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バレンタインデー

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以前に、書いたブログですが、反響が、大きかったので、今年も、再掲載させて、いただきます。




もうすぐ、「バレンタインデー」ですね。 

バレンタインデーも、「義理チョコ」が、追加されたり、最近では、「自分チョコ」や「逆チョコ」など、どんどん、拡大しているようですね。

これは、日本のお菓子業界が、少子化で、マーケットが、小さくなったので、これを、拡大するために、仕掛けたのだと、思います。

こういうマーケット拡大に、マスコミを、使って、ブームを、仕掛けるというのは、よくあることです。

一番、有名なのは、昔、アメリカで、「ウーマンリブ」というムーブメントが、流行りましたが、あれは、一説によると、アメリカを、支配している、ロックフェラーなどのグループが、女性を、働かせることによって、それまで、男性だけから、徴収していた税金を、2倍にしようと、思ったからだとも、言われているようです。




バレンタインデーには、いろいろと、苦い思い出があります。

10代の頃は、全然異性に、モテなかったのですが、毎年、この時期になると、

「ああー、また、バレンタインデーかー。今年も、誰からも、チョコ貰えないんだよな…」

なんて、嘆いていた思い出が、あります。

20代になって、ある時、どうすれば、バレンタインデーで、チョコを、たくさんもらえるかを、がんばって、考えた結果、いいアイデアを、思いつきました。

「そうだ! 今年のホワイトデーで、たくさんの女の子に、キャンディーを、あげればいいんだ。そうすれば、翌年のバレンタインデーで、お返しのチョコを貰えるぞ!」

そうして、チョコをもらってもいないのに、あまり親しくない女の子も含めて、たくさんのキャンディーを、たくさんの女の子に、あげました。

そうしたら、案の定、翌年のバレンタインデーには、たくさんのお返しのチョコを貰えました。まあ、全部、義理チョコでしたけどね。(苦笑)

ただ、それからは、少しづつ、モテるコツみたいなものがわかり、だんだん、本命チョコも、貰えるようになりました。(笑)

この話は、単純なことですが、精神世界の真理が、つまっています。つまり、精神世界で、よくいわれる、

「自分の与えたものが、自分に返ってくる。与えないものは、返ってこない。返ってきたものは、自分が与えたものである」

という法則が、作用しているのです。

つまり、

「人から、愛されたい!」

と思ったら、まず、

「人を、愛すること」

を、先にやったほうがいいということです。

意外と、このことは、忘れやすいと思います。

たくさんの人が、

「人から、愛されたい!」

と切望しながら、愛されていない状況に、苦しんでいます。

その場合の、ほんんどが、

「自分が、人を愛していない」

という姿勢に、原因があることが、多いような気がします。




また、いろいろな「成功哲学」の本の中にも、お金持ちなりたければ、

「先に、与えること」

が、大切だと、書いてありますが、それは、真実だと思います。

つまり、お金も、ちょうど、バレンタインデーのチョコのようなものなのです。

ただ、

「チョコが、たくさんほしい!」

と言っても、よっぽど、ハンサムな男性でないかぎり、何もしないで、チョコがもらえることなど、まずありません。

普段から、女性に親切にしたり、助けたり、愛情を、与えていて、ようやく、チョコが貰えるのです。だから、ただ、

「お金が、たくさんほしい!」

と言っても、普段から、社会や世間に対して、何も、サービスや奉仕をしていない人に、簡単に、お金が集まってくることなど、まずないということです。

いつも、社会や世間に対して、よいサービスをしたり、よい商品を提供していて、ようやく、お金が、入ってくるのです。




これは、「経済」の根本的な、大原則です。

「貧乏」という文字は、「貝」と「分」と「乏」の3つから、できています。

この中の「貝」は、「お金」の意味です。

大昔は、貝を、お金として、使っていましたからね。

つまり、「貧乏」とは、

「貝(お金)を分ける気持ちが、乏しい状態」

という意味だそうです。

「自分は、貧乏だ」

と思うと、手持ちのお金を、減らさないように、ますます、ケチになり、人に、与えなくなります。

そうすると、ますます、人から嫌われ、いい仕事などを、紹介してもらえなくなります。

そして、さらに、貧乏になってしまうという、「貧乏スパイラル」に、入ってしまうのです。

これは、ちょうど、私が、10代の頃、

「自分は、モテない」

と思い込んでいたために、女の子に、親切にしたり、愛情を与えなかったために、ますます、モテなくなり、「モテないスパイラル」に入ってしまったことと、似ていますね。

だから、貧乏な人が、

「お金がほしい!」

と思ったら、まずは、その少ないお金を、無理してでも、誰かと、分かち合おうとすると、ゆたかさへの道が、開けやすいということです。

ちょうど、私が、ホワイトデーに、まずは、たくさんの女の子に、キャンディーを、配ったようにです。(笑)

具体的には、何かのセミナーを、受けにいく。

誰かを、食事に誘って、おごってあげる。

少し背伸びして、いい服を買ったり、旅行に行ったりしてみる。

コンビニなどの寄付金をいれるボックスに、小銭をいれてみる。

こういう、ちょっと、意識的に、お金を、社会のために、出すようにすると、いい循環が、はじまりやすくなるようです。




「托鉢(たくはつ)」というのは、お釈迦さまが、考えたという説が、あるそうです。

2500年前に、お釈迦さまの仏教教団というのは、1250人が、竹林の中で、合宿生活を、していたそうです。

そこに、お釈迦さまを、信奉する者たちが、在家信者として、いろいろな食べ物や野菜などを、持ち寄って来ていたそうです。

あるときに、お釈迦さまが、突然、神からのインスピレーションを、受けて、弟子たちに、こう言ったそうです。

「明日から、托鉢というものを、やりたいと思う。みんなで、お椀を持って、托鉢に、回ろう。だから、どこかで、お椀を、手に入れるように」

そして、翌朝、実際に回る前に、お釈迦さまは、こう言ったそうです。

「そういえば、言い忘れていたけれども、ひとつ重要なポイントがある。托鉢をするときに、金持ちの家を、回っては、ならない。金持ちの家から、お金を、頂いては、ならない。貧しい人々の家を、回って、托鉢を、してきなさい」

弟子たちは、非常に驚いて、

「お師匠さま、それは、言い間違いですよね? 今、頭の中にあるものが、2つあって、それが、逆さになって言葉に出てきたんですよね。貧しい人々の家を、回っては、ならない、金持ちの家を、回りなさい、と言いたかったのを、たまたま、お師匠さまは、間違えて、言ったんですよね」

と聞いたそうです。 お釈迦さまは、

「間違って、言ったのではない。もう一度言う。金持ちの家を、回っては、ならない。貧しい人々の家を、回りなさい。それで托鉢を、してきなさい」

と言ったそうです。 弟子たちは、非常に、不思議がって、

「なぜですか? お師匠さま、教えてください」

お釈迦さまは、こう言ったそうです。

「貧しい人々というのは、自分が、貧しいので、人に施しが、できないと思い、今まで施しを、してこなかった人々だ。そのために、苦しんでいる。その貧しさの苦海から、救ってあげるために、托鉢行というものに、出かけて行くのです」

「自分には、施しをする力が、ないから、財力が、ないから、施しが、できない」

と思って、してこなかった人は、実は、しなかったがゆえに、財が、入ってこなかったのだ、ということを、説いたのだそうです。

「自分にゆとりがあったら、施しができるのに」

と思ってるのは、どうも、違うようなのです。

「先に、施しありき」

で、まず、先に人に喜ばれるように、自分ができる限りのことをする、ということが、やはり、宇宙の性質であり、経済の法則だと、お釈迦さまは、2500年前に、説いていたのだそうです。




よく駅前などで、托鉢行を、してらっしゃる、僧侶の方が、いますが、私たちが、お金を持っていって、入れると、托鉢行の僧は、

「ありがとうございます」

とは言わずに、お経を、唱えて、チリーンと、鳴らして、合掌して、終わりです。

それを見て、

「お金を、入れてあげたのに、ありがとうございますと、言わないじゃないか」

と言うのは、本来の意味を、知らない人なのだそうです。

チャリーンと、お金を入れた側の自分が、

「ありがとうございました」

と言うのが、正しい作法だそうです。

「私」のお金を、正しく美しく使ってもらうために、生活に差し障りのないお金を、持っていって、喜んでさせていただく。

その施しを、することで、どこかから、ご褒美を、頂くというのが〈喜捨〉(きしゃ)ということの意味だそうです。

托鉢行を、されてる方というのは、お金を、もらいに来てるんではなくて、もらってあげようとして、来ている。

施しをさせに、来ている。

わざわざそのために、出向いて、来てくださってるそうです。

そうした因果関係が、わかってくると、チャリーンと、お金を入れて、こちらの方から

「ありがとうございました」

って言って、帰ることが、できるようになりますね。

お金が、余っているから、喜捨をするのではなくて、先に、生活に差し障りのないお金や、これがなくても大丈夫というものを出すと、それが、喜ばれる形で、使われた結果として、自分のところに、返ってくるようになっているようです。

「ゆとりが、あったら、施しが、できるのに」

と思ってるゆとりのない人は、施しをしてないがゆえに、ゆとりがないんだ、ということです。




まとめると、お金が、ほしければ、まずは、先に、お金を、出すことを、考えるといいということです。

これは、お金が、苦しい状態であればあるほど、大切なことです。

そして、愛されたければ、まずは、先に、人を、愛すること。

モテたければ、異性に、親切にして、愛情を、与えること。

特に、モテなくて、苦しんでいる人ほど、無理をしてでも、そうすることが、大切だということです。

昔の私のように、女性にモテなくて、バレンタインデーに、チョコが、1個も貰えないような男性は、来月のホワイトデーに、キャンディーを、50個くらい、50人の女性に、配ってみてください。

そうすれば、来年のバレンタインデーには、10個くらいは、義理チョコが、貰えるはずです。

そこから、「モテるスパイラル」が、始まるかもしれません。(笑)





PS 皆さん、素敵なバレンタインデーを、お過ごしくださいね。

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