6月5日(日)の広島セミナーも、楽しい時間の中、終了しました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
その後の懇親会でも、いろいろな話題で盛り上がりましたね。
今回は忙しく、バタバタしていたために、プライベートな旅をする時間はありませんでした。
本当は、広島平和記念公園にも、久しぶりに立ち寄りたかったのですが、またの機会にしますね。
翌日の6月6日(月)に、広島市内のホテルで、「オリハルコン(仮称)」の販売説明会をやったのですが、その時に、愛媛県松山市から、参加された方がいたので、松山市の話題になりました。
ご存知の方も、多いとかもしれませんが、この街は、世界の歴史の中でも、特筆すべき出来事のあった所なのです。
7年くらい前に、比田井和考さんの「私が一番受けたいココロの授業 パート2」という題のDVDを観ました。
この中で、講師の比田井先生が、日露戦争の真実の話に、とても感銘を受けました。
1905年5月27日。
これは、世界史的な大事件があった日です。
日露戦争の時に、日本が、ロシアのバルチック艦隊を破った日だそうです。
「なぜ大事な日なのか?」
ということなんですが、当時、1905年頃は、世界中の国が、欧米列強諸国に侵略され、植民地にされていたそうですが、アジアでは、なんと、日本とタイの2国以外は、すべて他の国から、植民地化されていたそうです。
アジアの独立国は、2国だけという状況だったそうです。
そして、この2国以外のアジア諸国では、とても残酷で酷いことが、行われていたようです。
戦後の日本の教育では、GHQの洗脳教育で、かなり歪んだ歴史観を植え付けられているので、あまり知られていませんが、当時のアジアは、欧米諸国から、かなり酷い目にあっていたようです。
ロシアといえば、当時、本当に大きな強い国だったようです。
ただ一つの弱点は、国自体が、とてつもなく寒いことだったようです。
冬になると、どこの港も凍って、使えなくなっていたようです。
そのため、ロシアの国策としては、凍らない港を手に入れることが、ものすごく大事だったようです。
だから、南下政策といって、いろんな国を、どんどん占領しながら、南へ南へと下ってきて、中国も、占領していったようです。
日本も、このままでは、占領されてしまうんじゃないかという危機感を、もっていたようです。
それで、日本は、南下してくるロシアと中国で、戦っていたわけです。
一方で、ロシアは、どうしたかというと、日本軍の日本本国からの供給を絶つために、黒海から、「世界最強の艦隊」といわれていた、バルチック艦隊を出撃させ、日本海まで、攻めてきたわけです。
アフリカ沖からインド洋、それから、東シナ海、そして、日本海というコースで、この艦隊は、日本を目指したそうです。
ところが、何と、日本はその世界最強のバルチック艦隊に、勝ってしまったんです。
しかも、あっという間に、時間にして数時間だったそうですが、バルチック艦隊を、壊滅状態にしてしまったんです。
日本は、ほぼ無傷だったそうです。
ここで、
「いやぁー、日本って、すごかったんですね。」
ということじゃなくて、
「なぜ、日本が勝てたか?」
ということが大事なのです。
NHKの「坂の上の雲」などのドラマでも、よく描かれていましたが、その当時、日本では、まだ、「武士道の精神」というのがあって、
「敵でも敬う」
というのが、当たり前だったそうです。
国民の間では、近いうちに戦争をするであろうロシアに対して、卑下するような、汚い言葉や差別用語を、使うことがあったそうですが、
国の方から、
「そういった言葉を、一切使ってはいけない、敵を、卑しめるような言葉は、一切使ってはいけない」
というお達しが出たそうです。
特に、「露助」などというロシア人に対する蔑称は、厳しく禁止されたそうです。
驚くことに、愛媛県の松山市には、捕虜収容所があったそうですが、ロシアの捕虜が来ると、市長が出迎えて、歓迎の挨拶をしたそうです。
「ロシアのみなさん、大変でしたね。いらっしゃったからには、どうぞ、この松山市で、ゆっくりしていって下さい」
なんて言って、いろいろなお世話を、親切にしたそうです。
「捕虜」というと、鉄条網の塀に囲まれた、狭いところに押し込められて、ひどい生活で、肉体労働をさせられている、というようなイメージがありますが、全然ちがったそうです。
この捕虜収容所は、なんと、出入りも自由だったそうです。
ロシアの捕虜たちは、比較的自由に、松山市内を歩けたそうです。
将校クラスだと、路面電車に乗ることもでき、有名な「道後温泉」という温泉でも、捕虜たちは、ゆったりと温泉に浸かっていたそうです。
さらには、日露戦争の終わった後には、松山市を気に入った将校などは、ロシアから、家族を呼び寄せ、松山市内で、一緒に永住したロシア人もいたそうなのです。
私自身も、10年前くらに、松山市内に仕事で行ったときに、「道後温泉」の中で、この話が書いてある本を読み、ビックリしたおぼえがあります。
「戦争」のイメージが、ぜんぜん変わりますね。
この写真は、現在の愛媛県伊予市で、接待を受ける捕虜のロシア将校たちと日本人女性だそうです。
日付は、1904年9月だそうです。
こんな場面、どの時代でも、どこの国でも、なかったと思います。
松山市だけなんじゃないかな?
当時の日本人としては、
「たとえ、敵であっても、人を人として敬う」
ということが、当たり前だったそうです。
これが、「武士道の精神」ですね。
そして、日本が、そんな国だということを、実は、世界中の国が、よく知っていたそうです。
なんと、敵側のロシア兵も、それを知っていて、戦争中に、戦場で殺されそうになったら、
「マツヤマー!!」
と大声で叫んで、日本軍に、許してもらうようにお願いしたそうです。
「こんなところで、私は、死にたくない。お願いだから、日本の松山市に連れて行ってください。そこには、天国のような温かい温泉も、あるそうじゃないですか。お願いだから、殺さないでください!」
という意味だったようです。
だから、世界中の人々が、
「日本という国を、何とかして、助けてやらなければいけない。日本は、地球全体の最後の希望の砦だ。」
と思ってくれていたそうです。
その日露戦争では、バルチック艦隊が、黒海を通って、何日も何日もかけて、日本に、向かっていたのですが、何日もかけて来るわけですから、バルチック艦隊も、途中で港に寄りたかったみたいです。
休みたいでしょうし、食料や燃料の補給もしたかったでしょう。
でも、その頃、世界中が、
「日本を、助けなければいけない!」
と思ってくれていたおかげで、バルチック艦隊が、港に寄りたいと言っても、全ての国が、それを、拒否したのだそうです。
港に、寄らせてくれなかったそうです。
それで、結局バルチック艦隊は、ロシアから、一度も休むことなく日本海に来たのだそうです。
バルチック艦隊が、日本海に来た頃には、もうヘトヘトに疲れ果てていて、そのおかげで、日本は、勝てたという話なんだそうです。
その時、アメリカも、ロシアに対して、
「もう負けを、認めろ!」
と勧めてくれたそうです。
こんな話、初めて知りました。
日本の教科書には、どこにも書いてありませんね。
つまり、あの戦争というのは、日本人の力が、凄かったわけじゃなくて、結局は、
「日本人の心のあり方が、世界中の人の心を動かして、世界中の人が、日本を助けてくれた」
そういう意味で、この1905年5月27日は、世界史上で、とても大事な日なんだそうです。
また、日本が勝ったのを見て、世界中の人が喜んでくれて、それをきっかけに、アジアの他の国々も、独立できたそうです。
凄い日だったんですね。
なんと、調べてみたら、日本では、戦前は、この日は、国民全ての休日になっていました。
今からでも、もう一度休日にしても、いいくらいの記念日ですね。
ちなみに、その後の第二次世界大戦の頃には、いろいろな事情で、余裕がなくなっていたせいも、あると思うのですが、日本は、この一番大切な、「武士道の精神」が、なくなってきて、敵国のアメリカ人に対して、
「鬼畜米英!」
と国民の皆が、蔑称を、使うようになっていました。
その結果は、ご存じのとおりです。
ただ、第二次世界大戦では、日本は、負けていないという解釈もあるそうです。
というのは、日本の第二次世界大戦のそもそもの「戦争目的」は、
「欧米列強から、アジアの国々を解放する」
というのが、目的だったわけで、その後、アジアは、解放された状態になったわけだから、日本の戦争目的は、達成されたということなのです。
だから、
「負けた」
というのは、あくまでも、
「アメリカなどの国に負けた」
というだけの話で、日本は、
「自国が、掲げた戦争目的は果たした。だから、あの戦争は成功だった」
という解釈もできるそうです。
だから、8月15日は、「敗戦記念日」と言わずに、「終戦記念日」という名前に、なっているそうです。
「たとえ、敵であっても、人を人として敬う」
という「武士道の精神」、これは、素晴らしい姿勢ですね。
「たとえ、戦争中だという極限状況の中でも、人としての最低限の礼儀や決まりは守る」
という考え方です。
これからの地球の世界平和への道には、こういう精神が、とても強く求められてくるような気がします。
「力による世界征服」
ではなく、
「愛による世界聖福」
ですね。
日本って、やはり素晴らしい国だったんですね。
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