10年くらい前に、「いじめ」をテーマにした、ある学園ドラマの中で、主人公の女の子が、大事にしていた「ヒマワリ」を、意地悪な男の子に切られて、踏みつけられる場面がありました。
その後、彼女にできた、友人たちが、傷ついた彼女を、夏休みの旅行に誘うのですが、そこは、たくさんのヒマワリで溢れた、ヒマワリ畑のような場所でした。
そのヒマワリ畑の中で、友人の女の子が、
「学校なんて世界は、ちっぽけな世界だよ。ちょっと、外の世界に出かけたら、こんなに広い世界が、私たちを待っているんだよ」
と、慰める場面がありました。
そこで、
「ヒマワリっていう花はね、いつも、太陽のほうを、自然に向いているだよ。だから、大きく成長できるんだよ。人間も、世の中の闇ではなく、光のほうを、常に見るようにしていれば、ヒマワリのように、大きく成長できるんだよ」
と言います。
そして、最後に、
「ヒマワリの花言葉はね、あなたは、素晴らしいだよ」
と言う場面がありますが、そのシーンに感動しました。
他にも、花言葉は、あるみたいですが、このヒマワリの花言葉、
「あなたは、素晴らしい」
という言葉は、自分のハートの奥に、じわーっと、しみこんできました。
「人生において、幸せに生きている人と、そうでない人、何が違うのか?」
最近、このことを、よく考えます。
気がついたのは、幸せな人は、やはり、
「自分を大切にしている」
ということです。
もちろん、他人も大切にしていますが、まずは、自分からなのです。
逆に、幸せでない人は、
「自分を大切にしていない」
という共通項が、あるようです。
このことを、もう少し具体的に考えてみます。
「生きていく上で、どうしても、大切なことを、一つだけあげてください」
と言われたら、私は、すぐに、
「それは、自信です」
と即答します。
「自信」が、なによりも大切だと思うのです。
人生において、自信さえあれば、何もいらないのです。
それくらい、「自信のある人」と「自信のない人」の生き方は、違ってくるのです。
「自信」という言葉は、文字通り、「自分を信じる」という意味です。
「自信のある人」というのは、「自分を信じている人」です。
裏返せば、「自信のない人」というのは、「自分を信じられない人」ということになり、もっと言うと、「自分以外のものを信じている人」なのです。
幸せになりたかったら、まずは、自分を大切にすることから、スタートするべきです。
そのうちに、だんだん、それが、自信に繋がっていき、自分の価値観や自分軸で、動けるようになってくるのです。
自分のことを、信じられるようになってくると、自尊心を取り戻すことができ、幸せになれるのです。
それが、なかなか幸せになれない人は、反対のことを、やっているのです。
自分を大切にしないから、いつまでたっても、自信がもてないのです。
自信がもてないから、世間の常識などの他人の価値観や他人軸に、振り回されるのです。
他人の言うことを信じても、人によって、言うことは違うし、状況によっても、コロコロ変わります。
これでは、いつまでたっても、自尊心をもつことは、できません。
わかりやすく、まとめますね。
○「幸せな人」=「自分を大切にしている人」=「自信のある人」=「自分を信じている人」
○「幸せでない人」=「自分を大切にしない人」=「自信のない人」=「自分以外のものを信じている人」
こうなります。
「自分を大切にする」というのは、もっと具体的に言うと、「自分の感性や欲求を大切にする」ということです。
日常生活において、小さな好き嫌いを尊重するということです。
そして、さらに、その中の小さな感情を大切にすることです。
「ああ、よかった…」
「ああ、嬉しい…」
こういう小さな感情を、大切にしながら、毎日を生きると、だんだん自分を愛しく感じることができ、幸せを感じられるのです。
反対に、「自分を大切にしない」というのは、「自分の感性や欲求を大切にしない」ということです。
小さな好き嫌いや感情に、注意を払わなくなってくるということです。
では、何をするのかと言うと、他人の意見のほうを、尊重しはじめるのです。
これを積み重ねると、「我慢をする」というのが、癖になるのです。
社会生活をする上で、我慢は、ある程度は、必要ですが、これが、あまりにも酷くなると、だんだん、麻痺してきて、自分の感情が、わからなくなってきます。
結果として、いつまでたっても、自分を愛することも、幸せも感じられないのです。
自分を愛せなくなり、幸福感を感じられなくなってくると、青信号から、黄色信号が点滅するようになります。
この「危険信号」である、「黄色信号」が、
「面倒くさい」
という気持ちなのです。
この気持ちが、湧きあがってきたら、要注意です。
自分の尊厳を、そして、人生を崩壊させる気持ちが、これなのです。
これは、一般的に考えられてるよりも、はるかに危ないです。
軽く考えては、ダメです。
なぜならば、これは、自分を殺す方向に、向かっているというサインだからです。
学校や職場などで、いじめられる人は、例外なく、この気持ちが、湧きあがっている人です。
周囲から、バカにされて、ナメられても、
「もういいや…」
「面倒くさい」
「どうせ、自分なんて…」
と、人生を、投げだしている状態なのです。
だから、言い返したり、反撃することもしなくなるのです。
結果として、やられっぱなしになるのです。
ちょっとでも、自己尊厳やプライドが残っていれば、こんなに、やられっつぱなしには、ならないのですが、全てにおいて、面倒くさくなっているのです。
「面倒くさい」
が、さらに酷くなってくると、毎日を、惰性で生きるようになります。
こうなってくると、もう、「赤信号」です。
人生そのものを、諦めるようになるのです。
「メールの返信が、面倒くさい」
「人と会うのが、面倒くさい」
「車の運転が、面倒くさい」
「仕事に行くのが、面倒くさい」
「恋愛するのが、面倒くさい」
最終的には、
「生きること自体が、面倒くさい」
と感じるようになり、最悪の事態は、「自殺」という選択肢を、とるようになります。
「黄色信号」である、「面倒くさい」という気持ちが、湧きあがった時点で、人生を好転させるようにしなくては、いけません。
「赤信号」になると、元に戻るのが、難しいからです。
もし、現在、「赤信号」になっている方は、自力で治すのは難しいので、魂を癒すようなヒーリングを、受けたほうがいいと思います。
黄色の点滅が始まっている人は、まだ自力で、なんとかなります。
日常生活において、なによりも、自分を大切にすることを、心がけてください。
自分の小さな感情、小さな好き嫌いを尊重してください。
黄色の点滅は、心よりも、外見にすぐに現れます。
最初は、まず、身だしなみに、気を使わなくなります。
髪形や服装が、雑になります。
オシャレ心が、なくなるのです。
それから、風呂に入らなくなって、不潔になったり、部屋が、異常に汚れたりします。
人間というのは、自分を大切にしなくなり、自分を愛せなくなると、自分を殺す方向に向かうのです。
ホームレスの人たちを見たら、それが、よくわかると思います。
さらに、この変化は、自分よりも、周囲の人たちのほうが、すぐに気がつきます。
「最近、ダサくなってきたんじゃない?」
「もっとオシャレしたら?」
こう言われはじめたら、黄色信号だということです。
このように、黄色信号に気がついたら、身だしなみに気を配るというのも、今日からできる応急処置です。
お風呂に入り、いつもより、身体を念入りに洗い、髪や爪を切って、サッパリすることです。
そして、良い服を身に着け、オシャレをすると、運気が変わります。
「自分を大切にすること」
人生の全ては、ここから、始まるのです。
PS 先日の誕生日に贈っていただいた花が、まだ、生き生きとしています。
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