先日、「筋トレ」の話を、書きましたが、私が、パワーリフティングの選手だったこと、けっこう知らない人も、多かったようですね。
だてに、「鉄人」を、名乗っているわけではないことを、たまには、アピールしたほうが、いいかもしれないと、思いました。(笑)
小さな団体でしたが、世界大会で、優勝したこともあるし、昔は、ボディビルの専門誌に、写真入りで、私が、掲載されたりして、けっこう有名でした。
私の場合、「肉体世界」で、ガンガンやってきて、それから、「精神世界」に、やってきた人間なので、ちょっと、変わっているのかもしれません。
ブログの記事などが、現実的なのも、「バーベルを持ち上げる」という、かなり物理的なことを、長年やってきたせいだと思います。
もともとは、ビジネスでの起業も、「肉体世界」のほうで、やろうと思っていました。
トレーニングジムを、経営するつもりだったのです。
しかし、思ってもいなかったことが、たくさん重なり、自然に、「精神世界」のほうへ、導かれるように、入ってきました。
現在の本業である、筋肉を使って、潜在意識を読み取る、「キネシオロジー」は、私が、今までに学んできた、「肉体世界」と「精神世界」の二つを、見事に、融合させるヒーリングなので、そういう点では、やはり、自分に、ピッタリのライフワークを、見つけたと思っています。
余談ですが、パワーリフティングの競技を、15年間やりましたが、この競技は、ほとんど、女性がいなくて、いつも、すね毛丸出しで、筋肉ムキムキのオッサンばかりに、囲まれて、
「俺の酒が、飲めないのかー!」
と怒鳴られながら、お酒を飲み、
「どうして、自分は、ここまで、恋愛運がないのかな…? とほほ」
なんて思いながらも、楽しい日々を、過ごしていました。
バーベル仲間たちからも、酒の席で、
「俺たちは、女の子には、モテないけど、重たいバーベルは、モテるぞー!」
なんていうワケのわからない自慢話を、聞かされて、苦笑したりしていました。(笑)
それが、精神世界の業界で、起業すると、逆に、女性ばかりに、囲まれて、けっこうモテるようになり、今度は、
「こんなに、モテていいのかな…? あはは」
と思ったりしました。
まあ、モテようと思って、精神世界の業界を、選んだわけではありませんが、結果的には、よかったみたいです。(笑)
人生って、なんだかんだで、バランスがとれるように、できているかもしれませんね。
1997年あたりから、パソコンを、やりはじめたのですが、当時、「インターネット」の業界は、いきなり拡大したので、メールの書き方などのマナーなどは、指導者などいなくて、自分たちで、いろいろ失敗しながら、試行錯誤して、学んでいくしかなかった覚えがあります。
そういう点では、「精神世界」の業界も、似ています。
いきなり、ブームになったので、ヒーリングやカウンセリング、講演やセミナーなどのマナーなども、それぞれが、個人で、試行錯誤しながら、学んでいくしかなかったのです。
私が、精神世界の業界で、起業してからは、12年以上になりますが、やはり、初期の頃は、トラブルばかりでした。
それでも、いろいろ試しながら、なんとか、やってきました。
最初に、悩んだのは、やはり、「お金」の問題でした。
現在でも、この問題で、悩んでいるヒーラーさんは、多いと思います。
ヒーリングを、ビジネスとして考えた場合、どうしても、お金をいただかないと、やっていけないのです。
田舎で暮らすか、あとは、親が金持ちとか、不動産などからの不労所得があるなど、他からの収入がないと、生活を、維持できないのです。
キネシオロジーというヒーリングで、起業したばかりの頃も、
「有料で、ヒーリングすると、ヒーリングパワーが、落ちますよ」
「有料で、癒しの仕事すると、悪い霊に、とりつかれますよ」
などと、ネガティブなアドバイスをしてくる人も、けっこういました。
こういう人たちは、
「ヒーリングは、無料で、やらなくてはいけない」
という思い込みを、もっているようでした。
しかし、
「では、どうしたら、いいのですか?」
と聞いても、納得する答えは、返ってこないのです。
「あなたが、私の家賃や食費などの生活費を、援助してくれるんですか?」
と聞いてみると、
「そんなことは、できません」
と言われます。
ある宗教団体の人も、上記のような思い込みを、もっていたのですが、ある時に、
「どうやって、その教団を、維持しているだろう? どこから、お金を、調達しているんだろう?」
という好奇心から、その人に、いろいろ質問してみました。
すると、
「ヒーリングしても、料金は、いただきません。そのかわりに、寄付をしていただいています」
と言いました。
この答えに、まず、ビックリしました。
「料金を、とっているんじゃないですか?」
と言っても、
「寄付だから、料金を取っているわけじゃない」
と言ってきて、水かけ論に、なりました。
それから、具体的な寄付の相場を聞くと、
「1年間に、年収の10%を、寄付していただくだけで、いいのです」
と言ったので、さらに、ビックリしました。
この宗教団体は、無料ヒーリングした後に、心や身体が、改善した人には、寄付を勧めることによって、団体を、維持していたということが、わかったのです。
その人に、
「無料で、ヒーリングしたくらいで、そのパワーが、無くなったり、悪い霊に、負けるなんて、そのヒーリングは、たいしたヒーリングでは、ないんじゃないですか? その程度で、無くなるなんて、パワーが、弱すぎますよ」
と言ったら、怒って、帰って行きました。(苦笑)
ご存知のように、仏教というのは、インドで、誕生したそうですが、開祖のお釈迦様たちの生活していた土地は、比較的、温暖な気候だったそうです。
だから、清貧でも、やっていけたみたいです。
着物一枚でも、生活できたのです。
しかし、仏教が、中国あたりの寒い土地で、普及するようになると、どうしても、建物が、必要になってきて、清貧の生活では、布教活動が、できなくなってきたそうです。
それで、中国あたりから、お寺も、豪華な建物になったようです。
日本も、比較的、寒い土地なので、仏教が、伝来した時に、中国のように、比較的、豪華なお寺を、建てるようになったという説を、何かの本で、読んだことがあります。
昔から、様々な宗教で、「欲望」についての考察が、行われましたが、面白いのは、
「全ての欲望は、悪いものである」
と言って、「欲」というものを、全否定した宗教団体は、時間の経過とともに、消滅しているという事実です。
考えてみれば、わかるのですが、「性欲」を否定していまうと、子供が、生まれなくなるので、人口が、急激に減り、その宗教団体の教えを、継いでいく人が、いなくなってしまうのです。
だから、欲を否定するということは、自分で自分の首を絞めるという自滅を、招くのです。
「正しい教えでも、続かなくては、意味がない」
ということです。
「ヒーリング」の仕事をしてる人たちを、たくさん見てきて、面白いことに、気がつきました。
「ヒーリングは、無料でやるべきだ」
こう言っていた人で、その仕事が、その後、何年も、続いている人は、とっても少ないということです。
無料というのは、大変です。
前述したように、よっぽどのお金持ちが、趣味でやっている時だけ、続いているようです。
普通の庶民には、都会で暮らしながらの無料ヒーリングは、ほとんど不可能だと思います。
同様に、安い料金で、ヒーリングしている人も、続いている人は、少ないです。
「性欲」と同じように、「金銭欲」も、否定すると、続かないようです。
全員ではありませんが、無料や安い料金に、こだわる人の中には、別の欲をもっている人も、多いみたいです。
たとえば、ヒーリングの仕事で、適正価格や相場が、5千円なのに、1万円の値段をつけようとする人は、
「高い値段をとって、お客さんから、ボッたくってやれ!」
という欲をもっているでしょう。
ただし、こういう場合は、だいたいの場合、その欲が、お客さんに伝わるので、だんだん、皆、来なくなって、お店は、つぶれます。
一方、適正価格や相場が、5千円なのに、無料でやろうとしている人は、
「無料でやって、お客さんから、いい人だと思われたい…」
という欲をもっていることもあるのです。
「無欲」の人の中には、
「無欲になりたい」
という欲をもっている人も、多いのです。
この場合も、その欲は、自然なものではなく、無理しているので、続かなくなってきて、お店は、つぶれることが、多いです。
「価格」や「料金」というものは、お店側もお客側も、両方が、納得するようなバランスのとれたものでないと、続かないのです。
「その価格は、どうやって決まるのか?」
という問題ですが、この答えは、経済学者たちの間でも、いろいろな意見があって、実は、よくわかっていないそうです。
特に、大企業が製造するような製品と違って、「ヒーリング」のようなサービス業、しかも、目に見えないエネルギーを使うものは、原価なども、様々な解釈ができるので、適正価格なんて、サッパリわからないのです。
そのヒーラーさんが、仕事しているお店の家賃や電気代などは、原価でしょうが、そのヒーラーさんが、受講したセミナーや講演会の値段も、原価に入るのかどうかは、わからないのです。
その人が、読んだ本、映画なども、そのヒーリングに役だっていれば、原価に入るかもしれないというような、かなり曖昧なものなのです。
「では、どうするのか?」
ということですが、結論から先に言うと、ヒーラーさんが、各自で、試行錯誤しながら、その料金を、考えるしかないのです。
私の個人セッションでは、そういうヒーラーさんの魂が欲している料金を、キネシオロジーで、読み取るようなことも、やっていますが、こういう特別なことをしなくても、やっていくうちに、自然に、わかってくるものなのです。
料金が、高すぎると、お客さんが、誰も来なくなります。
安すぎると、自分に負担がかかるので、お店が、維持できなくなります。
結局、結果論になるのです。
「適正価格のヒーリング料金だから、長年続くだろう」
という見通しは、成り立たないのです。
最初から、わかることは、あまりないのです。
実際には、5年くらい、お店が、続いた後に、
「これだけ続いたということは、やはり、このヒーリングの料金は、適正価格だったんだな…」
と、しみじみと思うものなのです。
他にも、長年、いろいろなヒーラーさんを、見てきて、気がついたことがあります。
これも、皆ではなくて、だいたいの傾向です。
たとえば、まったく同じヒーリングのセミナーを受講して、卒業した後、開業した3人がいたとします。
1人目は、1回につき、無料で、ヒーリングしています。
2人目は、1回につき、3千円で、ヒーリングしています。
3人目は、1回につき、1万円で、ヒーリングしています。
この3人が、5年たったら、どうなったと思いますか?
1人目の人は、やはり、無料でやるような実力なのです。
2人目は、3千円の実力なのです。
3人目は、1万円の実力なのです。
どういうことかというと、3人の顔つきや発言の内容が、違うのです。
1人目の無料でやっていた人は、やはり、どこか甘さがあり、仕事に対する姿勢が、アマチュア感覚なのです。
2人目も、セミプロみたいなかんじで、ちょっと趣味的な感じで、仕事を捉えているのが、話の内容から、わかりました。
3人目は、プロの顔になっていて、仕事の厳しさも知ってて、自分軸が、ぶれていないのが、わかりました。
これは、おそらく、「料金」のせいだろうと思いました。
つまり、無料でやった場合、もしも、体調などが、改善しなくても、お客さんは、
「よくなりましたよ。ありがとうございます」
とお世辞を言うことも、多いのです。
しかし、3千円あたりからは、しっかりと、お金を払っているので、改善が感じられないと、ある程度、文句を言ってくると思います。
「すみません、やってもらったのは、嬉しいのですが、あまり効果は、感じませんでした」
ちゃんと本音で、意見を言ってくれます。
これが、3千円という料金です。
1万円も払って、もしも、まったく改善が感じられなかったら、怒るでしょう。
「お金、返してください!」
厳しいお客さんだったら、こう訴えてくると思います。
実際に、3人目の人に、話を聞いたら、
「最初の頃は、まったくダメで、お客さんから、批判や悪口ばかり、言われました。でも、それが、ありがたかったことに、気がつきました。そのおかげで、本気になれました。その後、ちゃんと実力が、ついたのです。今では、自身をもって、お客さんに、1万円を請求できます」
笑いながら、こう答えてくれました。
このヒーラーさんは、最初に、高額の料金設定をして、しばらくは、苦しんだのですが、最終的には、自分もお客さんも、皆が、ハッピーになったということです。
私が、見たところ、3人とも、ヒーリングの能力そのものは、それほど、変わっていません。
でも、お客さんを、楽しませるようなトークや気配りなど、サービス精神が、まったく違うのです。
やはり、高額の料金をいただく場合には、それなりのサービスをしないと、続かないのです。
そうなのです。
この3人目のヒーラーさんは、「お金」に、鍛えられたのです。
最初の頃は、もしかすると、500円くらいの実力しか、なかったかもしれません。
それが、高額料金をとることによって、お客さんからの厳しい評価で、だんだん、2千円、3千円、5千円、1万円というふうに、実力が、ついていったのだと思います。
「実力があるから、高額の料金をとる」
というよりも、
「高額の料金をとることによって、だんだん、実力がついてくる」
という結果論的な話なのです。
パワーリフティングの選手だった頃も、ジムで、たくさんの人を、見てきました。
ジムに入会してきて、最初の頃に、挑戦する重さで、その人の将来の身体の予想は、つきました。
30キロの重さの軽いバーベルで、ケガをしないように、安全に練習していた人は、5年後、身体が、まったく変わっていませんでした。
健康にはいいので、趣味としては、最高だと思います。
ちょっと頑張って、ようやく持てるような50キロくらいのバーベルで、真面目に練習していた人は、5年後、いわゆる細マッチョという身体になり、女性に、モテるようになっていました。
こういう人は、筋トレの本当の面白さが、わかった人だと思います。
持てもしないような、100キロの重さを、最初からセットして、ラックから、外そうとしてみたり、その重さで、つぶれて、ケガしたり、それでも、くじけずに、挑戦しつづるような人は、5年後、ゴリマッチョになっていました。
女性には、モテませんでしたが、重たいバーベルは、モテるようになって、パワーリフティングの選手になって、大活躍しました。
ちなみに、この100キロの重さをセットした人は、私のことです。(笑)
「バーベル」も、重たいほうが、気合いがはいって、鍛えれるのです。
骨折するほどのケガは、してはいけませんが、ちょっとくらい、ケガするくらいのほうが、強くなれるのです。
「お金」も、高いほうが、真剣に仕事できるので、能力が、高まるのです。
ストレスで、心が、押し潰されるほどの料金設定は、やってはいけませんが、ちょっとくらい、批判されるくらいのほうが、プロ意識は、育つのです。
ぜひ、「お金」をとることに、必要以上に、ビクビクしないで、堂々と受け取ってください。
「ヒーリング」というものは、けっこう、「お金」と、相性のいいものなのです。
自分のヒーリングを、成長させてくれる、「愛」の存在でもあるのです。
くれぐれも、
「おかねは、おっかね~」
なんて、脅えないでくださいね。
最後に、一発、ダジャレでした。(笑)
PS 「お金」も、「愛」というの存在の一部なんですよね。
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☆キネシオロジーの個人セッションも、やっています。
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http://www.tomaatlas.com/soul.htm
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だてに、「鉄人」を、名乗っているわけではないことを、たまには、アピールしたほうが、いいかもしれないと、思いました。(笑)
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私の場合、「肉体世界」で、ガンガンやってきて、それから、「精神世界」に、やってきた人間なので、ちょっと、変わっているのかもしれません。
ブログの記事などが、現実的なのも、「バーベルを持ち上げる」という、かなり物理的なことを、長年やってきたせいだと思います。
もともとは、ビジネスでの起業も、「肉体世界」のほうで、やろうと思っていました。
トレーニングジムを、経営するつもりだったのです。
しかし、思ってもいなかったことが、たくさん重なり、自然に、「精神世界」のほうへ、導かれるように、入ってきました。
現在の本業である、筋肉を使って、潜在意識を読み取る、「キネシオロジー」は、私が、今までに学んできた、「肉体世界」と「精神世界」の二つを、見事に、融合させるヒーリングなので、そういう点では、やはり、自分に、ピッタリのライフワークを、見つけたと思っています。
余談ですが、パワーリフティングの競技を、15年間やりましたが、この競技は、ほとんど、女性がいなくて、いつも、すね毛丸出しで、筋肉ムキムキのオッサンばかりに、囲まれて、
「俺の酒が、飲めないのかー!」
と怒鳴られながら、お酒を飲み、
「どうして、自分は、ここまで、恋愛運がないのかな…? とほほ」
なんて思いながらも、楽しい日々を、過ごしていました。
バーベル仲間たちからも、酒の席で、
「俺たちは、女の子には、モテないけど、重たいバーベルは、モテるぞー!」
なんていうワケのわからない自慢話を、聞かされて、苦笑したりしていました。(笑)
それが、精神世界の業界で、起業すると、逆に、女性ばかりに、囲まれて、けっこうモテるようになり、今度は、
「こんなに、モテていいのかな…? あはは」
と思ったりしました。
まあ、モテようと思って、精神世界の業界を、選んだわけではありませんが、結果的には、よかったみたいです。(笑)
人生って、なんだかんだで、バランスがとれるように、できているかもしれませんね。
1997年あたりから、パソコンを、やりはじめたのですが、当時、「インターネット」の業界は、いきなり拡大したので、メールの書き方などのマナーなどは、指導者などいなくて、自分たちで、いろいろ失敗しながら、試行錯誤して、学んでいくしかなかった覚えがあります。
そういう点では、「精神世界」の業界も、似ています。
いきなり、ブームになったので、ヒーリングやカウンセリング、講演やセミナーなどのマナーなども、それぞれが、個人で、試行錯誤しながら、学んでいくしかなかったのです。
私が、精神世界の業界で、起業してからは、12年以上になりますが、やはり、初期の頃は、トラブルばかりでした。
それでも、いろいろ試しながら、なんとか、やってきました。
最初に、悩んだのは、やはり、「お金」の問題でした。
現在でも、この問題で、悩んでいるヒーラーさんは、多いと思います。
ヒーリングを、ビジネスとして考えた場合、どうしても、お金をいただかないと、やっていけないのです。
田舎で暮らすか、あとは、親が金持ちとか、不動産などからの不労所得があるなど、他からの収入がないと、生活を、維持できないのです。
キネシオロジーというヒーリングで、起業したばかりの頃も、
「有料で、ヒーリングすると、ヒーリングパワーが、落ちますよ」
「有料で、癒しの仕事すると、悪い霊に、とりつかれますよ」
などと、ネガティブなアドバイスをしてくる人も、けっこういました。
こういう人たちは、
「ヒーリングは、無料で、やらなくてはいけない」
という思い込みを、もっているようでした。
しかし、
「では、どうしたら、いいのですか?」
と聞いても、納得する答えは、返ってこないのです。
「あなたが、私の家賃や食費などの生活費を、援助してくれるんですか?」
と聞いてみると、
「そんなことは、できません」
と言われます。
ある宗教団体の人も、上記のような思い込みを、もっていたのですが、ある時に、
「どうやって、その教団を、維持しているだろう? どこから、お金を、調達しているんだろう?」
という好奇心から、その人に、いろいろ質問してみました。
すると、
「ヒーリングしても、料金は、いただきません。そのかわりに、寄付をしていただいています」
と言いました。
この答えに、まず、ビックリしました。
「料金を、とっているんじゃないですか?」
と言っても、
「寄付だから、料金を取っているわけじゃない」
と言ってきて、水かけ論に、なりました。
それから、具体的な寄付の相場を聞くと、
「1年間に、年収の10%を、寄付していただくだけで、いいのです」
と言ったので、さらに、ビックリしました。
この宗教団体は、無料ヒーリングした後に、心や身体が、改善した人には、寄付を勧めることによって、団体を、維持していたということが、わかったのです。
その人に、
「無料で、ヒーリングしたくらいで、そのパワーが、無くなったり、悪い霊に、負けるなんて、そのヒーリングは、たいしたヒーリングでは、ないんじゃないですか? その程度で、無くなるなんて、パワーが、弱すぎますよ」
と言ったら、怒って、帰って行きました。(苦笑)
ご存知のように、仏教というのは、インドで、誕生したそうですが、開祖のお釈迦様たちの生活していた土地は、比較的、温暖な気候だったそうです。
だから、清貧でも、やっていけたみたいです。
着物一枚でも、生活できたのです。
しかし、仏教が、中国あたりの寒い土地で、普及するようになると、どうしても、建物が、必要になってきて、清貧の生活では、布教活動が、できなくなってきたそうです。
それで、中国あたりから、お寺も、豪華な建物になったようです。
日本も、比較的、寒い土地なので、仏教が、伝来した時に、中国のように、比較的、豪華なお寺を、建てるようになったという説を、何かの本で、読んだことがあります。
昔から、様々な宗教で、「欲望」についての考察が、行われましたが、面白いのは、
「全ての欲望は、悪いものである」
と言って、「欲」というものを、全否定した宗教団体は、時間の経過とともに、消滅しているという事実です。
考えてみれば、わかるのですが、「性欲」を否定していまうと、子供が、生まれなくなるので、人口が、急激に減り、その宗教団体の教えを、継いでいく人が、いなくなってしまうのです。
だから、欲を否定するということは、自分で自分の首を絞めるという自滅を、招くのです。
「正しい教えでも、続かなくては、意味がない」
ということです。
「ヒーリング」の仕事をしてる人たちを、たくさん見てきて、面白いことに、気がつきました。
「ヒーリングは、無料でやるべきだ」
こう言っていた人で、その仕事が、その後、何年も、続いている人は、とっても少ないということです。
無料というのは、大変です。
前述したように、よっぽどのお金持ちが、趣味でやっている時だけ、続いているようです。
普通の庶民には、都会で暮らしながらの無料ヒーリングは、ほとんど不可能だと思います。
同様に、安い料金で、ヒーリングしている人も、続いている人は、少ないです。
「性欲」と同じように、「金銭欲」も、否定すると、続かないようです。
全員ではありませんが、無料や安い料金に、こだわる人の中には、別の欲をもっている人も、多いみたいです。
たとえば、ヒーリングの仕事で、適正価格や相場が、5千円なのに、1万円の値段をつけようとする人は、
「高い値段をとって、お客さんから、ボッたくってやれ!」
という欲をもっているでしょう。
ただし、こういう場合は、だいたいの場合、その欲が、お客さんに伝わるので、だんだん、皆、来なくなって、お店は、つぶれます。
一方、適正価格や相場が、5千円なのに、無料でやろうとしている人は、
「無料でやって、お客さんから、いい人だと思われたい…」
という欲をもっていることもあるのです。
「無欲」の人の中には、
「無欲になりたい」
という欲をもっている人も、多いのです。
この場合も、その欲は、自然なものではなく、無理しているので、続かなくなってきて、お店は、つぶれることが、多いです。
「価格」や「料金」というものは、お店側もお客側も、両方が、納得するようなバランスのとれたものでないと、続かないのです。
「その価格は、どうやって決まるのか?」
という問題ですが、この答えは、経済学者たちの間でも、いろいろな意見があって、実は、よくわかっていないそうです。
特に、大企業が製造するような製品と違って、「ヒーリング」のようなサービス業、しかも、目に見えないエネルギーを使うものは、原価なども、様々な解釈ができるので、適正価格なんて、サッパリわからないのです。
そのヒーラーさんが、仕事しているお店の家賃や電気代などは、原価でしょうが、そのヒーラーさんが、受講したセミナーや講演会の値段も、原価に入るのかどうかは、わからないのです。
その人が、読んだ本、映画なども、そのヒーリングに役だっていれば、原価に入るかもしれないというような、かなり曖昧なものなのです。
「では、どうするのか?」
ということですが、結論から先に言うと、ヒーラーさんが、各自で、試行錯誤しながら、その料金を、考えるしかないのです。
私の個人セッションでは、そういうヒーラーさんの魂が欲している料金を、キネシオロジーで、読み取るようなことも、やっていますが、こういう特別なことをしなくても、やっていくうちに、自然に、わかってくるものなのです。
料金が、高すぎると、お客さんが、誰も来なくなります。
安すぎると、自分に負担がかかるので、お店が、維持できなくなります。
結局、結果論になるのです。
「適正価格のヒーリング料金だから、長年続くだろう」
という見通しは、成り立たないのです。
最初から、わかることは、あまりないのです。
実際には、5年くらい、お店が、続いた後に、
「これだけ続いたということは、やはり、このヒーリングの料金は、適正価格だったんだな…」
と、しみじみと思うものなのです。
他にも、長年、いろいろなヒーラーさんを、見てきて、気がついたことがあります。
これも、皆ではなくて、だいたいの傾向です。
たとえば、まったく同じヒーリングのセミナーを受講して、卒業した後、開業した3人がいたとします。
1人目は、1回につき、無料で、ヒーリングしています。
2人目は、1回につき、3千円で、ヒーリングしています。
3人目は、1回につき、1万円で、ヒーリングしています。
この3人が、5年たったら、どうなったと思いますか?
1人目の人は、やはり、無料でやるような実力なのです。
2人目は、3千円の実力なのです。
3人目は、1万円の実力なのです。
どういうことかというと、3人の顔つきや発言の内容が、違うのです。
1人目の無料でやっていた人は、やはり、どこか甘さがあり、仕事に対する姿勢が、アマチュア感覚なのです。
2人目も、セミプロみたいなかんじで、ちょっと趣味的な感じで、仕事を捉えているのが、話の内容から、わかりました。
3人目は、プロの顔になっていて、仕事の厳しさも知ってて、自分軸が、ぶれていないのが、わかりました。
これは、おそらく、「料金」のせいだろうと思いました。
つまり、無料でやった場合、もしも、体調などが、改善しなくても、お客さんは、
「よくなりましたよ。ありがとうございます」
とお世辞を言うことも、多いのです。
しかし、3千円あたりからは、しっかりと、お金を払っているので、改善が感じられないと、ある程度、文句を言ってくると思います。
「すみません、やってもらったのは、嬉しいのですが、あまり効果は、感じませんでした」
ちゃんと本音で、意見を言ってくれます。
これが、3千円という料金です。
1万円も払って、もしも、まったく改善が感じられなかったら、怒るでしょう。
「お金、返してください!」
厳しいお客さんだったら、こう訴えてくると思います。
実際に、3人目の人に、話を聞いたら、
「最初の頃は、まったくダメで、お客さんから、批判や悪口ばかり、言われました。でも、それが、ありがたかったことに、気がつきました。そのおかげで、本気になれました。その後、ちゃんと実力が、ついたのです。今では、自身をもって、お客さんに、1万円を請求できます」
笑いながら、こう答えてくれました。
このヒーラーさんは、最初に、高額の料金設定をして、しばらくは、苦しんだのですが、最終的には、自分もお客さんも、皆が、ハッピーになったということです。
私が、見たところ、3人とも、ヒーリングの能力そのものは、それほど、変わっていません。
でも、お客さんを、楽しませるようなトークや気配りなど、サービス精神が、まったく違うのです。
やはり、高額の料金をいただく場合には、それなりのサービスをしないと、続かないのです。
そうなのです。
この3人目のヒーラーさんは、「お金」に、鍛えられたのです。
最初の頃は、もしかすると、500円くらいの実力しか、なかったかもしれません。
それが、高額料金をとることによって、お客さんからの厳しい評価で、だんだん、2千円、3千円、5千円、1万円というふうに、実力が、ついていったのだと思います。
「実力があるから、高額の料金をとる」
というよりも、
「高額の料金をとることによって、だんだん、実力がついてくる」
という結果論的な話なのです。
パワーリフティングの選手だった頃も、ジムで、たくさんの人を、見てきました。
ジムに入会してきて、最初の頃に、挑戦する重さで、その人の将来の身体の予想は、つきました。
30キロの重さの軽いバーベルで、ケガをしないように、安全に練習していた人は、5年後、身体が、まったく変わっていませんでした。
健康にはいいので、趣味としては、最高だと思います。
ちょっと頑張って、ようやく持てるような50キロくらいのバーベルで、真面目に練習していた人は、5年後、いわゆる細マッチョという身体になり、女性に、モテるようになっていました。
こういう人は、筋トレの本当の面白さが、わかった人だと思います。
持てもしないような、100キロの重さを、最初からセットして、ラックから、外そうとしてみたり、その重さで、つぶれて、ケガしたり、それでも、くじけずに、挑戦しつづるような人は、5年後、ゴリマッチョになっていました。
女性には、モテませんでしたが、重たいバーベルは、モテるようになって、パワーリフティングの選手になって、大活躍しました。
ちなみに、この100キロの重さをセットした人は、私のことです。(笑)
「バーベル」も、重たいほうが、気合いがはいって、鍛えれるのです。
骨折するほどのケガは、してはいけませんが、ちょっとくらい、ケガするくらいのほうが、強くなれるのです。
「お金」も、高いほうが、真剣に仕事できるので、能力が、高まるのです。
ストレスで、心が、押し潰されるほどの料金設定は、やってはいけませんが、ちょっとくらい、批判されるくらいのほうが、プロ意識は、育つのです。
ぜひ、「お金」をとることに、必要以上に、ビクビクしないで、堂々と受け取ってください。
「ヒーリング」というものは、けっこう、「お金」と、相性のいいものなのです。
自分のヒーリングを、成長させてくれる、「愛」の存在でもあるのです。
くれぐれも、
「おかねは、おっかね~」
なんて、脅えないでくださいね。
最後に、一発、ダジャレでした。(笑)
PS 「お金」も、「愛」というの存在の一部なんですよね。

☆キネシオロジーの個人セッションも、やっています。
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