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関西ミステリーツアー 3 三輪山

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タクシーに乗って、三輪山のある大神神社に向かいました。




ご存じのように、「大神神社」は、本殿がなく、「三輪山」という山全体が、御神体だそうです。


1980年代後半に、「チャネリング」という言葉が、流行りだした頃、いろいろな本を読みましたが、その時に、

「アメリカには、山と繋がり、山のメッセージを、専門に伝えるチャネラーがいる」

という話を、何かの本で読んで、驚いたことがありました。

万物に霊魂が宿っているのなら、たしかに、山に意識があっても、おかしくはないのです。


その後、あるチャネラーと友人になったのですが、そのチャネラーさんから、面白いことを、教えていただきました。

「私は、山の意識とも会話できます。それで、山から教えてもらったのですが、彼らは、地球が誕生した頃から、生きているので、たとえていうならば、大変な長生きをしてきた大長老みたいな存在なのです。とても賢いお爺さんですね」

続けて、

「しかし、あまりにも賢すぎるため、クソ真面目で、つまらない存在でもあるのです。だから、昔から、エネルギーのバランスをとるために、キツネやタヌキのような動物霊を、山に招待して、イタズラをさせて、楽しむようにしたのです。明るくて楽しいエネルギーを、山の中で、回そうとしたのです。面白がっているだけなのに、それを、怖がりの人間たちが、勝手に、キツネやタヌキに、ばかされたと、必要以上に、怖がったのです」

こう言いました。

なるほど…と思いました。

西洋でも、お城の王様が、自分の権力が強くなりすぎて、城の中が、ギスギスしてくるのを、防ぐために、ピエロなどの道化師たちを、城に招き入れ、たまに、パーティーで、バカなことをやって、騒いで、城の雰囲気を和らげたのと、同じようなことが、山の中でも、行われていたのですね。




さて、今回は、足が痛かったので、タクシーから降りずに、乗ったまま、大神神社をまわりました。


大晦日だったので、翌日の元旦の参拝のために、屋台が、準備を始めていました。

それにしても、参拝を一日ずらすだけで、境内が、ガラガラなのに驚きました。

「これからは、大晦日に、初詣してもいいな…」

と思いました。



最初に見えた鳥居です。


141231_153024.jpg



どの神社もそうだと思いますが、特に、この三輪山は、

「山から、招待されたり、許可された者しか、入山できない」

と言われているそうですが、なんと、このタクシーは、普段通れない道も、通してくれ、拝殿まで、行くことができました。



拝殿です。


141231_153234.jpg




「三輪山」という存在は、25年くらい前、大学生の時に、知りました。

もう絶版になっていますが、「縄文夢通信」という面白い本を読み、作者の渡辺さんが、

「神社より古い時代から、石を、ご神体として祭る信仰が、日本にあった。石には、霊力があると、信じられていたからである。縄文時代は、石の持つ力によって、生活を、革命した時代、新石器時代でもあった。この時代では、石の霊力が、崇拝されたのである」

など、本の中で、ユニークな自説を、展開していました。

「日本各地に点在する、古くから霊山として崇められてきた山々は、不思議なことに、人工石としか思えない巨大な鏡石が、ゴロゴロしている。何故、人里離れた山の頂きに、このような人工石があるのか? それは、単なる信仰のためではなく、この鏡石こそ、縄文人が、日本全土に張り巡らせた、光通信用の道具だったのである」

続けて、

「三輪山、富士山、白山などの山々の霊山を結ぶ線に、一つの法則がある。日本中に、正三角形の網目を引いてみると、驚くべきことに、殆どの霊山が、このラインに乗ってきたのである」

ということを、本の中で地図を描いて、説明していたのです。


この「光通信ネットワーク」の起点にあたるのが、「三輪山」なのです。

やはり、この山は、古代文明において、とても重要なセンターだったみたいです。



この地図です。






見事ですね。

「この光通信ネットワークは、当時、日本中に存在していた、巫女などの神職の人たちが、神からのお告げを、夢で見た時などに、鏡石を用いて、その内容を、日本中に、伝えていたのではないか?」

と、作者の方は、推測していたと記憶しています。

縄文時代って、とても神秘的で、魅力的な時代だったみたいですね。



ちなみに、「縄文夢通信」という本は、改訂版として、同じ作者の方が、新タイトルで、近年、再出版されています。

○「古代日本のフリーメーソン」 渡辺豊和 著 学研

という本です。

興味のある方は、ぜひ、読んでみてください。



この中には、上記の地図のさらに詳しいものが、掲載されています。

それによると、「三輪山」は、滋賀県の「三上山」とも、深い繋がりが、あるみたいです。

これは、また次回、詳しく調べに行きたいです。




タクシーの運転手から、

「お客さん、藤原京も、近くにあるのですが、行ってみますか?」

と言われたので、行ってみることにしました。





次回に続きます。






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