旅の最終地は、奈良県の吉野でした。
フェイスブックで知り合った、Oさんという男性が、車を出してくださり、彼の運転で、吉野に向かいました。
世代が同じこともあって、昔のマンガやアニメの話で、盛り上がりながらの楽しいドライブになりました。
吉野に着いたのですが、どこから、どうまわったらいいのか、迷っていたら、スマホで検索すると、「吉野神宮」という神社あることを知りました。
私は、吉野には初めて訪れたのですが、こういう神社があったことを、知りませんでした。
着きました。
案内板です。
かなり大きな神社でした。
とりあず、記念撮影しました。
日曜日の昼間というのに、広い駐車場には、不思議なことに、車が一台もなかったのです。
境内にも、誰もいなったので、休みかと思いました。
しかし、だんだん意味がわかってきました。
Oさんと私の二人は、吉野を守っている神々から、直々に招待されていたのです。
拝殿で参拝しました。
ここで、時代を少し巻き戻しますね。
「イザナギ(伊弉諾尊)」が、まだ、童児だった頃、一時的に、妹であり、パートナーでもあった童女、「イザナミ(伊弉冉尊)」と分かれて暮らしていたという話を書きましたが、この時期の「イザナギ」のことを、少しだけ書きますね。
前述したように、福井県小浜市にある、遠敷川の「鵜瀬」で、二人は、一旦、涙の別れをして、「イザナミ」のほうは、現在の滋賀県の琵琶湖にある、「竹生島」に向かったのですが、この時に、一方の童児であった、「イザナギ」は、お供の動物たちや小鳥たちと一緒に、南へ向かい、現在の奈良県吉野に、しばらく滞在したそうです。
吉野では、「青根ヶ峰」という山にも、立ち寄ったそうです。
場所は、大峰山脈北部で、奈良県吉野郡吉野町の吉野山最南端にある標高858メートルの山です。
そこで、この山々の景色を見て、感動したそうです。
吉野の山々です。
また、その時に、宇宙から、自分が誕生した時のことを、鮮明に思い出したのだそうです。
宇宙の源の世界では、「植物」と「動物」と「人間」が、完璧なバランスを保ちながら、美しく回転していたそうです。
それを思い出した、「イザナギ」は、その山の頂上にあった三つの石を、横に並べて、「宇宙の根源」の世界を、忘れないように、そして、後世の子孫たちも、この真理を伝えようとしたのだそうです。
「植物の石」-「動物の石」-「人間の石」
こんなかんじで、山頂に置いたそうです。
これが、後に、「三つの霊石」と呼ばれるようになったそうです。
その後、悠久の歴史の中で、様々な出来事があったのですが、第四十代、「天武天皇」の時代にも、その「三つの霊石」は、まだ、山頂にあったそうです。
それは、「イザナギ」と「イザナミ」の子孫である、「38人の子供」の子孫たちが、守っていたからだそうです。
「丹生家十八家」が、守っていたのです。
この「三つの霊石」が、とても大切なものだと、理解していたのです。
それは、何百万年にも渡って、守護されてきたそうです。
十八の家が、20年交代で見張っていたそうです。
凄いんじゃないですか~!
今でも、「伊勢神宮」は、20年ごとに、「式年遷宮」をやりますが、これは、その時からの慣習を、引き継いでいるのだそうです。
「三つの霊石」を守るために、「丹生家」がつくった拠点が、「吉野」という村の始まりだったそうです。
このように、「丹生家」は、心のやさしい人々なのですが、魂の芯の部分はとても強く、絶対的に正しいと信じたことは、永遠にやり続けるという超頑固な気質も、もっているのです。
この史実を知って、大感動しました。
それは、現在の「天皇家」にも、その片鱗が残っています。
「天皇」は、とても心の優しい方だと思いますが、万が一、国民の身に危険が迫った時には、やることはやるし、何かを英断したり、実行する強さももっているのです。
今回の旅では、「青根ヶ峰」にも、車で向かいました。
山の途中に、「金峯神社」がありました。
入り口の鳥居です。
拝殿の前でも、いつもの記念撮影です。
ここの拝殿でも参拝しました。
山頂は、歩くと時間が、かかりそうだったんで、途中で引き返しました。
この二人の石仏は、「イザナギ」と「イザナミ」の夫婦だと思います。
もう少し、裏の古代史の話を続けますね。
「天武天皇」の時代には、「丹生家」のリーダーは、葛城族である、「役小角(えんのおづぬ)」だったそうです。
当時の「天武天皇」のグループは、「神武派」だったようです。
だから、「天照派」のことは、よく思っていなかったようなのです。
「役小角」は、「天武天皇」のグループから、
「直ちに、あの頂上にある三つの霊石を、壊して捨てなさい!」
と命令されたそうです。
しかし、
「人祖である、イザナギの命令にしか、私は従いません」
こう言って、断固として、命令を拒否したそうです。
だから、島流しにされたのです。
昔から、「役小角」が、当時の権力者から迫害されて、島流しにされた話は知っていましたが、理由がわかりませんでした。
そういうことだったのですね。
まあ、「役小角」は、空を飛ぶこともできたので、島流しにされても、ちっとも困らなかったという裏話もあるそうです。(笑)
「役小角」は、人祖であり、自分の祖先でもあった、若い頃の「イザナギ」の姿を、桜の木を使って、木彫りの仏像を作ったそうです。
それが、「蔵王権現」だそうです。
これが、現在、吉野の「蔵王堂」に置かれています。
そして、この頃から、多くの人々が、吉野の里に、桜の木を植えるようになり、現在の桜並木の土地になったのだそうです。
こういう話を知るたびに、大感動の連続ですね~!
「蔵王堂」にも、立ち寄りました。
境内も広く、拝殿も大きいです。
残念ながら、「蔵王権現」の仏像は、見られませんでした。
これも、たまに行われる御開帳の時だけ、本物を見ることができるそうです。
これは、別の人が彫った仏像だと思いますが、全ての「蔵王権現」の仏像にも、共通しているのは、片足で立っていることです。
最初は、意味がわからなかったのですが、後姿の仏像を見て、わかりました。
ハイ!
下半身がヘビの形なのです!
「エンキ」ですね~!
「片足で立っている」のではなく、「下半身がヘビ」だったということです。
「宇賀神」でも、あったということです。
もしかしたら、当時の人々は、「イザナギ」の素の後ろ姿を見て、
「片足で立っている」
と思ったのかもしれません。
このことからも、シュメール文明の神様である、「エンキ」、それから、日本の「イザナギ」が、同じ神様だったことがわかります。
感動しました!
さて、裏の古代史の話に、また戻ります。
「役小角」が島流しにされた後、残念なことに、「三つの霊石」は、取り壊され、谷底に落とされのだそうです。
しかし、後から、「丹生家」の人々だと思いますが、その石たちを、谷底から探して、拾ってきたようです。
それは再び、山頂に置かれることはなかったのですが、長年交渉を重ねたと思うのですが、最終的には、山頂から、だいぶ下った低い位置にある、「水分神社」に置くことが、許されたみたいです。
そこにも、行って来ました。
貫禄のある鳥居ですね。
鳥居の近くには、「役小角」の像も、置かれていました。
やはり、地元の人々から、尊敬されていたのですね。
案内板の説明です。
この「水分」という名前は、故意に変えられているそうです。
元々は、「身分」という文字で、「身分神社」だったそうです。
つまり、「宇宙の根源」の世界から、
「植物」ー「動物」-「人間」
この三つに分かれたことが、この神社には、表現されているのです。
門を抜けると、境内が見えてきました。
小さい神社ですが、その境内には、宇宙の成り立ちや理が、表現されています。
入口から入って、左側は、お座敷があり、「地上の世界」や「地球」が表現されています。
庭の植物を挟んで、右側には、三つの神殿があり、左側が、「植物」、中央が、「人間」、右側が、「動物」を、それぞれ祀っているそうです。
「植物」の神殿です。
「人間」の神殿です。
「動物」の神殿です。
庭の植物も、6種類の木が植えられていますが、これも意味があり、「庭」は、「宇宙の根源」の世界から、「障壁賀」を通過して、生物になる話をしましたが、その「障壁賀」を表現しているそうです。
さらに、6種類の木は、それぞれ、「六根」のエネルギーを表現しているそうです。
凄い境内ですね~!
実は、「三つ霊石」は、現在も、ひっそりと隠されて、置かれているのです。
「水分神社」の目の前にある、歩いてすぐの所に、名前も書かれていない、無名の神社があります。
ここにあったのです。
何も書かれていない鳥居です。
この祠は、「イザナギ」と「イザナミ」だと思います。
案内板がありました。
この無名の神社の裏に、宝物が隠れていました。
記念撮影しました。
「人丸塚」と書かれていますが、本来は、
「人生塚」
だったそうです。
「人が生まれた塚」
という意味です。
もう、これを見て、目から涙が、ウルウルと流れました。
「植物」-「動物」-「人間」
この根源を表現している、「三つの霊石」です。
最後の目的地です。
吉野の近くに、「三十八」の名前の摂社があると知って、そこを目指しました。
「高天彦神社」という神社の境内にあるとのことでした。
しかし、途中で道に迷ったりして、なかなか辿り着けませんでした。
やっとの思いで、巡り着きました。
その場所は、奈良県南部の御所市高天で、この一帯は、昔から、「高天原」と呼ばれている土地だそうです。
考えてみれば、今回の旅の目的の一つ、「世界樹」という超巨木が、我が国にあったことは、間違いないのですが、それは、中国では、「扶桑樹」と呼ばれていたことは、書きましたね。
日本では、それが、「高天原」と呼ばれていたのだと思います。
これについては、具体的な絵などの描写が、ほとんどないので、イメージしにくいのですが、言葉に、そのまま表現されています。
「高い天の上にある原っぱ」
と書いてあるのです。
つまり、よく、描写されている、「アマテラス」や「スサノヲ」などが住んでいたという場所は、
「雲の上」
というよりは、
「雲を突き抜けるほど高い、超超超巨木の上にあった、超超超巨大な葉っぱの上」
に住んでいたのではないでしょうか?
日本の神々は、「扶桑樹」と呼ばれていた巨木の上に、原っぱのようにデカイ、超超超巨大な葉っぱの上を、歩いたり、飛び回って、生活していたと考えられませんか?
だとしたら、それまで、なんとなく、抽象的で、ボヤッ…としたようなイメージだった神々の世界が、急に具体的で、身近に感じてきますね。
こういう世界は、「超超超巨大な葉っぱの上」だったのかもしれません。
そして、ある時期に、その原っぱの上で、生活してた神々の一部が、地上に降りてきたのだと思います。
それが、「天孫降臨」です。
だとしたら、この土地にも、太古の昔、そういう超巨木があったのかもしれませんね。
着きました。
小さく短い参道ですが、とても威厳があり、貫禄があります。
両脇に、「杉」の木が生えているのですが、ここで閃きました。
「杉」という文字を、分解してみてみました。
「三」+「十」+「八」
そうです!
「三十八」
だったのです。
ほとんどの神社の境内には、「杉」が生えていますが、さりげない暗号として、ほとんどの神社に、「三十八」の数字が、刻み込まれていたのです。
これに気が付いたときには、また、身体がブルブル震えるくらい、感動しました。
鳥居です。
鳥居の前に立った時に、同行したOさんと私の二人は、呆然と立ちすくんでしまいました。
見てください!
「神霊」
こう書かれた石碑が、ドーンと建っていました。
「これは、ただごとではないな…」
二人とも、ここが、他のパワースポットとは、別格だということを、瞬時に悟ったのです。
まずは、いつものように、普通に参拝しました。
祭神は、「高皇産霊神」です。
やはり、「エンキ(イザナギ)」ですね。
「高天彦神社」と書かれていました。
参拝を終えた後、同行してくれた、Oさんが、その小さな摂社を見つけました。
拝殿の横に、ひっそりと地味に建っていました。
そして、「三十八」の文字が…
超大感動しました~!
目から涙が、ウルウルと湧き上がってきました。
薄い文字で、わかりにくいと思いますが、
「三十八社 祭神 葛城 三十八皇神」
と書かれています。
この前で、旅の最後の記念撮影です。
参拝を終えた後は、杉の生えた参道を歩いて帰りました。
旅の目的を、全て達成した後は、Oさんと二人で、和歌山市に向かい、そこで、友人の北山さんと食事をしました。
それから、大阪で懇親会をして、旅を終えました。
懇親会では、私の旅のお土産話で、超大盛り上がりでした。
大阪での懇親会です。
楽しかったですね~!
また、いろいろ語りましょうね。
では、恒例の締めの一言です。
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
「日本国憲法第9条(平和主義)」
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