いじめの話、反響が、大きいので、もう少し、書きづつけますね。
以前にも、書きましたが、再掲載します。
「いじめ」というのは、世界中、どこでも、あります。
学校でも職場でも、老人ホームでも、あります。
その中でも、職場などで、圧倒的な権力をもつ、上司から、いやがらせを受けるのは、特に、きついです。
自分自身も、経験が、あるのですが、こういう上司とは、よほどうまくつき合わないと、左遷やクビの対象に、なります。
こういう場合、いくつか、対処法がありますが、一番いいのは、すぐに、会社を、辞めること。
もっと、いい職場など、この世界には、いくらでもあります。
一つの職場に、こだわる必要は、ないのです。
ただ、家族がいたり、家のローン、年齢的な問題など、実際には、複雑な問題が、絡んでいるので、そう簡単に、辞められない人のほうが、多いでしょう。
オススメは、そのいじめてくる上司と、適度な距離を、とるということです。
必要以上に、好きになったり、仲良くなったりする必要も、ありませんが、サラリーマンをやっていて、上司を敵に、まわして、得をすることは、ほとんど、ありません。
だから、仕事の時間内は、割り切って、明るく、笑顔で、挨拶する。
無理やりにでも、つくり笑顔をする。
これが、まず、一般的な対処法です。
ただ、かなり、疲れます…
または、あまりにも、理不尽な仕打ちを、されたら、もっと、上の上司に、訴える。
課長から、いじめられたら、部長に訴える。
部長から、いじめられたら、社長に訴える。
などです。
これも、サラリーマンの処世術です。
どうしてもの場合は、我慢しないで、権力には、もっと強い権力で、戦うということも、必要なこともあります。
もし、社長も理不尽で、助けてくれず、同じように、いじめてきたら、そんな会社は、とっとと、辞めたら、いいのです。
そういう会社は、あまり、明るい未来は、ないと思います。
あと、上司から、いじめられた場合、「相手の想定の範囲内」の行動を、とっても、ナメられるだけです。
たとえば、
落ち込む、泣く、出社拒否、陰口を言う、少しだけ抵抗する、無視するなど。
これらは、いじめる側の想定の範囲内です。
そうではなく、「想定の範囲外」のことをやって、相手の意表をつくと、相手は、混乱します。
たとえば、
その上司を、皆の前で、べた褒めする。
食事に誘って、おごる。
引越しするなら、家までおしかけて、お手伝いをする。
誕生日に、花束を渡す。
休憩時間に、肩をもんであげる。
などです。
このような、やさしい態度は、相手の「想定の範囲外」なので、やると、思ったより効果があります。
「ええっ? どうして?」
と頭が、混乱してしまい、1週間くらいは、攻撃がなくなることが、よくあります。
一度、ためしてみてください。(笑)
基本的に、「いじめ」の根本問題は、
「同じメンバーで、長時間、同じ場所に、一緒にいる」
というのが、大きな要因で、あることが、多いようです。
退屈で、暇になると、弱いものいじめでも、やっていないと、時間をもてあまして、しまうのです。
これを、逆に言うと、忙しくて、メンバーが、どんどん、変わるような環境では、いじめは、起こりにくいということです。
以前に、アメリカの大学に、通っていた経験も、あるのですが、アメリカの大学では、いじめは、ほとんど、なかったような気がします。
皆、勉強で忙しいし、そもそも、いじめを、やるような暇人は、入学してきません。
また、授業ごとに、クラスのメンバーが、変わるので、友達も、できにくいが、いじめも、やりにくいのです。
日本の小中学校で、いじめが多いのは、つまらない授業を、同じメンバーで、長時間、受講するというのも、大きな要因の一つだと、思います。
最近の若者は、フリーターやニートになる人も、多いですが、これも、面倒な人間関係、特に、「いじめ」を、避けるための、有効な対処法でもあると思います。
口に出す必要は、ありませんが、会社勤めをしている人の場合、いい意味での「アルバイト感覚」というのは、大事なのです。
つまり、心の中で、
「どうせ、この会社には、定年退職まで、勤めるわけではない。いつでも、辞めたくなったら、辞めてやる」
と思って、おくのです。
「この会社で、定年退職まで、あと数十年も、この連中と、一緒に働くかなくては、いけないのか…」
なんて思うから、しんどくなるのです。
「いつでも、辞める!」
この気持ち、開き直りが、大事なのです。
こうやって、開き直っている人は、なかなか、いじめられない、ものなのです。
また、
「もうすぐ、この嫌な連中とも、おさらばだ!」
と思ったとたんに、嫌な上司や同僚にも、やさしくなれたりします。(笑)
自分の経験から、会社に辞表を、出したとたん、会社での人間関係が、好転したことが、ありました。
学生時代を、思い出してみてください。
学校でも、卒業式が、近くなると、喧嘩していた友達や恋人と、仲直りできたりしますよね。
時間が、「無限」ではなく、「有限」だと認識したとたん、人間関係というのは、よくなることも多いのです。
現在、職場で、いじめられている人、「辞表」を書いて、洋服のポケットに、入れてみてください。
それだけで、だいぶ気持ちが、楽になりますよ。
自分では、気がつかないと、思いますが、「キリッ」と、引き締まった、凛々しい顔になるみたいです。(笑)
自分の体験から、もうひとつ話をします。
7年以上前の話です。
ある友人の女の子と、喫茶店で、偶然、会いました。
Yさんという名前です。
今考えると、偶然ではなく、必然だったのかもしれません。
深い話をしました。
話を聞いてみると、職場で、ずっーと、いじめられていたらしいのです。
しかも、女性の上司からの執拗で、陰湿ないじめだったようです。
私自身、男性の社会のいじめは、よく、体験しまたが、女性同士のいじめは、体験したことがないので、実感が、わかないのですが、複雑で、大変らしいですね。
それまでにも、喫茶店で、話していて、急に、泣き出したりしたので、何か、苦しんでいるとは、思っていましたが、これほど、苦しんでいたとは、思っていませんでした。
この女の子、Yさんは、いじめている相手が、実は、私の友人でもあるということもあって、私にも言えずに、ずっと、一人で、怒りの感情を、溜め込んで、我慢していたようでした。
いじめられている人って、心のやさしい人が多く、周りの人間関係や調和を考えて、物事を、穏便にすませようと思い、一人で、我慢するパターンが、圧倒的に、多いのです。
私も中学の頃、いじめられた経験が、ありますが、家族や先生に、心配をかけたくないと思って、ずっと、自分で溜め込んで、我慢していました。
本当に、この世の地獄でした。
いじめている相手は、そこまで、見抜いて、とことん、どこまでも、つけ込んできます。
情け容赦など、ありません。
もともと、情けなどある人間だったら、人を、いじめたりしません。
精神世界の指導的な立場の人には、こういういじめにも、
「すべてに、感謝しろ」
「どんなことがあっても、笑顔」
「怒らないことが、修行だ」
とか、いろいろ高尚な話をします。
このYさんも、この教えを守って、怒らないように、ずっと、耐えていたようです。
こういう教えは、当てはまるケースも多いが、当てはまらないケースもあります。
何事も、ケースバイケースなのです。
だいたい、こういう高尚な話をする人は、
「一度も、顔を、殴られたことがない人。または、最近は、殴られたことがない人」
だと言っても、いいと思います。
自分が、人から、殴られないような恵まれた立場にいるから、言える真理だと思います。
全員が、こういう環境に、いられるような世界を、つくるのが、理想ですが、まだ、全員が、こういう環境に、いるわけではないです。
話をする場合は、相手の環境を、正確に見てから、話をしたほうが、いいと思います。
この3次元の世界で、肉体を持って、生きていれば、頭にくること、ばっかりです。
この世界で、普通に、生きていれば、怒りの感情がでて、頭にきて、自然だと思います。
誰でも、自分の顔面を、思いっきりぶん殴られて、前歯が折れて、鼻血が出れば、頭にくるでしょう。
これで、頭にこなくて、怒らない人がいたら、「無痛症」という神経の病気かもしれません。
この女の子の場合、会社で、いつも、女性の上司から、みんなの前で、わざわざ、毎日、罵倒されて、怒鳴られて、いじめられていたらしい。
彼女を、励まそうと思い、自分自身の体験談を、聞かせました。
「Yさん、実は、自分も、サラリーマン時代、よく、上司の部長から、理不尽にいじめられて、皆の前で、怒鳴られていましたよ。でも、自分は、このいじめを、ポジティブに、考えていましたよ。ああ、自分は、この一流会社の部長から、怒鳴られるくらい、成長したんだな… 自分が、もし本当に無能で、仕事のできない男だったら、相手にされずに、怒ってもくれないな」
続けて、
「この部長の魂を、怯えさせるくらいの強さを、自分の魂は、持っているんだな。いやー、自分って、なんて凄い男なんだろう。さすがだな…。こう思いながら、いつも、トイレで、一人で、優越感に、ひたっていたんだよ」
こう話すと、Yさんの顔に、笑顔が戻り、笑いだしました。
ついでに、いじめを、受けた時の、怒りの効果的な利用法も、教えてあげました。
「Yさん、自分をいじめていた部長は、D部長という名前だったんだが、自分が、いちいち、頭にきて、D部長を、ぶん殴っていたら、何回、会社をクビになっても、たりません。だからと言って、じっと耐えて、我慢するというのも、性に合いません。じゃあ、どうしたと、思いますか?」
続けて、
「それはね、まず、D部長に怒られ、いじめられたら、その場では、殴りたいのを、じっと、我慢するんです。それから、定時で、仕事を終えて、まっさきに、トレーニングジムに、行くんです。それから、そのジムで、重たいバーベルを、セットして、あのD部長のクソがー! D部長の能無しがー! とか叫びながら、バーベルを、挙げるのです。この怒りのパワーを、利用すると、普段挙がらないバーベルも、挙がったんですよ」
こう言ったら、もう、Yさんは、すっかり機嫌が、なおって、ケラケラ、笑ってくれました。
私は、付け加えました。
「Yさん、自分は、こういうふうに、怒りのエネルギーは、無駄にしないで、有効活用していました。エコロジーの時代だから、こういう素晴らしいエネルギーは、使わないと、もったいないですよ。後日談ですが、それから、しばらくして、パワーリフティング大会で、見事、優勝しました。もちろん、会社の名前です。会社の皆に、祝福して、もらいました。社長からも、褒めて、もらいました。社長が、私を褒め、気にってくれたので、D部長も、私を、いじめられなくなりました」
さらに、
「また、D部長には、『D部長、いつも、部長のありがたいご指導のおかげで、チャンピオンに、なれました。ありがとうございます!』と、お世辞を、言って、そのあと、銀座のクラブに、連れっていってもらい、おごってもらって、仲直りしました。いじめや怒りの感情というのは、こういうふうに、自分も皆も、ハッピーに、なるように、効率よく、有効に使うんですよ」
Yさんは、もう、すっかり、元気をとり戻し、
「トーマさん、本当に、ありがとうございます。今日も、これから、会社に、帰ったら、また、女性の上司から、怒鳴られて、いじめられますが、ありがたく、いじめられてきます!」
こう言い残して、喫茶店を、出て行きました。(笑)
人間は、本当に、幸せだったら、相手を攻撃して、いじめようなどとは、思わないのです。
おそらく、彼女を、いじめていた女性の上司も、心に不安や不満をもっていて、苦しんでいたんだと思います。
これを、逆に言えば、世界中の人間、全員が、幸せになったら時に、地球上から、いじめは、なくなるということです。
「ああ… はやく、いじめなんか、まったくない世界に、ならないかな…?」
こういう願いを込めて、いつも、文章を書いています。
PS いじめる側は、いじめを、ただのゲーム感覚で、やっていることも、多いのです。
理由なんかなく、「ただ、なんとなく、いじめたくなった」というかんじです。
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以前にも、書きましたが、再掲載します。
「いじめ」というのは、世界中、どこでも、あります。
学校でも職場でも、老人ホームでも、あります。
その中でも、職場などで、圧倒的な権力をもつ、上司から、いやがらせを受けるのは、特に、きついです。
自分自身も、経験が、あるのですが、こういう上司とは、よほどうまくつき合わないと、左遷やクビの対象に、なります。
こういう場合、いくつか、対処法がありますが、一番いいのは、すぐに、会社を、辞めること。
もっと、いい職場など、この世界には、いくらでもあります。
一つの職場に、こだわる必要は、ないのです。
ただ、家族がいたり、家のローン、年齢的な問題など、実際には、複雑な問題が、絡んでいるので、そう簡単に、辞められない人のほうが、多いでしょう。
オススメは、そのいじめてくる上司と、適度な距離を、とるということです。
必要以上に、好きになったり、仲良くなったりする必要も、ありませんが、サラリーマンをやっていて、上司を敵に、まわして、得をすることは、ほとんど、ありません。
だから、仕事の時間内は、割り切って、明るく、笑顔で、挨拶する。
無理やりにでも、つくり笑顔をする。
これが、まず、一般的な対処法です。
ただ、かなり、疲れます…
または、あまりにも、理不尽な仕打ちを、されたら、もっと、上の上司に、訴える。
課長から、いじめられたら、部長に訴える。
部長から、いじめられたら、社長に訴える。
などです。
これも、サラリーマンの処世術です。
どうしてもの場合は、我慢しないで、権力には、もっと強い権力で、戦うということも、必要なこともあります。
もし、社長も理不尽で、助けてくれず、同じように、いじめてきたら、そんな会社は、とっとと、辞めたら、いいのです。
そういう会社は、あまり、明るい未来は、ないと思います。
あと、上司から、いじめられた場合、「相手の想定の範囲内」の行動を、とっても、ナメられるだけです。
たとえば、
落ち込む、泣く、出社拒否、陰口を言う、少しだけ抵抗する、無視するなど。
これらは、いじめる側の想定の範囲内です。
そうではなく、「想定の範囲外」のことをやって、相手の意表をつくと、相手は、混乱します。
たとえば、
その上司を、皆の前で、べた褒めする。
食事に誘って、おごる。
引越しするなら、家までおしかけて、お手伝いをする。
誕生日に、花束を渡す。
休憩時間に、肩をもんであげる。
などです。
このような、やさしい態度は、相手の「想定の範囲外」なので、やると、思ったより効果があります。
「ええっ? どうして?」
と頭が、混乱してしまい、1週間くらいは、攻撃がなくなることが、よくあります。
一度、ためしてみてください。(笑)
基本的に、「いじめ」の根本問題は、
「同じメンバーで、長時間、同じ場所に、一緒にいる」
というのが、大きな要因で、あることが、多いようです。
退屈で、暇になると、弱いものいじめでも、やっていないと、時間をもてあまして、しまうのです。
これを、逆に言うと、忙しくて、メンバーが、どんどん、変わるような環境では、いじめは、起こりにくいということです。
以前に、アメリカの大学に、通っていた経験も、あるのですが、アメリカの大学では、いじめは、ほとんど、なかったような気がします。
皆、勉強で忙しいし、そもそも、いじめを、やるような暇人は、入学してきません。
また、授業ごとに、クラスのメンバーが、変わるので、友達も、できにくいが、いじめも、やりにくいのです。
日本の小中学校で、いじめが多いのは、つまらない授業を、同じメンバーで、長時間、受講するというのも、大きな要因の一つだと、思います。
最近の若者は、フリーターやニートになる人も、多いですが、これも、面倒な人間関係、特に、「いじめ」を、避けるための、有効な対処法でもあると思います。
口に出す必要は、ありませんが、会社勤めをしている人の場合、いい意味での「アルバイト感覚」というのは、大事なのです。
つまり、心の中で、
「どうせ、この会社には、定年退職まで、勤めるわけではない。いつでも、辞めたくなったら、辞めてやる」
と思って、おくのです。
「この会社で、定年退職まで、あと数十年も、この連中と、一緒に働くかなくては、いけないのか…」
なんて思うから、しんどくなるのです。
「いつでも、辞める!」
この気持ち、開き直りが、大事なのです。
こうやって、開き直っている人は、なかなか、いじめられない、ものなのです。
また、
「もうすぐ、この嫌な連中とも、おさらばだ!」
と思ったとたんに、嫌な上司や同僚にも、やさしくなれたりします。(笑)
自分の経験から、会社に辞表を、出したとたん、会社での人間関係が、好転したことが、ありました。
学生時代を、思い出してみてください。
学校でも、卒業式が、近くなると、喧嘩していた友達や恋人と、仲直りできたりしますよね。
時間が、「無限」ではなく、「有限」だと認識したとたん、人間関係というのは、よくなることも多いのです。
現在、職場で、いじめられている人、「辞表」を書いて、洋服のポケットに、入れてみてください。
それだけで、だいぶ気持ちが、楽になりますよ。
自分では、気がつかないと、思いますが、「キリッ」と、引き締まった、凛々しい顔になるみたいです。(笑)
自分の体験から、もうひとつ話をします。
7年以上前の話です。
ある友人の女の子と、喫茶店で、偶然、会いました。
Yさんという名前です。
今考えると、偶然ではなく、必然だったのかもしれません。
深い話をしました。
話を聞いてみると、職場で、ずっーと、いじめられていたらしいのです。
しかも、女性の上司からの執拗で、陰湿ないじめだったようです。
私自身、男性の社会のいじめは、よく、体験しまたが、女性同士のいじめは、体験したことがないので、実感が、わかないのですが、複雑で、大変らしいですね。
それまでにも、喫茶店で、話していて、急に、泣き出したりしたので、何か、苦しんでいるとは、思っていましたが、これほど、苦しんでいたとは、思っていませんでした。
この女の子、Yさんは、いじめている相手が、実は、私の友人でもあるということもあって、私にも言えずに、ずっと、一人で、怒りの感情を、溜め込んで、我慢していたようでした。
いじめられている人って、心のやさしい人が多く、周りの人間関係や調和を考えて、物事を、穏便にすませようと思い、一人で、我慢するパターンが、圧倒的に、多いのです。
私も中学の頃、いじめられた経験が、ありますが、家族や先生に、心配をかけたくないと思って、ずっと、自分で溜め込んで、我慢していました。
本当に、この世の地獄でした。
いじめている相手は、そこまで、見抜いて、とことん、どこまでも、つけ込んできます。
情け容赦など、ありません。
もともと、情けなどある人間だったら、人を、いじめたりしません。
精神世界の指導的な立場の人には、こういういじめにも、
「すべてに、感謝しろ」
「どんなことがあっても、笑顔」
「怒らないことが、修行だ」
とか、いろいろ高尚な話をします。
このYさんも、この教えを守って、怒らないように、ずっと、耐えていたようです。
こういう教えは、当てはまるケースも多いが、当てはまらないケースもあります。
何事も、ケースバイケースなのです。
だいたい、こういう高尚な話をする人は、
「一度も、顔を、殴られたことがない人。または、最近は、殴られたことがない人」
だと言っても、いいと思います。
自分が、人から、殴られないような恵まれた立場にいるから、言える真理だと思います。
全員が、こういう環境に、いられるような世界を、つくるのが、理想ですが、まだ、全員が、こういう環境に、いるわけではないです。
話をする場合は、相手の環境を、正確に見てから、話をしたほうが、いいと思います。
この3次元の世界で、肉体を持って、生きていれば、頭にくること、ばっかりです。
この世界で、普通に、生きていれば、怒りの感情がでて、頭にきて、自然だと思います。
誰でも、自分の顔面を、思いっきりぶん殴られて、前歯が折れて、鼻血が出れば、頭にくるでしょう。
これで、頭にこなくて、怒らない人がいたら、「無痛症」という神経の病気かもしれません。
この女の子の場合、会社で、いつも、女性の上司から、みんなの前で、わざわざ、毎日、罵倒されて、怒鳴られて、いじめられていたらしい。
彼女を、励まそうと思い、自分自身の体験談を、聞かせました。
「Yさん、実は、自分も、サラリーマン時代、よく、上司の部長から、理不尽にいじめられて、皆の前で、怒鳴られていましたよ。でも、自分は、このいじめを、ポジティブに、考えていましたよ。ああ、自分は、この一流会社の部長から、怒鳴られるくらい、成長したんだな… 自分が、もし本当に無能で、仕事のできない男だったら、相手にされずに、怒ってもくれないな」
続けて、
「この部長の魂を、怯えさせるくらいの強さを、自分の魂は、持っているんだな。いやー、自分って、なんて凄い男なんだろう。さすがだな…。こう思いながら、いつも、トイレで、一人で、優越感に、ひたっていたんだよ」
こう話すと、Yさんの顔に、笑顔が戻り、笑いだしました。
ついでに、いじめを、受けた時の、怒りの効果的な利用法も、教えてあげました。
「Yさん、自分をいじめていた部長は、D部長という名前だったんだが、自分が、いちいち、頭にきて、D部長を、ぶん殴っていたら、何回、会社をクビになっても、たりません。だからと言って、じっと耐えて、我慢するというのも、性に合いません。じゃあ、どうしたと、思いますか?」
続けて、
「それはね、まず、D部長に怒られ、いじめられたら、その場では、殴りたいのを、じっと、我慢するんです。それから、定時で、仕事を終えて、まっさきに、トレーニングジムに、行くんです。それから、そのジムで、重たいバーベルを、セットして、あのD部長のクソがー! D部長の能無しがー! とか叫びながら、バーベルを、挙げるのです。この怒りのパワーを、利用すると、普段挙がらないバーベルも、挙がったんですよ」
こう言ったら、もう、Yさんは、すっかり機嫌が、なおって、ケラケラ、笑ってくれました。
私は、付け加えました。
「Yさん、自分は、こういうふうに、怒りのエネルギーは、無駄にしないで、有効活用していました。エコロジーの時代だから、こういう素晴らしいエネルギーは、使わないと、もったいないですよ。後日談ですが、それから、しばらくして、パワーリフティング大会で、見事、優勝しました。もちろん、会社の名前です。会社の皆に、祝福して、もらいました。社長からも、褒めて、もらいました。社長が、私を褒め、気にってくれたので、D部長も、私を、いじめられなくなりました」
さらに、
「また、D部長には、『D部長、いつも、部長のありがたいご指導のおかげで、チャンピオンに、なれました。ありがとうございます!』と、お世辞を、言って、そのあと、銀座のクラブに、連れっていってもらい、おごってもらって、仲直りしました。いじめや怒りの感情というのは、こういうふうに、自分も皆も、ハッピーに、なるように、効率よく、有効に使うんですよ」
Yさんは、もう、すっかり、元気をとり戻し、
「トーマさん、本当に、ありがとうございます。今日も、これから、会社に、帰ったら、また、女性の上司から、怒鳴られて、いじめられますが、ありがたく、いじめられてきます!」
こう言い残して、喫茶店を、出て行きました。(笑)
人間は、本当に、幸せだったら、相手を攻撃して、いじめようなどとは、思わないのです。
おそらく、彼女を、いじめていた女性の上司も、心に不安や不満をもっていて、苦しんでいたんだと思います。
これを、逆に言えば、世界中の人間、全員が、幸せになったら時に、地球上から、いじめは、なくなるということです。
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