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BASHAR(バシャール)

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久しぶりに、「BASHAR(バシャール)」の話題です。



バシャールの本は、日本では、1986年に、初版が出版されたので、そろそろ、30年になろうとしています。

30年もの間、書店に並び続けているというのは、やはり凄いです。

最近は、ネットの動画で、無料で見れたりしますが、やはり、書籍のバシャールの内容は、格別です。

全8巻で、販売されていますが、この8冊に、バシャール哲学の真髄が、詰まっていると思います。



この本は、私の人生の中で、一番影響を受けた本です。

何百回読み返しても、飽きないです。

やっぱり、自分には、この本が一番合っています。

精神世界には、いろいろな思想がありますが、私は、この本が一番好きです。

セミナーなどで、参加者たちと話していても、一番楽しい話題が、バシャールの話です。




バシャールは、現在の新書版を含めて、累計200万部以上売れたそうですね。

私自身が、この会社で働いていたので、いろいろな話を、よく知っているのですが、この本は、広告宣伝費が、ゼロだったそうです。

口コミだけで、100万部以上売れたという、日本の出版業界では、伝説になっている本だそうです。



私が、大学生の頃、精神世界の恩師である、宮城先生から、こういうことを言われました。

「皆さん、いつの時代でも、どこの土地でも、宗教があります。でも、将来、皆さんが出会う宗教は、おそらく、ちょっと、変わった宗教になると思います」

続けて、

「これからも、いろいろな宗教の教えに、出会うと思いますが、もし、その宗教のリーダーのような人が、『自分の教えは、間違っているかもしれない。自分の教えが、一番ではありません。だから、自分の教えは、信じる必要もないし、全部、聞く必要もありません』と、こう言ったなら、ちょっと、その教えに、耳を、傾けてみてください。もしかしたら、その宗教は、本物かもしれませんよ…」

この話が、やけに印象に残りました。


1991年に、地元の沖縄から東京に、引っ越してきたのですが、当時は、新宗教ブームで、たくさんの宗教団体から勧誘されたり、また、その宗教団体の話を聞く機会がありました。

でも、どの宗教も、宮城先生の言ったことと、逆のことばかり、言うのです。

つまり、

「自分の教えは、完全に正しい。自分の教えが、唯一の真理だ。自分の教えが、一番だ。だから、他の教えなど聞かずに、自分の教えだけ、信じなさい」

という主張ばかりでした。

そういう中、本屋で、この「BASHAR(バシャール)」という本を、見つけました。


著者のダリル・アンカさんが、

「自分の教えは、間違っているかもしれない。自分の教えが、一番ではありません。だから、自分の教えは、信じる必要もないし、全部聞く必要もありません」

というようなニュアンスのことを、その本の中に、書いてあったのです。

「こっ、これだー、宮城先生が、予言していた、『将来、出会うかもしれない、もしかしたら、本物かもしれない宗教』というのは!」

と喜んで、パラパラと本をめくったあと、すぐに購入しました。

それからは、ジェットコースターに乗ったような、不思議なワクワク人生に、突入しました。(笑)




この本の値打ちに、真っ先に気がついたのは、タレントや歌手、俳優、女優などのスターだったようです。

彼ら、「すでに、成功した人たち」には、この本に書いてある「成功法則」が、すんなり受け入れられたようです。

逆に、「まだ、成功していない人たち」は、半信半疑だったようです。


成功者たちは、

「自分は、努力だけでは、成功していない。運がよかったのだ」

ということを、心底知っています。

しかし、それまで、その運のよくなるメカニズムを、シンプルに、うまく表現している本が、なかったようです。

それを、うまく表現していたのが、バシャールの成功哲学だったのです。

このバシャールの成功哲学の前では、どんな成功哲学も、霞んで見えてしまいます。




最初に、俳優の田中健さんが、テレビのインタビューで、「バシャール」を絶賛したのが、ブームに、火がついたキッカケだったそうです。

それから、たくさんのスターが、むさぼるように読み、それぞれ、自分たちのファンに、勧めて、大ブームになったようです。

テレビで、プロレスラーの前田日明さんが、バシャールを、絶賛していたのが、記憶に残っています。




現在までにでた精神世界関係の本は、たくさんありますが、100年後も、「古典」として、世の中に残っている本は、少ないような気がします。

100年後にも残っている本は、やはり、普遍的な真理が、たくさん書いてあったり、人々に、深い影響を与えた本だけのような気がします。

1000年後も、「聖書」として残る本は、ほとんどないかもしれません。

1000年後に、「聖書 外伝」のようなかたちで、残るのは、「バシャール」だけのような気がします。

そのくらいの完成度だと思います、この本は。



この本が、なぜ、他の本と違い、一線を画すかというと、バシャールの本には、「否定」が、ほとんどないからです。

大部分が、「肯定」でできた思考形態なのです。


他の精神世界系の本には、

「~してはいけません。」

「~は間違っています。」

「こちら考え方のほうが、正しいです。」

というような否定があります。


それが、バシャールには、あまりないのです。

まあ、チャネラー、通訳者、翻訳者、編集者の手腕にもよるでしょうが、バシャールの本は、

「~もいいですね。でも、こちらは、もっといいのではないですか?」

「~も楽しいですね。でも、こういう方法だったら、もっと楽しいのではないですか?」

というように、いったん相手の思想や価値観などを、全部肯定して、認めたうえで、新しい提案をするという会話のやりかたをしています。

これが、凄いのです。


日常生活でも、これは使えます。

この会話や議論のやり方は、喧嘩や対立などを、未然に防ぐことのできる会話方法です。

人間の争いの90%以上は、相手の価値観の否定から、はじまるからです。




面白いのは、これだけ凄い本なのに、たまに、

「バシャールは、たいしたことない」

「バシャールは、実は、低級霊だ」

「バシャールの教えは、レベルが低い」

という意見も、耳にします。


こういう否定的な意見を言う方は、だいたい、バシャールの本を、全部読んでいません。(笑)

全8巻を、キチンと読んだ方で、こういうことを言う方はいません。


ただし、ごくたまに、精神世界に、精通している方たちで、バシャールの内容を、理解している方で、否定的な感想を言う方もいます。

「これは、どういうことかな?」

ある時、そのことについて、考えてみたのですが、わかりました。

そういう方たちは、いわゆる、精神世界の中でも、「本格派」なのです。

つまり、絶対的な真理を、求めていたり、究極の悟りを、目指していたりする方たちなのです。

バシャールの教えは、そういう方たちには、物足りなく感じるみたいです。



バシャールという存在は、そういう役割ではないのです。

恩師の宮城先生も、指摘していたのですが、それまでの宗教団体は、教義を伝える時に、命令口調だったり、断定したりしました。

これは、そう言い切れるくらい、その教えに、自信があったからだと思います。

かなり高い次元の存在が、宗教には、関与していたのだと思います。


しかし、そういう高すぎる教えは、一般的ではなかったのです。


例え話をすると、これから、高校生になろうとする中学生に、ノーベル賞をとるような学者や大先生が、高尚な話をしても、ピンとくる学生は、少ないのです。

大学院生や大学生でも、ダメです。

これから、高校生になろうとする中学生には、ちょっと上くらいの高校生が、細かいアドバイスをするほうが、スムーズなコミュニケーションになるのです。

「一学年上の先輩」くらいが、一番いいのです。


バシャールという存在は、地球の人間にとって、この「一学年上の先輩」にあたるのです。

バシャール自身、本の中で、

「私たちは、あなたがた人間と、とても近いレベルにいます。私たちも、進化している最中で、私たちよりも、はるかにレベルの高い存在は、たくさんいます」

と述べています。



つまり、「低い」というのが、バシャールの魅力なのです。(笑)


それまでの宗教の教えが、「高すぎ」て、一般の人たちには、空回りして、伝わらなかったのです。

一般の人たちというのは、

「今よりも、ちょっとだけ成功したい。ちょとだけ幸せになりたい」

と思っているだけです。

たいそうな教えなど、あまり求めていないのです。

そういう中で、バシャールは、その「ちょっと」を、わかりやすいメッセージで、伝えるために、地球にやってきた、「先輩」なのです。

こういう友達感覚の「先輩」が、今の時代には、必要なのです。



バシャールたちは、私たち地球人が、経験したような戦争や犯罪、病気などの苦しみを、同じように経験して、それを、克服してきたようです。

だから、そういう経験から、いろいろなアドバイスをしてくれる、頼りになる先輩なのです。

もっと凄い存在たちは、凄い宇宙の真理を、知っているのかもしれませんが、現在の私たちには、それを、完全に理解することは、難しいし、あまり、必要のない知識なのかもしれません。




それまでの宗教が、

「正しいか? 正しくないか?」

ということに、フォーカスしていたのに、対して、

バシャールは、

「使えるか? 使えないか?」

ということに、フォーカスするように勧めた、初めての存在かもしれません。

つまり、

「そのメッセージが、正しいかどうかよりも、ピントきたものがあれば、それを、実際に使ってみてください。そして、現実を、変えていってください」

と言っているのです。

「どんなに素晴らしい教えでも、使わなければ、宝の持ち腐れであり、メッセージというものは、使ってみて、体験してみて、初めて価値のあるものになる」

ということです。




バシャールという存在が、どういう存在かがわかる、エピソードがあります。



私が、バシャールを読んだ頃、何かの本に、こんなことが、書いてありました。


ある時、バシャールの公開チャネリングの会場で、たくさんの人が、バシャールに、質問をしていたそうです。

バシャールは、どの質問にも、やさしく丁寧に、答えていたそうです。


その時、一人の男性が、

「私は、これまでの人生の中で、ずーっと自信をもてなくて、卑屈になり、暗く生きてきました…」

と、蚊の鳴くような声で、ボソボソと、暗く身の上話をしたそうです。

おそらく、

「こんな自分は、これから、どう生きていったらいいのでしょうか?」

という質問だったのだろうと思います。


すると、バシャールは、

「誇りに思ってください」

と力強く答えたのだそうです。

詳しいことは、わかりませんが、どうやら、

「自信がない」

「卑屈」

「暗い」

これらのことが、素晴らしいことだと、説いたのだそうです。


それから、続けて、

「さっき言った発言を、ちょっと、おどけながら、明るく、軽やかなかんじで、もう一度、言ってみてください」

こう提案したそうです。

その男性は、ちょっと、おどけながら、

「私は、これまでの人生の中で、ずーっと自信をもてなくて、卑屈になり、暗く生きてきました♪」

と言ったとたん、急に、表情が、パッと明るくなってきたそうです。


バシャールは、さらに続けて、

「もう一度、さっきよりも、もう少しだけ、おどけながら、言ってみてください」

こう言ったので、その男性は、さらに、おどけながら、再度、言ったそうですが、途中から、笑いだしてしまい、会場にいた大勢の人たちも、つられて、大笑いになったそうです。



こういう「愛の場」を、瞬間的に創りだせるところが、バシャールの凄いところなのだと思います。

それまでの宗教団体などに、こういうシーンは、なかったと思います。

「もっと自信をもちなさい! 卑屈になるな! 暗い性格をなおせ!」

こういう説教をしたのが、それまでの宗教団体だったのです。




地球の人間、特に、日本人に、30年近くも、愛を送り続けてくれたバシャールには、あらためて、感謝の気持ちが湧いてきます。

人間には、偉い「先生」も、必要ですが、親しみやすい「先輩」も、必要なのです。




バシャールの本の中で、最近、印象に残った話があります。


「猫が、猫であろうとすることによって、つまり、あるがままの自分でいようとすることによって、塀から落ちるリスクが、低くなのです」

これは、

「猫が、猫以外の存在になろうと努力すると、塀から落ちる危険が増える。塀から落ちない、一番の安全策は、猫のまま、自然体になることだ」

と言っているのです。

う~ん、さすが、バシャール、さりげなく深いこと言いますねー。


人間でも、人生を生きるうえで、一番の安全策は、本当の自分になり、自然体で生きることだということです。






☆バシャールの本を読んでから、私が体験した、様々な不思議体験談です。

まだ、読んでいない方、ぜひ、下記のエッセイ、読んでみてくださいね。


http://www.tomaatlas.com/bashar.htm






PS 1998年、アメリカに住んでいた頃、バシャールのチャネラー、ダリル・アンカさんの自宅にも、遊びにいきました。

懐かしいな~。









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