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キリスト教による植民地支配

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秋の夜長は、どう過ごされていますか?

 

私は、やはり、読書です。

 

そして、たまには、DVDを借りてきて、家でゆっくりと映画鑑賞することも、多いです。

 

その中では、友人から薦められた作品を借りてきて、観た後、その友人と、その作品について、感想を語り合ったりすることが、とても楽しいです。

 

 

昨日、映画「沈黙 ーサイレントー」を観ました。

 

これは、有名な遠藤周作さんの小説、「沈黙」を原作として、外国の監督が作った作品だそうです。

 

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舞台は、17世紀、江戸時代初期―に、ポルトガルで、イエズス会の宣教師である、2人の神父が、日本行きを決意する場面から始まります。

 

日本でのキリスト教の布教を使命としていた師匠が、日本で棄教したという噂が届き、その尊敬していた師が、棄教したことが、どうしても信じられず、それを確かめるために、2人は日本へ渡るのです。

 

2人は、中国で、日本人のキリシタンの男の手引きにより、日本に密入国します。

 

そこでは、隠れキリシタンが、奉行の弾圧に苦しみながらも、信仰を捨てずに、祈り続けていました。

 

2人は、村人達と交流を交わし、布教活動を行っていきます。

 

しかし、キリシタンが、村に潜んでいることを嗅ぎ付けた長崎奉行が、村に訪れ、2人の宣教師の身柄を要求します。

 

村人達は、必死に匿うのですが、代償として、敬虔な信者であった村人たちが人質となります。

 

奉行は、踏み絵などを、強要したりして、キリシタンをあぶりだし、処刑します。

 

自分達を守るために苦しむ信者達を見て、主人公の宣教師は苦悩します。

 

「なぜ、神は、我々にこんなにも苦しい試練を与えながら、沈黙したままなのか?」

 

 

だいたい、こういうストーリーです。

 

 

磔にされたキリシタンたちです。

 

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踏み絵です。

 

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歴史について、考察する場合、いろいろな角度から見なくてはいけません。

一方的で偏った視点からでは、真実は、見えてこないのです。

 

この映画は、

 

「善良なキリシタンたちが、日本の悪い武士たちに、弾圧されて、それを見た、外国から来た宣教師たちが、苦悩する」

 

こういう前提で、ストーリーが作られています。

 

でも、ここで、大切なことは、

 

「どうして、この時代に、武士たちは、キリシタンたちを、弾圧したのか?」

 

その理由を知ることです。

 

 

 

以前にも書いたのですが、大切なことだと思うので、再掲載しますね。

 

 

 

世界地図を眺めていて気がつくことは、「国境」の存在です。

「アフリカ」と「中近東」に、描かれている国境線を見てください。

何か感じませんか? 

それは、

「アフリカと中近東の国々の国境が、直線で描かれている」

ということです。

私たちは、これを、何気なく見ているのですが、よく考えてみると、これは、極めて不自然な国境なのです。

通常、他の国々などは、海岸線か山脈、河などに沿って、国境線は、線引きされるものです。

結果として、その線は、「曲線」になります。

それに対して、「アフリカ」と「中近東」の線が、「直線」なのは理由があります。

それは、「アメリカ」の存在です。
アメリカは、自分の国の州も、直線で分けていますが、外国に対しても、こういう強引な価値観を押しつけているのです。

結論から言うと、

「アフリカや中近東の国々の国境は、アメリカを拠点に世界を支配している人たちが、自分たちの都合で、アメリカ流に、勝手に強引に引いた線である」

ということです。


地球という惑星は、欧米人など、先進国といわれている国々に住んでいる人たちの侵略の歴史だと、言ってもいいと思います。

それは今でも、「直線」で、表現されている「国境」に現れています。

おそらく、「アフリカ」や「中近東」に、住んでいる人たちは、そのような強引な「国境」は、望んでは、いなかったのではないかと、考えています。

21世紀に入っても、地球は、相変わらず、「弱肉強食」の社会に変わりはないのです。


そして、いつの時代でも、自由を満喫できるのは、一握りの権力者たち、逆に、圧倒的多数の貧しいものたちは、一生不自由な生活を余儀なく強いられています。

 
不自由な状態の極めつけとして、「奴隷制」が、あります。
これを、生み出したのは、主に、現在の欧米人です。

もともとは、政治家であり、スポーツ人類学者でもある、松浪健四郎先生が、昔、著書の中で、面白い話を書いていました。

 


松浪先生の話によると、昔、欧米人が、インドや中南米、アフリカなどに、植民地政策のために、進出した時、いろいろと「策」を、つくったそうです。

そのやり方は、いきなり、軍隊で攻め込むと、奴隷にしたい民族も抵抗するので、まずは、キリスト教の宣教師を送り込み、

「私たちは、あなた方の味方です。私たちは、皆、神の子です」

という、「隣人愛」の教えを説き、そこの土地の人々と、仲良くしたのだそうです。

それから、教会などを建て、さらに、「愛」を説いたそうです。

しばらく、「お祈り」などを、そこの土地の人々に教えるのですが、だんだん、皆が、この「お祈り」に飽きてくるのを見計らって、今度は、「スポーツ」を教えたそうです。

そのスポーツは、全員で楽しく、協力してやるような、「サッカー」のような「球技」である場合が多かったようです。

その時、大切なことは、欧米人は、決して、現地の人々と一緒にプレーすることはなく、あくまでも、試合のルールを教える、「審判(レフリー)」になるということだったそうです。

そして、そのルールの中に、必ず、

「審判の命令には、絶対服従」

「雨の日でも、試合続行」

という、二つのルールを入れたそうです。


その後、その土地の皆が、スポーツの勝敗に、夢中になっている間に、少しづつ自国の軍隊を入れて行き、その土地の人々を圧倒的な軍事力で、支配するようになったそうです。

そして、ある時点で、「スポーツ」をする時間を少なくし、過酷な「農作業」などをやらせるように、切り替えたのだそうです。

その時の、農場の現場監督には、サッカーなどのスポーツで、「審判」を、やっていた欧米人に、やらせたようです。

現地の人々は、逆らおうにも、「スポーツ」のゲームを通して、

「審判の命令には、絶対服従」

というルールが身についているので、「審判」である「現場監督」の命令の一言に、逆らえなくなっていたようです。

この時点で、完全に洗脳が成功していたのです。

さらに、

「雨の日でも、試合続行」

も身についているので、雨の日でも、農作業するようになったようです。

 


今でも、「サッカー」や「ラグビー」などの球技には、

「審判の命令には、絶対服従」

「雨の日でも、試合続行」

というルールが残っています。

これは、昔の欧米列強が、未開の民族に対してやった、植民地政策のなごりなのだそうです。

子供の頃から、

「どうして、サッカーは、雨の日でも試合しているんだろうか? サッカーの選手たちは、そんなに風邪をひきたいんだろうか?」

と疑問に思っていたのですが、こういうことだったのですね。

まとめると、欧米人の植民地支配は、「キリスト教」と「サッカー」と「軍隊」の3点セットで、行われたということです。

 

 

サッカーで、雨の日でも試合する理由は、植民地支配の時代にあったのですね。




 

昔の日本も、他の国々のように、植民地にされそうになったのですが、その当時、日本にいた、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの武将たちが、この策略をすぐに見抜き、宣教師たちが、来日した時点で、これを阻止するように動いたようです。

日本の場合、最初の「キリスト教」が入ってきた時点で、気づいたそうです。

だから、「キリスト教の弾圧」というのをやったのです。

意味なく、弾圧していたわけではないのです。

 

 


1990年代から、日本中が、サッカーに夢中になって浮かれていますが、ご存知のように、この間に、少しづつ軍備の増大が進んでいます。

さらに、いつのまにか、日本の大企業のオーナーが、欧米人になり、命令に、絶対服従させられ、雨の日にも、営業回りをやらされて、苦しんでいるサラリーマンも大勢います。

日本人の皆さん、今こそ、こういう本当の歴史を学び、欧米人たちの狡猾な罠を見破れる眼力を、身につけてください!

そうしないと、日本は大変なことになります。
 

 


日本とキリスト教の関係を、もう少し書いておきます。

先進国の中で、日本は極端に、キリスト教徒(クリスチャン)が、少ないです。

いろいろな統計がありますが、ある統計によると、いわゆる本当のキリスト教徒は、国民の1%だという統計もあるようです。

ほとんどの人は、

「日本人は、宗教に寛容だから」

とか、大昔の自然崇拝などの思想で説明しますが、本当の理由は、もっと別のところにあるようです。

 


1549年以降、ヨーロッパから、フランシスコ・ザビエルなど、たくさんの宣教師が、日本に来ましたが、実は、一番最初に、日本の大名たちと、この宣教師たちは、通訳を交えて、とことん、ディスカッションしたことが、あったそうです。

この記録は、広く知られていないようですが、そのときの議事録のようなものが、残っているそうです。


内容は、だいたい、こんな感じだったそうです。


大名たち:「キリスト教とは、いななる宗教であるのか?」

宣教師たち:「キリストを信じてください。信じなければ、神から悪人とみなされ、地獄に落ちます。信じれば、神から善人とみなされ、天国に行けます」

大名たち:「キリストを信じなければ、悪人で地獄行き? 信じれば、善人で天国行き? 何を寝ぼけたことを、言っているんだ。私たちの日本という国には、あなたたちが来る前から、立派な先祖たちが、たくさんいたぞ。彼らは、キリスト教などまったく知らない。では聞くが、彼らは、皆、悪人だったのか? 皆、地獄に落ちたのか? ちゃんと答えてみよ!」

宣教師たち:「う~ん」

これで、ディスカッションが、終わってしまったそうです。


その後、1612年に、徳川幕府が、「キリスト教の禁止令」を発令したようですが、1706年に、再び、イエズス会士のシドッチという宣教師が、鎖国下の日本に布教するために、マニラから屋久島を経由して、やってきたようです。

長崎で捕まり、江戸に連れてこられたことがあったようですが、ここでも、新井白石という儒学者に、取調べを受けた記録が、残っているそうです。


ここでも、似たような展開になったようです。


白石:「キリスト教の神について、説明してみよ」

シドッチ:「私たちが信仰している、キリスト教の神は、全知全能の神です」

白石:「全知全能の凄い神ならば、なぜ、何千年も前に、日本に来ていないのか? 今頃、のこのころ来ること自体が、全知全能ではないのではないか?」

シドッチ:「う~ん」


ここでも、これだけで、ディスカッションが終わったようです。


後に、新井白石は、「西洋紀聞」という書物の中で、

「宣教師のシドッチという人物は、天文や地理や化学など、どんなことを聞いても、なんでも知っている凄い人物であったが、宗教の知識は、ほとんど馬鹿みたいに、単純であった。キリスト教という宗教は、幼稚な宗教である」

という感想を書いているそうです。
 

 


欧米の宣教師たちは、他の国々は、恐怖心を煽って、洗脳することに、成功したのですが、日本だけは洗脳できず、逆に、ディスカッションで、ことごとく簡単に負けてしまったという歴史が、残っているようです。

ちなみに、私自身は、「キリスト教」の教え自体は、大好きです。
素晴らしい教えも、たくさんあることも知っています。

ただ、世界史の中では、いろいろと悪いことに道具として、利用されてきたという事実も、頭の隅っこに置いておくと、いいと思います。
 

 


日本人は、昔から、とても頭のいい民族のようです。
それは、その当時の宣教師たちが、本国に送った手紙などにも、史実として残っているそうです。

その当時のヨーロッパの宣教師たちは、いろいろ日本の庶民の生活を、見て歩いたのだそうですが、その中で、一番驚いたのが、「将棋」だったそうです。

日本の庶民が、「将棋」を指しているのをみて、ルールを聞いたところ、すぐに、ヨーロッパにある、「チェス」と同じようなものだと、理解したそうです。
しかし、その後に、すぐ恐怖を覚えたそうです。

「自分たちの国では、チェスは、王様や貴族しかやらない。それを、東の果てにあるこんな僻地の国では、一般大衆が、暇つぶしにやっている。こんな平均知能の高い民族は、初めて見た。自分たちの国は、いつか、この日本という国に、負けるかもしれない…」

こう思ったそうです。


私たちは、「日本」という国に、もっと自信と誇りを持つ時期に、そろそろ来ているような気がします。

マスコミなどを使った、間違った情報操作に惑わされずに、「真実」を見つめる目を、持ち続けたいですね。

 

 

 

 

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