和歌山のホテルで、1泊した翌日、大阪の天王寺駅で、ちょっと食事して、それから、今回の旅の目的地、奈良県に向かいました。
いよいよ、卑弥呼に会いに行く日です。
2014年の大晦日でした。
場所は、箸墓古墳でした。
箸墓古墳(はしはかこふん)は、奈良県桜井市にある前方後円墳で、「卑弥呼の墓」と言われている場所です。
いろいろ調べると、どうやら本物みたいですね。
一番近い駅が、「巻向駅」という駅だったのですが、ここで、降りた瞬間、
「しまった!」
と思いました。
もっと、街中だと思っていたら、周囲には、住宅街と畑ばかりだったのです。
普段は、なんでもないのですが、足を痛めていたので、歩行速度が、いつもの10分の1になっていたのです。
必然的に、100メートルは、10倍の1000メートルに感じます。
駅の案内版を見ると、
「箸墓古墳まで、1キロメートル」
と書いてありました。
ということは、足が不自由な私には、その距離は、10キロに、感じたのです。
引き返すわけにもいかないので、ビッコを引きながら、よちよち歩きを始めました。
電車やバスなども、大晦日だったので、その時間帯は、2時間くらいに、1本くらいしか、来ないようなのです。
「タクシーが、すぐに来るだろうから、それに乗ろう」
と思っていたのですが、それは、甘い予測で、タクシーなど、どこにも、走っていませんでした。
途中で、私が、あまりにも苦しそうに歩いているのを見て、近所のおばちゃんが、
「お兄さん、大変そうだね。よかったら、私の自転車を、貸してあげようか? 用事がすんだら、家の前に、返してくれたらいいから」
と、親切に申し出てくれたのですが、万が一転倒したら、悪い足が、さらに悪化しそうだったので、丁寧に断りました。
遠くに、箸墓古墳が、見えてはいるのですが、歩くのが遅いので、なかなか着きません。
何度も、休憩をしながら、
「どうして、ここまで、卑弥呼が、気になるのかな?」
なんて思いながら、歩いていました。
卑弥呼のイメージです。
箸墓古墳に着いた時は、足が、ボロボロに疲れていました。
それでも、やはり、古墳の素敵なエネルギーに、癒されました。
本当のパワースポットは、膝から下が、暖かく感じるという話を、聞いてことがありましたが、この場所は、そうでした。
膝から下、特に痛めているフクラハギやアキレス腱、足の裏が、暖かく感じました。
箸墓古墳です。
古墳の周囲には、池がありました。
のどかな風景でした。
正面に、拝殿のような場所があるというので、行ってみようかと思ったのですが、足の痛みが酷くなってきて、そこに行くのは、断念しました。
私は、多少の霊感はありますが、霊能者を名乗るほどの霊力は、ありません。
だから、いつも、霊のメッセージが聞けたりは、しないのですが、そのかわり、シンクロが起こったりして、宇宙から直接、サインをもらったりすることが、多いです。
今回も、足の激痛で、拝殿に行くのを、諦めた時に、
「ああ… 卑弥呼、すみません。そこまで、行けません。今回は、ここで、引き上げますけど、いいですか?」
と訊いたら、なんと、古墳の拝殿の上に、見事な鳳凰の雲が、出現しました。
写真では、わかりにくいですが、それはそれは、見事な鳳凰の形の雲でした。
この雲は、卑弥呼からのお礼のサインだと、解釈した私は、そこで、卑弥呼の墓である箸墓古墳から、帰ることにしました。
ところが、バス停に着いたら、バスも、なかなか来ないのです。
ヒッチハイクするわけにもいかず、風も強くなってきて、寒くて、困り果ててしまいました。
水もなくて、喉も渇いてきました。
「大晦日のこの時間帯は、このあたりは、まったく、タクシーは、走っていないんだな… どうしよう? はやし浩司さんの動画を見て、卑弥呼の墓まで来たけど、まさか、こんな事態になるとは、思わなかったな…」
しばらく、絶望していたのですが、
「そうだ! ダメ元で、卑弥呼に、頼んでみよう! あれほどの神通力がある人だったなら、この事態を、なんとかしてくれるかもしれないぞ!」
こう思いなおしました。
それから、空に向かって、
「卑弥呼ー! もし、聞こえていたら、助けてくださーい! もう足が痛くて、一歩も歩けません。限界です!」
こう呟きました。
すると、それから30秒くらいしたら、なっ、なんと、タクシーの空車が、目の前に、停まったのです。
「お客さん、どちらまでですか?」
やさしそうな男性の運転手さんが、自動ドアーを開けてくれた時には、感動して、涙が出てきました。
大げさではなく、そのくらい、身体が、限界の状態だったのです。
「ウワー! 助かったー! ありがとうございます。嬉しいです。足が痛くて、大変だったんですよ」
私が、こう言うと、運転手さんは、
「大晦日は、なかなか、タクシーは、走っていませんよ。まあ、乗ってください。どちらまでですか?」
やさしい声で、こう聞いてきました。
運転手さんの名前を見て、ビックリ仰天しました。
名前が、「林さん」だったのです。
「はやしさんの動画の繋がりで、卑弥呼の墓に来たけど、助けてくれた人の名前が、はやしさん… これは、絶対偶然じゃない。確率的にありえない。卑弥呼が、助けてくれたに違いない」
こう思いました。
歴史学者によって、いろいろな意見がありますが、卑弥呼という女性は、とても愛情深い人物だったのだろうと、その時に、確信しました。
それから、すぐに、最寄りの駅に、行こうかと思ったのですが、せっかくだから、このタクシーで、奈良を、観光しようと思いました。
ついでに、行きたかった場所を、一日で、まわってみようと思ったのです。
林さんという運転手が、
「近くに、三輪山が、ありますけど、そこに、行ってみますか?」
と提案してくれたので、まずは、三輪山に行くことにしました。
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