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何のため?

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「もしかして、斎藤一人さんですか?」

先日、銀座で、友人の女の子と、食事していたら、いきなり、隣の席の方たちから、尋ねられました。

二人で、笑いました。

尋ねてきた方は、いつも、一人さんのCDを、聴いていたそうで、一人さんの声と、私の声が、似ていると感じたそうです。

さらに、一人さんの顔を、知らなかったこと、そして、私が、その女の子と、ビジネスの話をしていて、その話の内容から、そう思ったみたいです。

「斎藤一人さんが、弟子に、アドバイスをしていると、思ったんだ!」

こう言って、また、二人で、笑いました。

尊敬する一人さんに、間違われるなんて、光栄でした。(笑)




その友人からは、本気で、人生を変えたいと決意しているのを、感じるので、私も、気合いをしれて、ビジネスのアドバイスを、たまに、やっているのですが、特に、起業についての心構えなどを、よく話しています。

モチロン、私は、一人さんほどの金持ちでは、ありませんが、自由で、楽しい毎日を生きているということでは、やはり、若者が、憧れる生活みたいです。

「どうすれば、そんなに、毎日、ワクワクして、生きられるんですか?」

と、本気で、質問してくる若者には、私も、真剣にいろいろなことを、話します。

自分が、苦しんだり、悩んだりしたことが、若い人の役に立つというのは、嬉しいです。

今日は、その友人に、話したことの一つを、こちらでも、シェアしますね。




以前にも、書きましたが、人生の中で、ビジネスで、成功するのは、比較的簡単です。

でも、その成功を、30年続けるのは、難しいです。

金持ちになるのも、比較的簡単です。

でも、その金持ちの状態を、30年続けるのは、難しいです。

幸せな結婚をするのも、比較的簡単です。

でも、その結婚生活を、30年続けるのは、難しいです。



巷に出回っている、成功本やセミナーなどは、「成り方」については、たくさんの心構えやテクニックが、紹介されていますが、「続け方」については、あまり紹介されていません。

理由は、たくさんあるでしょうが、一番は、その本を書いた著者やセミナー講師が、成功を、長く続けていないというもの、原因の一つだろうと思います。

一時的に、成功したり、幸せになっても、感謝の気持ちを、忘れたり、傲慢になった途端に、嫉妬や恨みなどで、足を引っ張られたりして、転落していく人が、たくさんいます。

本当に、「続ける」ということは、大変なのです。




私自身は、起業して、11年くらいになりますが、やはり、いろいろと大変なことが、ありました。

でも、それらを、乗りきってこられたのは、苦しくなった時には、いつも、

「原点にかえる」

というビジネスの基本を、大切にしてきたからだと思います。

もっと、シンプルに言うと、

「何のために、仕事しているのか?」

ということです。

この基本が、ブレることが、たくさんの人が、ダメになっていく、原因のような気がします。



起業したばかりの最初の頃は、

「俺は、億万長者になってやる!」

「自分のことを、バカにした社会を、見返してやる!」

「自分の会社を、日本一にしてみせる!」

こういう気持ちで、スタートして、自分の気持ちを、鼓舞させて、気合いをいれるのも、いいと思います。

しかし、ずーっと、この気持ちで、仕事したら、どうでしょうか?

お客さんに、

「俺が、億万長者になりたいから、ビジネスを、続けているんです」

「自分のことを、バカにした社会を、見返したいために、仕事してるんです」

「自分の会社を、日本一にするために、日々、努力しています」

こういうことを、言ったり、そういう姿勢が、見えたら、お客さんたちは、どう思うかということです。

上記の姿勢は、別に、悪いことではありません。

しかし、どこか、独りよがりで、エゴを、感じさせる姿勢では、ないですか?

こういう姿勢で、仕事しているのが、わかると、お客さんは、敏感に、察知します。

そして、シラケます。

「ふ~ん、勝手に、がんばってくださいね…」

そんな冷めた目で、見るようになってきます。



趣味や遊びであれば、自分が、好きなことを、好きなだけ、やっていれば、いいのですが、仕事というのは、やはり、お客さんの立場に、立って、思いやりの気持ちで、接するという、当たり前のことが、大切なのです。

自分の気持ちも、大事ですが、それ以上に、お客さんの気持ちのほうが、大事なのです。

だから、あくまでも、お客さんの満足度が、大切になってきます。

「お客さんに、素晴らしい商品やサービスを、提供して、喜んでもらう」

これが、なによりも優先しなくては、いけないのです。



つまり、上記の発言などは、

「お客さんに、素晴らしい商品やサービスを、提供して、喜んでもらったから、俺は、億万長者になった」

「お客さんに、素晴らしい商品やサービスを、提供して、喜んでもらっていたら、いつのまにか、社会から、尊敬されるようになった」

「お客さんに、素晴らしい商品やサービスを、提供して、喜んでもらっていたら、気がついたら、自分の会社が、日本一になっていた」

こういうふうになるのが、理想なのです。

「成功」というものを、自分の「目的」にしてしまうと、エゴが、でやすくなり、空回りしやすくなるのです。

「成功」というものは、あくまでも、社会に、奉仕した後の「結果」なのです。




こういう原点を、忘れると、ビジネスが、うまくいかなくなることが、多いです。

たとえば、ちょっと儲かっただけで、自分の会社を、必要以上に、デカクしようと思って、大きなオフィスに、引っ越したり、高級車に、乗るようになると、危なくなってくることも、多いです。

意外と、わかりにくいのが、従業員との関係です。

たとえば、自分が、経営者だとして、仕事が、いつまでたっても、できるようにならない社員がいて、その社員が、お客さんに対して、頻繁に、ミスを連発して、トラブルが、多い場合、どんなに注意しても、その態度が、改善されない場合は、その社員を、解雇したほうが、会社やお客さんのためなのです。

しかし、ここで、変な愛情を、出していまい、いつまでも、その社員に、仕事を続けさせると、会社そのものの信用を、失ってしまい、せっかくの会社も商品もサービスも、社会から、消えてしまうという結果に、なったりします。

この場合も、やはり、

「社員との関係が、大切なのか? お客さんの満足度が、大切なのか?」

こういう基準で、考えてみなくては、いけません。

そして、

「お客さんの満足度よりも、大切なことなど、一つもない」

というビジネスの原点を、思い出さないといけません。



あとは、「売上目標」なども、けっこう気づきにくいです。

「今月の販売目標!」

などと、営業マンが、気合いをいれて、がんばったりしますが、これは、会社の都合です。

ある程度の目安にするなら、いいのですが、これを、絶対に、クリアしようと思って、お客さんに、強引な押し売りをする営業マンも、たまにいます。

これは、お客さんの都合を、無視しています。

お客さんに、不愉快な思いをさせてまで、売ろうとした時点で、アウトなのです。

でも、その会社の経営者が、「成果主義」だった場合、会社全体が、そういう雰囲気なので、なかなか、その間違いに、皆が、気がつきません。

結果として、信用を失い、会社が、倒産したりします。



「リピーターを、増やす!」

というような目標も、案外、落とし穴です。

商品やサービスによっては、1回で、終わらせたほうが、いいことも、多いのです。

お客さんが、遠方から来る場合、商品やサービスが、高額な場合など、頻繁に通うのは、大変なのです。

お客さんを、固定客にするのも、自分の会社の「目的」にしてしまっては、いけないのです。

「リピートするか?」

「固定客になるか?」

などは、あくまでも、お客さん側が、決めることであり、「結果」なのです。




題名は、忘れましたが、昔、読んだマンガで、印象深いシーンが、ありました。

主人公の若い医者が、大きな病院に勤めているのですが、そこで、いろいろな派閥抗争や出世競争に、巻き込まれて、身も心も、ボロボロに、疲れている時に、定年退職間際の年寄りの医者から、質問されます。

「君は、医者にとって、一番大切な仕事は、何だと思う?」

その質問に、主人公の若い医者は、しばらく、熟考した後、

「えーっと、それは、患者さんの病気を治して、健康になってもらうことじゃないでしょうか…?」

と、呟きます。

すると、その年寄りの医者は、ニッコリ笑って、

「うん。それが、わかっているんだったら、君は、いい医者になれる」

と、言います。

そうなのです。

この年寄りの医者は、たくさんの医者が、派閥抗争や出世競争、金儲け、プライド、見栄などに、しばられ、医者として大切なことを、忘れていることを、危惧していたのです。

これは、全ての職業に、言えることだと思います。




ヒーリングの仕事などでも、大切なことは、目の前にいるお客さんの身体や心を、癒すことです。

それ以上でも、それ以下でも、ありません。

それだけなのです。

それを、続けるだけです。

「ヒーリングの仕事で、大金持ちになろう!」

「有名になって、テレビに出よう!」

「ライバルのヒーラーには、負けたくない!」

などのエゴが、出てきた途端に、ダメになっていたヒーラーさんを、たくさん見てきました。




「仕事」という単語は、「事に仕える」という文字が、現わしているとおり、自分の都合では、ないのです。

目の前に起こる出来事に、全力で、仕えるということです。

「目の前で、困っている人を、自分なりの方法で、助けることを、続けていく」

という地味な作業の繰り返しです。

ビジネスというものには、あまり派手なことは、期待しないほうが、いいのです。

若いうちは、物事の派手な表面ばかりに、目がいきますが、実際には、地味な裏面が、本質だったりします。




趣味や遊びでは、自分を、優先させてもいいのですが、仕事の場合は、やはり、お客さんを、優先させるという、当たり前のことが、大切なのです。

うまくいっているお店や会社は、かならず、「自分の目線」よりも、「お客さんの目線」を、大切にしています。

余談ですが、結婚の場合も、最初の頃は、

「自分が、幸せになりたい!」

でも、いいと思いますが、その姿勢を、ずーっと、続けようとすると、行き詰ると思います。

やはり、幸せな結婚生活を、長く続けている人を見ると、自分を含めて、配偶者やその親戚、子供たち、近所、地域社会など、全ての人が、幸せになるような姿勢で、生きているようです。




もし、現在、仕事で、行き詰っている方は、

「自分は、何のために、仕事しているのか?」

ということを、自問してみてください。

そして、何が、一番大切で、優先順位は、どうなっているのかを、もう一度、考えてみてください。

苦しんでいる時は、だいたい、何か大切な原点を、忘れていることが、多いのです。








PS 「何のために、仕事しているのか?」が、ハッキリわかれば、自然と、充実感が、湧いてくると思います。


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