先日、久しぶりに、東京の六本木に行きました。
ある人物と、会食する機会に恵まれたからです。
名前は、伏せますが、世界的に有名な大企業のトップだった方です。
この方から、素晴らしい話を、たくさん聴かせていただいたので、読者の皆さんにも、シェアしますね。
良い話は、やはり、多くの人と、共有したほうがいいと思います。
あるレストランで、待ち合わせしました。
やはり、こういう大物と会うのは、緊張しますね。
早めに席に着いて、ドキドキしながら、待っていると、待ち合わせ時間、ちょうどくらいに、現れました。
「はじめまして。まあ、ここは、私の食堂みたいな場所だから、気楽に、くつろいでください」
とても自然体で、やさしいかんじでした。
今までにも、日本や世界を動かしているようなVIPの方と、何度か会う機会がありましたが、本当に凄い人は、皆、気さくで、自然体の人ばかりでした。
偉そうにしたり、威張ったりしている人は、1人もいませんでした。
高級レストランだったのですが、本当に、自分の家のように、リラックスしていました。
80歳近い高齢なのですが、身体も、健康そうで丈夫なかんじがしました。
健康にも気を付けていて、定期的に、ジムで筋トレしていると話してくれました。
それから、この方と私の共通の友人である、Hさんも、ちょっと遅れて、到着して、3人での楽しい会食になりました。
2時間ほどの短い時間だったのですが、とても勉強になりました。
多すぎて、全部は書けないので、心に残った話を、四つくらい書きますね。
まず一つ目は、過去の自慢話を、一切やらなかったことです。
これほどの人物になると、自慢話なんて、多すぎてできないというのも、あると思いますが、昔の自分の凄い実績など、ほとんど忘れているのです。
大企業を経営していただけでなく、いろいろな日本の社会の大改革を、やってきた方です。
その方が、ひたすら、未来を見ているのが、とても印象に残りました。
そういえば、何かの本で、90歳以上の老人が、英語の勉強を始めた話を、思い出しました。
その老人に、周囲の人たちが、
「今さら、英語の勉強をやって、どうするんですか?」
と訊いたら、その方が、
「次回、生まれ変わったら、アメリカ人になるかもしれないので、その時の予習を今から、やっているんですよ」
と、答えたそうです。
ちょうど、この方は、そういう感覚なのです。
話していると、30代の若手のビジネスマンのようなキラキラとして、情熱を若さを、感じさせるのです。
ひたすら、未来を見つめているので、気持ちが、若いのだと思いました。
昔話が、ほとんどありませんでした。
二つ目は、その未来も、その先のビジョンが、とても長いということです。
「江戸時代が、約250年、それから、明治維新から経済大国になるまでが、約100年くらい、その製造業の時代から、約50年くらいで、現在のIT業界のようなコンピューターの時代、こんなかんじで、時代のスピードは、倍速で加速していますね。だから、今から、25年くらい先に、次の大変化の時代が、到来すると思います」
こうやって、広いスパンで、時代を眺めている話をした後、
「では、あなたは、次は、どういう時代になると、思いますか?」
と、質問されました。
いろいろ考えて、私が、
「そうですねー、時代の流れを読むと、その前の時代の人たちが、予想できなかった展開に、次の時代は、なっていますね。新しい時代というのは、常に、想定の範囲外が、起こっています。だから、25年後の大変化も、おそらく、現代の私たちが、想像ができないことが、起こると思います」
と答えると、その方は、ニコニコしながら、
「うん、私もそう思います」
と言いました。
それから、これから先に、「AI(人工知能)」の技術が、加速度的に進化して、人間の能力を凌駕する時代が来るだろうという話題になり、そういう時代になったら、私たち人間は、どういう生きたをするようになるのかという話を、いろいろな想像を膨らませながら、楽しく語り合いました。
話しながら、気が付いたのは、この方は、精神世界の「輪廻転生」など、当たり前のように、わかっているということでした。
スピリチュアルな話題は、直接は、やりませんでしたが、この方が、今世だけに、こだわったり、執着していないのが、よくわかりました。
「肉体は、一時的な乗り物にすぎない」
こういうことが、よく、わかっているです。
「AI(人工知能)が、人間以上の能力をもつ、つまり、知能だけでなく、喜怒哀楽のような感情も持つのが、45年後だという予測も出ています。そうなったら、どういう会話が、街中で飛び交っているのでしょうね?」
こう言いながら、45年後の世界を、ワクワクしながら、楽しく語るのです。
普通は、現在80歳くらいだったら、
「45年後なんて、そもそも、生きていないだろう…」
という話になるのですが、この方は、45年後に、自分が、また活躍しているビジョンが見えているように、語っていました。
「凄い方だな…」
と思いました。
さらに、数百年後のの未来まで、いろいろ考えているようでした。
しかも、そのビジョンが、明るいのです。
こういう科学力が、発展した未来の話をすると、ほとんどの人が、人間が、コンピューターに、支配されるような暗いビジョンを、イメージするのですが、この方は、どちらかというと明るい方を、イメージしているように感じました。
どこまでも、ポジティブシンキングなのです。
三つ目です。
この方は、今でも、自分の会社をつくって、いろいろな事業をやっているそうです。
書籍を書いたリ、講演会なども、日本だけでなく、海外でもやっているそうなのです。
教育業界にも、深く関わってるそうです。
その中でも、「天才教育」に、関心があるのことでした。
その話を聞いたら、普通は、
「子供を、天才に育てて、その子が、将来、大人になった時に、成功するようなプログラムをつくることだろうな?」
と思うと思います。
そうじゃないのです!
この方は、こう言ったのです。
「ひと昔前から、天才の子供を育てるのが、とても流行って、日本の社会には、天才が、たくさん増えたんですよ。でもね、その天才児たちが、今、どうなっていると思いますか? 天才というのは、なんでも簡単に、できちゃうんですよ。たとえば、ピアノでも、ほとんど努力しないでも、すぐに、どんな演奏も、できてしまいます」
続けて、
「その結果、努力による達成感や感動が、ないみたいなんですよ。これが、どうなると思いますか? すぐに、ピアノに、飽きちゃうんですよ。それから、先は、もう何もやる気がなくなって、無気力になり、何もしない大人になってしまうのです。そういう人が、今の日本に、山ほどいるんですよ…」
驚きました。
こういう話は、まったく知りませんでした。
そもそも、考えたこともありませんでした。
「天才」の苦しみの問題に、注目しているのです。
それから、
「もしかしたら、ニートや引きこもりの問題の中には、こういう天才の問題も、あるのかもしれないな…」
と思いました。
それも訊いてみました。
「そうなんですよ。天才の子供にとって、普通の授業なんて、退屈なんですよ。さらに、普通の会社の仕事も、退屈でしょうがないみたいです。日本では、今、水面下で、これが、大問題になっているのです」
こう言われたので、
「なるほど…」
と思いました。
さらに、続けて、
「他にも、青春時代を野球だけに、捧げてきて、プロ野球選手になった人も、いつかは、引退します。しかし、その後の人生設計まで、考えられる人は、とっても少ないのです。野球だけでなく、スポーツ選手というのは、その後の長い人生の生き方を知らなくて、困っているのです」
こう話されました。
たしかに、ここが、現在、日本の一番大切な問題かもしれません。
自分の子供に、勉強やスポーツの英才教育をする親は、たくさんいます。
しかし、その中でも、極めて少数の人しか、成功できません。
そして、成功したとしても、その成功は、永遠には続きません。
「現役を引退した後、長い人生の後半戦を、どう生きるのか?」
これについて、誰も知らないのです。
指導できる人も、いないのです。
この方は、現在、そういう活動にも、力を入れているとのことでした。
素晴らしい活動だと思いました。
「教育って、長い人生全体を、考えてやらなくてはいけなかったんだ。今までの教育は、短い期間で、成功するための教育だったんだ。成功して、それから、引退した後のことまで、考える人がいなかったんだ…」
改めて、深く考えさせられました。
四つ目です。
これが、一番印象に残りました。
「今の若い起業家たちと話をすると、皆、世の中を、いかに変えるかということばかり、考えています。もしくは、世の中のどこが変わるのかを探そうと、常に目を光らせています」
それから、一呼吸おいてから、
「でもね、私は、彼らに、いつもこう言うのです。世の中には、変わらない部分もあります。また、変えてはいけない部分もあります。だから、変わらない部分を見なさいとね」
これを聞いて、私は、頭を、ガーンと殴られたような衝撃を受けました。
「そうか…、これだったんだ…、世界的な超大企業のトップだった人の視点は、これが違っていたんだ」
こう思って、大感動しました。
皆、「変わるもの」ばかりに、目を向けています。
しかし、それは、「流行」なのです。
「流行」をつくるだけなのです。
短いサイクルを、変えようとしても、それは、金儲けにはなるでしょうが、一時的なものなのです。
世の中を、大きく動かすようなことは、できないのです。
この方は、誰でも知っている世界的な大企業を、長年経営していました。
それは、「変わらないもの」に、注目していたからだったのです。
「普遍的なもの」
これが、
「変わらないもの」
なのです。
人間というのは、何千年間も、変わらないものを、もっています。
愛する人と、愛し合ったら、嬉しい。
嫌いな人と、喧嘩したら、嫌な気持ちになる。
子供が生まれたら、嬉しい。
祖父母が死んだら、悲しい。
疲れたら、眠くなる。
たくさん眠ったら、元気になる。
綺麗な花を見たら、感動する。
美味しいものを食べたら、リラックスできる。
いい音楽を聴いても、リラックスできる。
たくさんの人と、一緒に踊ったら、楽しい。
こういう普遍的な気持ちや行為は、これから先も、あまり変わらないだろうと思います。
大企業を、長年経営したきた方は、この普遍的な「変わらないもの」を、見ていたのです。
だから、倒産したりしなかったのです。
「変わらないもの」でも、時代の変化とともに、少しづつ、変わっていきます。
そこを、敏感にキャッチして、そこだけを、微妙に変化させたような商品やサービスを、常に提供すれば、いいのです。
「これが、経営の奥義だったんだ…」
こう思って、感動したのです。
「変わらないもの」までを、下手にいじくって、変えようとした企業が、バンバン倒産していったのかもしれません。
「変わらないもの」は、変えてはいけないのです。
私は、この方とのわずか2時間の会食で、高額セミナーを、10回以上受けたくらいの成長がありました。
一生の思い出に残るランチでした。
その方は、超忙しい方なので、会食を終えた後、また、すぐに、次のスケジュールがあるとのことで、わかれました。
ここからは、オマケの話です。
それから、友人のHさんと、赤坂にある、「赤坂氷川神社」に参拝しに行きました。
着きました。
鳥居です。
脚が短くて、可愛い狛犬でした。(笑)
御神木です。
本殿です。
記念撮影しました。
御神輿が、置いてありました。
とても有意義な一日でした。
素敵な食事会の席を、セッティングしてくれた、Hさんに、スペシャルサンクスです。
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