昨日のビジネス説明会、大盛況で終了しました。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
これから、また、新しいメンバーと新しく船出をすると思うと、ワクワクしてきます。
ぜひ、一緒に、この大海を力を合わせて、乗り切っていきましょう。
最近は、家で一人で、映画鑑賞することが多いです。
しばらく、旅行しまくっていたので、休息が必要なのかもしれません。
先日、「海賊とよばれた男」という映画を、DVDで観ました。
この作品は、出光興産の創業者・出光佐三の逸話をベースに、映像化されたものだそうです。
作品中の主人公である、国岡鐡造の言葉、
「いっちょやってやろうやないか!」
という言葉が、やけに印象に残りました。
いつの時代でも、新しいことは、この意識から始まるのですよね。
この頃の日本には、まだ、「サムライの魂」をもった男が、たくさんしました。
古いかもしれませんが、
「男は男らしく、女は女らしく」
こういう、いい意味での男女の生きざまもありました。
「大和撫子」なんていう表現は、現在では、死語になっていますが、やはり、着物が似合う日本人女性というのは、見ていて、美しいと思います。
「サムライの魂」というのは、
「私利私欲で動かない男」
のことです。
もっと具体的に言うと、
「金銭欲に負けない男」
のことです。
映画の中で、主人公が、ユダヤ人と、やりあうシーンがあります。
この場面では、主人公の国岡が、
「自分の誇りを捨てて、大金をもらうか? それとも、大金を捨てて、自分の誇りを守るか?」
この二者択一に、迫られるのです。
そして、国岡は、瞬時に、
「自分の誇りのほうを、大切にする」
という決断をします。
これが、「サムライの魂」です。
人間は、長い人生の中で、何回かは、こういう選択を迫られます。
特に、男は、そうだと思います。
「本当の自分を押し殺して、世間的な成功をとるのか? それとも、世間からどう思われようが、本来の自分の魂の声に従うのか?」
この時に、自分の魂の声に従えば、一時的に、世間や周囲から、バカにされたり、袋叩きにあったりします。
でも、結果的には、それに従ったほうが、後々の人生で、幸せになれるのです。
このことは、ある程度、長く生きてきた人たちは、わかると思います。
「逃げるのか? それとも、戦うのか?」
こういう選択ですね。
この映画は、
「お金って、なんだろう?」
という問題提起も、私たちに、投げかけているようです。
たまには、「お金」について、じっくりと考えてみましょう。
幼稚園や小学校など、子供の頃は、皆、友人たちの間では、「お金」のやりとりは、あまりやらないと思います。
ほとんど、お金に関わらずに、毎日を生きていたでしょう。
では、その頃は、今よりも幸せだったでしょうか?
楽しかった思い出も、多いでしょうけど、辛くて苦しかった思い出も、多いと思います。
そうなのです。
現在の人間の社会では、お金がなくなったからといって、すぐに、皆が、幸せになるわけではないのです。
逆に、よけい苦しくて、生きにくくなるかもしれません。
たとえば、会社を経営している人で、社内に問題のある部下がでてきたとしましょう。
こういうとき、現在のように、お金がある社会だと、
「世の中が不景気で、会社の経営状態も思わしくない。申し訳ないけど、辞めてもらえませんか?」
という建前で、話すことができます。
たしかに、相手との関係は悪くなるでしょうが、これが、お金のない社会だと、
「あなたが嫌いです。皆も、あなたのことを嫌っています。だから、この会社から、出て行ってくれませんか?」
という本音で、話さなければいけなくなります。
これは、もっと相手との関係は悪くなるでしょう。
「お金」という道具は、見方を変えると、社会にとっての「潤滑油」のような働きもやっているのです。
「人間同士が、トラブルを起こした時、お金以外の解決策で、解決しようとすると、もっと苦しくなる」
こういう状況が、実はたくさんあるということです。
「あいつは、お金をもって人が変わった」
「仲のいい友人と、一緒に仕事をやったら、関係が悪くなった」
という話を、よく聞きますが、実は、これは正確な表現ではないみたいです。
なぜなら、「お金」というものは、どちらかというと、「人格」を、「変換」させるものではなく、「増幅」させる効果のほうが大きいからです。
ケチな人が大金を持つと、ますます、ケチになります。
気前のいい人が大金を持つと、ますます、気前がよくなります。
意地悪な人が大金を持つと、ますます、意地悪になります。
やさしい人が大金を持つと、ますます、やさしくなります。
「お金が、人を変える」
というよりは、
「お金は、その人の本性を拡大する」
という効果のほうが、大きいみたいです。
特に、「遺産相続」や「ネットワークビジネス」の二つは、お互いに相手の「本性」がわかる、いい機会みたいです。
現在の人間社会の中で、私が、一番、「お金」というものを知りつくしていて、抜群のセンスを、もっていると感じる民族は、やはり、「ユダヤ人」です。
「ユダヤ人」という単語の定義も、現在では、学者によって、バラバラなのですが、ここでは、一般的なユダヤ人、つまり、「ユダヤ教という宗教を、信じている人たち」を、イメージしてくださいね。
ある経済学者のメルマガに、昔、面白い話が掲載されていました。
実話らしいのですが、だいたい、こういう話です。
アメリカのある町に、一人の賢いユダヤ人が、引っ越してきたそうです。
その町の人たちは、ユダヤ人が嫌いな人が、多かったみたいです。大人たちは、建前で話すので、直接の危害を、彼に加えることはないのですが、子供たちは残酷です。
親などから、悪口を聞かされたせいだと、思うのですが、毎朝、そのユダヤ人の家の門の前に行って、皆で、野次っていたそうです。
「や~い、ユダヤ人の馬鹿! この町から、でていけ!」
こんなふうに、たくさんの子供たちが、集まっていたそうです。
最初の日に、そのユダヤ人が、家から出てきて、子供たちに、こう言ったそうです。
「ありがとう。これから、毎朝、そうやって、家の前で、私の悪口を言ってくれ。そうしたら、一人に、1ドルの小遣いをあげよう」
1ドルの小遣いを、もらった子供たちは、大喜びで、一生懸命、悪口を、言ったそうです。
「や~い、ユダヤ人の馬鹿! この町から、でていけ!」
翌日、また、ユダヤ人が、家から出てきて、子供たちに、こう言ったそうです。
「ごめん。今日は、あまり、お金がないんだ。申し訳ないけど、半額の50セントで、悪口を言ってくれ」
50セントをもらった、子供たちは、
「チェッ! ケチだな… まあ、いいや、悪口を言ってやるよ…」
と言いながら、少し小さい声で、
「や~い、ユダヤ人の馬鹿。 この町から、でていけ」
さらに、三日目の朝、ユダヤ人が、家から出てきて、子供たちに、こう言ったそうです。
「申し訳ない… 今日は、まったく、お金がないんだ。悪いけど、1セントで、悪口を言ってくれないか…」
これを聞いた、子供たちは、カンカンに怒って、
「なんだい! ケチ! 1セントなんて、安いお金で、悪口なんて言ってやるもんか! 馬鹿にするな! おい、みんな、帰ろうぜー!」
こう言って、帰って行き、二度とユダヤ人の家の前には、現れなかったそうです。
どうですか?
私は、この話を、このメルマガで読んだ時、背筋が、ゾクッとしました。
「こんな発想は、絶対に、日本人の頭からはでてこない。お金と人間の心理を知りつくしている」
こう思ったのです。
いろいろな意味で、ユダヤ人というのは、お金のセンスがあるのです。
私は、この話を知っただけで、もう、ユダヤ人と、お金で勝負しようとは思わなくなりました。
直感で、
「彼らには、絶対に、ビジネスなどでは勝てない」
と確信したからです。
現在、世界中で、ユダヤ人が、ビジネスで大活躍しているのですが、この話からも、その理由がわかりますね。
では、このユダヤ人たちに、対抗できる民族や国家は、あるのでしょうか?
実は、あるのです。
対抗ではなく、超越です。
それは…
日本人です。
「開運! なんでも鑑定団」という番組がありますね。
けっこう、長い期間やっている人気番組ですね。
この番組は、私たち日本人は、別に、それほど変わった番組だと思って観ていません。
しかし、この番組は、日本に来た外国人たちを、心底驚かせるのだそうです。
ほとんどの外国人は、日本語がわからないので、この番組を観ても、意味がわからないと思うのですが、日本語がわかる外人は、ビックリ仰天するのだそうです。
ご存知のように、東京のスタジオだけでなく、番組スタッフが、地方での撮影に行くのですが、なんでもない、普通の商店のオジサンやオバサンが、たまに、凄いお宝を持っていることもある。
まずこれに、最初ビックリするのだそうです。
さらに驚くのは、鑑定士たちの鑑定結果を、全員が、「信頼」していることに驚くのだそうです。
そういわれれば、鑑定結果に、文句をつけるお客さんなど、見たことないですね。
これは、日本人の「文化力」が、物凄く高いことを現しているのだそうです。
アメリカなどでは、
「そんな鑑定結果、信じられるか!」
と怒る人、裁判所に訴訟を起こす人などが、続出するのだそうです。
もっと驚くのは、田舎のオジサンなどが、
「これは、我が家の先祖代々の家宝です」
と言って、持ってきた壷などに、
「300万円!」
などの自己査定価格をつけるのですが、鑑定の結果、
「20万円です。残念ですが、確かに良い物ではありますが、ニセモノです…」
と鑑定士さんから言われても、本人や家族、会場にいる町の人々が、笑っていることだそうです。
「彼らは、どうして、この場面で笑えるんだ… 先祖代々の宝に、価値がないことが、わかって、皆から、馬鹿にされているんだぞ… 彼らの頭の中は、どうなっているんだ…」
と、外国人の中でも、特に、ユダヤ人が、驚愕して、パニックになるのだそうです。
彼らの頭の中にある、
「お金には、絶対的な価値があるのだ」
という価値観を、超越しているのです。
日本人が、この場面で、笑えるのは、
「お金なんて、この世の中では、たくさんある価値観のひとつに、すぎない」
ということを、心の底から理解しているからみたいです。
「壷の値段が低かったからといって、先祖の価値が下がることはない」
という人間としての、あたりまえのことを、ほとんどの日本人は、理解しているということです。
お金の価値に、左右されずに生きられる、「遊び心」を持っているということです。
これは、凄いことなんですよー!
よく、現実から逃げるために、お金を否定する人も、多いですが、これでは、自分も、社会も変わりません。
けっして、「逃避」であっては、いけないと思います。
大切なのは、「卒業」です。
社会に暮らす人々が、本当にお互いを信頼しあって、助け合い、仲良くするようになった時が、この社会から、お金がなくなる時かもしれません。
その時には、もう、こういう道具に頼る必要はなくなるのです。
そして、そのお金から、まっさきに卒業し、「お金のない社会」を実現するのは、私たちの国、「日本」からだと思っています。
これから、日本では、この「サムライの魂」をもった人々が、どんどん出てくると思います。
そして、それは、「精神世界」からだろうと思っています。
なぜならば、そこには、「お金を超越した世界」を知っている人たちが、たくさんいるからです。
PS 「海賊とよばれた男」の作品の中に、船旅のシーンが出てきます。
これを観ていたら、久しぶりに、船旅がしたくなってきました。
大海原の波のリズムは、地球の波動と共鳴していて、船旅をすると、本来の魂と繋がりやすくなるそうですね。
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