先日、「精神世界の鉄人」のメインサイト、15周年の記念パーティーを、親しい友人たちに声をかけて、少人数でやりました。
ミニホームパーティーです。
逆光で、わかりにくいですが、お祝いしてくれた友人たちです。
以前は、たくさんの人たちを集めて、大きな会場で、パーティーなどをやっていたのですが、ここ最近は、少ない人数で、じっくり語り合うようになりました。
セミナーなども、10名以下で開催しています。
こちらのほうが、深い話ができるので楽しいです。
最近、仲のいい友人とランチをしていて、話題になったことを、ブログでもシェアしますね。
10年以上前くらいから、「引き寄せの法則」のような成功法則が、たくさん登場したのですが、これらのテクニックの中には、
「全ての現実は、自分の意識が、創りだしている」
という考え方も、多いようです。
これは、証明したりすることは、難しいのですが、おそらく、この宇宙の本質に迫る法則のようなものだと思います。
大好きな宇宙存在、「バシャール」も、そういうことを、よく述べていますね。
いろいろな出来事を、他人のせいにするよりも、いったん、
「全部、自分の蒔いた種だったんじゃないか?」
と考えたほうが、学ぶことが多いのです。
しかし、一方で、この法則を知ったおかげで、人生を苦しく感じる人たちも、多いような気がします。
「すべての現実は、自分が創り出している」
という、「自分起因説」の考え方は、自分自身の人生に、必要以上にプレッシャーをかけることにも、なりやすいのです。
たとえば、人間関係で、悩んだ時に、四六時中、
「あの人に嫌われたのは、自分の何が悪かったんだろう?」
こう思ってしまうのです。
良い人も、悪い人も、全部、自分が引き寄せたと考えると、悪い人に出会って、傷つけられたり、酷い体験をした時に、自分を責め続けたりする人も、でてくるのです。
こういう時、冷静に考えてみたほうがいいです。
たとえば、10人の人の前で、同じ話をした時に、全員が、話の内容を理解したり、喜んでくれたり、笑ったりしてくれることは、まずありません。
だいたい、何割かは、ネガティブな解釈をして、意地悪な質問をしてきたり、後から、嫌な顔をしたり、話が終わった後に、別の場所で、その内容の批判をしたり、悪口や陰口を言ったりすることも多いです。
その場合、その割合に注目するといいです。
もしも、10人のうちの7人以上が、自分の話を否定したり、批判したりした場合、おそらく、自分にかなりの責任があると思います。
その時は、自分の何が悪かったかを分析したり、反省したりして、悩んだり、考えたほうがいいと思います。
しかし、10人のうち9人が、喜んでくれて大満足しているのに、たった1人だけ、内容に文句を言ってきたり、その場で怒って帰ったり、あとから、ネチネチと悪口を言ってくる人がいた場合、それは、「その人の問題」だということです。
私は、そういう時には、
「そこから先は、その人の領域だな…」
と、考えます。
「私が、悪いわけではない」
ということです。
自分自身が、誠心誠意、真心をこめて尽くしても、その行為や姿勢を、悪く感じる人は、少数ですが、たまにいるのです。
その場合、もう必要以上に考えることは、止めることです。
「自分の何が悪かったから、あの人は、気分を害したんだろうか? どう謝って、どう弁明すれば、納得して、許してもらえるだろうか?」
こんなことばかり、ずーっと考えて悩む人もいますが、そんなことに、時間をとられるのは、人生の無駄遣いです。
「しかたがなかった…」
これだけの話です。
これで、お終いにしてもいいのです。
「たまには、他人のせいにしてもよい」
ということです。
他にもあります。
たとえば、出来事の理由なども、わからなくてもいいのです。
この世界には、人間にはわからない、人知を超えたことは、山のようにあります。
「どうして、地球や太陽や月は、まわっているのか?」
こんなことも、人間には、まだわかりません。
人間が、惑星の自転や公転を、司っているわけではないからです。
「そこから先は、神様の領域…」
この言葉の元は、クリスチャン作家、三浦綾子さんのエッセイの中にあるそうです。
「この前、赤信号で止まっていたのに、後ろの車に追突されたんです。どういう意味があるんでしょうか?」
と尋ねられたら、
「分かりません。そこから先は、神様の領域」
と答える。
そういう使い方をする言葉だそうです。
この場合、後ろの車のドライバーにも、問題があるかもしれませんが、道路が、雪などで滑りやすかったのかもしれませんし、他にも、いろいろな問題があったかもしれません。
様々な要因が、複雑に絡み合っているパターンが多いので、細かいことを考えると、その要因の組みわせは、無限にあります。
こんなことを、いちいち考えても、しょうがないのです。
私も、一時期、そんなことばかり考えて、疲れてしまったことがありましたが、とことんまでやってみて、
「やーめた!」
と、ある日、考えることをやめたのです。
「そこから先は、神様の領域…」
そう思えるようになってから、人生が、かなり楽になりました。
これは、全ての努力をやめて、神様に任せるという意味ではありません。
「やるだけのことはやって、あとは、神様にお任せする」
という意味です。
昔から、
「人事を尽くして天命を待つ」
と言いますね。
そういうことです。
成功哲学や願望実現を、学んで実践しても、なかなか成果がでない人も、多いと思います。
「これだけ、努力しているのに、どうして、うまくいかないんだろう?」
こう思って、悩んでいる人も、たくさんいますね。
その場合、自分なりの基準や目標などを、設定して、それに合わせて、行動すると楽になります。
例えば、私の場合ですが、何かのビジネスを始めた時に、いつも、こういう目標を立てます。
まず、東京で生活しているので、東京の一般のサラリーマンの給料を、基準にします。
そして、商品やサービスが、絶対的にいいもので、広告や営業、販売システムなども、いいものであれば、まじめに、コツコツやっていれば、3か月~6か月、遅くても、1年以内には、そのビジネスでの月収は、30万円になるだろうと、思っています。
それを基準に、頑張るのです。
もしも、その目標を、達成できない場合は、商品、サービス、広告、営業、システムなどに、何かの問題があったか、もしくは、単純に、自分の努力不足だったと分析するわけです。
こういう基準をつくらないで、周囲の成功者が、
「このビジネスで、月収300万円になった!」
とかの成功体験の話を聞いて、自分のことを、ダメだと思ったり、うらやましく思ったり、やる気をなくす人も、多いようです。
私は、そういう周囲の話は、参考程度に、とどめておいて、あくまでも、
「月収30万円を目指す!」
という自分の目標だけに、集中します。
「努力だけに集中して、運は当てにしない」
ということです。
「それ以上の収入からは、運である」
と、考えているのです。
「そこから先は、神様の領域…」
だということです。
世の中には、努力しないで、月に30万円も稼いでいないのに、「運」を当てにして、神社に神頼みしに行ったり、自己啓発セミナーばかり受講している人もいます。
また、起業したばかりの人が、一日に、30分くらいしか、仕事をしないのに、
「収入が、なかなか増えない…」
と、悩んでいたりします。
こういう人には、私は、
「神社などに神頼みしに行ったり、自己啓発セミナーに行く時間があったら、その時間、働いたほうがいいですよ! 起業しても、会社勤めと同じですよ。最初の頃だけは、1日に8時間、週に5日は働かないと、月収30万円にはなりませんよ」
と、アドバイスします。
まずは、とことん働いて、世間一般の収入を得てから、神頼みしたり、セミナーを受講したほうが、効果が大きいということを、経験から知っているからです。
「そこから先は、神様の領域…」
だということは、裏を返せば、
「そこの手前までは、自分の領域…」
だということです。
ご存知の方も、多いと思いますが、私は、20歳から35歳まで、「パワーリフティング」という競技の選手でした。
世界大会で優勝までしました。
マイナーな競技で、小さな団体だったので、たいしたことは、ありませんが、それでも、この競技を通じて、たくさんの人生哲学を学びました。
私のブログのタイトル、「精神世界の鉄人」の「鉄人」の意味は、
「鉄のバーベルを通じて、たくさんの人生哲学を学んだ人」
ということです。(笑)
選手時代の写真です。
アメリカに住んでいた時に、自宅の庭で、撮影しました。
胸囲、137センチ、上腕囲、50センチでした。
写真では、わかりにくいかもしれませんが、筋肉モリモリでした。
競技を始めたばかりの頃、ある先輩から、この競技における「基準」と「目標」を、教えてもらいました。
その先輩いわく、
「いいか? よく覚えておけよ。どの競技にも言えることかもしれないが、五体満足な身体であれば、自分の所属している都道府県のチャンピオンまでは、努力次第で、誰でもなれるんだ。だから、その目標を達成できな場合は、努力不足なんだ」
続けて、
「しかし、九州、四国、関西、東北などのブロックごとのチャンピン、もしくは、全日本大会で、3位以内になろうとしたら、努力だけではダメだ。そこからは、生まれ持った身体の素質、骨格や筋肉の質などが、必要になってくる」
さらに続けて、
「そこから先、日本チャンピオンやアジアチャンピオンからは、運が関わってくる。たとえば、どれだけ頑張っても、大会当日に、交通事故に遭ったり、飛行機が遅れて、参加できなかったりすることもある」
最後に、
「世界チャンピオンからは、運命だ。世界チャンピオンになる人は、そうなるために、生まれてくるんだ。ここからは、使命をもった人間なんだ」
こういう話でした。
「なるほど…」
と思いました。
競技を始めて、すぐに、先輩から、こういう具体的な「基準」や「目標」を、教えてもらえた自分は、本当に、ラッキーだったと思っています。
このこと自体が、
「運がよかった」
と解釈することもできます。
さらに、実際に、世界チャンピオンになった後は、
「すべてが、運命だったのかもしれないな…」
とも思えました。
カリフォルニア州の大会です。
ベンチプレスをやっています。
重さは、たぶん、200キロくらいだったと思います。
これは、全米大会です。
気合を入れて、試技に挑む瞬間です。
懐かしいな…
場所は、ラスベガスです。
思い出します。
競技を始めたばかりの頃、無我夢中で、狂ったようにトレーニングして、沖縄のチャンピオンになりました。
それから、九州、全国大会、渡米した後に、カリフォルニア州、全米、世界大会と、勝ち進んでいきました。
大きな夢は、たしかにもっていましたが、いつも、目の前のバーベルを持ち上げることだけに、集中していました。
大会の1週間前までは、ガンガンに血反吐吐くような猛練習を、やっていました。
それからは、筋肉を休ませ、大会の当時を迎えます。
それから、本番の1分前に、名前が、コールされるのですが、もうやることは、全てやり切っているので、あとは、何もやることはありません。
その1分間の間に、初めて、神頼みしたりお祈りするのです。
ここで、その神頼みやお祈りが、効果を発揮するのです。
ビックリするような重さが、簡単に上がったり、奇跡のような逆転劇が起こったりするのです。
世界大会で、名前がコールされて、心の中で、お祈りしている場面です。
試技が終わって、たくさんの観客から、声援を受けている瞬間です。
大会の後、優勝の盾を持って、記念撮影しました。
「天は、自ら助くる者を助く」
ということわざも、ありますね。
これは、もともとは、英語にあったことわざ、
「Heaven(God) helps those who help themselves.」
の訳語だそうです。
これは、
「人に頼らず自分自身で努力する者には、天が助け、幸福をもたらす」
という意味ですが、逆に言うと、
「怠惰な者には、決して幸福は訪れない」
という厳しい意味でもあるそうです。
まとめると、何かを始める場合、自分なりの「基準」や「目標」を、決めると、具体的な行動に移りやすくなります。
その場合、「自分の領域」、つまり、「努力」の範囲では、とことんガムシャラに、死ぬほど頑張るのです。
そして、それを達成した後は、リラックスして、あとは、「運」を天に任せるのです。
「運」の範囲には、もう手を出す必要はないのです。
「そこから先は、神様の領域…」
ということです。
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