有名な鉄拳さんによるパラパラマンガです。
いろいろ考えさせられます。
同年代の方は、知っていると思いますが、私が、小学校の頃、高倉健さんが主演した、「野生の証明(森村誠一原作)」という映画のキャッチフレーズとして、よく、コマーシャルで、流れていたセリフが、ありました。
町田義人さんの「戦士の休息」という主題歌と共に、
「男は、強くなければ、生きていけない。優しくなければ、生きていく資格がない」
と言うセリフです。
とても、印象に残るセリフでした。
これは、有名な小説家、レイモンド・チャンドラーが、「プレイバック」という作品のの中で、ヒロインから、
「あなたみたいなタフな男が、どうして、そんなに、やさしくなれるの？」
と尋ねられて、
主人公で、私立探偵フィリップ・マーロウが、
「男は、タフでなければ、生きていけない。優しくなければ、生きていく資格がない」
というシーンが、元ネタらしいです。
そうなのです。
「弱い」というのと、「やさしい」というのは、表面上は、似ていますが、根本的に、違うのです。
「本当のやさしさ」とは、「強さ」を、伴っていないと、いけないのです。
「強さ」が、伴っていない人は、ただ「弱い」だけです。
前述のセリフを、簡単に、言い換えると、
「人は、強くなれば、本当にやさしくなれる」
という表現もできますね。
動画は、いろいろ考えて、あえて、ハッピーエンドにしなかったのだと、思いますが、見ていて、悲しくなってきます。
少人数でのいじめは、わかりやすいけど、こういう社会全体によるいじめは、なかなか、わかりにくいです。
さらには、社会だけではなくて、この世の中全体が、「いじめ」で、成り立ている部分もあるということですね。
○「弱い虫」
http://www.youtube.com/watch?v=J-4D6P4Fctw
PS 「弱い虫」、考えさせられました。
悲しい話ですね。
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