嵐の二宮和也君主演の「フリーター、家を買う。」というドラマを、DVDで、観ました。
とても、いいドラマでした。
不況になると、刑事や教師などの公務員のドラマが、流行りますが、それは、会社を、舞台にしたビジネスものは、暗い場面にしようとしたら、とても、悲惨な話に、なりやすく、サクセスストーリーで、ハッピーエンドにしようと思っても、どこか、嘘っぽくなりやすくなるから、という理由を、何かの雑誌で、読んだことがあります。
1990年代の前半までは、日本でも、主人公が、大金持ちになるというようなドラマも、ありましたが、最近では、普通の幸せを、描いたようなドラマが、多くなってきているみたいです。
やはり、時代というものは、どんどん、変わるものみたいです。
このドラマを観た感想を、書いてみます。
まず、主人公の男の子は、最初は、飽きっぽくて、根性のない若者という役柄で、登場します。
アルバイトしながら、いろいろな会社を、面接する場面は、私自身も、27歳の頃に、失業して、ハローワークに、通いながら、いくつかの会社を、まわった経験と、かぶさりました。
昔の思い出が、蘇ってきて、懐かしかったです。
就職というのは、
「自分の好きなことではないけど、とりあえず、生活するためにやる就職」
「自分の大好きなことをやるために、ある程度は、生活を犠牲にする覚悟でやる就職」
「大好きなことで、なおかつ、生活も豊かになる就職」
大きく、この三つに、分けられると、思います。
三番目が、理想ですが、若いころは、そういう会社に、最初から、就職することは、難しいでしょう。
私自身も、最初は、やはり、1番目でした。
大学を、卒業してから、ある程度大きい会社に、最初は、就職しました。
給料もボーナスも、そこそこよかったのですが、この会社の仕事は、自分には、あっていなかったみたいで、毎日が、苦しかった思い出が、多いです。
ただ、大企業のサラリーマンというものを、体験でいたことは、とても、いい経験になりました。
現在、就職に悩んでいる学生で、
「どうしても、この会社に、入りたい!」
という会社がない若者には、なるべく、最初は、大企業に、入社することを、勧めます。
なぜなら、転職というのは、大きな会社から、小さな会社は、わりと、簡単ですが、逆に、小さな会社から、大きな会社というのは、難しいからです。
「自分が、何をしたいのか、よくわからない。どんな仕事が、向いているのかも、まったく、わからない…」
という場合は、とりあえず、どこか、大きな会社に、入社して、それから、仕事しながら、ゆっくり、それを、探すというのが、現実的で、一番確実な方法のような気がします。
そのまま、大学などに残って、学生生活を、続けるのも、いいのですが、やはり、社会に出て、いろいろ厳しさを、体験したほうが、学ぶことは、多いし、自分の適性を、はやく見つけられるような気がします。
会社で、いろいろな仕事をしながら、
「ああ、自分は、こういうことが、できなかったんだ。これが、苦手だったんだ。でも、こういうことは、案外、好きで、得意だったんだな…」
こういうことに、すぐに、気づくことが、できるようになるのです。
私自身は、最初の大きな会社を、3年半で辞めて、それから、1年ほど、失業してから、㈱ヴォイスという会社に、入社しました。
この会社は、精神世界の専門会社なのですが、自分の大好きな精神世界の話が、どんどんできるので、とても、充実していました。
年収は、下がりましたが、大好きな仕事をすると、ストレスが、たまらないので、お酒など、飲みにいかなくなり、実際の生活は、かえって豊かになったような気がしました。
自分自身の体験から、前述の三つの就職を、まとめると、
「自分の好きなことではないけど、とりあえず、生活するためにやる就職」
という最初の仕事は、辛い経験のほうが、多かったけど、現在のカウンセリングの仕事には、間接的に、役にたっています。
辛い仕事や人間関係で、悩んでいるサラリーマンの気持ちが、よくわかるというのは、現在のカウンセリング業には、素晴らしい財産になって、身についています。
「自分の大好きなことをやるために、ある程度は、生活を犠牲にする覚悟でやる就職」
という二番目の仕事は、直接、現在の仕事に、直結しています。
精神世界のことの大半は、㈱ヴォイスにいたころに、学びました。
また、その頃に、一緒に仕事していた人脈は、現在の仕事を、始める時に、いろいろな意味で、とても、助けてもらいました。
「大好きなことで、なおかつ、生活も豊かになる就職」
これは、現在の仕事ですが、私の場合は、就職ではなくて、起業することによって、これが、できました。
就職にしろ、起業にしろ、この三番目が、できるようになるためには、かなりの仕事の実力が、必要になってくると、思います。
その実力が、まだ、不十分な場合は、最初の二つの就職をして、とりあえず、仕事をしながら、実力を、磨くことが、必要だと思います。
最初の大きな会社では、半導体の営業などを、やっていたのですが、組織が大きいので、分業化が、進みすぎて、仕事の手ごたえが、感じなかったのが、苦痛でした。
世の中の役にたっているのは、頭では、わかっているのですが、実感が、感じられなかったのです。
二番目の会社、㈱ヴォイスは、私の大好きな書籍、「バシャール」を、世の中に、広めるのが、仕事だったので、とても、やりがいがありました。
その本を読んだお客さんから、感謝の声を、直接、聞くことが、できたからです。
よく、仕事も忘れて、電話などで、バシャール話を、えんえんとやったり、していました。(笑)
大学の頃、社会学という科目の講師から、興味深い話を、聴きました。
戦争中には、どの国も、敵国の捕虜を、捕まえて、いろいろな実験を、することも、多いそうです。
「非人道的な行為が、多いので、人間として、認めることは、できませんが、こういう実験で、医学や心理学が、発達することも、多いのです」
と前置きしてから、こういう話を、してくれました。
「皆さん、人間が、一番、自殺したくなるのは、どういう状況だと思いますか? 戦争中に、ある国が、捕虜に、いろいろなことをして、自殺させようと、試みた実験を、私は、本で読みました」
続けて、
「捕虜が、一番自殺したのは、こういう実験だったそうです。まず、収容所の中の地面を、スコップで、掘らせます。とても大きな穴が、空いた後に、今度は、その穴を、スコップで、元の状態に、埋めさせます。穴を、元に戻すのです。それから、再び、穴を掘らせて、それから、元に、戻させます」
「この穴を掘って、元に戻す。この単純な反復作業が、一番、捕虜の自殺率が、多かったそうです。なんと、100%確実に、自殺したのだそうです」
「人間というのは、意味のないことを、続けるというのが、一番の苦痛みたいです。皆さん、この話を、よく覚えていてください。そして、自分の仕事を、見つける時の参考にしてください」
こう言って、締めくくりました。
そうなのです。
畑を、耕して、野菜を、収穫するだったら、いいのですが、ただ、穴を掘って、それを、埋めなおすという作業は、何の意味もない作業なのです。
つまり、世の中への貢献度が、ゼロだということです。
こういう作業が、魂は、一番辛いみたいです。
私自身も、最初の大きな会社で、
「何のために、自分は、この仕事を、やっているのだろう?」
この答えが、わからないまま仕事を、毎日続けている時が、一番、苦しかったです。
さらに、
「この仕事、べつに、自分じゃなくても、他の誰かでも、同じことが、できるんじゃないかな? だとしたら、自分の存在意義は、まったくないんじゃないのかな?」
こう思ったら、とても、悲しくなった記憶があります。
「フリーター、家を買う。」というドラマでも、そういう場面が、出てきますが、主人公の若者が、土木建築のアルバイトを、始めてから、しばらくは、手ごたえを、感じれらず、苦しんでしるのですが、仕事が、ひと段落した後、自分のやった道路工事の仕事が、その後、地図に掲載されたりして、仕事の手ごたえを、感じて、喜ぶシーンが、とても、感動的です。
最初の大きな会社で、
「何のために、自分は、この仕事を、やっているのだろう?」
と、悩んでた時に、お酒の席で、そのことを、当時の上司たちに、相談したら、上司の一人が、翌日、会社を、一緒に、半休にしてくれて、午後から、一緒に、秋葉原の電気街に、連れて行ってくれたことを、思いだしました。
「これが、俺たちの会社から、流れていって、製品化された製品だぞ!」
こういいながら、いろいろな製品を、見せてくれました。
これで、少し、会社の仕事が、楽しくなりました。
現在、同じような悩みを持っている若者は、自分の上司に、こういう相談を、やってみたら、どうでしょうか?
上司の人は、長く仕事しているぶん、若い人よりも、組織や社会のことが、広く見えています。
こういう人から、仕事の意義などを、遠慮しないで、聴いてみるのも、一つの解決方法です。
「生きがい」
人間にとって、とても、大切な心の栄養素です。
この栄養素が、不足してくると、生きている手ごたえを、感じられなくなり、人は、生きていくのが、辛くなってくるようです。
「何のために、自分は、この仕事を、やっているのだろう?」
ぜひ、これを、明確にしてから、仕事に励むようにしてください。
PS 「フリーター、家を買う。」、とっても、いいドラマです。
どの家にもある、家族の問題にも、いろいろな解決策を、提示しています。
特に、父親と息子の関係って、難しいんですよねー。(苦笑)
☆精神世界のランキングです。1日1回、ポチッと、クリックお願いしますね。↓
Twitterブログパーツ
トーマ イタル
バナーを作成
以上
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
トーマ
toma_atlas@yahoo.co.jp
☆日記(エッセイ)の過去の全バックナンバーです。
http://www.tomaatlas.com/library00.htm
☆キネシオロジーの個人セッションです。
http://www.tomaatlas.com/soul.htm
☆MIXI内にも、「精神世界の鉄人」のコミュを、作成しました。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4663380
☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓
http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas
☆「光のネットワーク(リンク集)」です。
http://www.tomaatlas.com/linksnew.htm
☆私のメインサントです。 ↓
http://www.tomaatlas.com/
☆「精神世界の鉄人」のグルっぽです。
↧
生きがい
↧