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才能

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先日、小栗旬君主演の「リッチマン、プアウーマン」を、DVDで、観ました。

とっても、面白かったです。

アップル創業者のスティーブ・ジョブズが、モデルらしいのですが、起業家の心構えなどが、よく描かれています。

女性は、典型的なシンデレラストーリーの部分で、楽しめると思うし、男性は、ビジネスの真髄が、さりげなく描かれていて、勉強になります。

夫婦や恋人同士などの男女で、同時に楽しめると思います。

小栗旬君の出演するドラマは、なぜか、私と波長が合うみたいで、「花より男子」も、感動したし、「貧乏男子」というドラマも、素晴らしかったです。



日本では、一時期、中性的な人物のドラマや映画が、増えましたが、最近では、

「男は、男らしく、女は、女らしく」

というような男女の原点回帰の風潮も、少しづつ増えてきているような気がします。

ドラマや映画などの恋愛のストーリーも、やたらに複雑なストーリーではなくて、昭和の時代のようなシンプルな男女関係を描いたほうが、安心感を、感じる人が、増えてきているのかもしれません。




このドラマの主人公は、コンピューターに関して、ずば抜けた才能の持ち主という設定ですが、ドラマを観ているうちに、

「才能って、いったい何だろう?」

と深く考えさせられます。

主人公は、コンピューター関連の才能は、たしかにあるのですが、人の顔と名前を記憶したりすることが、苦手だったり、普通の人が、できるようなことは、できなかったりするのです。

これは、実際、ITベンチャー企業を、たちあげた創業者に、多いみたいです。

本当の天才って、やはり、発想の根本が、変わっているために、世間一般の常識や道徳を、理解できない人が、多いみたいです。

それで、一時的には、成功するのですが、周囲の人たちの心を、傷つけたりして、敵を増やし、足を引っ張られて、失脚させられることも、多いみたいです。




「才能」には、まず、大きく分けて、「先天的なもの」と「後天的なもの」の二つが、あるみたいです。

先天的なものは、

「ほとんど努力しないで、生まれつき身についている」

という能力ですね。

モーツアルトなどが、幼少期に、すでに、素晴らしい演奏したり、作曲していますが、このような能力です。

こういう本当の天才は、とっても少ないと思います。

後天的なものは、

「努力できるということ自体が、才能」

という能力ですね。

たとえば、野球のイチローやフィギュアスケートの真央ちゃんなどは、楽しそうに、自然体で、子供の頃から、とてつもない猛練習を、やっています。

こういう人たちです。

ほとんどの天才は、このタイプだと思います。




「才能」の別の分け方としては、他にも、「万能型」と「集中型」の二つの分け方もあると思います。

野球でいえば、全てのポジションで、プレーできるけど、とりあえず、ピッチャーを、やっているというような万能選手ですね。

これは、草野球レベルだと、たくさんいると思いますが、プロ野球などの高度のレベルでは、あまりいないと思います。

本当の万能選手は、少ないと思います。

逆に、どのポジションも、ダメだけど、なぜか、ピッチャーだけは、できるから、ピッチャーを、やるような選手って、たまにいますね。

こういう選手は、自分の才能が、わかりやすいので、ピッチャーに、専念できるから、練習なども、集中しやすいと思います。

こういう集中型は、本人も、周囲も、わかりやすいので、努力の効率も、よくなると思います。




日本の場合、教育制度が、昔から、公務員や大企業向けのサラリーマン養成のようなシステムに、なっています。

つまり、「オール5」を、優秀な生徒とする価値基準です。

この才能は、同じくらいの才能を持っている人が、他にも、たくさんいるという特徴があります。

つまり、日本で、

「この人は、才能がある!」

と認められる人の「才能」とは、後天的で、なおかつ、「なんでもできる万能型」が、多いということです。

これが、たくさんの人が、自分の才能や特性が、わからなくなっている大きな原因だと思います。

なんでもでも、できてしまうので、才能を、一つに、絞り込むことが、難しいのです。

小学校の頃など、どの学年にも、一人くらい、「オール5」の生徒がいて、皆から、

「天才だ!」

などと言われていましたが、考えてみれば、これが、天才だったら、日本中に、天才は、山ほどいることになります。

一説によると、先天的な才能をもっていて、本当に創造的なことが発揮できる、本当の天才は、5000人に1人だそうです。

それほど、たくさんは、いないみたいです。



この「先天的」という表現は、精神世界の勉強を、ある程度やった方は、わかると思いますが、

「前世から、引き継いできた能力」

という意味です。

まったく、努力していないわけではないのです。

今回の人生から、その努力を始めた人と、300年前から、何回も、生まれ変わって、努力をしてきた人は、生まれつきの才能に、差があって、当然なのです。

昔は、欧米でも、モーツアルトのような本当の天才の能力は、謎でしたが、「前世」の存在が、科学的に解明されるに従って、だんだん、その理由も、わかってきたようです。

「なんだー、本当の天才って、生まれる前から、努力してただけだったんだなー」

というかんじです。(笑)




さて、本当の天才の話は、一般的ではないので、もう少し、普通の話をしましょう。

才能というのは、「絶対的なもの」よりも、どちらかというと、「相対的なもの」で、評価されることが、多いと思います。

つまり、人間は、二足歩行を、自然にやりますが、最先端のロボット技術でも、この動作は、とても複雑で、難しいみたいです。

でも、皆が、やっているから、この動作に、特に価値があるとは、誰も、思っていません。



これも、余談ですが、私など、よく、

「日本人は、世界一の天才民族だ!」

と主張しているのですが、これは、ひろがなとカタカナなどの50音、さらに、高校卒業するまでに、漢字の数が、3万くらいが、ほとんどの日本人の脳に、データバンクされているからです。

さらに、中学くらいから、英語を学びますが、これは、26文字です。

平均的な日本人は、ひらがな、カタカナ、漢字、英語を、バランス良く混ぜて、物事を考えたり、会話しているのです。

これって、とてつもなく、凄いことなのに、日本に住んでいると、なかなか、この凄さに、気がつきません。

5ヶ国語を、自由自在に、操っているみたいなものです。

英語など、主語と述語の順番も違うので、これを学ぶと、かなりの頭脳トレーニングになります。

だから、日本人は、頭もいいし、いろいろな細かい作業などにも、向いているのだと思います。

子供の頃、

「どうして、アメリカ人の子供って、あんなに長い夏休みが、あるのかな? いいなー」

などと思っていましたが、大人になって、ようやくわかりました。

日本人は、漢字などを含めて、覚えなくてはいけないことが、山のようにあるのです。

日本で、高校を卒業しただけで、世界全体から見たら、天才なのです。

ちなみに、「漢字」を、書いていると自然に、「絵心」が、身に着くそうです。

「英語」などの「表音文字」よりも、「漢字」などの「表意文字」のほうが、絵のセンスが、磨かれるということです。

だから、日本のマンガやアニメは、世界的にも、レベルが、高くなるみたいです。

こういうことは、なぜか、あまり話題になりませんが、日本語って、凄いのです。

だから、世界全体で考えると、

「日本語を、話せる」

というのは、凄い才能なので、これを、外国人に、アピールするのも、一つの才能の表現方法です。



このように、「才能」というのは、相対的なものなので、自分から、積極的にアピールしたり、その才能を、認めてもらう環境や集団に、行かないと、なかなか、その「価値」を、感じてもらえないという面を、持っています。


ある集団では、価値を感じてもらえないけど、他の集団では、その価値を、感じてもらえるというものも、あります。

私が、子供の頃、沖縄に住んでいましたが、大手の百貨店が、よく、北海道の雪を、屋上に、敷き詰めて、沖縄の子供たちに、雪合戦や雪だるまで、遊んでもらうというイベントを、やっていました。

これなども、典型的な例です。

北海道の子供たちには、見なれている雪も、沖縄の子供たちに、とっては、凄く価値のあるものなのです。

逆に、沖縄の子供たちが、見なれているサンゴ礁や星砂などは、北海道の子供たちにとっては、宝物に、なると思います。



だから、ある集団で、自分の才能が、認めれていないからといって、自分を卑下したりしないで、他の集団に、行ってみてみることも、自分の才能を探す、一つの手段です。



昔、知り合いに、ヤクザっぽい男性が、いました。

ヤクザではないのですが、親戚に、ヤクザがいて、そこの事務所で、仕事していたこともあるそうなので、カタギだけど、ヤクザにも、見えました。

普通の会社員としては、それほど、仕事ができる男ではなかったのですが、ある時、私が、交通事故に遭って、相手のドライバーと揉めて、なかなか、お金を支払ってもらえずに、何カ月も、困っていた時に、彼に、相談したら、

「おう! そうか、わかった。まかしとけ!」

と言って、その後、すぐに、電話してくれました。

おそらく、あのヤクザ口調で、怒鳴ったんだと思いますが、翌日、すぐに、銀行に、お金が、振り込まれていました。(苦笑)

その男は、そういう才能が、あったんだと、その時、初めて気がつき、彼に、感謝した覚えがあります。

彼は、おそらく、ヤクザの世界では、中途半端なので、のし上がっていくことは、できないだろうと思いますが、逆に、そういうヤクザ気質を、うまく活用すれば、カタギの会社で、いい仕事が、できるだろうと思いました。

これの反対の例も、あります。

友人から聞いた話で、実際の話ですが、ある会社に、経理の部署で、

「自分は、真面目でコツコツやるしか才能がない」

と、思い込んでいる誠実な男性が、いたそうですが、ある時に、どんなに、真面目に働いても、普通のカタギの会社では、そこそこしか、給料をもらえないと、判断して、ヤクザっぽい水商売のお店に、転職したそうです。

すると、そういう水商売の業界には、彼のように、真面目にコツコツ経理の仕事をする人が、あまりいなかったそうで、とても重宝されて、もの凄い額の給料を、貰うようになったそうです。



このように、同じ才能でも、それぞれの集団で、評価が違うことは、よくあることなのです。



昔、「フォレストガンプ」という映画を観ていて、特に、印象に残ったシーンがありました。

主人公は、少し脳に問題があって、普通の人と、ちょと行動が違うのですが、いろいろな仕事をやっても、不器用なので、言われたことしかできず、臨機応変な対応が、できないので、ある工場で、工場長から、

「オマエみたいな、頭の悪い奴、生まれて初めて見た! オマエの知能指数は、67か?」

と怒鳴られるシーンがあります。

それから、いろいろあって、軍隊に、入隊するのですが、そこでは、他の隊員と違って、ひたすら上官の命令どおりに、忠実に、言われたことだけを、遂行するので、そこの隊長から、

「オマエみたいな、頭のいい奴、生まれて初めて見た! オマエの知能指数は、167か?」

と称賛されるシーンもあります。

そうなのです。

まったく同じ人物でも、集団によって、価値観が違えば、評価も違ってくるのです。

当たり前のことですが、一つの職場で、ダメだったからといって、自分の評価を決めては、いけないのです。

自分を、高く評価してくれる環境や集団は、絶対に見つかるはずなのです。




あとは、「才能」には、「わかりやすい才能」と「わかりにくい才能」が、あります。

たとえば、優秀な営業マンが、売り上げを、ガンガンに上げて、優秀な成績で、会社から、表彰されて、ボーナスが、上がったりするのは、わかりやすい才能です。

「営業力」というのは、派手なので、わかりやすいのです。

でも、どの職場にも、たまにいると思いますが、仕事が、バリバリにできるというわけではないけど、なんとなく、皆から好かれていて、なぜか、その人がいないと、職場が、落ちつかないという、癒し系とか、いわれるような人です。

こういう人は、「人柄」というわかりにく才能なので、本人も、周囲も、あまり高い評価は、しません。

飲み会などで、

「そういえば、今夜は、あいつ来てないな? どうしたのかな?」

と気にかけてもらえるような人ですね。

会社を辞めた後など、その後も、付き合いがあったりする人は、けっこう、こういう人が、多いんじゃないですか? 

ただし、この才能は、地味なので、わかりにくいです。




他にも、「才能」には、

「今は、わからないけど、将来、それが、花開くものもある」

というものもあります。

たとえば、私は、高校卒業してから、18~20歳までの2年間、浪人生活していたのですが、その間、一番夢中になったのが、「ゲームセンター」でした。

当時、毎日、ゲームセンターに、通いつめて、朝の10時から夜の10時まで、ゲームしていました。

皆が、受験勉強やっている時に、自分だけ、ゲームに、ハマったのです。

受験勉強は、まったくやってなかったので、模擬テストなどは、さんざんな成績でしたが、ゲームセンターでは、ヒーローでした。

ほとんどのゲームのハイスコアを、記録して、私の名前が、どのマシンにも、表示されていました。

見物人が、取り囲み、後ろから、

「すげー! ゲームの天才だ!」

などと絶賛されて、誇らしく思っていました。

この才能は、世間では、まったく評価されません。

しかし、考えてみれば、12時間も、コンピューターの画面を、見続けられるというのは、ある意味、「才能」です。

このまったく、役に立ちそうもないものが、花開いたのは、35歳くらいの頃です。

パソコンを購入してから、これに、ハマり、いろいろな情報を、検索したり、こうやって、メルマガやブログで、エッセイを、発信することが、できるようになりました。

今でも、半日くらい、パソコンから、常に、情報などを収集しています。

私にとっては、なんでもないことですが、いろいろな人から、

「よく、そんなに、たくさんの記事を、書けますねー!」

と驚かれます。

これも才能だと、人から言われてから気がついたのですが、振り返ってみると、18~20歳の頃の2年間に、このコンピューターの画面と、向き合えるという基礎体力を、ゲームセンターで、鍛えていたのだと、わかりました。




だから、実は、どんなことも、「才能」になる可能性は、秘めているのです。

宇宙存在バシャールの言う、

「ワクワクすることをしていれば、人生は、うまくいく」

というのは、本当に、そのとおりなのです。

一見、無駄に見えるゲームも、長い人生を考えたら、必ず、将来に、繋がるのです。




自分の「才能」について、一度、ゆっくり人生の棚卸しのように、整理してみてください。

けっこう、自分の子供の頃、夢中になっていて、しかも、親などから、叱られたり、バカにされていたものこそ、自分の本当の才能が、隠れていることに、気がつくと思います。







PS インベーダーゲームも、よくやりました。

有名な斎藤一人さんは、若いころ、この「インベーダーゲーム」を、スナックやゲームセンターに、販売して、最初の富を、築いたという話を、聞いたことがあります。

どんなビジネスが、成功するか、本当に、わからないですね。

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