感情について、考えてみましょう。
現在、社会のいろいろな場面で、人間よりも、コンピューターやロボットのほうが、活躍しています。
生産性や効率、仕事の正確さでは、私たち人間は、彼らには、勝てないことが、わかっています。
しかし、だからといって、私たちが、まったくダメだというわけでは、ありません。
人間が、彼らよりも、はるかに優れた能力や才能は、「感情」なのです。
この分野は、まだまだ人間の領域です。
たとえば、「お笑い」などの分野では、コンピューターは、まったくダメです。
以前に、どこかの会社が、人を笑わせるソフトを開発したと言って、テレビで、紹介していましたが、その「笑い」は、それまでの漫才師などの過去のパターンを分析して、組みわせたものでした。
だから、微妙にズレているし、センスが古かったりして、笑えないのです。
さらに、ビートたけしさんのように、その場の空気を、瞬時に読み取り、全員が、面白いと思えるようなツボを突いたユーモアを、絶妙なタイミングで、直観的に、ポンと出すような芸当も、できないのです。
いわゆる、インスピレーションのよる笑いは、コンピューターは、苦手なのです。
これを見ていて、
「まだまだ、笑いは、人間の分野なんだな…」
と、改めて思いました。
「喜怒哀楽」などの感情は、人間の人生に、彩りを与えるものだと思います。
「記憶」というものには、「脳の記憶」と「心の記憶」が、あるそうです。
「脳の記憶」というのは、教科書に載っているようなことを、覚えたりする記憶です。
具体的には、
「数学の方程式を、どれだけ、覚えているか?」
というようなことです。
これは、すぐに忘れることが多いです。
学校を卒業したら、大半の人は使わないので、すぐに忘却するのです。
それに対して、たとえば、その方程式を習っている授業の最中に、居眠りをしてしまい、先生から怒鳴られて、教室で立たされて、恥ずかしい思いをした出来事があると、そこで感じた、
「恥ずかしかった」
という感情は、「心の記憶」として、ずーっと残るのです。
このように、人間というのは、人間同士で、触れ合ったりしたことは、なかなか忘れないように、できているようです。
これからの時代は、こういう「心の記憶」を、どれだけ持っているかが、財産になったり、豊かさになったりするのかもしれません。
以前、宇宙存在、「バシャール」の本に、面白いことが、書かれていました。
「感情は、固定観念に対する反応である」
と、バシャールは、言っていました。
つまり、もしも、固定観念がなかったら、どんな感情も、発生しないそうです。
たとえば、
「電車の中では、お年寄りに席を譲るべきである」
という固定観念のある人は、もしも、お年寄りに席を譲らない若者がいたら、頭にくると思います。
でも、そんな固定観念のない人だったら、その場面を見ても、なんとも思わないのです。
電車のない未開の地から来ていた外国人が、それを見ても、おそらく、なんとも思わないと思います。
このことは、感情の中でも、特に、「怒り」の感情で、よくわかるような気がします。
たとえば、私などは、20~30代の頃は、年下から、タメ口で、話されるのが、一番嫌でした。
なぜか、この行為が、一番イライラしたのです。
そこで、バシャールの本を読んで、考えました。
「自分には、いったい、どういう固定観念が、あるのだろうか?」
すると、
「目上の人を敬うのは、当然である」
という固定観念があることに、気がつきました。
この固定観念は、もちろん、悪いものではありません。
私は、これからも、この姿勢は、続けていくつもりです。
ただし、ここで、気をつけなくてはいけないのは、これは、私の「信条」であって、世の中の「真理」ではないということです。
たとえば、アメリカなどでは、先生を、ファーストネームで呼んだり、親しくなると、あまり敬語を使わなくなったりすることも、多いです。
「タメ口は、失礼な行為だ」
という価値観は、日本よりは、ないのかもしれません。
20代~30代の頃、私が、この「タメ口」に、怒りの感情が、がわいてきたのは、他にも、
「男は、ナメられたら、おしまいだ…」
という固定観念が、あったのかもしれません。
つまり、自分に、まだ自信がなかったのです。
40代になって、自分で稼げるようになり、ある程度、自分自身を、認めてあげられるようになり、少し自信がでてくると、たまに、20代~30代の若者に、タメ口で、話されても、
「あれっ? こんな若者から、対等に見られている。もしかして、同じ年齢だと、思われているのかな? そんなに、若く見えるのかな?」
と、嬉しくなったりしました。(笑)
これは、自分の固定観念が、変わったから、感じ方も、変わったということです。
このように、感情というのは、自分の固定観念が、どういうものなのかを探して、見つける道具にもなるのです。
昔、尊敬していた、ある格闘家の方が、本の中で、
「どんなことに怒るかで、そこ男の器がわかる」
と、主張していました。
そこで、周囲の人を、観察してみました。
そのとおりでした。
小さい男は、小さいことで、怒るのです。
くだらない男は、くだらないことで、怒ります。
普通の男は、普通のことで、怒ります。
デカイ男は、デカイことで、怒るものなのです。
怒りなどの感情は、無くさなくてもいいのです。
こういうのは、必要なものだから、神様が、人間に授けてあるのです。
ただし、どういうことに、腹を立てるのかで、その人の器や人間性が、よくわかります。
サラリーマン時代、いつも怒ってばかりいる先輩がいました。
この先輩の行動パターンを、分析してみると、いつも、激怒するときは、お昼の前だということが、わかりました。
あと、夕方でした。
このことから、
「ああ… この先輩は、食事の前、つまり、空腹になると、怒りっぽくなるんだな… まるで、幼稚園生だな…」
と、思ったら、かわいそうになってきました。
社宅でも、一緒だったのですが、
ある時など、
「オマエのゴミの出し方が、悪かったから、オマエを、殺してやる!」
と、わけのわからない因縁をつけて、脅してきたのです。
それも、本人が、直接言いにきたわけわけではなく、子分に、伝言させていました。
「この先輩は、ゴミ出し方で、殺人事件に発展する可能性もあるくらい、怒るんだな。この人にとっては、それが、人生の重要事項なんだな…」
と、思いました。
そういうスケールの男だということです。
結局、ずーっと待っていたのですが、その先輩が、私を殺しにくることは、一度もありませんでした。(苦笑)
「バシャール」は、他にも、「感情」について、面白いことを言っています。
「エネルギー(E)が、人を動かす(Motion)。そのエネルギーの源が、感情(Emotion)なのです」
悔しさとか怒りとか、喜びとか、そういう感情が無いと人は動けないということです。
人間は、なぜか、どうしても行動できない時って、ありますよね。
やらなきゃいけないのに、なぜか動けないという状況です。
その場合、「やる気」が足りないのです。
具体的には、この「やる気」には、「感情」というエネルギーが、不足しているのです。
だから、そういう時には、無理やりにでも、眠っていた感情を呼び覚ます必要があるのです。
過去の悔しかった出来事を、思い出したりするのも、いいかもしれません。
未来の成功して喜んでいる姿を、イメージするのも、いいですね。
そうやって、「感情」を、うまく使って、そのエネルギーを、自分の魂に、チャージさせるのです。
特に、「怒り」の感情は、行動に火をつける起爆剤になります。
この感情を、上手に使えるようになると、人生の達人になれます。
最後に、もう一つだけ。
「バシャール」は、本の中で、こうも言っています。
「自分の中に、力を感じられないとき、人は怒る」
PS 「怒り」の感情は、強力なエネルぎーを持っています。
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