三箇日も明けましたね。
正月は、どう過ごしましたか?
私は、ほとんど寝ていました。
寝正月を、楽しみました。
なんとなく、今年は、忙しくなりそうな予感がするので、休める時に、休んでおこうと思っています。
年末に、寝室の模様替えをして、ベッドの位置を変えてみました。
理由は、私の尊敬する方から、眠る時は、頭を北枕にしたほうがいいと、アドバイスされたからです。
そのせいかどうかは、わかりませんが、以前よりも、鮮明な夢を見るようになりました。
今年の初夢は、不思議でした。
夢の中で、私は、古びた民家の庭で、くつろいでいたのでいました。
だんだん薄暗くなってきた時に、その場にいた友人たちと、線香花火で、遊びたくなって、花火を持ち寄って、火をつけようとしたのですが、火がありませんでした。
マッチもライターもなく、困っていたら、なぜか、そこに、不思議な白鬚を生やした、お爺さんが、現れたのです。
そのお爺さんの姿は、「七福神」の中の神様、「福禄寿」に、そっくりでした。
やさしそうで、それでいて、威厳のある老人でした。
しばらく、そのお爺さんと、何かを語り合ったのですが、内容は、おぼえていません。
それから、ふっと、目が覚めました。
目が覚めてから、「福禄寿」の正体は、「旧約聖書」に登場する、「モーセ」だったことを、思い出しました。
そういえば、今年は、「酉年」ですね。
「酉」は、「鳥」でもあるし、よく、「鶏」の絵でも、表現されますね。
さらに、「鶏」は、「軍鶏」でもあります。
「シャモ」は、逆さ読みで、「モーシャ」であり、つまり、「モーセ」の象徴だという話も、聞いたことがあります。
「モーセ=福禄寿=軍鶏=酉」
こういうことです。
今年は、「モーセ」の秘密を解くことも、私の課題なのかもしれません。
2017年は、「モーセの年」かもしれませんね。
どういう意味かな?
ここからが、今日の本題です。
最近読んだ本で、面白いものがあったので、紹介します。
○「神話の時代から」 渡辺昇一 著 WAC 920円
有名な渡辺昇一先生の本です。
ご存知のように、渡辺先生は、上智大学名誉教授でもあり、日本を代表する知識人です。
渡辺先生の著書は、18歳の頃に、「知的生活の方法」を読んで以来、30年以上、たくさんの本を読み続けていますが、1996年くらいに、ある雑誌で、面白い話を読みました。
その雑誌の名前などは、おぼえていませんが、スピリチャルな内容の雑誌だったと思います。
渡辺先生へのインタビュー記事だったのですが、その記事の中で、先生が、面白い話をしていたのです。
先生は、山形県鶴岡市の御出身だそうですが、お母様が、現在でいう、「チャネラー」だったというのです。
昔風の表現だと、「イタコ」や「巫女」だと思うのですが、ただし、そのメッセージの送信者が、黄泉の国の「死者」ではなく、「宇宙人」だったと告白していたのです。
それも、「プレアデス星団の宇宙人」だったと話していました。
当時、友人たちと、
「渡辺先生のような有名で、社会的な地位のある知識人が、こういうことを、言い始めたなんて、時代が変わったね…」
と、驚きながら、いろいろ話したのを、今でも、おぼえています。
渡辺先生のお母様だから、年齢から推測すると、そのプレアデスの宇宙人のメッセージを、たくさんの人に伝えていたのは、大正時代くらいだと思います。
そんな時代に、山形県で、現代の「チャネリング」のような活動をされていたなんて、時代を先取りしていますね。
その息子さんが、渡辺昇一先生という、日本を代表する論客というのが、また凄いです。
そういえば、先生の名前の漢字、「昇(のぼる)」と、「昴(すばる)」という文字は、似ていますね。
西洋には、星座を表す名前は、昔から、たくさんあるのですが、日本は、昔は、あまりなかったという話も、聞いたことがあります。
しかし、なぜか、「昴(プレアデス)」の星座名だけは、古くから、日本語の中にあるそうです。
日本は、「プレアデス」との関係が深い国かもしれません。
私が、数年前から、集中して調べている、「アヌンナキ」の宇宙人の一族も、この「プレアデス」のグループみたいです。
そういう素晴らしいお母様に育てられた、渡辺先生は、やはり、視点がとても広いです。
この著書の中で、こういうことを書かれていました。
「世界中の国々の歴史を整理する時に、それぞれの国の人々が、何に、絶対的な価値を置いていたのか? それを考えれば、その国々の本質が、わかります」
続けて、
「そして、それは、『何の前で平等だ』と考えていたかで、わかります」
これは、どういう意味かというと、たとえば、昔のヨーロッパの社会だったら、
「全ての人々は、神の前では、平等である」
という価値観が、広く浸透していたそうです。
それは、中世の教会などでは、ローマ法王なども、地獄に堕ちている様子が、描かれている宗教画があったりすることからも、わかります。
また、昔のローマ帝国などでは、
「全ての人々は、法の前では、平等である」
ということを、前面に出していたそうです。
このように、世界史の中で、ほとんどの国々は、「神」と「法」、この二つが、社会の絶対基準だったようです。
では、日本では、何が、絶対的な基準だったのでしょうか?
それは…
「歌」
だったようです。
渡辺先生は、この著書の中で、「万葉集」の中に、日本の歴史や文化の本質が、隠されていると述べています。
ご存知のように、「万葉集」は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた、日本に現存する最古の和歌集です。
成立したのは、759年以降だといわれています。
特筆すべきことは、天皇、貴族から下級官人、防人、農民、遊女、乞食などさまざまな身分の人間が詠んだ歌を、4500首以上も集めたものだということです。
専門の学者たちが、細かく分析したところ、この歌集の中では、なんと、身分の差が、まったく見られないそうです。
もちろん、男女差もないし、年齢も、地域差もないそうです。
文字どおり、「国民的歌集」なのだそうです。
その選ぶ基準は、純粋に、
「いい歌なのかどうか?」
というものだそうです。
これだけが、絶対基準だったそうです。
つまり、当時の感覚で、
「言霊が感じられるかどうか?」
これが、判断基準だったということです。
「言霊」さえ感じられれば、身分など、どうでもいいことだったのです。
わかりやすく言えば、日本人は、この時代から、
「全ての人々は、歌の前で、平等である」
という価値観が、国中に浸透していたということです。
素晴らしい文化ですねー。
ヨーロッパなどが、「権威」や「権力」を基準にしているのに対し、我が国は、「文化」を基準にしていたということです。
全体の編集者は、「大伴家持」という人物だったそうですが、この方は、貴族だったので、貴族の人だけの歌を載せることも、やろうと思ったら、できたはずです。
しかし、それをやっていないのです。
他にも、たとえば、「柿本人麻呂」という人物などは、下賤の生まれだったそうですが、「和歌の神様」と言われるくらいの評価を受けて、多くの人々から、崇拝されていたそうです。
それから、しばらくしてからは、時代も変わってきて、「大宝律令」のあたりから、あまりにも身分の低すぎる人や問題のありすぎる人の歌は、名前を記入しなくなり、代わりに、
「読み人知らず」
という表現をし始めたそうです。
それでも、長い日本史の中で、
「和歌の前では、万人は平等である」
こういう価値観が、長く続いた時代があったというのは、日本の歴史の中で、とても大切なポイントになると思います。
現在は、インターネットの中でも、それは、顕著に表れていますね。
職業や年齢、性別、社会的な地位に関係なく、内容がおもろかったり、考えさせられるような記事やつぶやきなどは、どんどん広がっていますね。
世界中が、ようやく、日本の文化に、近づいてきたということです。
現代の日本でも、
「歌の前に平等」
この伝統は、引き継がれていますね。
細かいことを言えば、いろいろな問題もありますが、基本的に、「NHK紅白歌合戦」は、毎年、その年に、日本国民に、特に人気のあった歌が選ばれます。
そして、それらの歌を、日本中の人々が聴きます。
最後には、「蛍の光」などを、大合唱するのですが、その合唱を聴いていると、
「みんな、それぞれの人生で、全力で、がんばっているんだな… 自分も、今年、いろいろあったけど、がんばったな… よーし! 来年も、がんばるぞー!」
こう思えるのです。
そうです。
現代でも、日本人は、歌の大好きな国民なのです。
日本中、どこに行っても、「カラオケボックス」があることからも、それがわかります。
これだけ、歌が好きな国は、あまりないのかもしれません。
我が国は、
「歌の国・日本」
なのです。
今年の紅白歌合戦も、楽しかったですね~♪
このブログ記事を書いていたら、久しぶりに、カラオケに行って、歌いたくなってきましたね♪
☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓
http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas
☆キネシオロジーの個人セッションも、やっています。
こちらも、ぜひ体験してくださいね。
http://www.tomaatlas.com/soul.htm
☆精神世界のランキングです。1日1回、ポチッと、クリックお願いしますね。↓
Twitterブログパーツ
以上
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
トーマ
toma_atlas@yahoo.co.jp
☆日記(エッセイ)の過去の全バックナンバーです。
http://www.tomaatlas.com/library00.htm
☆「精神世界の鉄人」のメルマガも、発行しています。
http://www.melma.com/backnumber_38906/
☆キネシオロジーの個人セッションです。
http://www.tomaatlas.com/soul.htm
☆MIXI内にも、「精神世界の鉄人」のコミュを、作成しました。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4663380
☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓
http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas
☆「光のネットワーク(リンク集)」です。
http://www.tomaatlas.com/linksnew.htm
☆私のメインサントです。 ↓
http://www.tomaatlas.com/
☆「精神世界の鉄人」のグルっぽです。