最近、また、テレビなどで、「いじめ」や「体罰」が、問題になっていますね。
こういう社会問題は、周期性があって、皆が、忘れた頃、思い出させるように、表面化するみたいです。
問題自体は、いつの時代も、どこの土地でも、あるのですが、表面化する頃には、それが、とても、酷くなっているということです。
どの社会問題にも、言えることですが、親や学校、そして、一般の人が、気がつく頃には、だいたい、もう手遅れな状態に、なっているということです。
私が、感じているところでは、やはり、教育問題は、その国の政治に、強い影響を、受けます。
つまり、現在の日本は、国家のレベルで、おかしくなっているのです。
国ぐるみで、弱い者いじめをしている状態なので、それが、学校などの教育現場にも、現れるのです。
日本の歴史を、振り返ってみても、いろいろ気がつくことが、多いです。
ただ、国も学校も、本当の歴史は、なかなか教えません。
現在は、いい時代になりました。
インターネットのおかげで、自分で、問題意識をもって、気合いをいれて、検索すると、いろいと真実の情報が、出てきます。
ガセネタも、多いですが、本物も、多いです。
どこの国でも、「体罰」や「いじめ」の問題が、増えるのは、国が、「軍国主義」に、傾いた時です。
日本の場合も、たとえば、江戸時代の後に、明治時代になり、「富国強兵」の政策を、国が、掲げてから、教育現場に、「体罰」などが、入ってきたようです。
つまり、学校現場が、「軍人育成の場所」に、なったということです。
あまり、知られていない歴史みたいですが、この時期に、日本中の学校で、放火や焼き討ち事件が、多発したそうです。
日本中の親たちが、放火事件を、起こしたのだそうです。
いきなり国家によって、大事な子供を、人質みたいに、学校にとられ、一日中、役に立たない学問を、詰め込まされ、しかも、殴ったりするという教育のやり方に、腹を立てて、学校を、燃やしたりしたそうです。
あまり、資料が、残っていないようですが、その痕跡は、現在でも、少し残っているみたいです。
たとえば、京都の「有済小学校」には、現在でも、屋上に、「望楼」、つまり、「火の見やぐら」があるそうです。
京都は、明治2年に、番組小学校とよばれる64の小学校が、つくられたそうですが、この学校も、その中の一校みたいです。
正式には、「太鼓望楼」というらしいのですが、火事を見つけたら、太鼓を打って、知らせたそうです。
考えてみれば、自分の子供が、戦場に連れていかれるための教育を、朝から夕方までされて、理不尽な暴力で、毎日、苦しんでいると思ったら、親は、怒って当然ですよね。
現在では、日本の親は、長い時間かけて、国家から、洗脳されているのか、これに、怒らない親ばかりというのも、不気味な感じがします。
それに比べると、江戸時代の寺小屋などは、まだ、人間味があった教育現場だったのかもしれません。
現在は、日本中の学校が、明治の頃の富国強兵の軍人教育の場に、戻ろうとしているみたいです。
「私たちの大切な子供たちに、無駄な軍隊教育なんか、やらせるなんて、ふざけるな! 学校は、子供たちを、返せ!」
こう言って、学校に放火してまわった明治時代の親たちと、
ただ、無言で、
「…。…。…」
と、耐えている現代の平成時代の親たちでは、いったい、どちらが、頭が、狂っているんでしょうか?
うつ病になったり、登校拒否になったりする子供が、多いという話は、よく聞きますが、私は、これは、当たり前だろうと、思っています。
世の中全体が、おかしくなっているから、おかしくなって、当たり前なのです。
狂っている世の中の価値観に、無理やり合わせようとすると、人は、狂うのです。
逆に言うと、今の世の中で、おかしくならなかったり、狂わないほうが、おかしいのかもしれません。
正常な価値観をもって、自分の感覚に敏感な子供は、
「この世の中は、絶対に、おかしい。何がどうおかしいのかは、わからないけど、親も先生も、世の中も、みんな、絶対に、おかしい!」
と、心の中で、叫び声を、あげているはずです。
私自身も、学生の頃、そうでした。
高校3年生の頃、ついに、その我慢が、限界に達して、精神的に、壊れてしまい、しばらくは、精神科に、ずっとお世話に、なっていました。
学校の勉強が、好きな子供には、ああいう教育も、あっているのでしょうが、学校の勉強が、好きではない子供には、学校の授業というのは、「拷問」です。
戦争の映画などで、よく、敵のスパイを、拷問するシーンが、ありますよね。
ライトを、顔に当てて、水を、ぶっかけたりしながら、眠らせないで、拷問する場面です。
学校の勉強が、嫌いな生徒にとっては、学校というところは、そういう場所になるのです。
小中高と、12年間も、それをやられて、気が狂わない子供のほうが、狂っていると、私は、思います。
狂って、当たり前なのです。
では、そういう社会で、生きていけば、いいのでしょうか?
私は、「疎開」を、すすめます。
戦争が、始まったら、昔は、どこの国でも、やったのです。
ただ、「疎開」といっても、田舎に、引っ越したりする必要は、ありません。
そういう戦いの場、つまり、学校や会社などの世間から、精神的に、距離をおくのです。
しばらく、「休学」や「休職」して、長期間、休むのも、いいでしょう。
いっそのこと、自主的に、「退学」や「退職」しても、いいと思います。
「戦わない」で、「逃げる」のです。
日本人には、この「逃げる」という戦いかたが、特に、あっていると思います。
私も、高校3年生の頃、しばらく学校を、休みました。
あと、卒業してから、「浪人」という立場になって、予備校に、在籍だけして、ひたすら、怠けまくりました。
その後、サラリーマンになってからも、あまりにも、職場が、辛くなった時に、やはり、辞めて、「失業」という生活を、楽しみました。
人生には、「浪人」や「失業」というような「怠けまくる時期」が、大切だと、私は、思っています。
これは、けっして、恥ずかしいことでも、なんでもなく、「積極的な逃避」なのです。
世の中が、戦争状態になった時には、「戦う」という選択肢もあれば、「戦いを止める」という活動もあります。
または、「逃げる」という方法も、あるのです。
逃げて、そこで、人生を、いったんリセットして、英気を、養うのです。
狂っている集団の中で、無理して、我慢する必要もないのです。
自力で、逃げられる人は、それでもいいのですが、そうじゃない場合、やはり、最後に、頼れるのは、親だけです。
本当に、苦しかったら、ぜひ、両親に、助けてもらいましょう。
または、祖父母でも、いいと思います。
信頼できる人であれば、誰でも、いいです。
頼って、甘えましょう。
その時に、
「ああ、自分のことを、こんなに、無条件に、愛してくれている人が、世の中には、いたんだな…」
と、しみじみと、感謝の気持ちが、湧いてくると思います。
現在、苦しんでいる人は、ぜひ、精神的な「疎開」を、やってください。
狂っている世の中から、逃げてください。
PS 京都の有済小学校の上にある、火の見やぐらです。
けっこう深い意味のある、歴史的な建造物ですね。
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