「カルマ」について、考えてみましょう。
高校の頃、当時、ブームになった、五島勉さんの「ノストラダムスの大予言」のシリーズを、熱心に、読んでいました。
「うわー、1999年の7月で、地球は、滅びるかもしれないんだ…。まだ、32歳じゃないかー。その若さで、死にたくないよー」
なんて、思っていました。
その頃、五島勉さんの別の著書、「カルマの法則」という本を、買って、読みました。
この本は、「ノストラダムス」のシリーズの本よりも、さらに、衝撃的でした。
内容は、いわゆる、
「前世などで、行った行為は、必ず、来世に、自分の身に、返ってくる」
という因果の法則を、説いた話でした。
それから、しばらくの間は、こういう霊的な本から、遠ざかっていたのですが、24歳くらいに、「バシャール」という精神世界の本と、運命の出会いをしてから、また、こういう興味が、湧いてきて、いろいろと、調べてみました。
宗教の書籍よりは、精神世界の書籍のほうが、柔軟性があって、ユニークな発想が、多いのに、驚きました。
宗教的な厳格な教えも、素晴らしいのですが、自分には、もっと、ゆるくて、いい加減で、やさしい思想が、合っているような気がしました。
特に、「バシャール」のようなアメリカのニューエイジ系は、宇宙的な視点から、面白おかしく、宇宙の構造を、説いてくれて、すっかり、気にいりました。
バシャールも、本の中で、「宇宙の法則」として、2つの基本法則を、説いています。
「自分の意識が、今、この瞬間に、存在している」
「自分の与えたものが、自分に、返ってくる」
この二つの法則で、宇宙が、創られているというのです。
これは、理屈ではなく、直感で、
「このバシャールの説いている、宇宙の法則は、真実だ」
と思いました。
しかし、同時に、いろいろな疑問も、湧いてきました。
「凶悪犯罪の事件に、巻き込まれる人は、やはり、前世で、同じように、酷いことを、やったということだろうか? もし、そうだとしても、じゃあ、それでは、しょうがないの一言で、終わらせてしまって、いいのだろうか?」
などなど、いろいろな解釈がでてきて、混乱してきました。
これも、科学的な根拠は、ないのですが、当時から、直感で、
「宇宙というのは、厳しさもあるだろうが、それ以上に、大きなやさしさや愛を、持っているだろう」
とも、思っていました。
だから、従来の宗教的な「カルマ」という単語のニュアンスから、感じる、「厳しさオンリー」には、違和感を、感じていました。
そいういうとき、他の精神世界系の書籍の中で、もっと、ユニークな解釈を、たくさん見つけました。
三つだけ、紹介しますね。
たとえば、一つは、
「もし、人が、誰か、一人の人を、殺してしまったら、その人は、その後の人生や来世で、必ず、殺されなくては、いけないのだろうか? それも、いいだろう。でも、他のやり方もある。その殺した人が、本当に、その罪を、償いたいと、思ったら、自分の子供を、立派な大人になるまで、育てるというやり方もある。もし、子供が、いない場合は、孤児などを、自分の子供として、引き取り、育てるということもできる。つまり、人を、一人、育てることで、一人殺した人とのカルマのバランスがとれて、そのカルマを、清算することができる」
二つ目は、
「もし、人が、戦争で、1000人の人を、殺した場合、その人は、その後の来世で、1000回、殺されないと、いけないのだろうか? それも、いいだろう。でも、他のやり方もある。その殺した人が、本当に、その罪を、償いたいと思ったら、医師や看護師などの仕事につき、1000人の死にそうになっている病人の命を、救うというやり方もある。つまり、1000人、救うことで、1000人殺した人とのカルマのバランスがとれて、そのカルマを、清算することができる」
三つ目もあります。
こちらは、ユニークです。
「もし、人が、それまでの前世で、1人を、刺し殺した場合、その人は、今生で、刺し殺されないと、いけないのだろうか? それも、いいだろう。でも、他のやり方もある。それは、現実の世界ではなく、夢の世界で、それを、やるというやり方だ。罪の償いもしたいけど、今生では、他にも、どうしても、やりたいことが、たくさんある場合、夢の中で、刺し殺されるという体験を、選ぶこともできる。そうすれば、魂的には、同じ痛みだが、肉体的には、1000分の1くらいの痛みしか、感じない。つまり、そういう悪夢を、見ることによって、刺し殺した人とのカルマのバランスがとれて、そのカルマを、清算することができる」
私なども、10代や20代の頃に、悪夢を、見ることが、よくあったのですが、心臓が、バクバクしながら、起きて、
「はぁ、はぁ、はぁ、夢か…。ああっ、夢でよかった…」
と、呟くときが、ありました。
本当に、夢で、よかったのですね。(笑)
悪夢って、宇宙の大いなる慈悲だったのですね。
どうですか?
他にも、人間が、まだ、理解できないような人知を超えた、もっと、大きな力学もあるみたいです。
「カルマの清算」にも、いろいろな方法があることが、わかりましたか?
こういうポジティブな解釈をすると、宇宙の大きさや柔軟性、そして、大きな愛を、感じるのではないですか?
「カルマ」というのは、いろいろな宗教が、「罰」だと、考えているようですが、精神世界では、他にも、「気づきのキッカケ」だとか、「魂の学び」、「成長のためのルール」など、いろいろな考え方があるみたいです。
だから、「カルマ」というのは、「法則」というよりは、「原則」という単語で、頭にいれておくくらいで、いいと思います。
聖書の中で、イエス・キリストも、「カルマ」について、こう述べたと、書かれています。
与える者は 与えられる
与えなければ 与えられない
愛する者は 愛される
愛さなければ 愛されない
裁く者は 裁かれる
裁かなければ 裁かれない
許す者は 許される
許さなければ 許されない
幸せになりたかったら、周囲を、幸せにする。成功したかったら、周囲を、成功させる。
原因を、自分以外に、つくるのではなくて、常に、自分から、スタートさせる考え方ですね。
☆「カルマ」は、「罰」というよりは、「学び」や「気づき」、そして、「バランス」というニュアンスで、考えたほうが、いいかもしれません。
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