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人生の選択

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友人に、誘われて、映画「モンスターズ・ユニバーシティ」を、観てきました。

むし暑い時は、映画館など、建物の中で、涼みながら、おしゃべりするのが、快適な休日の過ごし方かもしれません。

あまり期待しないで、行ったせいもありますが、感想は、とっても面白かったです。

子供向けと言いながら、大人にも、深い気づきを与える内容だと、思います。




ストーリーの細かい話は、省略しますが、この映画は、いろいろな教訓を、教えてくれます。

その中でも、「人生の選択」について、深く考えさせられます。

誰でも、学生時代に、自分の進路について、真剣に悩んだ経験が、あるでしょう。

この頃は、自分の将来や未来像が、まったくわからず、苦しむ人も、多いと思います。



「人生の選択」の場面で、苦しむ時、だいたい根本には、

「選択肢が、少ない」

「柔軟な思考が、できない」

この二つが、関係していると思います。

だから、この反対を、意識すれば、いいのです。

「選択肢を、多くする」

「柔軟な思考で、考える」

これを、心がけるだけで、だいぶ楽になります。



選択肢を、多くするには、具体的には、

「まずは、大量の情報を、入手する」

ということです。

自分の少ない人生経験だけで、考えようとするから、わからないのです。

親や先生、友人、先輩など、たくさんの人から、話を聴いたり、本やインターネットなどで、いろいろ調べるのも、いいと思います。



あと、柔軟な思考で、考えるには、まずは、謙虚になることです。

「現在の自分が、苦しいのは、考え方が、硬直して、固まっているから、視野が、狭くなっているからだろう…」

と、まずは、認めることです。

それから、いろいろな可能性を、考えてみるのです。



柔軟に、考える時の、具体的な例です。


○自分には、その仕事の才能が、本当にあるのかを、疑ってみる。

肉体的なことや性格など、生まれつきの才能も、大切です。


○やるだけの努力を、やりつくしたのか、もう一度、考えてみる。

中途半端な努力で、諦めていないかということです。


○仕事を、探すのではなくて、創り上げるという視点で、考えてみる。

つまり、既に、世の中にある仕事ではなく、まったく新しい仕事を、自分が、創りだせるということです。


○趣味を、仕事にする。

好きなことで、お金が、入ってくるようなシステムを、考えてみる。


○趣味と仕事を、完全に分ける。

仕事は、生活の手段だと割り切って、我慢して、つまらない仕事をやりながら、余暇や趣味を、充実させる。


○ただ、この場合の「つまらない」という感覚を、ポジティブに、解釈するといいです。

つまり、「つまらない」と感じるということは、それだけ、現在の自分にはない要素が、たくさん含まれているから、それだけ、新鮮な刺激になり、意外な成長が、期待できるということです。


他にも、たくさんのアイデアが、ありますが、これくらいにしておきましょう。




「人生の岐路」に立って、「人生の選択」を、迫られた時、いろいろな選択肢や可能性が、あるということを、認識することは、ほんとうに大切なのです。



たとえば、あなたが、大学生で、卒業してから、どの仕事をやろうか、悩んでいる時に、こういう選択も、できるのです。



○やりたい仕事が、どうしても、見つからない場合、無理して、社会人にならないで、留年して、大学生を、続けるという選択肢も、ありだということ。

「進むか? 進まないか?」

という選択で、迷った場合、どちらでもなく、その中間、

「留まる」

という選択も、ありだということですね。


○「もっと学びたい」という気持ちと、そろそろ仕事しなくちゃいけない」という気持ちの二つで、悩んだときは、

「どちらかを、選ばなくては、いけない」

と単純に、考えるのではなくて、両方選ぶのも、ありだということ。

つまり、現在では、大学で、勉強を続けながら、インターネットなどのを利用した、ネットビジネスで、余暇を、活用しながら、お金を、楽に稼ぐ方法もあります。

さらに、卒業して、会社勤めをしながら、夜間に大学で、学んだり、休日を利用して、聴講生として、たまに大学に、顔を出すことも、できるでしょう。

あとは、3年くらい、社会人を、体験してから、また、その学問を、学びたくなったら、また、他の大学や大学院に、入学するという方法もあります。

社会人を、体験してから、もう一度、その学問を、学んだら、さらに広がった知識を、得られるかもしれません。


○人生というものは、

「全部決まっていて、あらかじめ決まった選択がある」

という考え方もありますが、他にも、

「決まっているわけではなく、自分で、自由に切り開いたり、創り上げていくもの」

だという考え方もあります。

どちらも、ありなのです。


○実際にあった話だそうですが、バブルが、はじける前の1990年くらいに、同じ大学の二人の大学生が、「A銀行」と「B銀行」のどちらの銀行に行くか、迷っていたそうです。

仮に、佐藤君と鈴木君という名前にしますが、佐藤君は、悩んだあげくに、A銀行に、就職して、鈴木君は、B銀行に、就職したそうです。

しかし、その後、バブルが、はじけて、銀行が、合併することになり、A銀行とB銀行は、一緒になり、「AB銀行」という名前になり、佐藤君と鈴木君は、「AB銀行」の同じフロアで、同じ課長という役職に、なっていたそうです。

「A銀行でも、B銀行でも、どっちに、就職しても、同じだったんだな…」

と、二人で、苦笑いしたそうです。

これは、極端な例ですが、このように、

「どの会社に、就職しても、その後の人生は、それほど、変わらない」

ということは、よくあることなのです。

就職においては、給料や待遇など、あまり細かい条件で、悩むことは、時間の無駄であることも、多いのです。


○実際に、その仕事を、やってみたら、その仕事が、あまり向いていないことが、わかった場合、その後、自分が、やりたいと思ってたその仕事ではなく、その仕事の周辺や延長線上にある、他の仕事が、向いていたということも、よくあるということ。

私の個人的な体験なのですが、大学の頃、「パワーリフティング」という競技が、大好きで、この競技に、ハマって、その後、社会人になってからも、ずーっと続けていました。

アメリカに、留学までして、これを学び、この競技を、仕事にしようと思っていたら、途中で、本間先生という素晴らしいドクターと、出会い、その筋肉の勉強の延長線上にあった、もっと面白い筋力である、「キネシオロジー」を知って、こちらのほうが、本業になりました。




「人生の選択」というものは、自分では、想像もつかないような、「人知を超えた存在」が、動かしている部分も、大きいのです。

この存在を、「神」だとか「宇宙」だとか、呼ぶ人もいますが、こういう存在のサポートを、感じた人も、たくさんいると思います。

学生時代、テストの答案用紙に、

「あっ! 間違えた!」

と思うような答えを書いてしまい、後悔していたら、あとから、その答案用紙が、戻ってきた時に、実は、その間違えたと思った答えが、正解だったということも、人生には、よく起こるのです。

あまり、神経質にならずに、こういう大きな存在を信じて、

「なるようになるだろう…」

くらいに、気軽に考えたほうが、人生は、うまくいくみたいです。




あと、先日、NHKで、「カラオケなどで、歌がうまくなる秘訣」という内容の番組を、やっていましたが、面白いと思ったのは、歌が下手な人というのは、出せる声の領域が、狭いそうです。

だから、声に、余裕がなくなり、歌が、うまくならないのだそうです。

そういう時は、歌舞伎役者などの真似をして、「裏声」を、出すといいそうです。

それを、やることによって、普段使わない喉の筋肉が、鍛えられて、出せる声の領域が、広くなるそうです。

結果として、声に、余裕がでてきて、歌が、うまくなるのだそうです。



これって、人生にも、似ていませんか?

あまり、真面目すぎる人生を、歩んでいると、魂が、決まった部分しか、鍛えられなくなって、柔軟性が、なくなり、人生の幅が、狭くなるかもしれません。

「この人、なんて、魅力的なんだろう…」

と、思う人は、例外なく、あまり真面目ではない人生を、歩んできた人です。

おそらく、他の人が、やらない経験を積んだおかげで、魂の裏側にある、「裏筋肉」が、鍛えられて、柔軟性が、できたおかげで、人生の幅が、広がったのだろうと思います。

魂が、「裏声」を、あげるような、「つまないこと」や「くだらないこと」、「不真面目なこと」なども、「人生の選択」を、迫られたときに、とても柔軟に、対応できる素晴らしい財産になるということですね。






○映画「モンスターズ・ユニバーシティ」








PS 映画「モンスターズ・ユニバーシティ」、面白いですよ!

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