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ターニングポイント

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皆さん、たくさんのクリスマスメール、ありがとうございました。

多すぎて、全員に、返信できないので、こちらで、まとめて、お礼を述べさせていただきます。

もういちど、ありがとうございました。




以前にも、書きましたが、いい話なので、再掲載しますね。

セミナーや個人セッションを、やっていて、気づくことは、多くの人が、人生の「ターニングポイント」、つまり、転換点や分岐点、マラソンでいえば、「折り返し地点」と、よばれているような場所に、立っているのだ、ということでした。



昔、ドイツの思想家、ルドルフ・シュタイナーという人物は、人間の人生の流れを、7年サイクルで、考えたそうです。

その当時は、平均寿命が、70年くらいだったので、人生は、7年のサイクルが、だいたい10回繰り返えされるものだと考えたそうです。

そして、興味深いのは、そのサイクルも、最初の5サイクルを、前半戦。

次の5サイクルを、後半戦というかたちで、さらに、大きく二つに分けて、考えたそうです。

「7年ごとに、ステージが、上がる」

と表現しても、いいと思います。

0歳。7歳。14歳。21歳。28歳。35歳。42歳。49歳。56歳。63歳。70歳。

という感じですかね。

そして、0歳~35歳が、前半戦。36歳~70歳が、後半戦ということですね。

さらに、細かく、「シュタイナーの人生設計」を、紹介すると、だいたい、こういうかんじで、捉えていたようです。


<シュタイナーの人生設計>

誕生から7歳まで・・・自分を、世界に開き、周囲の世界を、反映する時期

7歳から14歳まで・・・世界のいろんなことに、興味を、抱く時期

14歳から21歳まで・・・自立に、向かい、判断力を、形成する時期

21歳から28歳まで・・・希望に満ちて、溌剌としているが、自意識過剰にもなる時期

28歳から35歳まで・・・理知的に、自己を、吟味する時期

35歳から42歳まで・・・現実的に、自分の本当の価値を、探求していく時期

42歳から49歳まで・・・人生の本当のテーマを、考える時期

49歳から56歳まで・・・そのテーマを、実現する方法を、考える時期

56歳から63歳まで・・・そのテーマを、実行する時期

それ以降・・・・・・・すべての課題から、開放されて、自由に生きる時期



シュターナーは、35歳までの人生の前半戦は、「カルマの清算」だと、考えていたようです。

つまり、

「過去生において、犯した罪の償いをする時期」

なのだそうです。

「過去生で、やったことを、引きずる時期」と、言ってもいいかもしれません。

したがって、この時期は、どちらかというと、運命に、翻弄されながら、なかなか自分の思ったとおりのことが、できないのだそうです。

それは、そうでしょう。

ちょうど、刑務所の囚人が、罰で、労働させられて、いるようなものですから。

ですから、この時期は、自分に、ピッタリの仕事、つまり、「天職(ライフワーク)」などは、なかなか、見つからないということです。

また、この時期は、どちらかというと、親や先生、先輩、親戚、友人など、世の中の人々から、いろいろと、お世話になり、「恩を受ける時期」なのだそうです。

つまり、「依存する時期」だということです。

「甘えてもいい時期」という表現も、できますね。

したがって、独立も、なかなかできないということです。

「下積みの時期」といっても、いいかもしれません。

つらくて、我慢が必要な時期ですね。



そして、36歳。

この時期が、大きなターニングポイント(転換点)、マラソンでいえば、折り返し地点に、なるそうです。

ここから、人生の流れが、180度、変わるそうです。

36歳からの後半戦は、「ダルマを、つくる時期」なのだそうです。

「ダルマ」という単語は、あまり、聞いたことがない人も、多いと、思いますので、ちょっと、説明しますね。

まあ、学問的に、説明しようと思うと、定義が、バラバラで、難しい話になってしまうので、私の尊敬する、斎藤一人さんが、書籍の中で、説明していた表現を、そのまま、使いますね。

斎藤さんの書籍、「変な人が書いた人生が100倍楽しくなる話」から引用です。

「ダルマの行いとは?  悪い行いをして、出てくる結果をカルマという。 だけど、いいことをするじゃない? みんなに、いいことをして、出てくる結果のことを、ダルマって、いうんです。 ただ、こうやって、自分では、いいことを、するつもりでも、失敗しちゃうことも、あるんです。だけど、ダルマさんって、すぐ起き上がるでしょ? そのダルマさんに、なればいいんです」

だそうです。(笑) 

さて、話を、元に戻してっと…。

その「ダルマを、つくる時期」というのは、もっと具体的に、言うと、

「来世への準備を、する時期」

なのだそうです。

「来世への徳を、積む時期」

といっても、いいですね。

すでに、親になって、子供さんが、いる方は、

「自分以外にも、自分の子供や孫、曾孫などのために、徳を、積む時期」

といっても、いいですね。

この時期になって、ようやく、本当の自分の人生が、始まるのだそうです。

もう、カルマの清算、罪の償いも、終わり、ようやく、この頃から、自分の人生のハンドルを、自分で、握って、自分の思うままに、生きることが、できるように、なるそうです。

ちょうど、脱サラして、独立開業する人も、この年齢が、多いかも、しれません。

「天職(ライフワーク)」も、見つかり、人生が、充実してくる頃です。

そして、この時期から、いままで、お世話になった人への恩返しを、したほうがいい時期でも、あるようです。

今までの下積み時代に、培った能力で、世の中を、よくしていこうと、具体的な行動に、入る時期ですね。

 

このように、人生において、前半戦と後半戦は、まったく、違う生き方に、なります。

180度、正反対なのですね。

現代の日本は、平均寿命が、80~90歳に、なってきているので、このターニングポイントも、もしかしたら、少しずれるかもしれません。

つまり、後半戦が始まる人が、42歳や49歳になる人が、増えるかも、しれないということです。

おそらく、全員に、当てはまるわけではないと思います。

人によっては、10代の頃に、後半戦に、入る人もいるでしょう。

例えば、メジャーリーグに行った、イチロー選手や松井選手、松坂選手などは、早い時期に、後半戦に、入っている人だと、思います。

また、反対に、遅咲きで、60歳や70歳で、ようやく、後半戦に、入る人もいるでしょう。

本当に、人それぞれだと思います。

大切なことは、こういう大きな二つの流れが、人生には、あって、それぞれの流れが、まったく、違う性質を、もっているということを、認識すること。

そして、

「自分は、今、どこの流れに、いるのだろうか? 前半戦の最中だろうか? それとも、ちょうど、ターニングポイント(転換点)だろうか? 後半戦に、入っているのだろうか?」

と意識することだと、思います。

これを、見極めないと、まだ、前半戦なのに、自分の天職を、すぐに見つけようとして、焦ったり、いきなり親元を離れて、独立しようとしたりして、バランスを、崩しやすくなると、思います。

反対に、もう、後半戦に、入っているのに、いつまでも、ダラダラと、嫌な仕事を、続けたり、親や世の中に甘えていても、バランスを、崩しやすくなるということです。

 


私の場合だと、やはり、大きな変化は、7年ごとに、きています。

特に、21歳の頃、ウエイトトレーニングを、本格的に、開始してから、人生が、大きくかわりました。

そして、現在の仕事、「キネシオロジー」を、始めたのが、36歳の頃です。

36歳で、やはり、天職にめぐりあっています。

人生というのは、ゆっくりでいいのです。

最近の日本の若者を、見ていると、どうも人生を、急ぎすぎている若者が、多いような気がします。

マスコミが、若くして成功した、アイドルや歌手、スポーツ選手、IT長者を、必要以上に、もてはやすせいだと、思いますが、本当に、ゆっくりでいいと思います。

「下積みが長いほど、楽しみが大きい」

と思っているくらいで、ちょうどいいと思います。(笑)

 

さて、その7年ごとに訪れるステージですが、いくつか特徴が、あるようです。

もちろん、個人差が、ありますが、一番の特徴は、「友人関係の総入れ替え」が、起こるということです。

いままでに、仲よく遊んだり、話をしていた友人たちと、ある日を境に、急に話が、合わなくなる。

喧嘩してしまう。

なぜか、心や気持ちが、すれ違う。

などなど、お互いに、急に波長が変わるので、今までの関係が、維持できなくなのです。

特に、前半戦から後半戦に変わる、「ターニングポイント(転換点)」では、急激に、人間関係が、変わり、あまりの変化に、戸惑ったり、ショックを、受けたり、ボロボロに、傷つく人も、多いようです。

それぞれの人が、それぞれ、自分の次の段階の学びに、行くのです。

「ネクストステージ」への移行ですね。

別に、

「誰か一人が、飛びぬけて、高いステージに、行く」

というわけではないと思います。

イメージとしては、皆が、同じ高さに、でも、以前の自分がいたステージよりは、高い別のステージに、それぞれ、最適のタイミングで、移行するという感じだと思います。

コンピューターゲームなどを、やったことがある人は、わかると思いますが、冒険型、シューティング型のゲームの場合、ステージが、「ステージ 1」から、「ステージ 2」、そして、「ステージ 3」というように、それぞれ、ステージが、上がっていきます。

そして、かならず、それぞれのステージが、終わる頃に、今までの「小物の敵」ではなく、でっかい、大物のモンスターが、でてきます。

「大物の敵」が、必ず出てくるのです。

この大物のモンスターは、かなり手ごわく、なかなか倒れてくれません。

でも、なんとか、頑張って倒すと、派手な轟音をたてて、消えていくのですが、その後、たくさんのボーナスポイントが、もらえて、次のステージに進めます。

人生も、もしかしたら、そういう筋書きを、自分でえがいて、生まれてきているのかもしれません。

自分の経験からも、だいたい7年ことに、大きな病気や事故、友人とのトラブルなどが、起こります。

そして、それから、人間関係や仕事が、大きく変わって、自分のステージが、変わったことに、気づかされます。

そして、ステージが変わると、以前よりも、格段に、楽しく面白くもなっています。

ボーナスポイントも、もらっているみたいですね。

今年は、たくさんの人が、ターニングポイントを、迎えているようですが、この時期は、特に、一番巨大なスーパーモンスターが、現れます。

大病、大事故、大失敗、大失恋、大トラブル、大借金なのです。

いろいろ大変なことが、起こる人が、多いようです。

ただ、これは、大きく変わるチャンスでもあります。

一番高く飛べるときでもあるのです。

 

自分も、いままでに、いくつか乗り越えてきましたが、ちょっとその時の話を、しますね。

一番、最初に就職した会社で、働いていた頃のことです。

そのとき、いろいろ複雑な問題が、たくさん起こり、もうどうしていいか、わからなくなっていて、苦しんでいました。

たくさんのモンスターが、一度に、襲い掛かってきたような感じでした。

すべて、八方塞がりになり、もう、生きているだけで、息苦しくなっているような感じでした。

仕事以外にも、恋愛、お金、人間関係、すべて、うまくいかなくなっていました。

身体も壊し、病気で、寝込んだりしました。

そのとき、もうこれ以上、その会社では、仕事したくなくなっていたのに、なかなか、いろいろな事情があって、やめられなくなっていたのです。

一般的に、サラリーマンが、転職を決意して、行動に移すとき、二つの条件、つまり、二つの気持ちが、必要なようです。

ひとつは、もっと条件が、よかったり、面白そうないい仕事が、他に見つかったり、ヘッドハンティングを、されて、

「むこうの仕事のほうが、面白そうだ!」

という気持ち。

もうひとつは、仕事そのものに、飽きたり、嫌いになったりして、

「もうこんな仕事は、嫌だ!」

という気持ち。

ちょうど、見世物小屋などにいる猿が、台から、別の台に、飛び移るとき、別の台に、バナナがあるの見ただけでは、なかなか、飛び移ろうとしません。

特に、無理して、食べなくてもいいからです。

そういう時に、誰かが、猿のお尻に、火を近づけると、猿は、ビックリして、別の台に、ジャンプします。

「バナナを、食べたい!」

という気持ちと、

「お尻に、火がついて、熱い!」

という気持ちが、揃ったときに、ジャンプして、別の台に、移行するのです。

二つ揃った時だけ、次の台に、ジャンプできるのです。

「むこうの仕事のほうが、面白そうだ!」

という気持ちが、「バナナ」で、

「もうこんな仕事は、嫌だ!」

という気持ちが、「お尻についた火」だということですね。

これが、揃ったら時に、ほとんどの人は、だいたい、

「もう、転職しよう!」

と思うようです。



その当時、私の場合は、「転職」ではなく、とにかく、会社を辞めて、大好きなウエイトトレーニングを、とことん、やってみたいという気持ちが、「バナナ」でした。

そして、仕事そのものが、大嫌いになっていたという気持ちが、「お尻についた火」でした。

それでも、お金のことや、将来への不安な気持ちなどから、なかなか、踏ん切りが、つかなくなっていました。

嫌いな仕事、そして、最悪な雰囲気の職場にも、我慢をして耐えてました。

歯を、食いしばって、がんばって、いました。

その時に、ふっと、素朴な疑問が、心の奥底から、湧き上がってきました。

「そういえば、自分は、なんのために、生まれてきたのだろうか? なんのために、生きているのだろうか?」

という疑問でした。

そして、その答えは、わからなかったのですが、ある程度の、ヒントのようなものが、わかりました。

「自分が、なんのために、生きているのか? その明確な答えは、わからない。でも、少なくとも、確実に、気がついたのは、自分は、我慢を、するため、耐えるため、歯を、食いしばって、がんばるために、生きているわけではない」

ということでした。

我慢をすること、耐えること、歯を食いしばって、がんばることも、尊い行為でしょう。

素晴らしい学びだと、思います。

でも、これは、あくまで、一時的な学びであって、サブの目的、手段のようなものだということに、気がついたのです。

「本当のメインの目的は、決して、我慢を、すること、耐えること、歯を、食いしばって、がんばることではかったのだ」

ということに、ハッと、気がついたのです。

こんな当たり前のことに、気がつかないくらい、魂が、苦しみ、感覚を、麻痺させていたのです。

現在、「ネクストステージ」の手前のステージで、最後のモンスターを相手に、戦っている方は、ぜひ、この視点で、現在の自分の状況を、冷静に見つめてくださいね。

「自分は、なんのために、生きているのだろうか? 我慢を、したり、耐えることが、自分の人生のメインの目的なのだろうか? 我慢をするために、自分は、生まれてきたのだろうか?」

という疑問を、ぜひ、自分に、投げかけてみてください。

きっと、何か、きづきがあると思います。

 

それでも、踏ん切りが、つかない人もいると思います。

そういう人も、神様は、見捨てません。

大きな慈悲で、ある使者を、この世界に、派遣してくれます。

実際には、生まれる前に、あの世といわれる世界で、自分とその使者で、契約を、結ぶようですけど…。

その使者は、この世界で、「エンジェル(天使)」と、呼ばれることもある存在です。

ただ、私が、これから話すのは、精神世界が、好きな人たちが、イメージするような、「背中に羽が生えたエンジェル」とは、ちょっと、違います。

直接、そういう存在が現れて、メッセージを、伝えることもありますが、ここでは、違う話をします。

例えば、小学校では、勉強を、一生懸命やっても、怠けていても、6年たったら、誰でも、卒業できます。

卒業式で、校長先生から、全員が、卒業証書を、もらえるのです。

中学校でも、生徒会長も、不良も、3年たったら、誰でも、卒業証書を、ももらえるのです。

でも、社会にでて、就職すると、状況は変わります。

会社などの組織というところは、自分で、卒業(退職)しようと思わない限り、定年退職まで、ダラダラと、すごしてしまうところなのです。

自分の勤めている会社や他の組織が、自分にピッタリで、素晴らしい場所であれば、それでもいいのですが、そうじゃない場合は、かなり、苦しい人生になります。

そういうとき、ある時期、だいたい、7年ごとの節目の時が、多いのですが、エンジェル(天使)が、自分の目の前に、現れるのです。

尊敬できる、リッパな人間として、現れることも、たまには、あるのですが、ほとんどの場合は、

「この野郎!!」

と叫んで、思いっきりブン殴りたくなるくらい、嫌な奴として、目の前に現れます。

特に、人生の後半戦に入る前の「ターニングポイント」のときには、とびっきり嫌な奴が、現れます。

もう殺したくなるくらい、ムカつく奴に、出会う人が、多いと思います。(苦笑)

自分の場合も、その当時のサラリーマン時代、最悪のムカつく上司に出会いました。

いまでも、よく我慢して、殴らなかったなと、我ながら、不思議に思うくらいです。

それくらい嫌な人でした。

でも、その人のおかげで、サラリーマン人生、会社勤めを、やめることができたのです。

今でも、もうあの頃のようなサラリーマンのライフスタイル、会社勤めを、やろうとは、思いません。

強烈なトラウマとなって、今でも最悪の記憶として、心に残っています。

でも、だから、現在のような独立開業ができたし、自分の本当に好きな仕事で、メシを食っていけるという、最高に素敵な毎日を、送っていくことができるのです。

本当に、あの上司は、私にとって、最高に素敵なエンジェルだったのだと、今は思います。

ひたすら、あの人に、感謝です。

その当時の、嫌な仕事、苦しい恋愛、最悪の経済状況、最低の人間関係にも感謝です。

これらのモンスターたちも、実は、素敵なエンジェルたちだったのですね。

 

人生は、素敵なゲームみたいなものですね。

モチベーションを、維持するために、人生に、飽きてきた頃に、次の面白いステージが、自然に、目の前に、現れるようになっています。

また、見せ場や、感動をつくるために、いろいろなモンスターまで、用意されています。

勝って、倒せば、いろいろなボーナス得点も、もらえるようです。

さらに、神様の粋な計らいで、

「そのモンスターたちが、実は、本当は、エンジェルたちでもあった」

という素敵なオチまでついています。

にくい演出というやつですね。

この大変だけど、面白くもある、素敵な人生ゲームを、これからも、一緒に、楽しんでいきましょう。

現在、人生の「ターニングポイント」にいる、たくさんの人に、エールを送ります。

あと、もうちょっとで、楽になりますよー!

もうすぐ、流れが変わりますよー!!(笑)






☆人生は、迷いの連続です。

特にターニングポイントに、近づいた時には、大きな迷いが、生じます。

でも、安心してくださいね。気がつかないだけで、とても大きな存在が、大きな愛で、見守って、サポートしていますから。(笑)

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