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滋賀ミステリーツアー 4 比叡山

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滋賀県は、「比叡山」も、有名ですね。

今回の旅行では、ようやく、ここにも行くことができました。

 

青森県の「恐山」、和歌山県の「高野山」、それから、滋賀県の「比叡山」が、「日本三大霊山」という話もありますね。

 

ようやく、この三か所を、ぜんぶまわりました。

 

友人のJさんの車で、行ったのですが、最初は霧がかかっていて、神秘的な景色だったのですが、途中から、大雨になりました。

 

バタバタして、あまりゆっくりまわれませんでした。

次回、訪問する時は、天気のいい時に、ゆっくり境内を、見て回ろうと思っています。

 

 

比叡山です。

いい氣が、充満していました。

 

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琵琶湖に架かっている橋が、遠くに見えました。

 

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恒例の記念撮影です。

 

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霧の中を、歩いて回りました。

 

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ここは、「横川地域」というエリアでした。

 

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お地蔵さんが、何かのポーズをとっていました。

 

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綺麗な緑色の苔が生えた切り株が、ありました。

 

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「横川中堂」という建物です。

 

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ここは、「元三大師堂」という建物です。

 

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元三大師の本来の名前は、良源といったそうです。

 

良源は、天台宗の僧侶で、比叡山の経済的基盤の確立や、焼けたお堂を建て直したり、学問的な興隆、教団内の規律の維持など、さまざまな功績があり、延暦寺中興の祖と言われているそうです。
18代目の天台座主=天台宗の最高責任者も、務めていたそうです。

 

下記の絵は、「角大師」です。

 

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鬼ですね~。

 

この鬼は、元三大師が、鬼の姿になって、疫病神を追い払った時の姿と、言われているそうです。

角が生え、目がグリグリッと丸く、口が耳まで裂け、あばら骨が浮いて見えます。
この姿を描いたお札は、門口に貼る魔除のお札として知られ、鬼守りとも呼ばれているとのことです。

 

しかし、宇宙考古学を学んでいる私は、別の仮説も、可能性として、あげておきます。

 

つまり、この鬼の姿が、本来の姿であり、正体は、地球の表の王様である、「エンリル」だったのではないかという説です。

 

普段は、人間を怖がらせないように、僧侶の姿をしていたのかもしれません。

そう考えると、いろいろな空想が広がり、面白いですね。

 

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車で、次のエリアに、移動しました。

ここからは、「西塔地域」です。

土砂降りでした。

 

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石塔もありました。

 

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ここが、「釈迦堂」という建物です。

大雨だったので、すぐに立ち去りました。

 

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ここは、「東塔地域」です。

 

このエリアにある、「大講堂」です。

建物の中には、有名な僧侶や聖人などの絵や像が、ありました。

 

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「根本中堂」という建物もありました。

 

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興味深い話があります。

 

兵庫県加古川市にある、「大歳神社(イエス・キリストの公式の墓)」

和歌山県の高野山、「金剛峰寺」

滋賀県の比叡山、「延暦寺根本中堂」

 

この三つの建物を、線で結ぶと、「正三角形」の形になるのです。

 

「大歳神社」ー「金剛峰寺」-「延暦寺根本中堂」

 

この三つのグループは、何か関係があるということです。

 

「キリスト」-「空海」-「最澄」

 

この三人が、おそらく、同じ志をもった仲間だったということですね。

どういう関係だったのかな?

いろいろ考えると、空想が広がって、楽しいですね。

 

 

「国宝殿」もありました。

残念ながら、時間が過ぎて、閉館になっていました。

 

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比叡山の境内には、たくさんの仏像などが、展示されています。

その中の一部です。

 

千手観音像です。

 

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毘沙門天像です。

 

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不動明王像です。

 

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四天王立像です。

 

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聖観音立像です。

 

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大黒天立像です。

 

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この中で、特別、私の目に留まったのは、この仏像です。

 

維摩居士坐像です。

 

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私は、この人物が、大好きなのです。

今回、初めて姿を見ました。

「維摩」という名前のお坊さんです。

 

宇宙考古学的には、頭部が縦に長い、「長頭人間(コーンヘッドマン」ですね。

太古の時代に、火星から、地球に移住していきた宇宙人種族だと言われています。

 

 

「維摩」に関する、面白い逸話を紹介しますね。

 

 

もともと、「宗教」というものは、「宗」という字が表しているように、「うかんむり」と「示」から、できています。
「うかんむり」というのは、「宇宙」という意味です。
だから、「宗教=宇宙を示す教え」ということになります。

「宇宙とはなにか? この世界は、どうやって、成り立っているのか?」

ということを、わかりやすく、説いていく道のことみたいです。

ちなみに、「大学」のことを、英語で、「university」と言いますが、こちらも、「universe(宇宙)」という文字から、できていることから、

「宇宙とはなにか? この世界は、どうやって成り立っているのか?」

という道を、考える場所みたいです。

「宗教」と「大学」は、似たようなものだったみたいですね。

話を戻すと、「宗教」とは、本来は、「宇宙」を追求する学問です。

これが、「宗教団体」になった途端に、本来とは違う方向に、行きやすくなってしまう可能性も、出てくるということです。

宗教団体にも、いろいろあり、カルト的な悪い団体もあれば、素晴らしい団体もあります。

自分が、納得していて、そこが、合っていれば、そこで、学べばいいと思います。

自分の自宅で勉強する、独学が好きな生徒もいれば、塾で、皆と勉強するやり方が、合っている生徒もいるように、「宇宙」について勉強するのにも、独学が合っている人もいれば、集団で、ある程度導いてもらったほうが、学びやすい人もいるからです。

私個人は、特定の宗教団体には、所属しないというスタンスです。

今までに、所属して、面倒くさいことになったことが多いので、私には、団体や組織は、合わないことが、わかっています。

 


「日本」という国は、政情不安定な諸外国に比べると、民主主義が、まだ正常に機能していると思います。

そして、その根底には、日本国民の「道徳」だとか「常識」などが、流れているような気がします。

ところで、この日本人の「道徳」や「常識」というものの正体は、なんでしょうか?
その根本的な核には、何が、あるのでしょうか?
これについて、考えてみましょう。

「道徳」と「常識」と一口に、言いますが、もっと具体的に言うと、それは、ほんどの日本人が、

「こんなことは、あたりまえだよ。誰でも、知っているよ。皆、そう思っているよ」

とボンヤリと考えている、共通認識の思想だと、定義しましょう。

「これが、いつ、どこで、誰が考えた思想なのか?」

ということです。

まず、社会学的な視点から考えると、「道徳」や「常識」というのは、その個人が、所属しているコミュニティの規則の影響を受けます。

会社だったら、「社則」などです。
会社であれば、その会社が、仕事をしている市や町や村などの「条例」の影響を受けます。

そして、その市や町や村は、もちろん、「法律」の影響を、受けるのです。

さらに、その法律の最上位にあるのが、日本の場合、「憲法」になります。

「憲法」→「法律」→「条例」→「社則」→「常識」→「道徳」

会社勤めをしている人だったら、こういう流れで、思想的な影響を、受けているということです。

簡単に言うと、「道徳」というのが、日本人の心の根底に、根づいているのですが、その源流は、「憲法」だということになります。

小学校や中学校の頃の社会科の時間に、習いましたが、私たちが、現在、影響を受けているのは、それまでの「大日本国帝国憲法」に変わって、1946年から施行された、「日本国憲法」です。

ただ、これは、まだまだ、日本人の心の奥底までは、深く浸透していないようです。

ある本に書いてあったのですが、心の奥底、つまり、魂まで、深く思想が浸透するには、1000年以上の長い年月が、かかるのだそうです。

だから、「道徳」、つまり、日本人の心の源流というのは、1000年以上前の昔の思想にあるということがわかります。


結論から先に言うと、私個人が、いろいろ勉強した中で、一番日本人の心に、魂レベルまで、深い影響を与えてる思想は、「十七条憲法」だと、思っています。

実は、この「十七条憲法」、日本の歴史において、まだ一度も、法的に廃案になったことがなく、今でも、有効な「憲法」なのだそうです。

「大日本帝国憲法」は、法的に、すでに無効になっているそうですが、なぜか、この「十七条憲法」は、現在の「日本国憲法」と同時並行で、動いていたのだそうです。

「十七条憲法」を、いちいち、取り上げる学者や知識人は、あまりいませんが、それは、いちいちとりあげなくても、いいくらいに、日本人の心に、浸透しているからなのです。

つまり、「道徳」というものに形を変えて、日本人の心に、根づいてしまっているのです。

ネットで、検索したら、「十七条憲法」の面白い現代語訳を、見つけました。

「十七条憲法現代語訳」

第1条 お前ら、仲良くしてる?
第2条 仏様とお経と坊さんは、大切にしろよ。
第3条 天皇陛下の詔勅は、謹んで受けろ。
第4条 役人は、礼儀と身分を、わきまえろ。
第5条 人を裁く奴は、賄賂とかに、惑わされんなよ。
第6条 DQN(非常識な人)は叩け。いいことしろ。
第7条 役人は、ちゃんと、自分の仕事をしろ。
第8条 役人は、朝早く出勤して、夜遅く帰れ。きっちり定時なんかに、帰るなよ。
第9条 信用は、大切だぞ。
第10条 他人が、何か間違ったことしても、あんまり怒るなよ。
第11条 功績や過ちは、ハッキリさせて、賞罰とかその辺、きっちりさせろよ。
第12条 役人は、住民から搾取しちゃ、ダメだろ。
第13条 役人ども、おまえらは、同僚が何やってるかは、きっちり知っておけよ。
第14条 役人は、他の市とかの方が、給料高いからって、妬んだりすんな。
第15条 役人どもは、自分のことばっかり考えてないで、国のために、働けよ。
第16条 国民に、何か課すときは、必ず、時期とか空気読んでやれよ。
第17条 重要事項は、会議して決めろ。ひとりで、コソコソやんなよ。

当時の役人向けに、書かれたものらしいのですが、私たち、現代の日本人が、

「こんなこと常識ですよね。こういうことは、皆、知ってますよね」

というようなことが、たくさん書いてあるのではないでしょうか?

この現代語訳の「第1条 お前ら、仲良くしてる?」というのは、

「和を以って、貴しとなし、さからうこと無きを、むねとせよ(和を、なによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを、根本としなさい)」

ですね。

「和の精神」です。

つまり、「日本の心」、いわゆる、「道徳」というものの源流を辿っていくと、そこには、今から、1400年以上前の「十七条憲法」があり、聖徳太子という人物の存在が、とっても大きかったということがわかります。

 


聖徳太子という人物には、謎が多く、未だに、学者たちの間でも、いろいろな意見が、あるみたいですが、その話は、別の機会にすることにして、一般的な話を、ここではやります。

聖徳太子は、未来の日本のことを、真剣に考えた大思想家だったようです。
そして、日本人の生き方の指針となる書物を書こうと、世界中の思想を、研究したようです。

仏教は、もちろんですが、キリスト教やイスラム教、ヒンズー教、バラモン教などの宗教から、グノーシス主義やギリシャ哲学なども、いろいろ研究した痕跡も、あるようです。

そして、世界中の思想をとりいれて、日本独自の思想をつくりだそうと、考えたようです。

まさに、現在、日本の精神世界がやっているようなことを、1400年以上前に、すでにやっていたのですね。

そして、日本人に、一番いいのは、「仏教」だという結論になったようです。

それから、後の「十七条憲法」のもとになるような、「三経義疏(勝鬘経・維摩経・法華経)」という書物を、書いたようです。

これは、女性も悟ることができるという、「勝鬘経」と、在家も悟ることができるという、「維摩経」と、すべての人が悟ることができる、「法華経」の三つから成立している書物らしいです。

聖徳太子は、この中でも、「維摩経(ゆいまぎょう」という経典を、重視したそうです。

 

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ひろさちやさんという宗教評論家の方の本に、書いてあったと思うのですが、この経典は、だいたい、こういう話だそうです。

昔、維摩という名前の在家の資産家が、インドにいたそうです。
出家したお坊さんではないのですが、仏教の真髄を知っていたようです。

維摩という人は、お金持ちでもあったのですが、毎日、大酒を飲んで、色街に行って、遊んだり、博打を打ったりもしていたそうです。
いわゆる、「遊び人」ですね。

当時、お釈迦様には、たくさんのお弟子さんがいたそうですが、その中でも、特に優れた能力をもつ弟子や知恵のある弟子などで構成されていた、「十大弟子」といわれる、10人の高弟がいたようです。

お釈迦様の十大弟子というからには、凄い能力者や知恵者ばかりだったようですが、この維摩と議論などをしても、皆、絶対に勝てなかったそうです。

智恵第一といわれていた、文殊菩薩という弟子でも、維摩とディスカッションして、敗れるくらいだったそうです。

十大弟子たちは、いつも不思議で、

「どうして、私たちは、あなたに勝てないのですか?」

と聞いていたようです。

その時に、維摩は、いつも、

「俺は、もう悟りを開いているから、遊びほうけてもいいんだ。オマエラは、まだ悟りを開いていない未熟者だから、そんな苦しい修行など、やっているんだ」

と笑って、答えていたそうです。

お釈迦様は、この維摩の位を、十大弟子たちよりも、高位に置いていたという説も、あるようです。

さらに、他の説によると、実は、維摩は、とても高い高次元から、たまたま、一時的にこの世界に、遊びにきていた存在だったという説も、あるようです。

神様が、ちょっと、維摩という人物の肉体を借りて、遊んでいたということですね。

聖徳太子は、おそらく、この維摩のライフスタイルを、未来の日本人の理想像だと、考えたのかもしれません。

つまり、

「もっと、人生を楽しみなさい。大いに遊びなさい。この世界は、基本的に、皆、遊びにきているんですよ。修業は、その過程にすぎないのですよ。ある程度、修業が終わったら、うんと遊びなさい。でも、世間から、ナメられるような弱くて、ダメな遊び人には、ならないでくださいね。たとえ、普段は、遊んでいても、有事の際などには、それに対応でき、また、皆からも、慕われ、尊敬されるような、そういう遊び人を目指しなさい」

こういう願いを、未来の日本人に、託したのではないでしょうか。

この経典は、宗教団体は、嫌がって、あまり、信者に教えたがらないようですが、とても興味深い経典らしいです。

圧倒的な知恵や実力を、身に付けた上で、ひたすら、人生を楽しむ。

そして、遊ぶ。
いいですね…。

 


日本人の心の奥底にある、「道徳」。
つまり、「日本の心」には、「十七条憲法」が、かなり大きな影響を、与えているようです。
そして、さらに、その奥には、聖徳太子が重視した、「維摩経」があったようです。

その教えの核には、圧倒的な実力を身に付けた上での、「遊び心」が、あったようです。

「仕事も、しっかりやって、大いに遊ぶ」

ということです。


考えてみれば、「遊ぶ」という行為の中には、すべてのヒーリングの要素が、入っています。
「癒し」の効果、「励まし」の効果、「学び」の効果、「発散」や「浄化」や「成長」の効果など、万能薬です。
「日本の心」の奥底にある、原動力は、そうやら、「遊び心」みたいですよ。(笑)


 

次回から、旅行記も、だんだん佳境に近づいていきます。

お楽しみに!

 

 



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