Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1615

グレーゾーン

昨日の13周年記念セミナー、大盛況で、終了しました。

参加された皆さん、ありがとうございました。

懇親会でも、いろいろな話題で、盛り上がりましたね。


「よく、13年間も、書き続けたな…」

と改めて、思いました。

これだけの期間、書き続けるのは、やはり、凄いと思います。

自分で自分のことを、褒めてあげたいです。(笑)


昨日は、スペシャルセミナーだったので、テーマも、「地球文明」ということで、いつもは、話さないことを、たくさん話したのですが、これが、大好評だったので、もしかしたら、大阪と名古屋でも、今月か来月あたり、このテーマで、開催してもいいかなと、考えています。




セミナーでも、話したのですが、こちらでも、少しだけ書いておきます。

「グレーゾーン」の話です。



昔も今も、「光」と「影」は、どの社会にも、存在しています。

この「光」と「影」を、具体的に、「善」と「悪」という言葉に、置き換えて考えてみます。

それぞれのハッキリした定義は、難しいので、あくまでも、便宜上分けただけです。

「白」と「黒」と、表現してもいいですね。

「白=善」

「黒=悪」

ということにします。



人間は、大昔から、この「白」と「黒」の問題に、悩んでいたと思います。

これは、とっても難しいです。

なぜなら、人によって、それぞれ解釈が、違うからです。

たとえば、とても好戦的な男性のことを、「勇ましい!」と感じて、憧れる人もいれば、「野蛮だ!」と感じて、軽蔑する人もいます。

さらに、喧嘩や戦争などは、自分や自分の国が、「黒」だと思っている人など、ほとんどいないのです。

人や国が、争っている場合、そのほとんどが、それぞれ自分たちこそ、「白」だと思っているのです。

喧嘩や戦争というのは、「白」と「黒」が、戦うのではなく、ほとんどが、「白」と「白」が、戦っているようなものです。

状況によっては、善良な人が、犯罪者に襲われて、抗戦するような「白」と「黒」の戦いもあるし、犯罪者同士で抗争する「黒」と「黒」の戦いもあるでしょう。

だから、大きくわけて、この世界での争いごとというのは、

「白」VS「白」
「白」VS「黒」
「黒」VS「黒」

という3タイプの争いに、分けられるのかもしれません。




いずれにしても、「白」と「黒」だけの二極だけでは、争いが、過激になりやすいということを、人間は、長い歴史の間に、学んだのだろうと思います。


注意して、細かく観察してみると、世界中のたくさんの国や政治、社会、組織の中には、この「白」と「黒」だけの戦いを、緩和するために、「灰色」、つまり、「グレーゾーン」を、意図的につくっていることに、気がつくことがあります。

「白」と「灰色」と「黒」

という三極で、バランスを保っているケースが、多いということです。



例をあげてみます。

世界地図を、思い浮かべてください。

思いだせるだけでいいですよ。

「アメリカ」と「ロシア」

というふうには、この二大大国は、隣接していません。

もし、そういう地理的な状態だったら、すぐに、

「アメリカ」VS「ロシア」

という大戦争に、なってしまう可能性が、大きいからです。


アメリカ人が、単純に、

「悪の権化、ロシアを、やっつけろ!」

と思った時に、

「白」VS「黒」

の状態に、なりやすいのです。


そこで、緩和剤として、「灰色」である「グレーゾーン」を、二つ配置してあります。

「カナダ」と「アラスカ(アメリカ)」です。

「アメリカ」と「カナダ」と「アラスカ」と「ロシア」

こうやって、「灰色」を入れることによって、それが、「クッション」の働きをして、大きな争いに、なりにくくしているのです。

仮に、アメリカ人が、自分たちが、「白」で、「ロシア」を、「黒」だと思っているとして、戦争が、始まっても、

「白」VS「灰色」VS「灰色」VS「黒」

という状態に、なりやすくしているということです。

「単純」よりも、「複雑」のほうが、いいこともあるのです。



例え話ですが、「アメリカ」と「ロシア」を、人間の「骨」と「骨」だとすると、骨同士では、摩耗してしまします。

だから、「骨」と「骨」の間に、関節としての「軟骨」を置く必要があるのです。


この場合、「カナダ」と「アラスカ」という「グレーゾーン」は、「軟骨」の役目をするのです。

「アメリカ」と「ロシア」が、戦争しそうになっても、間の「カナダ」を、いちいち通らないと、戦争しにくくしているのです。

もしかしたら、「カナダ」だけでは、負荷がかかりすぎて、荷が重たいということで、さらに、「グレーゾン」である、「アラスカ」を、追加したのかもしれません。

「アラスカ」というアメリカの州であって、本国のアメリカから、離れているという中途半端な地域を、わざとつくることによって、さらに、地理的に複雑で、ややこしくして、戦争が、起こりにくいように、歯止めをしているのだと思います。




これは、他の場所にも、たくさん見られます。

「ロシア」と「ヨーロッパ」の間にも、「ウクライナ」などが、入っています。

他にも、北欧やスイスなどの小さな国を、たくさん入れることによって、わざと複雑な状況をつくっているように見えます。

ヨーロッパに、小さな国が多いのも、長い歴史から、

「外国との政治は、単純にしないほうがいい。複雑なほうが、争いが起こりにくい」

ということを、学んだからかもしれません。



「中国」という大国と「インド」という大国の間にも、「ネパール」などの小国が、いくつか入っています。

これも、

「中国」VS「インド」

という大きな戦争を、防ぐための緩和剤であり、クッションだと思います。



他にも、「中国」と「ロシア」の間には、「モンゴル」が、入っています。

この「モンゴル」も、先ほどの「カナダ」のような「グレーゾーン」であり、クッションの働きをするのだと思います。

推測ですが、「モンゴル」だけでは、負荷がかかりすぎて、荷が重たいということで、「グレーゾーン」である、「内モンゴル自治区」を、追加したのかもしれません。

「内モンゴル自治区」という中途半端な地域を、わざとつくることによって、複雑で、ややこしくして、戦争が起こりにくいように、歯止めをしているのだと思います。

これは、「チベット自治区」や「新疆ウイグル自治区」なども、同じだと思います。


たしかに、これらの地では、紛争が絶えませんが、でも、これらのクッションが、なくなったら、

「ロシア」VS「中国」

「中国」VS「インド」

などの大国同士の大戦争が、勃発する可能性があるのです。



「中国」も大国ですが、やはり、「日本」も、大国だと思います。

だから、この二国も、もし隣接していれば、

「中国」VS「日本」

という大戦争に、なりやすいと思います。


幸い、この二国の間には、日本海という荒波があって、地理的に、なかなか戦争しにくいのですが、それでも、危ういいといことで、この間に、「韓国」と「北朝鮮」というクッションである、「グレーゾーン」を、つくったのだと思います。

おそらく、最初は、「カナダ」のように、「韓国」だけでも、大丈夫だと思ったのでしょうが、だんだん、韓国だけでは、荷が重いということが、わかってきて、前記の「アラスカ」のように、中途半端な「北朝鮮」という「グレーゾーン」を、追加することによって、複雑にしたのだと思います。



このように、二極だけでは、危ないので、三極にして、それでも、不安な場合は、四極にして、安定を保つという高等テクニックは、世界中で行われています。

ただし、これは、なかなか、一般の人には、理解できないようです。

ちょうど、将棋の名人同士が、対局しながら、高度な読みあいをしていても、将棋の素人たちには、理解できないようなかんじだと思います。




日本の政治でも、アメリカを支配しているような極悪人たちに、対抗するために、善良な人を、政治家にしたりすると、

「白」VS「黒」

という戦いになりがちです。

具体的には、

「善良な政治家」VS「極悪な権力者」

という構図です。


それでは、過酷な戦いになるので、いろいろ考えた結果、「グレーゾーン」になる「灰色」を、入れたんだと思います。

「白」VS「灰色」VS「黒」

という構図にしたのです。


具体的には、

「善良な国民」VS「腹黒い政治家」VS「極悪な権力者」

という感じです。


何が言いたいか、わかりますか?

「日本の政治家は、腹黒いほうがいい」

と言っているのです。

日本の政治家が、善良な人ばかりだったら、

「白」VS「黒」

の構図になり、過激な事件が、起こりやすくなるのです。


日本人に、あまり極悪人はいません。

政治家にも、本当に悪い「悪人」は、少ないのです。

しかし、ズルイことばかり考えている「ズル人」は、たくさんいます。

でも、それでいいのです。

その「ズル人」である人たちが、政治家になってくれて、アメリカを支配しているような本当の極悪人たちと、会ってくれるおかげで、私たち一般の国民は、そういう悪人たちと、顔を合わせなくて済むのです。


「善良な国民」VS「極悪な権力者」

という、

「白」VS「黒」

は、怖いと思いませんか?


「善良な国民」VS「腹黒い政治家」VS「極悪な権力者」

という、

「白」VS「灰色」VS「黒」

のほうが、気分的に、楽ですよね?


日本の腹黒い政治家たちに、どんなに、文句や悪口を言っても、殺されることはありませんが、もしも、彼らがいなくなったら、私たちは、アメリカを支配しているような極悪人たちに、直接、文句を言わないといけなくなります。

下手したら、暗殺されるかもしれません。

こう考えると、緩和剤でもあり、クッションでもある、「グレーゾーン」の働きをしてくれている日本の政治家たちに、感謝したくなってくるのではありませんか?

凄く厳しい仕事をしているのですよ、彼らは…




「善」と「悪」

そして、

「白」と「黒」

私たちは、「光」と「影」のコントラストでしか、認識できない世界に、生きているので、これは、しょうがないのかもしれません。


未来の世界になっても、ある程度は、「光」と「影」は、存在していると思います。

ただし、今よりは、その対比は、薄かったり、繊細だったりするのかもしれません。

いずれにしても、「光」だけでも、「影」だけでも、認識することが難しくなるために、この二つは、いつの時代にも、ある程度は、存在し続けると思います。

そして、「光」が、強くなれば、「影」も、強くなるし、「影」が、強くなれば、「光」も、強くなるという傾向は、しばらくは、続くだろうと思います。




宇宙の全てを眺めることができる、「神」という存在からは、人間の世界での「白」と「黒」は、どう見えるんでしょうね?

もしかしたら、ハッキリとした明暗の分かれる、「白」と「黒」で書いた「四コマ漫画」のような絵よりも、複雑な陰影で、多種多様な「灰色」を使った、「グレーゾーン」の多い「水墨画」のほうが、美しく見えるのかもしれませんね。








PS 白と黒だけで描いた、単純な漫画のような絵よりも、様々な灰色を使って、複雑に描いた水墨画のほうが、綺麗ですね。


Image may be NSFW.
Clik here to view.






☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓

http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas




☆キネシオロジーの個人セッションも、やっています。

こちらも、ぜひ体験してくださいね。

http://www.tomaatlas.com/soul.htm




☆メルマガ「精神世界の鉄人」も、発行しています。

ブログでは、読めないような内容も、掲載することもあります。

まだ、登録してない方、ぜひ登録してくださいね。

http://melma.com/backnumber_38906/







☆精神世界のランキングです。1日1回、ポチッと、クリックお願いしますね。↓

Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.
にほんブログ村 哲学ブログ スピリチュアル・精神世界へ


Image may be NSFW.
Clik here to view.
ペタしてね


Image may be NSFW.
Clik here to view.
読者登録してね


Image may be NSFW.
Clik here to view.
アメンバー募集中


Image may be NSFW.
Clik here to view.
フォローしてね


Image may be NSFW.
Clik here to view.
Twitterボタン

Twitterブログパーツ





以上




♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


トーマ

toma_atlas@yahoo.co.jp



☆日記(エッセイ)の過去の全バックナンバーです。

http://www.tomaatlas.com/library00.htm

☆「精神世界の鉄人」のメルマガも、発行しています。

http://www.melma.com/backnumber_38906/

☆キネシオロジーの個人セッションです。

http://www.tomaatlas.com/soul.htm

☆MIXI内にも、「精神世界の鉄人」のコミュを、作成しました。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=4663380



☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓

http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas

☆「光のネットワーク(リンク集)」です。

http://www.tomaatlas.com/linksnew.htm

☆私のメインサントです。 ↓

http://www.tomaatlas.com/




☆「精神世界の鉄人」のグルっぽです。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1615

Trending Articles