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ベトナム戦争

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再掲載です。




戦争について、考えてみましょう。

1990年の頃、大学生だったのですが、その頃、私の精神世界の恩師、宮城先生から、ある日、「ベトナム戦争」についての話を、聴く機会が、ありました。



その当時、アメリカの大統領などの、一部の権力者達が、この戦争を、計画していたと言っていました。

いろいろな裏話を、聴いたのですが、興味深かったのは、その戦争に、「食文化」が、利用されたということでした。

先生によると、食事というものは、私達が、普段考えているよりも、はるかに重要で、人間の深層心理まで、影響を及ぼすと、言っていました。

「食べ物というものは、自分の体の一部だ」

という考えを人間は、心の奥底で、感じているそうです。

ですから、異文化の人たちと、交流する時、そのコミュニティの人たちの食べているものを、食べないと、絶対に友達には、なれないそうです。

逆に、友人になりたければ、同じものを食べるとすぐ、友人になれると、話していました。

これは、世界中全てに、当てはまるかもしれないとも、言ってました。



現在は、どうか知りませんが、ベトナム戦争の前、ベトナムでは、「犬」を、食べていたそうです。

ご存知のように、アメリカ人は、世界一、「犬」を、大事にする国民です。

彼らにとって、「犬」は、「家族」であり、「人間」と同等の存在なのです。

だから、ベトナムが、アメリカの戦争相手に、選ばれたかも知れないと、先生は言っていました。

つまり、アメリカ人から見れば、彼らの「家族」である、「犬」を食べるベトナム人は、「人食い人種」に、見えたそうです。

アメリカ人にとって、一番殺しやすい人間が、ベトナム人だったそうです。

人間というものは、相手を、

「こいつは、人間ではない」

と思ったら、いくらでも、残酷になれる存在のようです。

宗教戦争が、残酷になるのも、相手のことを、

「こいつらは、悪魔だ!」

と思っているからのようです。

さて、その日の講義で、先生は、いつものように、ビデオを、見せてくれました。

「ベトナム戦争」の頃に起こった、ある事件のことでした。

あるベトナムの村で、アメリカの部隊が、女性や子供を含む、村人全員を、皆殺しにした事件でした。

戦争中の出来事なのですが、やはり、アメリカで、問題になったそうです。

そして、殺した兵隊に、テレビ局が、インタビューしていました。

「どうして、そんなひどいことを、平気でやったのですか?」

こうインタビューされて、18~21歳の兵隊達が、口を揃えて、こう言いました。

「あの時、村人を殺さなかったら、軍法会議にかけられ、死刑になると、上官から言われていたんだ。命令には逆らえなかった。逆らって、自分が、殺されるのが、嫌だったんだ」

先生は、この答えを聞いて、

「もっともな意見です。十分言い訳になっています。気持ちは、よくわかります。アメリカの国内では、この言い訳が、通用したようです。でも、殺されたベトナムの村人に、この言い訳が、通用しますか? 通用しません!」

こう静かに、話し始めました。

それから、厳しい口調で私達に向かって、

「あなた達が、もしこのアメリカ兵の立場だったら、どうしますか? 一度だけでいいから、真剣に考えてください!」

こう言った後、さらに大きな声で、

「私はね、皆さんに、このような状況になった時、どうぞ殺してください! 人殺しをするぐらいなら、自分が殺されます! こう言える人間に、なってもらいたいと思って、授業をしているのですよ。いいですか? これが私の願いです…」

こう言っていました。



先生曰く、私達が、未来の予測をしばしば、間違えるのは、「偏見」が、大きな原因になっているようです。

たとえば、1991年の湾岸戦争の当時、日本人のほとんどが、

「どうせ、和平交渉で、解決するだろ」

などと、間違った、甘い予測をしたのも、この「偏見」だと、言っていました。

日本語の表現の中に、「真人間」という表現がありますが、先生に言わせると、この言葉の中に、全てが隠されているそうです。

つまり、日本人は、基本的に、「性善説」で、ものを考える民族らしいのです。

これは、大陸ではなく、島国のため、外国に比べると、比較的、多民族からの侵略や虐殺を、歴史上、あまり経験していないということが、原因だそうです。

世界情勢を考える場合、しばしばこの、「性善説」が、間違った予測や結論を、生み出す可能性があると、言っていました。



「戦争」の問題は、とても、根の深い問題です。

私個人は、複合的な要因から、成り立っている問題で、特に、「根本原因」というものはないと、思っています。

よく、「武器」の問題が、「原因」だと言われますが、先生によると、ある文化人類学者たちが、アマゾンの未開人たちを対象に、実験をしたことが、あるそうです。

その実験は、

「戦争をする双方の武器を、減らしていき、最後は、武器を取り上げる」

という実験だったそうですが、実験が進むにつれ、皆、凶暴になり、武器が、まったく無くなった「素手」の状態が、一番残酷な殺し合いに、なったそうです。

「マスコミによる影響」も、よくとりあげられますが、「マスコミ」というものが、まだ、世に中になかった、19世紀以前も、人間は、戦争してきています。

これも「要因」の一つで、「根本原因」ではないと思います。

「祈り」や「平和運動」にしても、もう一度、考えてみる必要が、あります。

「祈り」の効果は、科学的に実証されていますが、「戦争」という「怪物」は、それをあざ笑うかのように、未だに、世界中に存在しています。

こういう「歴史の重み」というものを、考えた上で、「平和運動」に、とりかからなければいけないと思います。






PS ベトナム戦争の有名な写真、「安全への逃避」です。

こういう1枚の写真が、世界中の人の心を、動かすことも、あるんですよね。

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