ご存知のように、ここ数年は、宇宙考古学や古代史の調査を目的に、旅行ばかりやっています。
旅先では、土地の波動が違うせいか、よく不思議な夢を見ます。
旅先で見る夢も、旅行の楽しみの一つです。
個人的な感想ですが、いわゆる、良いホテルと言われる、ちょっと値段の高いホテルに泊まっている時のほうが、良い夢を見ることが多いです。
寝具が良いせいもあって、寝心地がいいというも、その理由だと思いますが、宿泊する人たちも、上品で意識の高い人が、多いからかもしれません。
もしかしたら、そういう良いホテルは、霊的な浄化や土地のお祓いなども、ちゃんとやっているのかもしれません。
たまに、悪いホテルだと思われる所に、何かの間違いで、泊まってしまうこともありましたが、こういう所では、悪夢を見たりしたことも、数回ありました。
やはり、泊まるところも、大切なのかもしれませんね。
私の人生の中で、特に印象的だった夢の話をしましょう。
10代の頃の話です。
高校一年生だったと思います。
その頃、私は、那覇市内の自宅から、バスを乗り継ぎながら、片道40分くらいの高校に通学していました。
ある朝のことです。
いつものように、朝、目覚まし時計が鳴り、遅刻ギリギリの時間に起きて、トイレに入って、朝食を食べ、大急ぎで、家を出ました。
それから、バスに乗り、校門の前に着くと、門が閉じられる瞬間でした。
「うわー! 遅刻だー!」
と叫んで、ダッシュで、門をくぐろうとしました…
すると…
そこで、目が覚めました。
夢だったのです。
「夢だったのか…」
と気が付いたら、また、目覚まし時計が鳴り、遅刻ギリギリの時間に起きて、トイレに入って、朝食を食べ、大急ぎで、家を出ました。
それから、またバスに乗り、校門の前に着くと、門が閉じられる瞬間でした。
「うわー! 遅刻だー!」
と叫んで、また、ダッシュで、門をくぐろうとしました…
すると、また…
その場面で、目が覚めたのです。
つまり、夢の中で夢を見ていたのです。
「夢の中の夢だったのか…」
と気が付いたら、またまた、目覚まし時計が鳴り、遅刻ギリギリの時間に起きて、トイレに入って、朝食を食べ、大急ぎで、家を出ました。
それから、またまたバスに乗り、校門の前に着くと、門が閉じられる瞬間でした。
「うわー! 遅刻だー!」
と叫んで、またまた、ダッシュで、門をくぐろうとしました…
すると、またまた…
その場面で、目が覚めたのです。
なんと、夢の中の夢の夢だったのです。
「夢の中の夢の夢だったのか…」
と気が付いたら、またまたまた、目覚まし時計が鳴り、遅刻ギリギリの時間に起きて、トイレに入って、朝食を食べ、大急ぎで、家を出ました。
それから、またまたまたバスに乗り、校門の前に着くと、門が閉じられる瞬間でした。
「うわー! 遅刻だー!」
と叫んで、またまたまた、ダッシュで、門をくぐろうとしました…
ビックリすることに、ここで、また夢から覚めて、目覚まし時計で、起こされたのです。
さすがに、これには驚きました。
結局、この同じことを繰り返すという夢を、なんと、5回も見たのです。
見たというよりは、経験させられたと言ったほうが、いいと思います。
毎回、少しづづ、微妙に違うのですが、99%くらいは、同じ出来事でした。
5回目の夢の中では、門が閉じられるのもかまわずに、校門の前で、立ち止まり、よく、マンガや映画の中で、主人公がやるように、自分のほっぺたを、つねってみました。
なんと、痛かったのです。
ちゃんと痛みがあったのを、今でも覚えています。
「夢じゃなかったのかな?」
こう思った時に、6回目の目覚まし時計が鳴り響きました。
「かんべんしてくれよ~!」
こう叫びながら、起きたのを覚えています。
やはり、時間は、遅刻ギリギリの時間でした。
ここまで、同じです。
それから、ひととおりの準備をして、家を出ました。
歩きながら、地面を踏みしめ、自分の肉体の感覚を確かめながら歩いたのを、今でも覚えています。
バスに乗り、校門の前に着くと、今度は、門は開いたままでした。
はやく着いたのです。
ゆっくり、ゆっくり歩きながら、門をくぐりました。
それから、また自分のほっぺたを、つねってみると、とても痛かったのです。
「さっきの夢の中よりも、痛いぞー! やったー! 抜け出したんだー!」
心の中で叫びました。
この地獄のようなループを、抜け出した喜びで、涙が出てきました。
ようやく、現実の世界に、戻ってこれたということです。
気を取り直して、何事もなかったかのような顔をして、教室に入りました。
遅刻ギリギリでした。
「おはよう!」
と、いつもの3倍くらいの声と笑顔で、クラスメイトたちに挨拶しました。
やはり、変わった高校生だったかもしれませんね。(笑)
あの時の体験は、今風な表現にすると、いわゆる、「パラレルワールド」だったのかもしれません。
この「夢の中の夢」の話を、ある講演会でやったのですが、講演が終わってからの懇親会で、ある男性が、こんな意見を聞かせてくれました。
「トーマさん、今回の講演、とても面白かったですよ。特に、夢の中の夢の話、とても興味深かったです。ところで、私が思ったのは、よく橋の上から自殺した人の霊が、地縛霊のようになって、そこの場所にやってくる人の肉体に、憑依して、何度も何度も、同じ自殺の経験をしようとする話が、ありますよね。もしかしたら、何回も同じ体験を繰り返す癖の霊って、そういう苦しみなんじゃないですかね?」
この話を聞いて、
「なっ、なるほど~」
と思いました。
そうですね。
何度も何度も、同じ体験を、しつこく、ずーっと繰り返される状況というのは、本当に地獄のような世界かもしれません。
数えきれないほど、繰り返しているうちに、感覚が麻痺してしまい、自分が、そういう癖をもっていることすら、気がつかなくなってしまう。
もしくは、気がついているのですが、どうしたらいいのかわからない。
大なり小なり、人間は、誰でも、こういう苦しみを、抱えているのかもしれません。
小さい話では、同じような異性を好きになって、毎回同じパターンの恋愛で苦しんでいるような人も、この地獄のループに、堕ちてしまっているのかもしれません。
大きな話では、地球上の人間が、悪いことだとわかっていながら、数えきれないほどの戦争を繰り返しているのも、この地獄のループなのかもしれません。
戦争は、地球人全体のカルマのようなものかもしれませんね。
では、この地獄のループから、抜け出すには、どうしたらいいのでしょうか?
それは、目覚まし時計が、鳴ることです。
偽物で、幻の目覚まし時計ではなく、本物で、真実の目覚まし時計です。
よほどのショックがないと、本当の目覚めは、起きないのかもしれません。
たとえば、地球全体だと、アメリカの「911」だったり、日本の「311」だったり、こういう出来事が起こると、目覚める人が、増えると思います。
個人的な出来事だと、大病や事故、リストラ、離婚など、人生において、大きなショックを受けると、人は目覚めます。
ほっぺたを、つねってみて、
「痛ーい! よかった、本当に目覚めたんだー!」
と、ようやく気がつくのです。
それからが、本当の人生を、生きられるようになるのです。
一説によると、地球は、太古の昔から、大洪水や核戦争などで、数回滅びて、リセットされたとも言われています。
5回滅びたとも、言われています。
今回が、6回目だということですね。
偶然かもしれませんが、私が見た夢の回数と同じですね。
5回、幻で偽物の地獄のループを回った後、6回目で、本物で真実の目覚めを体験するということですね。
たぶん、今回の6回目が、地球の人間が、本当に目覚める時期だと思います。
根拠は、特にないのですが、なんとなく、そういう予感がします。
本当の覚醒、本当の目覚めが、21世紀なんじゃないかと思っています。
特に、これからは、大きな変化があると言われていますね。
今度こそ、「リアル・アセンション」かもしれませんね。
どんな扉が、開くんだろう?
今から、楽しみですね。
さて、もう少し、「夢」について、書いてみましょう。
夢は、ほどんどの人が、よく見ます。
そして、何かの気づきを、もらったり、啓示、啓蒙をもらって、成長に役立てたりしています。
ある本に、大変興味深い話が載っていました。
夢には、大きく分けて、三つあると言うのです。
実際には、もっと複雑で、いろいろと、絡み合っているらしいのですが、大きく分けると、三つだそうです。
まず、一つ目は、肉体の夢。
例えば、水をたくさん飲んで、眠ったときなど、膀胱に小便が、たくさん溜まっている状態のとき、湖や海、川で遊んでいる夢を見たり、眠っているときに、曲がって立っていた片足が、何かの拍子に、カックンと伸びて、真っ直ぐになったりしたときに、
「ウワーーーッ」
と、崖から落ちていくような夢を見たりする状態です。
ほかにも、ラベンダーの香料を部屋でたいて寝ている時に、ラベンダー畑で遊んでいる夢を見たりもしますね。
つまり、肉体の状態が、夢の内容に影響を与えている場合です。
二つ目は、願望が夢に現れる夢です。
「素敵な恋人とデートしてキスをしたい」
と思っていたら、理想的な恋人が、夢の中に出てきて、デートをしてキスをするような場合は、これにあたります。
三つ目は、霊界や幽界と繋がって、その世界から、啓示として、メッセージをもらう場合だそうです。
人間が、眠るのは、肉体に宿っている霊体が、眠っている間に、肉体を抜け出して、霊界や幽界に行き、そこで、エネルギーの補給をしてくるというのも、大きな理由のひとつだそうです。
この世界は、とてもしんどくて疲れるので、ほとんどの人は、1日に1回くらいは、霊界や幽界に戻って、エネルギーを補給しないと、肉体などが、もたないそうです。
面白いのは、実際に霊界まで行く人は、少ないそうです。
ほとんどの人は、霊界の手前の幽界あたりまで行って、帰ってくるそうです。
幽界は、大きく分けると、下層、中層、上層に分けられ、この下層が、一般に、「地獄」と呼ばれているところらしいです。
ただ、いろいろな宗教が、説いている世界とは、かなり違うようです。
中層は、普通の生活をしているようなところ。
上層が、「サマーランド」と呼ばれているところで、ほとんどの人は、幽体離脱をして、霊が、ここにきたときに、「天国に来た!」と思うそうです。
綺麗な花が咲き乱れ、とても美しい世界だそうです。
この二番目の「願望が現れる夢」と三番目の「霊界や幽界からのメッセージのもらう夢」の違いは、二番目の夢が、一般に白黒で、画像が現れたり、夢から覚めたときに、色の記憶が、ほとんど残っていないのに比べ、三番目の夢は、一般に色が付いた綺麗なカラーである場合が多いそうです。
ただ、三番目の夢でも、下層の「地獄」と言われている幽界に行った時や、そこからのメッセージの場合は、白黒だったり、色が付いていても、セピア色だったり、薄暗い色が多いそうです。
興味深いですね。
幽界の上層(サマーランド)の夢は、とてもカラフルな色の夢が、多いそうです。
私自身は、よく色の付いた綺麗なカラーの夢を見ることが多いです。
その時は、とっても気持ちよく、目が覚めることが多いですね。
たまに、いわゆる、「悪夢」を見ることもありますが、やはり、白黒、特に黒や灰色などのダークな色が多いです。
「悪夢」について、ユニークな解釈があります。
いわゆる、「カルマ」との関係です。
仏教には、昔から、「因果応報」などの教えがありますね。
精神世界でも、「自分の与えたものが、自分に返ってくる」という宇宙の法則の話も、よく聞きますね。
以前に読んだ本に、こういう話も書かれていました。
三つ書かれていました。
一つ目です。
もしも、現世において、人が誰か、一人の人を殺してしまったら、その人は、その後の人生や来世で、必ず殺されなくては、いけないのだろうか?
それもいいけど、他のやり方もある。
その殺した人が、本当に、その罪を償いたいと思ったら、自分の子供一人を、立派な大人になるまで、育てるというやり方もあるのです。
もし、子供がいない場合は、孤児などを、自分の子供として引き取り、育てるということもできる。
つまり、人を、一人育てることで、一人殺したカルマのバランスがとれて、そのカルマを清算することができる。
二つ目は、
もしも、人が戦争で、1000人の人を殺した場合、その後の来世で、1000回殺されないと、いけないのだろうか?
別の方法もあります。
殺した人が、その罪を償いたいと思ったら、医師や看護師などの仕事につき、1000人の死にそうになっている病人の命を、救うというやり方もある。
1000人救うことで、バランスがとれるということです。
三つ目は、とてもユニークです。
人がそれまでの前世で、1人を刺し殺した場合、今生で刺し殺されないと、いけないのか?
別のバランスのとり方があります。
それは、現実の世界ではなく、夢の世界で、それをやるというやり方です。
罪の償いもしたいけど、今生では、他にも、どうしてもやりたいことが、たくさんある場合、夢の中で刺し殺されるという体験を選ぶこともできる。
そうすれば、魂的には、同じ痛みだが、肉体的には、1000分の1くらいの痛みしか感じない。
そういう悪夢を見ることによって、刺し殺した人とのカルマのバランスがとれて、カルマの清算ができるのです。
私なども、10代や20代の頃に、悪夢を見ることが、よくあったのですが、心臓がバクバクしながら起きて、
「はぁ、はぁ、はぁ、夢か…。ああっ、夢でよかった…」
と、呟くときがありました。
本当に夢で、よかったのですね。(笑)
「悪夢」とは、宇宙の大いなる慈悲だったのです。
「地獄」についても、もう少し書いておきましょう。
「地獄」と呼ばれている世界は、文章では、うまく表現ができないのですが、無理やりこちらの世界の言葉で定義すると、前述したように、「覚めない悪夢」という表現が、一番近いそうです。
同じ状況を、何回も何回も、繰り返しているような状態ですね。
「精神世界」の中でも、霊能者やチャネラーによって、いろいろな死後の世界に関する主張、解釈、定義があり、
「地獄はない」
という意見もありますが、私個人は、あると思っています。
ただし、繰り返しますが、私のイメージしているのは、一般に言われているような世界とは、ちょっと違います。
私は、「地獄」という世界は、
「誰かから落とされる」
というような感じではなく、自分で、学びや修行のために、自分を成長させるために、
「自分から望んで行く」
という所だと感じています。
宇宙存在である、「バシャール」によると、仮に、「地獄」という世界に行ったとしても、ほとんどの霊は、好奇心で、チラッと、その世界を覗き見したり、ちょっとだけ、一日体験入学みたいなかんじで、短期間だけいることが多いそうです。
「地獄絵図」に描かれているように、長期間、そこでの苦しみを選ぶ霊は、とっても少ないそうです。
ただし、極々まれに、そういう、「超ドМ」の霊もいるそうです。(笑)
「地獄絵図」です。
「地獄」という世界のレッスンを、わかりやすく、例え話にすると、こういうことです。
例えば、遊園地のジェットコースターに乗ると、乗っている人たちは、乗っているとき、ものすごい恐怖と不安を味わいますね。
特に、高所恐怖症の人間にとっては、地獄の苦しみです。
乗っている乗客全員が、乗っている間は、恐怖で顔がひきつっています。
でも、ジェットコースターが終わって、元の場所に戻ってきて、ジェットコースターから降りてくる乗客の顔を見てみると、一人の残らず、全員が笑っています。
このように、ジェットコースターというのは、恐怖を感じるために乗るわけではないのです。
これは、途中の過程(プロセス)であり、手段です。
本当の目的は、ジェットコースターから降りて、笑うために乗るのです。
悪夢も、苦しむために見るわけではなく、目覚めた後に、さわやかに笑うために見るのです。
同じように、地獄も、苦しむために行くのではなく、そこから、這い上がってきて、その後、笑うために存在している世界のような気がします。
「地獄」という世界が、「死後の世界」にあるかどうかは、確実な証拠がないので、わかりません。
究極的には、
「あると思えばあり、ないと思えばない」
という世界かもしれません。
「地獄」は、「あの世」には、あるかどうかは、わかりませんが、「この世」には、たくさん実在しています。
その世界のことを、「生き地獄」と言います。
「戦争」や「病気」や「飢餓」、それから、「いじめ」や「事故」などのネガティブな出来事は、まさに、それを体験している時は、「この世の地獄」です。
その「地獄」の体験も、それを体験した後に、「光の世界」を、強く感じるために、存在しているのかもしれません。
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