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出口王仁三郎

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先日のワクワクセミナー、大盛況で、終了しました。

参加された皆さん、ありがとうございました。

来月は、大阪セミナーですね。




さて、今回の話題は、いつか書こうと思っていた、日本の精神世界史の巨人、出口王仁三郎です。

最初に、断っておきますが、ブログを、書く人の中には、学者やジャーナリストのように、膨大な資料を、綿密に調べてから、書く人も多いと思いますが、私は、別に、学者でもジャーナリストでもなく、ただのエッセイストやブロガーという立場なので、うろ覚えの記憶で、書いています。

ですから、記憶違いしたり、間違えることも、たまにあります。

だから、疑問に思ったことがあったら、ぜひ、この記事を、キッカケにして、いろいろご自分で、調べてみてください。




いろいろな宗教団体や精神世界のグループで、様々な定義が、ありますが、一説によると、この世界は、「現界」、「幽界」、「霊界」、「神界」の四つに、分けられるという考え方があります。

それぞれの解釈も、また、たくさんあるのですが、私は、下記の分け方が、シンプルなので、好きです。

「現界」とは、私たちが、住んでいるこの世界。

「幽界」とは、天国や地獄などがあり、階層社会になっていて、臨死体験や輪廻などを、経験した後に、帰ってこれる世界。

「霊界」とは、一度行ったら、帰ってこれない世界なので、基本的に、ほとんどの人は、この世界には、行ったことがないようです。

「神世界」とは、今までに、誰も行ったことのない世界で、人間には、未知の領域みたいです。

つまり、一般に言われている、「あの世」や「死後の世界」というのは、ほとんどが、「幽界」なのだそうです。



これも、一説によるのですが、今までに、本当の「霊界」まで、特別に招待されて、行って帰ってきた人は、二人だけだそうです。

一人は、西洋の知の巨人、スウェーデンボルグ。

もう一人が、東洋の知の巨人、出口王仁三郎。

この二人だけが、本当に、霊界に、行ってきたそうです。

出口先生(尊敬の意味で、こう呼びます)の有名な「霊界物語」は、現在は、著作権の期限も切れて、インターネット上でも、無料で、全部読めるみたいですが、昔の書物なので、表現が、難しいです。

読もうとしたけど、1巻で、挫折しました。

ただ、これのマンガ版を、昔、たまたま手にしたのですが、面白かったです。

霊界にも、天国や地獄が、あるのですが、天国に、極悪人や詐欺師が、存在していたり、地獄に、心のやさしい人が、存在したり、私たちのイメージするような世界とは、かなり違うみたいなのです。

しかも、出口先生が、霊界に、やってきても、全部は、見せてもらえずに、北朝鮮の観光地みたいに、案内係が、見せたくないものは、見せなかったりするのです。

「霊界物語」は、全部で、83冊くらいにもなる、膨大な書物みたいですが、昔、船井幸雄さんの自宅に、遊びに行った時に、船井先生が、

「精神世界で言われている、アセンションというのは、霊界物語の1巻~11巻までを読めば、全部わかる」

と言っていました。

そのくらい、凄い書物みたいです。




出口先生は、霊的な能力も、凄かったようです。

当時、霊能力を信じない、インテリなどが、やってくると、その人のポケットに入っている、小銭の種類と枚数まで、ピッタリ当てるということを、よくやっていたそうです。

本人も、知らない、こういうことを、当ててみせることによって、その能力が、本物であるという証明を、しばしば、やったそうです。

他にも、広島と長崎の原爆投下を、あらかじめ、予言したり、凄い予知能力も、もっていたようです。

先生が、戦前に予言していた、1990年代の日本の様子を、ある本で、読んだら、

「20世紀後半には、○○という組織と○○という団体が、精神的な活動を、広げるために、日本で活躍している」

と、書かれていました。

この二つの「○○」は、まさに、当時、日本の精神世界で、活躍していた組織と団体でした。

名前まで、ピッタリ、当たっていました。

これは、本当に、未来の世界を、見てきたとしか、考えられないことです。

先生は、他にも、20世紀から21世紀に、かけて、パソコンや携帯電話が、世界中に広がることなども、予言しています。

さらには、トム・クルーズが、主演した、「マイノリティーリポート」という映画に出てくる、空間上に、パソコンの画面を、浮かびあがらせて、それを、指で操作するという装置が、22世紀に、普及するということまで、言及していたようです。

今でこそ、こういう話は、理解できますが、昭和の初期の時代に、こういう未来像を、語っていた人物がいたというのに、驚きました。

先生は、霊能力だけでなく、政治、経済、芸術などでも、ずば抜けた能力を、発揮していたようですが、面白いのは、起業家としても、ユニークで、脱脂粉乳などを、考案して、販売したり、ラムネなども、発明したのは、実は、出口先生だったそうです。




私は、出口先生は、予言者や宗教家というイメージで、捉えていたのですが、いろいろ調べていくと、とても、器の大きな怪物だということが、わかりました。

さらに、とても愛嬌があって、お茶目で、ユニークな性格の持ち主だということも、わかりました。

先生は、マルチな才能をもった、レオナルド・ダ・ヴィンチのような人でもあったようですが、ビート・たけしのような漫才師の一面も、もっていたようです。



有名な「大本事件」が、戦前に、2回起こりますが、先生は、

「世界のひな型は、日本で、日本のひな型は、大本である。大本で、起こったことが、日本で起こり、日本で起こったことが、世界で起こる」

こういう予言も、残しています。

つまり、大本が、2回、酷い迫害を受けて、その後、平安になったように、日本も、昭和の初期から、2回の試練を受けた後、平安な国になるという意味だと思います。

私の解釈では、その2回は、太平洋戦争と東日本大震災だと思います。

だから、これから、日本は、平安な国への道を、歩むのでしょう。

世界は、第二次世界大戦のあと、もう1回、試練を、経験するのかもしれませんね。

その試練が、今の世界的な大混乱なのかもしれません。



その大本事件の時に、出口先生は、逮捕されて、裁判を受けるのですが、その裁判で、いろいろな面白いことを言っていて、それが、裁判の議事録にも、残っているそうですが、私が、一番面白いと思ったのは、裁判官が、

「出口王仁三郎、あなたは、ヒットラーのように、世界の独裁者になろうと、企んでいたんだろう? この世界を、支配しよういう野心を、もっていたんだろう?」

と問い詰められたら、

「ふざけるな! 私が、狙っているのは、三千世界の王様だ! 誰が、こんなちっぽけな狭い世界の王様なんか、なるもんか! この私を、あんまり軽くみるんじゃない!」

と、言い返したというのです。

これは、傑作です。

「私が、狙っているのは、宇宙の王様だ! 地球の支配なんて、そんなちっぽけな支配なんか、考えていないぞ! ヒットラーのような小物と、一緒にするんじゃない!」

と言ったということです。(笑)

このセリフ、現在、世界を支配したがっている権力者たちに、聞かせてあげたいですね。

当時から、宇宙的な視点から、地球を、考えていたのですね。



先生は、背中に、大きなホクロが、三つあって、

「私は、オリオン座から、やってきた宇宙人なんだ」

と、しばしば言っていたそうです。

オリオン座といえば、エササニ星のバシャールが、有名ですが、現代だからこそ、

「私の魂の故郷は、プレアデス、シリウス、オリオンです」

という話が、通じるのであって、昭和の初期に、すでに、こういう話をしていた人物がいたというのが、驚きです。

出口王仁三郎は、バシャールのグループだったのですね。




さて、10年前の2003年の秋に、ある人から、私も、出口先生に、サポートされている人物の一人だと言われたので、それが、気になり、出口王仁三郎の足跡を訪ねる旅に、出かけたことがあります。

とりあえず、出口先生が生まれた場所である、京都府亀岡市に、行ってこようと思い、京都に行きました。

「それほど、凄い霊能者が、サポートしているんだったら、旅先でも、何か、面白いことが、起こるんじゃないかな?」

こう思いながら、JR京都駅について、書店に、立ち寄ったら、身体が、勝手に歩きだし、スポーツコーナーの場所で、止まりました。

さらに、腕が、勝手に動いて、なぜか、「合気道」の雑誌を、手に取ったのです。

不思議に思って、自分の意思で、パラパラとページを、めくると、ドーンと見開きで、

「蘇る!! 出口王仁三郎!!」

というタイトルで、出口先生の写真が、掲載されていました。

合気道の開祖の植芝盛平と、出口王仁三郎が、仲がよかったことなど、その時に、初めて知りました。

「うわー! いきなり、出口先生が、挨拶してきたんだな… やっぱり、凄いんだな…」

こう思いました。

それから、綾部市と亀岡市にある、大本教の本部に、遊びに行きました。

私は、宗教は、大好きですが、宗教団体は、苦手なので、特に、信者になろうとは、思っていませんが、個人的に、出口先生に、興味があったので、訪問したのです。

ちょうど、出口先生の生い立ちなどの講演会が、開催されていて、いろいろ面白い話を、聴かせていただいたり、出口先生の美術工芸品を、見せてもらったり、とても、楽しい時間を、過ごしました。

面白いのは、信者の方たちが、一回も、勧誘してこないのです。

宗教にも、本当の教えを説く団体と、カルト宗教のように、金儲けだけが、目的の団体など、いろいろありますが、私は、基本的に、強引な勧誘をしてくる団体とは、一切関わらないというスタンスです。

良心的な宗教団体は、しつこい勧誘は、やってこないものなのです。

その宗教施設の中で、信者さんたちが、熱心に、お祈りの言葉を、唱えていたのが、印象に残っています。

出口先生が、生まれた場所は、聖地のようになっているみたいですが、その場所にも、ためしに、行ってみたら、素晴らしいパワーを、感じました。

ここは、隠れたパワースポットみたいです。

お近くの方は、機会があったら、ぜひ、調べて行ってみてくださいね。

他にも、有名な高熊山にも、行きましたが、こちらも、よかったです。




余談ですが、その日、京都のホテルに、泊ったのですが、部屋で、面白い実験を、やってみました。

私は、霊能者というほどの霊感は、ありませんが、ある程度、何かを感じたりすることは、たまにあります。

それで、ためしてみることにしました。

「出口王仁三郎という人物が、それほど、凄いのならば、ためしに、自分の目の前に、出てくるくらいのことは、やってみせてほしいです。信じていないわけじゃありませんが、決定的な証拠が、欲しいのです。出口先生、ぜひ、ハッキリと目に見える形で、霊体で、出てきてくれませんか?」

すでに、霊界にいるであろう、出口先生に、そう呼びかけて、しばらく、ホテルの部屋で、ぼーっと座っていました。

夜だったのですが、お気に入りの「ゴールドジム」のT-シャツを、着ていました。

オレンジ色の鮮やかなT-シャツでした。

2時間くらい、粘って、呼びかけいたのですが、何も、起こりませんでした。

「なんだ… ガッカリだな… ポルターガイストのような凄い出来事を、期待していたのに、何も、起こらなかったな… まあ、出口先生も、霊界で、忙しいんだろうな?」

こう思って、その夜は、諦めて眠りました。



それから、翌朝、別の服に着替えてから、関西在住の友達の女の子と、その京都のホテルのロビーで、お茶しました。

その子とは、たまに会って、精神世界の話題で、盛り上がるのですが、その子も、少し霊感のある子です。

開口一番、こう言ってきました。

「ねえ、ねえ、聞いてくださいよ! 昨日の夜、不思議な夢を、見たんですよー! あんなに、ハッキリとした鮮明な夢は、生まれて初めてみたんですよー! それが、さっぱり、意味のわからない夢なんです。トーマさんが、ホテルの部屋で、座っているのですが、オレンジ色のT-シャツで、ゴールドジムのロゴが、入っていました。それで、これも、意味が、わからないのですが、有名な出口王仁三郎という人物が、トーマさんの横に、立っているですよー! この夢、なんですか? 私、頭が、おかしくなったんでしょうか?」

興奮しながら、こう言ってきました。

私は、しばらく、

「…、…、…」

と、絶句しながら、口アングリのまま、固まっていました。(笑)

出口王仁三郎、とてつもない人物みたいです。




これも、オマケの話ですが、昨日、出口王仁三郎のことを、ブログやメルマガで、書こうと思って、久しぶりに、出口先生の本を、読んでいたのですが、今日、「出口」という名前の方から、「来月のセミナーを受講したい」という内容のメールが、届いていました。

面白いですね…(笑)








☆ 2003年の秋に、最初に、出口王仁三郎と、出会った時の話です。


「ソウルメイト」の3部作です。

http://www.tomaatlas.com/lib120.htm

http://www.tomaatlas.com/lib121.htm

http://www.tomaatlas.com/lib122.htm






PS 出口王仁三郎、知れば知るほど、奥深くて、面白い人物です。

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