「何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを、誇りたい」
by スティーブ・ジョブス
先日、喫茶店で、「インベスター Z」というマンガを、読みました。
これは、投資をテーマにした作品ですが、冒頭の言葉が、出てきました。
現代人は、情報の洪水を、泳いでいるようなものです。
昭和の時代くらいまでは、現在に比べたら、まだ、情報は、少なかったと思います。
だから、新聞を読んだりして、情報を得ると、インテリとして、認められました。
その当時までは、新聞の情報にも、まだ、価値があったのです。
しかし、平成になったあたりから、新聞の情報に、ほとんど価値がなくなりました。
皆が、新聞を読むようになったからです。
経済の大原則で、普及して、たくさん存在すると、価値がなくなるからです。
形のあるものでも、形のない情報でも、やはり、なかなか手に入らないような物、誰も知らないようなことに、希少価値が、出てくるのです。
現在でも、まだ、日本の学校教育というものは、公務員や大企業に、就職するための勉強ばかり、教えているようです。
この教育システムでは、全ての科目が、100点満点の100点だったり、「オール5」を、目指すようなことが、求められます。
つまり、
「なるべく、まんべんなく全てのことが、できるような人間が、優秀だ」
という価値観で、教育が行われるのです。
そこでは、苦手なことを、克服するような「短所是正法」が、主に採用されます。
反対に、得意なことを、伸ばすような「長所伸展法」は、あまり採用されません。
結果として、学生たちは、
「いったい、自分は、何に、向いているのだろうか?」
という一番大切なことが、わからなくなるのです。
「なんでもかんでもできるけど、特にずば抜けて、優れているという才能や能力はない」
こういう人を、大量生産してきた結果が、現在の日本の社会だと思います。
これは、悪いことではありません。
ただし、昭和の時代までは、これで、よかったのです。
この教育システムのおかげで、ミスをしないような几帳面で、真面目な社員が、たくさん生まれ、そのせいで、日本の自動車や電化製品は、優れていたのです。
しかし、平成の世の中、特に、21世紀になって、どの会社や工場でも、適切な判断や正確な動作というのを、コンピューターやロボットが、かわりにやるようになったのです。
そのために、ふたたび、コンピューターやロボットにないような「人間らしさ」というアナログが、価値をもつようになったのですが、教育制度が、この流れに、対応できていないのです。
今の大学生の就職難は、政治のせいもありますが、こういう背景が、大きいのです。
大学生が、必死になって、学生時代に身につけた、記憶力や計算能力などは、コンピューターやロボットが、それ以上にできるので、採用する側の大企業は、あまり喜ばないのです。
時代の大きな流れとして、個性的でユニークな人間を、求める方向に、流れています。
これは、いきなり大きく変化することは、ないかもしれませんが、この流れが、変わることも、ないと思います。
これからの時代は、なるべく、他人とは、違っていて、ユニークな人が、価値を持ってくると思います。
特に、独立起業する場合には、これは、絶対条件です。
他人と同じことをして、成功した人など、いないのです。
大きく変える必要は、ありませんが、ちょっとづつでも、自分の個性を加えた商品やサービスを、提供しない限り、成功は、難しいのです。
本題です。
では、どうすれば、いいのでしょうか?
それは、「決断力」を、研ぎ澄ますことです。
「決断」とは、文字通り、「切って離すこと」です。
何かを、成し遂げようと思ったら、まずは、
「やらないことは、やらない」
と、いらないものを、切って離すことが、なによりも大切です。
「あれもやりたい、これもやりたい」
と、やることを、増やして抱えてしまった状態で、何かを、成し遂げることは、不可能です。
なにもかも全てを、完璧にこなすことは、無理だから、かならず、どこかで、妥協することになります。
そして、その結果、成功できないというパターンを、繰り返している人が、とても多いのです。
たとえば、スポーツ万能になろうと思って、たくさんのスポーツをこなして、全てで、世界一になるということは、まず無理です。
体操も、マラソンも、相撲も、野球も、ダンスも、全部世界一になるというは、不可能です。
それよりも、何かひとつだけでも、
「自分は、この競技だけは、絶対に負けない」
と言えるものがある人のほうが、人生のいろいろな場面で、勝負強いというのは、たくさんの人が、認めていると思います。
「決断力」というのは、日常生活において、毎瞬毎瞬、求められる能力です。
ランチタイムにおいて、
「かつ丼を食べるのか? 牛丼を食べるのか?」
といった小さい決断から、
「この人と、結婚するのか? それとも、結婚しないのか?」
という人生の大きな決断まで、無数に迫られます。
日本の教育というのは、
「YESか? NOか?」
を決めることを、重視してこなかったようで、たくさんの日本人が、この決断する能力が、弱いようです。
特に、「NO!」という判断や決断は、苦手な人が、多いです。
何かを、切ったり、捨てたりすることが、下手だということです。
「整理整頓」という単語がありますが、この中の「整理」というのは、「人員整理」という表現があるように、「捨てる」という意味だそうです。
さらに、「整頓」というのは、「並べる」という意味だそうです。
まず最初に、
「要らないものを、捨てる」
というのが、先なのです。
それから、次に、
「取り出しやすい位置に、並べる」
のです。
これが、「整理整頓」の意味です。
だから、何かやりたいことが、出てきたら、何よりも先に、
「やらないことを、決める!」
それから、次に、
「やりたいことを、やる!」
というのが、順番なのです。
これをやらないで、いきなり、
「やりたいことを、やる!」
と思うから、できなくなるし、続かなくなるのです。
例をあげると、
「英会話の勉強を、やりたい!」
と決意したとしましょう。
毎日1時間、勉強する計画を、たてたとします。
しかし、ほとんどの人が、三日坊主で、終わります。
それは、最初に、不必要なことを、止めてないからです。
睡眠時間、仕事の時間、通勤時間、食事の時間など、24時間のうちで、義務的な時間が、決まっている場合、自由な時間は、思っているよりも少ないです。
その中で、テレビをみる時間、スマホをいじる時間など、まずは、無駄に費やしている時間を、止める決意をしないと、英会話の勉強の時間など、確保できないのです。
だから、
「無駄な時間を、切り捨てる!」
その後に、
「やりたいことに、集中する!」
この流れなのです。
部屋の掃除の時に、まずは、
「ゴミを、捨てる」
それから、
「物を、収納する」
これと同じです。
「自分の人生」という大きな部屋を、一度、棚卸ししてみましょう。
そのためには、まずは、
「自分にとって、いらないものを、捨てる!」
この決断が、なによりも、大事です。
「これって、本当に、自分に、必要なものなのか?」
と問いかけると、それは、わかると思います。
ちなみに、私の場合、20代の頃、サラリーマンだったのですが、まずは、買わないものを、決めました。
土地、家、車など、まずは、こういう高額なものは、自分には、必要ないと思って、買わないことを、決めました。
これだけで、かなり経済的に、楽になりました。
他にも、無駄な残業、休日の無駄な付き合いなども、やめました。
また、意識の中で、会社員としての出世なども、目指さないことにしました。
それから、本当にやりたことを、決めました。
一つは、今もそうですが、一番興味のあった、「精神世界」の勉強をすることを、決めました。
時間があれば、いろいろな講演会やセミナー、書籍による読書に、集中しました。
おかげで、たくさん学ぶことができ、現在の仕事に、繋がっています。
二つ目は、当時、私の特技であった、「パワーリフティング」という競技です。
これも、週に4日くらいは、一生懸命、練習しました。
おかげで、34歳の頃に、世界大会で、優勝することもできました。
「精神世界で、学んだこと」
「鉄のバーベルを持ち上げて、学んだ人生哲学」
この二つを、合わせて、35歳の頃に、作成したのが、
「精神世界の鉄人」
というサイトなのです。(笑)
何かの本で、読んだ言葉が、心に残っています。
それは、
「人生は、短い。短所なんか、直している暇なんかない。長所だけを、伸ばすようにしなさい」
というメッセージです。
最近、本当にそうだと、改めて思っています。
世の中の情報洪水の中で、なかなか、自分のやりたいことを、発見することは、困難だと思いますが、それでも、これをやらないと、明るい未来は、期待できないと思います。
そのためには、まずは、自分にとって要らないものを、見極めて、切り捨てる勇気を、持つことが、第一歩になります。
これは、余談ですが、あるチャネリング情報によると、この宇宙には、地球以外にも、たくさんの文明が、存在しているそうですが、その中で、地球よりも、はるかに進んだ文明には、すべて、ある特徴があるそうです。
それは、その惑星で暮らす宇宙人たちは、自分の好きなこと、得意なこと、ワクワクすること以外には、興味も示さないし、まったくやらないそうです。
どうして、それができるのかというと、その価値観の根底には、
「自分ができないことで、世の中に必要なことは、必ず、別の誰かが、やってくれる」
という他者への絶対的な「信頼」が、あるからなのだそうです。
逆に言うと、地球人が、なんでもかんでもやりたがるのは、その価値観の根底に、
「自分が、もし、これをやらないと、世の中が、大変なことになる」
という他者への「不信感」が、あるのだそうです。
それは、自分や世の中への「不安」を生み、結果として、なんでもかんでもやろうとして、自分のキャパ以上のものを、抱え込み、人生が、苦しくなるという悪循環になるのだそうです。
面白いですね。
本物の「決断力」の根底には、
「世の中が、全て完璧に繋がっている」
という「信頼」が、必要だということです。
「あの人は、宇宙人だ!」
と言われて、「宇宙人」というニックネームが、ついたりする人がいますが、その人たちは、やはり、実際に、宇宙人の魂の割合が、大きいようです。
さらに、具体的にいうと、そういう人たちは、上記のように、自分の好きなこと、得意なこと、ワクワクすることしか、やらないという特徴が、あるようです。
それでも、何かの分野で、簡単に、成功したりする理由は、その奥底に、他者への絶対的な信頼が、存在したいるのだそうです。
私も、昔から、よく、「宇宙人」と呼ばれましたが、言われてみれば、たしかに、そういう価値観です。
今でも、料理も、下手なので、100%外食ですし、細かい仕事も、苦手なので、従業員を雇って、全部、やってもらっています。
経理関係も、全部、会計事務所に、丸投げしているし、パソコンが、故障したら、すぐに、プロの人に、来てもらいます。
私は、自分の得意なブログやメルマガの文章を、書くことや、セミナーで、いろいろな情報を、伝えたりすることだけに、集中しています。
こういうスタイルは、楽しいし、とても楽です。
これからは、たくさんの人が、こういうライフスタイルを、選ぶ流れになると思います。
それには、まずは、嫌いなことや苦手なことを、切り捨てる決断をする力、「決断力」を、身につけることです。
それから、好きなこと、ワクワクすることを、増やしていったらいいでしょう。
その意識の根底には、宇宙人のような「社会に対する絶対的な信頼」も、大事になってきます。
これは、言い換えると、「ワンネスの意識」ということです。
「宇宙人の決断力」
これを、身に付けた地球人から、幸せな人生を生きる、自由人に進化していくのだと思います。
PS スティーブ・ジョブズのような「宇宙人」の魂を持つ人たちは、「決断力」に、優れているのが、特徴みたいです。
それには、同時に、「他者への絶対的な信頼」も、不可欠な要素みたいです。
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