1997年に、沖縄のあるヒーリングショップで、いつものように、ハーブティーを、飲んでいたら、その店の常連らしき男性二人が、遊びにきました。
お互いに、自己紹介した時に、その二人のうちの一人が、
「はじめまして。比嘉です!」
と名乗ったので、
「比嘉さんですか… そういえば、比嘉という姓は、沖縄で、一番多い名前なんですよね?」
私が、そう質問すると、
「そうみたいですね。多いですね」
と答えてくれました。
すると、隣に座っていた、その比嘉さんの友人が、
「比嘉っていう名前の人は、スケベな人ばかりですからねー! あはは」
と笑いながら、ツッコミを、入れてきました。
意味がわからなかったので、どういう意味か、質問してみると、
「比嘉っていう名前の人が、これだけ多いということは、その人たちの先祖は、たくさん子供を、つくったということですよ。つまり、先祖の人たちが、それだけ、たくさんセックスしていたということですよ。あはは」
と答えたので、笑ってしまいました。
そういう視点での考察は、初めて聞いたからです。
「そんなものですかね~ あはは…」
と笑いながら、答えました。
こういう小さな会話でも、いろいろと考えるのが好きな私は、この話を、たくさんの友人たちに話して、他の意見も、聞いてみました。
すると、またまた、面白い意見が、ありました。
「いや、必ずしも、そうだとは、限らないと思います。たしかに、先祖代々、続いている名字もありますけど、途中で、名字を変えたりした家も、たくさんあるだろうし、昔は、養子縁組が、よくあったし、今よりも、複雑だっと思います」
という意見や、他にも、
「もし、たくさんセックスしていても、子供のできない夫婦もいるでしょうし、逆に、少ししかセックスしなくても、すぐに、子供ができる夫婦もいます。傾向としては、セックスの回数と子供の数に、ある程度、関係性はあるかもしれませんが、絶対ではありません」
こういう意見もありました。
ユニークな意見では、
「もし、たくさん子供ができても、生まれた子が、女の子ばかりだったら、その家の名字は、続きません。名字が、多く広がっていく家は、男の子が、多く生まれた家だったのではないですか?」
というのもありました。
「なるほど…」
とうなずきました。
このように、一つの疑問を、たくさんの人と、シェアすると、自分の思ってもいなかったような意見や視点に、触れることができ、思考が柔軟になって、楽しいです。
この名前の話は、逆に考えると、たしかに、まったくセックスをしない人は、自分の名字が、子孫として、広がる機会は、ほとんどないので、たしかに、スケベかどうかということと、名字の多さには、関係性は、少しはあるのかもしれません。
初対面の人に、いきなり、こんな話をすれば、失礼になるので、やりませんが、ある程度、親しい人には、このネタで、お互いに、いろいろな冗談を言いながら、笑いあったりします。
この話を聞いてから、沖縄で、人に会って、名前を聞くのが、楽しくなってきました。
ちなみに、現在の沖縄で、多い名字です。
1 比嘉
2 金城
3 大城
4 宮城
5 新垣
6 玉城
7 上原
8 島袋
9 平良
10 山城
やっぱり、「比嘉さん」が、一番スケベなのかな?(笑)
学生時代、クラスにいた友人を、思い浮かべると、スケベかどうかは、わかりませんが、たしかに、比嘉という名前の人は、元気のある人が、多かったような気もします。
まあ、このあたりは、適当な感覚なので、血液型の性格判断くらいに、遊び感覚で、考えるくらいにしておくといいと思います。
「多い名字のランキングは、スケベ度ランキングでも、あるんですよ!」
なんて話したら、合コンなんかでも、盛り上がるかもしれません。
こんなことを書くと、沖縄の「比嘉さん」という名前の人の中には、怒る人もいるかもしれませんが、この文章を読んでいる人たちは、こういう話題を、笑い飛ばせる大人ばかりだと、信じています。(笑)
この話を、さらに、いろいろな人に、話したら、
「ちょっと、待ってよ! もし、そうだったら、佐藤さんや鈴木さんって、大変なことになるんじゃないの? あはは」
と言われて、また、笑ってしまいました。
「そうだよなー、そう言われてみれば、全国だと、佐藤さんや鈴木さんは、大変な規模だよなー」
こう思いました。
ちなみに、現在の日本で、多い名字です。
1 佐藤
2 鈴木
3 高橋
4 田中
5 渡邊
6 伊藤
7 山本
8 中村
9 小林
10 加藤
日本一スケベなのは、「佐藤さん」かな?(笑)
冗談は、このくらいにして、ちょっと真面目な話も、書いておきましょう。
「名前」の勉強をすると、いろいろと面白いことも、わかりますが、その名前のことを、よく知っていると、その人と、すぐに、仲良しになれます。
誰でも、自分の名前に、関心をもってもらうと、嬉しいからです。
「そのお名前は、どういう意味ですか? よかったら、その名字の歴史などを、教えていただけますか?」
というと、話が、どんどんはずみます。
例えば、1位の「佐藤さん」のルーツは、藤原氏だそうです。
平安時代、藤原姓の人は、たくさんいたようです。
それでは、不便なため、区別するために、地名や職業と「藤原」を組み合わせて、新しい名字をつくったそうです。
つまり、「佐藤」とは、
「佐」+「藤原」
だそうです。
「佐」とは、何かというと、いくつかの種類があって、まず、「佐(すけ)」という位の意味もあったそうです。
朝廷の役職には、上から順に、「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」という四つの位(四等官)があり、役所によって色々な漢字を、あてていたようです。
その一つが、「佐」という漢字で、
「佐(すけ)という位にあった藤原さん」
という意味だそうです。
また、左衛門尉という役職の藤原さんも、「佐藤」を、名乗っているそうです。
さらに、地名由来の「佐藤」もあり、有名なのが、栃木県佐野の藤原氏だそうです。
他にも、たくさんの系統や説が、あるようですね。
「佐藤さん」という名前だけで、これだけの歴史が、あります。
2位の「鈴木さん」は、紀伊半島の名字だった鈴木が、全国に、広がったようです。
この地方では、刈り取ったあとの稲束を、干したものを、「すずき」といったのが、鈴木姓のルーツと、いわれているようです。
「鈴木」という漢字は、あとからあてたもので、木に鈴が、ぶらさがっていたわけでは、ないようです。
熊野地方には、熊野信仰という山岳宗教があり、古代から中世にかけて、広く信仰されていて、この信仰のよりどころになったのが、熊野神社で、全国各地には、3千の分社が、あったようです。
これらの各地の熊野信仰を、支えたのが、鈴木一族だったという説も、あるようです。
この鈴木一族の総本家が、和歌山県海南市の藤白神社の神官をつとめており、同神社には、今でも鈴木総本家の家が、残されているようです。
鈴木家の中でも、一番栄えたのが、愛知県東部の三河地方の鈴木一族で、戦国時代には、この地域を代表する有力武士団にまで、なっていたようです。
こちらも、他にも、多くの系統や説が、あるようです。
3位の高橋さん、4位の田中さんなども、それぞれ、複雑で面白い歴史が、あるようです。
興味のある方は、いろいろ調べてみてください。
他にも、姓名で多い名前の1位は、「田中 実」だそうです。
1 田中 実
2 鈴木 茂
3 鈴木 実
4 佐藤 清
5 高橋 清
6 佐藤 正
7 佐藤 進
8 鈴木 清
9 田中 稔
10 鈴木 博
そういえば、身近に、一人くらい、この名前の人、いますね。
あと、名前で面白いのは、1位の「田中 実」のように、姓名ともに、「左右対称の漢字」の名前は、名前そのものが、「パワー」を持つそうです。
山、田、本、吉、由、美、実、早、未、苗、幸、真、日、来…
などの漢字で、構成されている姓名は、文字から、パワーがでるということです。
さらに、漢字よりも、「カタカナ」のほうが、さらに、「パワー」が、でるそうです。
戦争中に、旧日本軍が、軍隊内での文書を、漢字とひらがなではなくて、漢字とカタカナにしたのは、こういうことを、知っていたからだそうです。
一方で、「ひらがな」は、「やさしさ」のエネルギーが、でるそうです。
まあ、これは、絶対ではなくて、だいたいの傾向なので、ちょっと、頭の隅っこに、置いておくぐらいで、いいと思います。
あと、一説によると、名前に、「十」が入る「田」のような文字のある名前の人は、先祖に、キリスト教の人がいた可能性も、あるそうです。
昔のキリスト教の人で、子孫の名字に、「十」の文字を入れることを、望んだ人が、けっこういたということです。
たとえば、「山本」という名前などは、昔、ある地方の山の上に、大きな木でできた十字架を、建てていた一族がいて、その一族が、子孫に、「山本」の姓をつけたという説も、あるようです。
「山」+「大」+「十」=「山本」
ということですね。
他にも、「辻」という名前は、その一族の近くに、荷車で、十字架を、運搬する仕事の人たちがいて、その一族が、「十字架を運んでいた一族」という意味で、子孫につけたという説もあるようです。
「之」+「十」=「辻」
ということですね。
面白いですね。
このあたりは、歴史的に、どのくらい真実かは、わかりません。
本当のことは、タイムマシンに乗って、見てこないと、わからないでしょう。
でも、こういう話は、想像力を、刺激されて、面白いです。
他にも、女性の名前で、「子」という文字が入る人も、多いと思いますが、これにも、深い意味があるそうです。
「子」という字には、単に、子供の「子」の意味だけではなくて、
「一(はじめ)から、了(おわり)まで、自分の人生を、全うできるように」
という意味も、含まれているそうです。
「一」+「了」=「子」
ということですね。
現在は、あまり、意識していないかもしれませんが、昔の親たちは、こういうことを、意識して、「子」という文字を、名前に入れていたようです。
たとえば、「明子さん」なら、
「生涯、明るく過ごせますように」
「栄子さん」なら、
「生涯、栄えますように」
「愛子さん」なら、
「生涯、愛に包まれますように」
という祈りを込めて、名前を付けていたようです。
ぜひ、ご自分の名前を、もう一度、再確認してみてください。
「氏名は、使命」
という言葉もあるように、自分の意外な使命や役割、才能などに、気がつくかもしれませんよ。
名前には、いろいろなヒントが、たくさん隠れているみたいです。
正月に、実家に帰った時に、親戚で集まって、自分たちの先祖の歴史を、いろいろ想像しながら、皆で、語り合うのも、楽しいでしょうね。
PS 山本さんの先祖は、昔、山の上に、大きな十字架を、建てていた?
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