先月、福岡でのセミナーの後、九州を旅行しました。
とても楽しかったです。
今回も、その時の体験を、旅行記としてまとめてみようと思います。
7月21日(金)の夕方から、東京の品川駅から、新幹線で博多駅に向かいました。
飛行機ではなく、新幹線にしたのは、この長い時間の間に、ゆっくり読書したくなったからです。
お気に入りの古代文明の本を、じっくりと熟読することができました。
宇宙考古学を、真剣に学び始めて、3年になります。
あるキッカケで、これに夢中になり、ワクワクに従いながら、全国を旅しました。
そして、気が付いたら、この内容のセミナーを開催するようになり、今年の秋には、本も出版することになりました。
こういう流れは、理想的なビジネスの流れだと思います。
自分の好きなことを、夢中でやっていたら、それで、生活していけるくらいの収入も入ってくるようになるというのは、最高の人生だと思います。
福岡でのセミナーの様子です。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
懇親会でも、夜遅くまで語り合いました。
東京で、本の出版のミーティングをやっている場面です。
大阪でのミーティングです。
たくさんの人から、
「どうやったら、そういう好きなことを見つけることが、できるようになるんですか? 自分も、好きなことを仕事にしたいのですが、どうすればいいですか?」
よく、こういう質問をされるのですが、私の答えは、毎回決まっています。
「一人でもやることを、見つけることです」
つまり、たった一人になってもやることが、本当に好きなことだということです。
「誰かがいないと、できない」
「あの人とあの人が、協力してくれれば、できるのに…」
「ある程度、お客さんが集まってから、このお店をオープンしよう!」
「最初に、人脈を広げてから、新しいビジネスをスタートしよう!」
こういう他人依存の姿勢では、いつまでたっても、自分の本当に好きなことは、見つからないと思います。
私は、中学校と高校の頃、部活動をやっていませんでした。
なぜならば、自分の好きな事、興味のある事、それに当てはまる部活が、なかったのです。
中学の頃に、夢中になったのは、父親から貰った、一眼レフの白黒カメラでした。
でも、「写真部」はありませんでした。
宇宙が好きで、母親に、天体望遠鏡を買ってもらったのですが、「天文部」もありませんでした。
自転車に乗って遠くまで行くのも、好きだったのですが、「自転車部」もありませんでした。
漫画とアニメが好きだったのですが、「漫画研究会」もなかったのです。
高校になってからは、「空手」や「筋トレ」が好きになったのですが、この部活もなかったのです。
現在では、部活動も多様化していて、様々な部活がありますが、あの時代は、本当に限られていたと思います。
また、自分でつくってまで、やろうとも思わなかったのです。
でも、だから、よかったのかもしれません。
誰からも、強制されないからこそ、自分で自主的に、やることができたのです。
先輩から、命令されたり、指図されてから、動くのではなく、自分で考えて、自分で行動する癖は、この時から、出来上がったのだと思います。
こういう視点で考えると、学校時代の部活も、あまり強制的で威圧的な活動になると、若者が自主的に動いたり、自発的に生きる力を奪ってしまうかもしれません。
もしかしたら、自分の好きなことを見つけようとして、なかなか見つからない人たちは、無意識的に学生時代の部活のように、
「一緒にやる仲間を見つけよう!」
「これは、どれくらい人気があり、やっていたら、どれくらいの人が集まってくるのだろうか…?」
と思っているのかもしれません。
もっと簡単に言うと、
「自分の好きなことを、やっていたら、必ず次につながるはずだ… たくさんの人の輪が、自然に広がっていくはずだ…」
こういう思い込みが、あるのかもしれないのです。
この「人の輪」というのが、曲者なのです。
私の経験から言わせてもらうと、「人の輪」というのは、目的ではありません。
あくまでも、結果だったり、オマケのようなものです。
でも、この「人の輪」を意識しすぎる人が、多いのです。
本当にワクワクするような、大好きなことを見つけたら、「人の輪」が広がることなど、考えもしません。
世間の評価や周囲の思惑など、全く気にならなくなるのです。
「こんなことをやっていたら、皆は、どう思うのかな…?」
こんなことを考えているうちは、それは、本当のワクワクではないのです。
好きで好きで、毎日、ワクワクしながら、やっていたら、気が付いたら、その分野で、誰よりも詳しくなったり、技術や知識が、身について、周囲から一目置かれるようになるのが、本来の流れなのです。
私は起業して、今年で、17年目になります。
最初は、「キネシオロジー」というヒーリングで、起業しました。
それから、ありとあらゆるビジネスにも、挑戦しました。
その間、いろろありましたが、現在では、安定した経営状態を維持しています。
たまに起業のセミナーも開催していますが、その時に起業に関する、いろいろなアドバイスもします。
起業する場合、とにかく、自分一人だけの戦いを、しばらくは続けなくてはいけません。
かなり孤独になるのです。
でも、これに耐えた人だけが、成功できるみたいです。
厳しいことをいうと、最初から人を当てにしたり、誰かから助けてもらおうという甘い考えの人は、起業で成功することは難しいのです。
孤独に強い人じゃないと、起業は無理なのです。
私自身は、一度も、「異業種交流会」だとか、「名刺交換会」のような場所には、行ったことがありません。
こういうところで、素晴らしい出会いがあったり、これをキッカケに、いいビジネスが、スタートすることも、モチロンあるとは思いますが、自分は、行こうとは思いませんでした。
起業したばかりの頃は、そんな場所に行くよりも、一人でも多くの人を、キネシオロジーで、健康で幸せになってもらいたいと考えていました。
そして、その気持ちを、コツコツと毎日実践してきただけです。
何かに迷ったり悩んだ時も、まずは自分で、とことん考える。
それから本を買って読んだり、インターネットで調べたりしました。
それでも、どうしても、わからないことがあった時だけ、師匠に相談したりしていました。
アメリカに住んでいた頃に、日本人で、
「アメリカで、一旗揚げてやるぞ! アメリカンドリームを実現させるぞー!」
と威勢のいいことを言って、起業している若者などをよく見ました。
彼らが、まっさきにやっていたのが、「人脈づくり」でした。
でも、あれから、20年の歳月がたちますが、この「人脈づくり」に夢中になっていた人で成功している人には、あったことがありません。
成功している人たちは、そんなことしないで、自分が好きなこと、そして、世の中の役にたつことを、無我夢中で、ひたすらやり続けてきた人たちです。
「人脈をつくりたい」
と思っている人のほとんどは、自分の利益のために、それをやっている人が、多いような気がします。
「相手を利用しよう」
という気持ちが、奥底に隠れていることが、多いということです。
そういう気持ちからは、いい人間関係は築けないと思います。
ある本に書いてあったのですが、その著者が、世界中の成功者に、インタビューした時に、
「どういう人が、一番嫌いですか?」
と尋ねたら、成功者の全員が、
「タダ乗りしようとしてくる奴だ!」
と答えたそうです。
つまり、
「楽をして成功しようと思っている若者が、一番嫌いだ!」
と言っているのです。
この言葉は、これから起業しようと思っている人は、特に心に留めておいたほうが、いいと思います。
「成功しようと思ったら、すでに成功している人に、助けてもらうのが、一番の近道である。でも、成功している人は、助けてもらおうと思って、近づいてくる人を一番嫌う」
こういう大原則があるのです。
成功者は例外なく、皆、若いころに孤独な状況の中で、血が滲むような努力を重ねて、成功をつかんだ孤高の人たちばかりです。
だから、最初から甘えているような若者が、一番嫌いなのです。
では、どうすればいいのかというと、反対のことを、やればいいのです。
「自分は、誰の助けも借りない。自分の力だけで、人生を切り開いてみせる!」
こういう決意をして、ガムシャラに頑張っている人が、成功者は好きなのです。
20歳の頃から、私は、パワーリフティングという競技を始めて、ガムシャラに、頑張っていました。
約15年、選手生活を続けましたが、たくさんの素晴らしい指導者や先輩から、かわいがってもらいました。
納得いくまで練習する主義だったので、練習時間が、一日に5時間以上など、ざらでした。
シャワーを浴びてジムから出たら、先輩が待っていて、よく飲みに誘ってくれました。
「君は練習のやりすぎだよ。そんなに、ハードトレーニングしたら、そのうち、身体を壊すよ。そろそろ、もっと効率のいいやりかたを覚えたほうがいいよ」
こうアドバイスされたりしました。
「君はバカみたいに、一つのことに、打ちこめるなー。そんなに、バーベルを持ち上げるのが好きか? なんか、君を見ていると、私の若いころを思い出すよ。君は私の後継者になるよ」
当時の日本チャンピオンの先輩から、ニコニコ笑いながらこう言われた時が、一番嬉しかったです。
ガムシャラに頑張っていると、すでに成功している人の目に、必ず留まります。
そして、かわいがってもらえることが多いです。
ただ、その時も、その成功者は必要以上のことは、やってくれません。
ほんの少しだけ、アドバイスしてくれるくらいです。
でも、その小さなアドバイスで、劇的に人生が変わることが多いのです。
私が起業して、4年目、2006年の夏に、死に物狂いで働いて壁にぶち当たって、苦しんでいた頃の話です。
あまり、表にはでてきませんが、ある日本のトップビジネスマンの方と、お会いする機会がありました。
そして、数回に渡って、一緒に食事をさせていたけるという幸運に恵まれました。
その時に、他では絶対に聞けないような「ビジネスの奥義」も教えていただけました。
私の悩みや質問を黙って聴いた後に、静かに、
「ビジネスとは、そもそも、どういうものなのか?」
ということを、目から鱗が落ちまくるくらいに驚きながら聴きました。
どんな高額セミナーでも、聴けないような凄い話でした。
このビジネスマンは、友人の紹介で知り合えたのですが、この友人も、世間的には、なんの肩書もない普通の会社員でした。
別に計算して、こういう人物と知り合ったわけではなく、いつのまにか、自然に知り合ったのです。
振り返ってみると、私の場合、
「人脈をつくりたい、人の輪を広げたい」
と思ったことは、一度もありません。
でも、結果として、素晴らしい人脈が構築され、素敵な「人の輪」が広がっています。
成功者たちは、皆、このパターンなのだと思います。
仲良しの友人たちと、楽しく起業するのも、いいとは思いますが、やはり、心の片隅に、
「自分一人だけでも、やりとおすぞ!」
という固い決意があったほうが、ビジネスというのは、うまくいくことが、多いみたいです。
もし、仲のいい友人と、二人で起業す場合、こういうことを念頭においておいてください。
運動会の「二人三脚」というのは、たしかに楽しいですが、走る速度は、格段に遅くなります。
遊びや余興でやるのは、いいのですが、競技としては、「二人三脚」は成り立ちません。
二人が、全力で励ましあい、競いあいながら走り切って、結果として、同時にゴールした時、一人で走っている時よりも、いいタイムがでることが多いのです。
このように、趣味ならいいのですが、ビジネスで組む場合、「甘えあう」という関係は、絶対にダメです。
ビジネスの場面というのは、ある意味、戦場です。
甘えあうようなチームだと、ちょっとしたことで、全員の命取りに、つながることもあります。
皆が気を抜いて、お互いに、甘えているからです。
常に、励ましあうという厳しさがあったほうが、ビジネスの関係では、長続きするものなのです。
繰り返しますが、
「起業のために、いい人脈をつくってから、ビジネスで成功しよう」
という考えは、あまりオススメしません。
「起業を志して、ガムシャラに、ビジネスをしていたら、いつのまにか、成功していて、結果として、いい人脈に恵まれるようになった」
こういう人が、本当の成功者なのです。
「人の輪」という人脈は、
「努力して、つくるもの」
ではなく、
「努力の結果、自然にできてしまうもの」
なのです。
先日の東京セミナーも、大盛況で終了しました。
懇親会でも、熱く語り合いましたね。
次回から、いよいよ、本格的な九州の旅行記がスタートします。
楽しみに!
☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓
http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas
☆キネシオロジーの個人セッションも、やっています。
こちらも、ぜひ体験してくださいね。
http://www.tomaatlas.com/soul.htm
☆精神世界のランキングです。1日1回、ポチッと、クリックお願いしますね。↓
Twitterブログパーツ
以上
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
トーマ
toma_atlas@yahoo.co.jp
☆日記(エッセイ)の過去の全バックナンバーです。
http://www.tomaatlas.com/library00.htm
☆「精神世界の鉄人」のメルマガも、発行しています。
http://www.melma.com/backnumber_38906/
☆キネシオロジーの個人セッションです。
http://www.tomaatlas.com/soul.htm
☆MIXI内にも、「精神世界の鉄人」のコミュを、作成しました。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4663380
☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓
http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas
☆「光のネットワーク(リンク集)」です。
http://www.tomaatlas.com/linksnew.htm
☆私のメインサントです。 ↓
http://www.tomaatlas.com/
☆「精神世界の鉄人」のグルっぽです。