以前に、メインサイトに、掲載したエッセイの再掲載です。
子供の頃から、「漢字」が、なぜか好きでした。
学校の勉強自体は、それほど、好きじゃなかったのですが、漢字の深い意味や成り立ち、語源などは、面白いと思っていました。
ご存知のように、「ひらがな」などの「表音文字」に比べて、「漢字」は、「表意文字」です。
文字そのものに、意味があるものが、多いのです。
よく、日本の「マンガ」や「アニメ」は、レベルが、高いといわれますが、一説によると、英語などの表音文字を使っている、欧米諸国に比べて、日本人は、表意文字の漢字を使うため、「絵心」のセンスが、磨かれやすいというのが、要因の一つだとも、言われているようです。
そうかも、しれませんね。
「漢字」というのは、「マンガ」のセンスを、身につけるのに、最適だそうです。
文字そのものが、すでに、「一コマ、マンガ」になっているようです。
「漢字」も含めて、文字や語源というのは、いろいろな深い意味が、あるものが、多いようです。
ただ、これは、別に、「真理」や「事実」を、表現しているものではないと、思います。
人によっても、感じ方や解釈は違うし、これから先の未来は、どんどん、価値観も、変わっていくでしょう。
それでも、私たちが、漢字などの文字の語源などに、興味をもつのは、そこに、昔の人たちの「知恵」や「遊び心」を、感じるからだと、思います。
漢字を、眺めながら、よく、
「昔の人たちの多くは、こういうふうに、思っていたんだな…」
と、しみじみと、感慨にふけったりします。
ためしに、私が、「面白~い!」と思って、覚えている漢字の語源を、いくつか、あげてみますね。
学問的に、根拠のあるものもあれば、ほとんどなさそうなもの、ダジャレのように、こじつけたものもあるので、深刻に、考えないで、気軽に、読んでくださいね。
○「働」という字は、「人のために、動く」という意味だそうです。
○「患」という字は、「心に、串が、刺さっている状態」という意味だそうです。
○「歩」という字は、「少し、止まってみる」という意味だそうです。
○「涙」という字は、「水を流して、元の自分に、戻る行為」という意味だそうです。
○「励」という字は、「一人に、万人の力を、与える」という意味だそうです。
○「聴」という字は、「耳と目と心で、十分に納得するまで聞く」という意味だそうです。
○「徳」という字は、同じように、「目と心で、十分納得した上で、行う行為」という意味だそうです。
○「美」という字は、「大きな羊」という意味らしいです。昔、中国などで、羊の群れに、狼などが、襲いかかってきたときに、その群れの中の一番、大きな羊が、立ちふさがって、皆を、守ったそうです。
自分の命をかけて、皆を、守る姿が、美しかったそうです。ここから、きているみたいです。
○「聡」という字は、「公の心に、耳を傾ける」という意味だそうです。
政治家の人たちに、必要な心ですね。
○「恥」という字は、反対に、上記の字から、「公」がとれた状態。すまり、「公の心に、耳を傾けずに、自分の心だけに、耳を傾けてしまうと起こりやすい行為」だそうです。
○「朝」という字は、十月十日という文字から、できていることから、「生まれ変わる」という意味だそうです。
赤ちゃんが、生まれてくるのに、母親の胎内に、十月十日いることから
○「親」という字は、「木の上から、立って見る」という文字で、構成されていますね。
子供が、遊んでいるのを、遠くの木の上から、親が、ジッと眺めるように、見守っている状態を、表しているようです。
○「金」と「銀」と「銅」が、オリンピックのメダルですよね。
この中の「銀」は、「金よりも、良いかもしれませんよ」という意味だそうです。
さらに、「銅」も、「金と同じくらいに、価値があるのですよ」という意味だそうです。
○「臭」という字は、「自らが、大きくなっている状態」という意味だそうです。
自分のエゴが、増大してくると、体臭が、臭くなってくるようです。(苦笑)
○「鬼」という字は、「一人だけで、思い悩んでばかりいると、思いに、角と尾が、生えて、鬼になってしまいますよ」という意味だそうです。
○「夫」という字は、「二」と「人」という字が、重なっていますね。
「妻と子供の二人を、支える人」という意味だそうです。
どうですか? 「面白~い!」と思ったんじゃないですか?
さて、今回は、人類が、長いこと取り組んでいるテーマ、「男と女」について、「漢字」から、考えてみましょう。
もう一度、繰り返しますが、学問的な根拠が、あるものもあれば、ほとんどない、ダジャレのようなものも、あります。
「女」が、ついている漢字です。
○「女」という文字自体は、巫女さんが、お祈りをしている姿の象形文字という説も、あるようですが、上に、「角」が、二本あるのが、ポイントです。
左の角は、いつもでている角で、右の微かに出ている角は、結婚してから、出てくる、本当に怖い、角らしいです。(笑)
だから、現代でも、結婚式で、花嫁は、「角隠し」という頭飾りを、被るのですね。
○「好」という字は、女の子が、特に、好き嫌いで、動くことから、「女の子の気持ち」という意味だそうです。
○「姉」は、「もう、市場にお使いに行ってもいい女」で、「妹」が、「まだ、未熟な女」という意味ですかね? これは、私の想像です。
○「娘」という字は、「人間としての良い部分を、まだ、たくさん残している女」という意味らしいです。
昔の大人たちは、女の子には、「おしとやかにしなさい!」と言って、叱ったものでした。
これは、もともと、「女の子は、強い!」ということが、わかっていたからみたいです。
逆に、男の子には、「泣くんじゃない!」と言って、叱ったものでした。
これは、「男の子は、弱い…」ということが、わかっていたからみたいです。
それが、現代では、女の子も男の子も、区別なく、「勉強しなさい!」としか、叱らなくなってきています。
これが、男女のバランスが、崩れてきている、大きな要因の一つみたいです。
本来の女性の強さが、表に、出すぎているのです。
○「婚」という字は、もちろん、「縁組」の意味ですが、右側のツクリの「昏」は、「たそがれ」の意味です。
これは、昔、暗闇で、男女が、逢引きをしてから、結ばれ、結婚したことからきているようです。
あと、「わけがわからなくなっている、心の状態」の意味もあるようです。
だから、「婚」とは、「女が、わけがわからなくなっている時」という意味も、あるみたいです。
○「嫁」という字は、文字通り、「別の家に、入った女」という意味らしいです。
なぜ、昔から、女性が、男性の家に、嫁ぐのかとうと、女性が、強すぎるために、バランスを、とるのが、目的だったようです。
逆を、考えれば、わかるのですが、男性のほうが、婿養子になって、「サザエさん」のマスオさんのように、別の家に、入った場合、もともと、弱すぎるために、ずっと、肩身が狭い思いをしながら、小さくなってしまう男性が、多いということが、いろいろな経験から、わかっていたのだと、思います。
考えてみれば、女性は、嫁として、別の家庭に入っても、まったく、気遅れしない女性が、多いです。
それどころか、もともと、自分の家であったかのように、振る舞う女性も、たくさんいます。
別の家に、入っても、まだまだ、余力を残していて、強いのです。
そこで、昔から、バランスを、とるためのシステム的な役割として、「お姑さん」が、存在しています。
○「姑」という字は、こちらも、文字通り、「その家に、古くから住んでいる女」の意味ですね。
昔から、あまりにも、強すぎる「嫁」に、対抗する勢力として、「姑」がいたようです。
つまり、姑というのは、お婿さんのお母さんですよね。そのお母さんが、嫁に向かって、
「あなたの手の内や策略などは、わたしには、全部、お見通しよ。あなたの勝手には、させないわよ。私が、大事な息子を、守ってやるわよ」
というかんじで、向かっていくように、なっているのです。
お婿さんは、お姑さんと、二人がかりで、ようやく、お嫁さんと、互角の勝負が、できるのです。
現代では、核家族化が、進んで、夫婦二人だけの生活をする人が、増えています。
これでは、お嫁さんが、強すぎて、バランスが、悪くなり、夫婦仲が、悪くなりやすくなると、思います。
そういえば、「鬼嫁」という言葉は、ありますが、「鬼婿」という言葉は、あまり、聞かないですね。
同様に、「悪女」という言葉は、ありますが、「悪男」という言葉は、あまり、聞かないです。
「魔女」という言葉もありますが、「魔男」という言葉は、聞かないですね。
逆に、「間男」という言葉は、ありますけど、「間女」という言葉は、聞かないですね。(笑)
こういう言葉の違いから、男女の特性を、読み説いていくのも、面白い作業ですね。
○「妻」という字は、漢字の上の部分が、「自分のものとして取る」を、意味するので、「自分の戸籍に受け入れ、一心同体となった女」という意味だそうです。
妻に、キヘンを付けると、「棲む」になり、ニスイを付けると、「凄い」になり、コロモヘンを付けると、「着物の裾」を意味する、「褄(ツマ)」になります。
世の男性からすれば、妻がいるから、家は棲むのに、快適な場所となり、妻がいるから、困難を乗り越えられる。
そして、凄い力が出る。
それでいて、妻は、着物の裾のようにつつましく振舞うというのが、理想の妻の姿みたいです。
あと、「稲妻(イナズマ)」という漢字にも、「妻」が、入っていますね。
男性からすれば、「妻」という存在は、凄く大きな存在みたいですね。(笑)
○「婆」という字は、なんと、「波風を、立てる女」という意味だそうです。
年をとってきて、寂しくなってくると、周囲から、かまってもらいたくて、しばしば、意図的に、波風を立てるお婆さんって、多いですよね。
たしかに、お爺さんよりも、お婆さんのほうが、この傾向は、強いみたいです。
女性の皆さん、あまり、波風を、多く立てるようになったら、「婆」に、なってきてるかも、しれないので、用心してくださいね。(笑)
他にも、「イジワル婆さん」という言葉が、ありますが、同時に、「イジワル爺さん」という言葉も、あります。
「クソ婆」という言葉もあるし、「クソ爺」という言葉も、あります。
でも、「鬼婆(おにばばあ)」という言葉は、あるけど、「鬼爺(おにじじい)」という言葉は、聞かないですね。
同時に、「山姥(やまんば)」という言葉は、あるけど、「山爺(やまんじ)」という言葉は、聞かないですね。
やはり、「鬼」になれるのは、女性だけかも、しれませんね。(笑)
○「姦」は、文字通り、「女」が、3人以上集まったら、「かしましい(うるさい)」という意味ですね。
○「妨」は、男が、何かやろうとした時に、「女の方ばかり、見ていると、本来の道が、妨げられますよ」の戒めの意味だと思います。
○「始」は、「女が、台に乗っている状態」から、おそらく、「出産」の意味なんじゃないかな?
「新しい生命が、生まれて、新しい人生が、始まる」という意味でしょうね。
さて、一方で、「男」が、つく漢字です。
…と思ったのですが、これが、ほとんど、ないんですね…。
「甥(おい)」くらいしか、思いつかないんですよね。
「女」という漢字は、小学校で習うだけで、34文字も、あるそうです。
でも、「男」という文字は、ほとんど、変化する楽しみを、許されていないようなのです。
やはり、この世界では、「女」という肉体の乗り物のほうが、人生を、多様に、楽しめるのかも、しれませんね。
これって、どういうことか、他にも、いろいろ考えてみたのですが、要は、
「男は、もっと、シンプルに、生きなさい!」
という、天からのメッセージのような気がするのです。
○「男」という字は、シンプルです。文字通り、「田んぼに、力」という意味です。
これは、どういう意味かというと、昔の日本では、自分の体重と同じ重さの米俵を、頭上に、持ち上げて、「一人力」つまり、「一人前」と言われた時期が、あったそうです。
この儀式が、今でいう、「成人式」だった時代と地域が、あったようなのです。
当時の米俵というのは、一つが、約60キロくらいだったそうなので、60キロの重さを、頭上に持ち上げられたら、「男」として、認められたようなのです。
それができない人は、「男」ではなくて、まだ、「男の子」だったそうです。
さらに、昔の単位で、1貫(3.75キロ)を、その米俵に加えるごとに、「二人力」、「三人力」と言われ、自分の体重と同じ重さの米俵に、9貫(33.75キロ)を加えた重さのものを、頭上に、持ち上げると、「十人力」と言われたそうです。
重さにすると、だいたい、60キロ+33.75キロ=93.75キロになります。
つまり、現代でも、93.75キロの重量挙げができたら、「十人力」だということですね。
その十人力の男性の奥さんは、一生子宝に恵まれ、幸せに暮らせるという言い伝えも、あったようです。
男性の皆さん、ぜひ、この「93.75キロ」の重量挙げに、挑戦してみてくださいね。
自分の経験から、20歳くらいの頃に、この重さを、上げることが、できましたが、たしかに、なんか、心に余裕が、でてきたような気がしました。
また、変な男が、数人近づいてきても、好きな女性を、守れる腕力でもあります。
ただ、現代の日本のような平和で、文明の力が溢れ、法治国家になると、あまり、肉体的な腕力は、それほど、必要な場面は、なくなってくると思います。
やはり、現代における、男の「腕力」にあたるものは、「経済力」のような気がします。
つまり、現代おける、「十人力」とは、
「自分を含めて、10人くらいを、養うことができる経済力である」
と、考えてもいいと、思います。
自分一人が、生活できるだけの収入ができて、「一人力」。つまり、「一人前」であり、「男」だということです。
自分の生活が、満足にできないような収入のうちは、「男の子」だということですね。
自分を含めて、10人が、食っていける収入があったら、たしかに、女性を、幸せにすることができると、思います。
自分、妻、子供3人、これで、5人ですね。
あと、自分と妻の両親の4人を、含めると、9人です。
あと、犬や猫も、1匹くらい、飼えますね。
これで、10人です。
男性の皆さん、恋愛や結婚について、もう、難しいことは考えずに、経済力で、現代の「十人力」を、目指してみませんか?
きっと、勝手に、幸せな恋愛や結婚は、付いてくると思いますよ。
自分の経験から言わせてもらえると、この姿勢は、恋愛などが、うまくいくかどうかは、別にして、恋愛などで、苦しむことは、少なくなると思います。
まとめると、やはり、昔から、
「精神的な強さでは、圧倒的に、女性のほうが、強い。肉体的な強さでは、圧倒的に、男性のほうが、強い」
こいういう認識が、ずっーと、あったようですね。
一般的な話ですが、どんなに頑張っても、男性は、口で、女性には、勝てないし、どんなに、がんばっても、女性は、腕力で、男性には、勝てません。
だから、女性は、なるべく、その強い口で、男性を、攻撃しないようにするのが、「思いやり」になるし、男性は、その強い腕力で、女性を、攻撃しないようにするのが、「思いやり」になります。
こうやって、「男と女」という二つの性が、お互いに、「思いやり」を発揮しながら、共生していくことが、当り前のことですが、この世界全体の調和や発展に、これから、特に、大切になってくると、思います。
☆「男と女」の問題について、一度、漢字を、眺めながら、ゆっくり考えてみると、面白いですよ。
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