そうです。人間が、死んだ後に残るものは、名前だからです」

これを聞いて、また、

「なるほど~!」

と、思いました。


牛は「頭」、鳥は「羽」、魚は「尾」、人は「名」これが、死んだ後に残るものということです。

「その存在の面影が、最後まで原型を留めている部分」

だということです。


人は、死んだ後、肉体は、火葬されたりして、無くなりますが、葬式が終わった後、遺族や友人知人が、思い出すのは、その人の生前の顔や行い、それから、その人との思い出です。

その後に、最後に、永遠にお墓に刻まれるのが、「名前」なのです。

それを考えると、たしかに、その人の子供の時の姿だけを表現している、「キラキラネーム」は、名前によっては、あまりよくないかもしれませんね。




この話を聴くまで、自分が死んだ後、お墓に、自分の名前が刻まれている所など、今までに、考えたこともなかったです。

でも、人生の後半戦に入っている現在は、私も、そろそろ、こういうことも、考えてもいいのかもしれません。



たとえば、アメリカの場合だと、有名人が亡くなった後、墓石に、

「その人が、どんな人であったのか?」

を、石に刻んだりしていますね。


有名な話では、カーネギーの墓石の言葉ですね。

「自分より優秀な人間を集めた者、ここに眠る」

こんなかんじの言葉でしたね。


あとは、「死ぬ瞬間」という本が、世界的なベストセラーになった、エリザベス・キューブラー・ロス博士の言葉も、いいですね。

「喜びや悲しみを分かち合う友人、教師、そして、自らも、一人の生徒であった。人生を卒業して、今、銀河でダンスを踊る」

これは素敵ですね。



エリザベス・キューブラー・ロス博士です。


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自分の人生が終わった後、アメリカのように、自分の墓石に、名前と一緒に、何かのメッツセージを残すのも、もしかしたら、これから、日本でも、流行るかもしれませんね。

何か、カッコイイ言葉で、締めくくりたいですね。

そして、その言葉を読んだ人たちから、

「この人、楽しそうに、ワクワク生きたんだね~、いい人だったんだね~!」

と言ってもらいたいですね。




私の祖母は、私が21歳の時に、67歳で、突然亡くなったのですが、

死ぬまでの数年間、いつも繰り返し、私たち孫に、言っていたことがありました。

「おばあちゃんはね、もうやりたいこと、全部やっちゃったの… 人生になんの悔いもないの… 人生、いろいろあったけど、とっても楽しかったわ~!」

なかなか、あの時代に、自分のやりたいことを、ワクワクしながら、全部やり切ったと言える人は、少なかったと思います。

私にとって、最高の人生の教師でした。


祖母は、死ぬ間際に、

「もういつ死んでもいい!」

と、言い切っていたのです。

死んだ直後の顔も、とても幸せそうな死顔でした。


まるで、マンガの「北斗の拳」のラオウのような生涯だったようです。

「我が生涯に、一片の悔いなし!!」

というセリフですね。(笑)


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人間は、いつ死ぬか、わかりません。

私は、死後の世界を信じているので、死ぬことは、特に怖くなく、楽しみですが、死後の世界を信じられない人も、

「自分が死んだ後に、自分の家族や友人、知人たちが、自分の生前の行いを、どう思うのか?」

こういうことを、意識しながら、毎日を生きていくことも、大切なことかもしれません。

「自分は、死んだ後に、この世界に、何を残すんだろう?」

こういう意識をもって、生きていくという生き方ですね。


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死後の世界、どんな世界なんでしょうね?

今から、楽しみです。


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