Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1615

ベトナム戦争

再掲載です。




戦争について、考えてみましょう。

1990年の頃、大学生だったのですが、その頃、私の精神世界の恩師、宮城先生から、ある日、「ベトナム戦争」についての話を、聴く機会が、ありました。



その当時、アメリカの大統領などの、一部の権力者達が、この戦争を、計画していたと言っていました。

いろいろな裏話を、聴いたのですが、興味深かったのは、その戦争に、「食文化」が、利用されたということでした。

先生によると、食事というものは、私達が、普段考えているよりも、はるかに重要で、人間の深層心理まで、影響を及ぼすと、言っていました。

「食べ物というものは、自分の体の一部だ」

という考えを人間は、心の奥底で、感じているそうです。

ですから、異文化の人たちと、交流する時、そのコミュニティの人たちの食べているものを、食べないと、絶対に友達には、なれないそうです。

逆に、友人になりたければ、同じものを食べるとすぐ、友人になれると、話していました。

これは、世界中全てに、当てはまるかもしれないとも、言ってました。



現在は、どうか知りませんが、ベトナム戦争の前、ベトナムでは、「犬」を、食べていたそうです。

ご存知のように、アメリカ人は、世界一、「犬」を、大事にする国民です。

彼らにとって、「犬」は、「家族」であり、「人間」と同等の存在なのです。

だから、ベトナムが、アメリカの戦争相手に、選ばれたかも知れないと、先生は言っていました。

つまり、アメリカ人から見れば、彼らの「家族」である、「犬」を食べるベトナム人は、「人食い人種」に、見えたそうです。

アメリカ人にとって、一番殺しやすい人間が、ベトナム人だったそうです。

人間というものは、相手を、

「こいつは、人間ではない」

と思ったら、いくらでも、残酷になれる存在のようです。

宗教戦争が、残酷になるのも、相手のことを、

「こいつらは、悪魔だ!」

と思っているからのようです。

さて、その日の講義で、先生は、いつものように、ビデオを、見せてくれました。

「ベトナム戦争」の頃に起こった、ある事件のことでした。

あるベトナムの村で、アメリカの部隊が、女性や子供を含む、村人全員を、皆殺しにした事件でした。

戦争中の出来事なのですが、やはり、アメリカで、問題になったそうです。

そして、殺した兵隊に、テレビ局が、インタビューしていました。

「どうして、そんなひどいことを、平気でやったのですか?」

こうインタビューされて、18~21歳の兵隊達が、口を揃えて、こう言いました。

「あの時、村人を殺さなかったら、軍法会議にかけられ、死刑になると、上官から言われていたんだ。命令には逆らえなかった。逆らって、自分が、殺されるのが、嫌だったんだ」

先生は、この答えを聞いて、

「もっともな意見です。十分言い訳になっています。気持ちは、よくわかります。アメリカの国内では、この言い訳が、通用したようです。でも、殺されたベトナムの村人に、この言い訳が、通用しますか? 通用しません!」

こう静かに、話し始めました。

それから、厳しい口調で私達に向かって、

「あなた達が、もしこのアメリカ兵の立場だったら、どうしますか? 一度だけでいいから、真剣に考えてください!」

こう言った後、さらに大きな声で、

「私はね、皆さんに、このような状況になった時、どうぞ殺してください! 人殺しをするぐらいなら、自分が殺されます! こう言える人間に、なってもらいたいと思って、授業をしているのですよ。いいですか? これが私の願いです…」

こう言っていました。



先生曰く、私達が、未来の予測をしばしば、間違えるのは、「偏見」が、大きな原因になっているようです。

たとえば、1991年の湾岸戦争の当時、日本人のほとんどが、

「どうせ、和平交渉で、解決するだろ」

などと、間違った、甘い予測をしたのも、この「偏見」だと、言っていました。

日本語の表現の中に、「真人間」という表現がありますが、先生に言わせると、この言葉の中に、全てが隠されているそうです。

つまり、日本人は、基本的に、「性善説」で、ものを考える民族らしいのです。

これは、大陸ではなく、島国のため、外国に比べると、比較的、多民族からの侵略や虐殺を、歴史上、あまり経験していないということが、原因だそうです。

世界情勢を考える場合、しばしばこの、「性善説」が、間違った予測や結論を、生み出す可能性があると、言っていました。



「戦争」の問題は、とても、根の深い問題です。

私個人は、複合的な要因から、成り立っている問題で、特に、「根本原因」というものはないと、思っています。

よく、「武器」の問題が、「原因」だと言われますが、先生によると、ある文化人類学者たちが、アマゾンの未開人たちを対象に、実験をしたことが、あるそうです。

その実験は、

「戦争をする双方の武器を、減らしていき、最後は、武器を取り上げる」

という実験だったそうですが、実験が進むにつれ、皆、凶暴になり、武器が、まったく無くなった「素手」の状態が、一番残酷な殺し合いに、なったそうです。

「マスコミによる影響」も、よくとりあげられますが、「マスコミ」というものが、まだ、世に中になかった、19世紀以前も、人間は、戦争してきています。

これも「要因」の一つで、「根本原因」ではないと思います。

「祈り」や「平和運動」にしても、もう一度、考えてみる必要が、あります。

「祈り」の効果は、科学的に実証されていますが、「戦争」という「怪物」は、それをあざ笑うかのように、未だに、世界中に存在しています。

こういう「歴史の重み」というものを、考えた上で、「平和運動」に、とりかからなければいけないと思います。






PS ベトナム戦争の有名な写真、「安全への逃避」です。

こういう1枚の写真が、世界中の人の心を、動かすことも、あるんですよね。

Image may be NSFW.
Clik here to view.
$精神世界の鉄人のブログ







☆精神世界のランキングです。1日1回、ポチッと、クリックお願いしますね。↓

Image may be NSFW.
Clik here to view.


Image may be NSFW.
Clik here to view.
にほんブログ村 哲学ブログ スピリチュアル・精神世界へ


Image may be NSFW.
Clik here to view.
ペタしてね


Image may be NSFW.
Clik here to view.
読者登録してね


Image may be NSFW.
Clik here to view.
アメンバー募集中


Image may be NSFW.
Clik here to view.
フォローしてね


Image may be NSFW.
Clik here to view.
Twitterボタン

Twitterブログパーツ

トーマ イタル
Image may be NSFW.
Clik here to view.

バナーを作成


以上




♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪


トーマ

toma_atlas@yahoo.co.jp



☆日記(エッセイ)の過去の全バックナンバーです。

http://www.tomaatlas.com/library00.htm

☆「精神世界の鉄人」のメルマガも、発行しています。

http://www.melma.com/backnumber_38906/

☆キネシオロジーの個人セッションです。

http://www.tomaatlas.com/soul.htm

☆MIXI内にも、「精神世界の鉄人」のコミュを、作成しました。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=4663380



☆精神世界の面白いサイトが、たくさんあります。 ↓

http://airw.net/newage/rank.cgi?id=atlas

☆「光のネットワーク(リンク集)」です。

http://www.tomaatlas.com/linksnew.htm

☆私のメインサントです。 ↓

http://www.tomaatlas.com/




☆「精神世界の鉄人」のグルっぽです。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1615

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>