以前に、ツイッターでも、つぶやいたのですが、ギリシャ語には、「クロノス」と「カイロス」という時間を表す言葉があるようです。
クロノスは、ギリシャ神話の「時の神」の意味ですが、同時に、年月、日、分など「量的で物理的な時間の流れ」のことだそうです。
「流れゆく時」
という表現でも、いいみたいです。
シンプルに、「時刻」という表現をしてもいいですね。
カイロスは、貴重な体験をした時やかけがえのない「質的な時間」のことみたいです。
「恋に落ちる“時”」や「仕事を決意する“時”」などの「時計で計れない時」のことです。
「好機(チャンス)」
という表現でも、いいみたいです。
漢字で「時」と書くより、平仮名で「とき」と書いた方が、しっくりきますね。
クロノスは、とても、大切です。
たとえば、クロノスの時刻を、忘れてしまうと、生きてゆくために必要な信用を、無くしてしまいます。
勤務時間や、面接時間、映画の上映時間、恋人との約束時間、これらのクロノスを守ることは、一般の社会人として必要なことです。
でも、それ以上に、大切なのが、カイロスです。
カイロスの時間は、自分の人生に、彩りを与えてくれます。
クロノスが、「モノクロ的な時」だったら、カイロスは、「カラー的なとき」です。
以前に、ある講演会で、講師から聴いた話ですが、人間の記憶にも、このクロノス的なものとカイロス的なものが、あるそうです。
クロノス的なものは、「脳の記憶」だそうです。
たとえば、小学校の算数の時間に、「平行四辺形の面積」を習うと、それは、脳の記憶として、記憶されるようです。
でも、これは、すぐに、忘れることが、多いです。
ほどんどの人は、受験勉強が終わったら、ほとんど覚えていないでしょう。
「そういえば、平行四辺形の面積の出し方、習ったことが、あったな…」
くらいで、それ以上は、覚えていないのです。
それに対して、カイロス的なものは、「心の記憶」になるそうです。
たとえば、先ほどの算数の時間に、「平行四辺形の面積」を習っている最中に、クラスの誰かが、病気で倒れて、皆で、保健室まで、連れていったことが、あったら、これは、大人になってからも、覚えているものです。
何かの機会で、「平行四辺形」の図形を、見るたびに、
「面積の出し方は、忘れたけど、そういえば、この面積の授業中に、クラスのあの子が、病気で倒れて、皆で、保健室まで、連れていったことが、あったな。懐かしいな…」
というかんじで、いつまでも、そのことは、覚えているものです。
クロノス的な時間は、どちらかというと、社会的なもので、客観的なものでしょう。
それに対して、カイロス的な時間は、どちらかというと、個人的なもので、主観的なものです。
さらに、前者は、「脳の記憶」として、処理されるために、比較的、役目が終わったら、すぐに、忘れてしまうものみたいです。
でも、後者は、「心の記憶」として、ずーっと、長いこと、忘れずに、持っておける財産みたいです。
おそらく、死んだ後にも、あの世や来世まで、持っていけるのは、このカイロス的な「とき」、つまり、「心の記憶」のほうだと思います。
これからの時代は、だんだん、こういう時間のほうが、大切になってくるし、価値を、認められてくると思います。
「ゆたかさ」とは、この「心の記憶」を、どれだけ、創りだして、持っているのかで、決まってくるような気がします。
PS これからは、量的な「時」よりも、質的な「とき」のほうが、価値がでてくると思います。
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