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古代日本キリストツアー 1 違う価値観

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しばらく旅行していました。

 

今回は、兵庫県、香川県、徳島県、大阪府、和歌山県、この5つのエリアを、まわりました。

 

 

旅先では、全ての景色が、新鮮に感じます。

 

 

これは、四国で、電車に乗った時の写真です。

 

駅の景色です。

 

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走っている電車の車窓からの眺めです。

 

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いつものように、最初に、大まかな計画は、立てるのですが、あとは、その日の直感で決めるというやり方でした。

 

だから、その日の朝起きて、旅先を変更するなんてことは、日常茶飯事でした。

 

これを、いつの頃からか、

 

「行き当たりバッチリツアー」

 

と呼んでいるのですが、これが、楽しいのです。

 

 

気ままな一人旅なので、いつも、こんなかんじですが、反面、人と会う約束ができないのです。

 

それでも、今回も、6名の方と合流することができ、楽しい旅を味わいました。

出会った全ての方に、感謝です。

 

 

 

私の旅行は、趣味である、「宇宙考古学」の新しい発見の旅でもありますが、今回も、いろいろな発見があって、楽しかったです。

 

日本国内の歴史を学んでいる人は、星の数ほどいますが、それぞれの人が、違う視点、違う感じ方、違う解釈など、「違う価値観」で、学んでいます。

 

 

私は、沖縄出身ということもあり、地元の沖縄の歴史を学ぶときには、自分の先祖などを意識して、かなり主観が入ったり、史実によっては、狭い視野で解釈することもありますが、沖縄以外の土地の歴史は、自分には、直接は関係ないので、冷静で客観的な分析が、できるような気がします。

 

 

これは、どこでも、誰でもそうだと思います。

 

地元民よりも、よそ者のほうが、その土地のことを、客観的に見つめることができるのです。

 

地元だと、どうしても、自分の家系に関わる史実は、主観的で、ポジティブに偏った解釈をする傾向があるのです。

 

 

私が、日本史を学ぶ時に、その地域だけの歴史にとどまらずに、日本全体だったり、海外の文明と比較してみたりするのは、沖縄の人間だからというもの、理由の一つかもしれません。

 

地理的に、47都道府県の中で、車や電車では、行けない県は、沖縄だけなのです。

北海道も、青函トンネルがあるし、四国にも、橋が架かって、車や電車で行けるようになり、沖縄以外は、陸続きになっているのです。

 

日本の中では、沖縄という土地は、飛行機や船じゃないと行けない、外国のようなポジションなのです。

 

 

子供の頃は、この地理的な離れた島に住んでいるために、コンプレックスを感じたりしていました。

 

社会科などで、日本の地理を学んでも、ピンとこないのです。

特に、日本史などは、自分の先祖に関係のある話など、まず出てこないので、興味も湧いてきませんでした。

 

 

現在は、わかりませんが、当時は、沖縄の学力は、全国でも最低レベルでした。

 

でも、これは、しかたのないことかもしれません。

 

特に、現在のように、簡単に、安い飛行機運賃で、本土と往復できるような時代ではなかった、私の子供時代は、日本の地理や歴史などは、沖縄の人にとっては、外国の話のように、感じたのです。

 

 

 

地球には、現在、70億人以上の人間がいると言われています。

日本だけでも、1億3千万人くらいがいるとも言われていますね。

 

 

当たり前のことですが、これだけ多くの人がいながら、自分と、全く同じ人間は、どこにもいません。

つまり、自分と同じ考え方、同じ意見、同じ価値観の人など、1人もいないのです。

 

理由は、誰も、自分と同じ人生を生きることは、できないからです。

 

 

例えば、私のような男と、100%、全く同じ考え方をしようと思ったら、昭和41年10月6日に、沖縄県の那覇市に生まれ、同じ家族に囲まれて暮らし、同じ小学校、中学校、高校、大学に通い、同じ友達と遊び、同じ先生から学び、ジムに籠って、バーベルばかり、持ち上げるような生活をしてから、アメリカ留学しないと、こういう男には、ならないのです。

 

かなりユニークな人生経験ですよね。

 

でも、全ての人が、ユニークなのです。

ユニークじゃない人など、地球上には、1人もいないのです。

 

 

何が言いたいかというと、自分以外の全ての人は、「違う価値観」を、持っているのです。

それが、当たり前なのです。

他人に合わせて、「同じ価値観」になろうと思っても、不可能なのです。

 

 

それなのに、私たちは、日常的に、

 

「そんなの常識だろう!」

 

「こんなことも、知らないの?」

 

「普通は、こうだよね?」

 

「何考えているの?」

 

「みんなが、そう言っていたよ」

 

こういう表現を使います。

 

 

これらの表現には、

 

「どの人も、皆、同じだろう」

 

という思い込みがあります。

 

 

 

もちろん、この世界では、全ての人に共通する、「普遍的なこと」も、存在していますが、「違うこと」のほうが、圧倒的に多いです。

 

 

人間関係における問題は、「違うこと」に、気ついた時です。

 

コミュニーケーションをしていて、年齢の違いからくる、世代間ギャップで、笑いが、微妙にズレることもありますね。

 

「それっ、オヤジギャクですね~!」

 

なんて、バカにされることもあるし、男性と女性でも、感性が違うので、同じ出来事を見ても、感じ方が違ったりします。

 

女性が、男性に向かって、

 

「あなたって、本当にデリカシーがないわね…」

 

と、言いながら、呆れることも、多いと思います。

 

 

他にも、同じ日本人でも、都会と田舎、関東と関西などでも、いろいろ違うと思います。

 

 

 

そういう時、大きく、二つのグループに、分かれます。

 

 

一つ目は、「違い」によって、喧嘩や争いになる関係。

 

 

どちらも、自分の価値観が、正論で、普通だと思っているので、相手の価値観が、許せないのです。

 

それで、

 

「どっちが、正しいんだ?」

 

という視点で、とことん、やりあいます。

 

世界史の中でも、そして、現代も続く、「宗教戦争」」は、これが、大規模に発展したものです。

 

 

二つ目は、「違い」によって、仲良く、楽しくなる関係。

 

 

これができる関係は、とても少ないと思います。

 

お互いに、「違っていて当たり前」だと思っているので、会話の中で、「違う視点」に気がついたら、「好奇心」をもって、

 

「どうして、この人は、こういう意見になるんだろう?」

 

と、ワクワクしながら、質問しあう関係です。

 

「ねえ、どうして、そう思うの?」

 

相手の思考から生じる、「意見」という「結果」に、フォーカスするのではなく、「視点」という「過程」に、フォーカスするというコミュニケーションをします。

 

成熟した人間同士だと、これができます。

 

会話している最中に、「結論」によって、相手の意見を判断するのではなく、「プロセス」を、楽しめる間柄ですね。

 

 

 

具体例を挙げると、日本人同士の男女が、結婚した場合だと、見た目が、似たような姿形をしているので、自然と、

 

「相手も、自分と同じように、思っているだろう」

 

というふうに、なりやすいのです。

 

 

一方で、片方が、白人や黒人などの国際結婚の場合、明らかに違う髪や皮膚の色をしているので、自然に、

 

「相手は、自分とは違う感じ方をしているんだろうな」

 

と思えるのです。

 

 

日本人同士の結婚生活だと、お互いに、最初、相手が、「同じ価値観」だと思っていたら、「違う価値観」だったということに、気がついて、ショックを受けるパターンが多いのです。

 

それに対し、国際結婚だと、最初から、相手が、「違う価値観」だとわかっているので、違っていても、それほど、ショックは受けません。

 

逆に、ある出来事に対して、たまに、「同じ価値観」で、同じように感じていることに気がついた瞬間、大感動したりすることも、多いと思います。

 

 

 

「そもそも、同じ日本人だろうが、同じ地元民であろうが、全ての人は、自分と、全く違う世界観で生きている」

 

これを肝に銘じて、全ての人と関わると、人間関係の苦しみは、だいぶ軽減すると思います。

 

昔、何かの本で、

 

「女は金星人、男は火星人」

 

というような表現がありましたが、このように、

 

「目の前の相手は、別の惑星から来た宇宙人だ」

 

くらいに思っていても、いいのかもしれません。

 

 

私は、前世も含めて、全く違う人生を生きてきた人同士が、共感したり、同意したりすることができるということ自体が、「奇跡」のように感じることもあります。

 

 

 

「歴史」や「古代史」を学んでいると、違う視点で、違う解釈をする学者同士が、意見交換をしている場面を見ることもあります。

 

ほとんどの場合が、「喧嘩」になります。

 

これは、とても残念で悲しいことです。

せっかく、同じ興味の分野で、同じ志をもっているのに、争ってしまっては、本末転倒です。

 

違う部分はスルーしたり、違いを認め合ったりして、同じ部分だけで、共感しあったりすれば、いいと思うのですが、なかなか、そういう理想的な関係には、なりにくいようです。

 

 

私などは、「歴史」や「古代史」を学んでいる人たちは、皆、「仲間」だと思っています。

 

なぜならば、ほとんどの人は、

 

「歴史を学ぶことによって、もっと、世の中のことを、深く知りたい。そして、最終的には、世の中を良くしたい」

 

と、思っているはずだからです。

目指している方向が同じであれば、皆、「仲間」であり、「同志」なのです。

 

もしかしかしたら、そうじゃない人も、いるかもしれませんが、そういう人も、「敵」ではありません。

ただ、もしも、そういう人であれば、私とは、楽しい会話は、できないと思います。

 

 

 

いつもは、「旅のテーマ」は、あらかじめ、考えてから、旅行するのですが、今回は、本当に、気の向くままの旅行だったので、旅が終わってから、

 

「今回の旅のテーマは、何だったのかな?」

 

と、後から考えてみたのですが、

 

「キリスト」

 

という単語が、頭に浮かびました。

 

シンボルマークは、「十字架」ですね。

 

「十」

 

これは、「縦」と「横」の棒が、交わっている様子です。

つまり、「違う価値観」が、バランスよく、結びついている状態のシンボルなのです。

 

今回の旅行記は、これが、メインテーマになると思います。

 

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今回の旅行では、旅先で、合流して食事した人は、全員、女性でした。

何カ所かで、少人数のプチ忘年会を開催しました。

 

写真は、お好み焼きを食べているところです。

美味しかったですね~!(笑)

 

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美味しいものを、食べている時が、一番幸せを感じます。(笑)

 

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では、次回から、ボチボチ、旅行記を書いていきますね。

 

 

 


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