先日、テレビで、「崖の上のポニョ」を、やっていましたね。
このアニメは、2008年の秋、映画館で初めて観たのですが、久しぶりに観ても、やはり、素晴らしかったです。
そして、新たな気づきがありました。
この映画の中には、2011年に起こった、「311」の真相が、さりげなく、暗示されています。
わかる人にだけ、わかるかたちになっています。
驚くのは、このアニメが制作れたのが、大地震の3年くらい前だということです。
これは、「311」のことを、事前に、予言していたアニメでもあるのです。
さらに、宇宙考古学を勉強していると、どうしても、「レプタリアン(爬虫類人)」の問題に、いくつくのですが、このアニメの主人公、「ポニョ」は、明らかに、レプタリアンだと思います。
アニメの中では、「人間」と「魚類」のハイブリッドのような描写で、「人魚姫」も、思わせますが、途中から、足が三本の「鳥類」や「龍」を、イメージさせるような姿にも、シェイプシフトします。
レプタリアンの家系の人は、髪が、赤毛になることが多いようですが、ポニョの髪の色も、赤毛ですね。
だから、このアニメは、人間とレプタリアン(爬虫類人)との和合も、暗示している内容みたいです。
2008年には、気がつきませんでしたが、改めてみてみると、とてつもないテーマが、たくさん隠されていたことに、気がつき、驚きました。
このアニメも、最近の宮崎アニメの特徴で、いろいろな人から、感想を聞くと、
「とってもよかった!」
という人と、
「それほどでもなかった…」
という意見に、二分され、中間の意見がなかったので、
「どうしてかな?」
と思っていたのですが、すぐにわかりました。
この映画は、いわゆる、「子供の世界」を描いているのです。
「大人の世界」の基準では、わからないのです。
宮崎アニメは、制作するたび、毎回、少しづつ次元を、上げています。
最初の頃の作品から、「もののけ姫」あたりまでは、「4次元の世界」を、描いているのだと思います。
4次元は、異次元世界なのですが、この世界は、まだ、「理屈」で説明できることが、起こる世界なのです。
つまり、3次元の世界とは、時間の流れ方も違うし、不思議な出来事も起こるのですが、まだ、ある程度の時間軸の制約を受けるのです。
わかりやすく言うと、時間が、直線的に流れているために、「原因」と「結果」が、生じます。
何か、出来事が起こると、「理由」が、あるのです。
「起」→「承」→「転」→「結」
というパターンが、まだある世界といっても、いいかもしれませんね。
「ハウルの動く城」あたりから、ドラえもんの「どこでもドア」みたいな場面がでてきて、「パラレルワールド」を描き始めています。
このあたりから、宮崎監督は、少づつ描く世界を、4次元から5次元に移行しているたのだと思います。
そして、「崖の上のポニョ」は、完全に、「5次元世界」を、描いています。
4次元や5次元の定義は、人によっても違うので、説明するのは、難しいのですが、5次元の世界の定義として、自分が、感じているのは、「宇宙存在バシャール」が、提唱している世界です。
簡単に言うと、「時間の制約を受けない世界」であり、「原因」と「結果」に縛られない世界です。
精神世界では、
「すべてのことには、意味がある」
という法則を説きますが、これは、4次元から3次元の世界へのメッセージだと思います。
何か、結果が起こったら、そこには、必ず、その原因があるという考え方ですね。
これも、真理だと思いますが、バシャールは、もうひとつの法則も、提案しています。
それは、
「すべてのことには、意味はない」
という法則です。
もっと、細かく説明すると、
「すべての状況は、中立(ニュートラル)な状態であって、その状況自体には、意味はない。そして、人間は、その状況に、意味づけをする権利をもっている。いい意味づけをすれば、いい未来が、実現するし、悪い意味づけをすれば、悪い未来が、実現する」
という考え方です。
こちらも、真理だと思います。
こちらは、5次元から3次元の世界へのメッセージだと思います。
こちらのほうが、広い視点です。
人間というのは、大人になるにしたがって、いろいろな知識を頭にいれます。
そのせいで、いろいろなことに、「理由」を、見つけようとする癖がでてきます。
なにか問題が起こった時など、「理由」や「理屈」がわからないと、不安になってしまいます。
ぜんぶ、「論理」で、理解しようとするのです。
ただ、これは、時間が、直線で流れているという感覚からくる、一つの考え方にすぎません。
バシャールたちの生活している、5次元の世界というのは、「夢の世界」だそうです。
夜、寝ている時に、人間は夢を見ますが、その世界では、時間は、直線的には、進んでいません。
いきなり、小学校の頃のクラスメイトが、でてきたと思ったら、次の場面では、職場の上司がでてきたり、そのあとに、中世のお城の場面になったり、急に、UFOが飛んできたり、その後に、家族と食事している場面になったら、今度は、アフリカで、象たちと遊び、また急に、飛行場の待合室で待っていたら、高校の頃の先生がでてきて、それから、アマゾン河で、釣りをした後、ニューヨークの街を、一人で歩いている。
…などなどです。
夢の世界は、時間が、規則性をもって直線で進んでいないので、「原因」と「結果」の法則が、成り立たないのです。
「中世のお城」と「UFO」と「アフリカの象」と「飛行機」と「アマゾン河」と「ニューヨークの街」の間には、ほとんど、因果関係はありません。
理屈でも、まったく説明ができないのです。
これが、5次元の世界らしいです。
ただ、「状況」だけが、ポツンと存在していて、それには、意味はなく、その意味は、自分で、創り出す。
そして、創りだしたことが、原因と結果になる。
「過去も未来も、今、自分が、決めることができる」
という世界といっても、いいですね。
大人と違い、子供は、どちらかというと、この5次元の世界に、意識があるみたいです。
子供は、「今」を生きるのが、とってもうまいです。
過去や未来に、縛られていません。
だから、友達と喧嘩をしても、すぐに、仲直りできます。
大人は、一度喧嘩をすると、根に持ってしまい、なかなか仲直りできません。
理由としては、いろいろなしがらみにも、縛られるということもありますが、大人は、まずは、過去の原因探しから、始めるのです。
「こういう喧嘩になったのは、自分の何がいけなかったんだろう…。相手と自分の間に、どういう誤解があったんだろう…」
こういうふうに、どんどん、原因探しをやって、それだけで、疲れてしまいます。
これが、大人の意識のパターンです。
子供は、怒ったり、友達と喧嘩をしても、泣いていたと思ったら、すぐに、笑いだしたりします。
これが、大人には、できないんですよねー。
「崖の上のポニョ」では、そういう子どもの意識、「5次元の世界」が、うまく描かれています。
主人公のポニョという女の子が、
「ポニョ、宗介、好きー!」
と宗介君という男の子に、叫ぶのですが、そこには、
「どうして、好きなのか?」
という理由や理屈、論理などは、まったくありません。
それまでの宮崎アニメでは、好きになるまでの過程が、描かれていたのですが、そういうのを、すっとばしているのです。
子供というのは、こういう世界に生きています。
人を好きになるのに、「理由」などないのです。
大人は、この世界を、生きてきて、たくさんの知識をもっているために、
「どうして、ポニョは、宗介君が、好きなんだろう?」
などと、つい、「理由」を考えてしまうのです。
「崖の上のポニョ」は、他にも、いきなり、海に、デボン紀の古代魚が、現れたりします。
ここで、やはり、大人は、
「どうして、デボン紀の古代魚が、現れたんだろう?」
と考えます。
いかに、私たち大人が、「時間」というものに縛られ、「理由」や「原因」に、こだわっているのかが、よくわかります。
ポニョが、宗介君を好きになるのも、いきなり、古代魚が現れるのにも、「理由」も「原因」もないのです。
それよりも、観ている人たちが、それを、「どう感じるか?」ということに、重きをおいているのです。
今までの映画は、映画監督が、「理由」や「原因」の「答え」をもっていて、観客は、それを、推察するのが、楽しみだったのですが、この映画は、その「答え」を、
「観客の皆さんが、それぞれ、自由に、感じてください!」
というスタンスにしてるのだと、思いました。
「崖の上のポニョ」を観て、感動する人たちは、いわゆる、「子供の意識」の部分が大きく、また、意識が、「5次元の世界」に、存在しているのかもしれません。
この映画を観ていて、涙を流すほどでは、ありませんでしたが、自分の子供の頃のピュアな、感覚が、すこしづつ、目を覚ましているような、静かな感動が、ありました。
子供の頃は、「年金の心配」や「マイホーム」のこと、「結婚」のこと、「出世」のこと、「世間の評判」など、まったく、気にしないで、毎日、ただ、好きなことをやって、遊んでいましたね。
この感覚は、全部、思い出す必要はありませんが、現在の人生に、少し浸透させるだけで、毎日の幸福感が、増すと思います。
成長するにつれ、「自分が、成長する喜び」よりも、「他人と比較して、勝つ喜び」に、だんだん、ウエイトが、移ってくるような気がします。
子供の頃、できないことが、できるようになった喜びは、大きかったです。
初めて、鉄棒の逆上がりができたこと。
初めて、自転車の補助輪を外して、ちゃんと乗れたこと。
難しいプラモデルの模型を、作れたこと。
笛で、難しい曲を、吹けたこと。
素直に、嬉しかったと思います。
それが、年齢を重ねるごとに、かけっこで、友達に、勝ったこと。
野球の試合で、相手チームに、勝ったこと。
試験の点数で、友達に、勝ったこと。
こういう人と比較して、勝つ喜びが、多くなってきます。
前者は、絶対評価。
後者は、相対評価です。
この世界の評価は、自分ががんばって、成長したことへの評価である、「絶対評価」と、相手の比較して、どれくらい優れているのかを競う、「相対評価」で、評価されることが、多いのです。
本当の魂からの喜びは、前者の「絶対評価」のほうが、大きいと思います。
人と比較して、自分の優位性を確認する作業よりも、自分の成長度合いを、確認する作業のほうが、人間の本来の生き方に、近いと思うのです。
これから、少しづつ、地球も、3次元から4次元、そして、5次元というふうに、波動が変わってくと思いますが、その副産物として、人間の喜びも、「相対評価」よりも、「絶対評価」のほうに、ウエイトが、移ってくるような気がします。
「人と比べて、勝つことに、喜びを感じるのではなく、自分の成長度合いを、確認することに、喜びを感じる生き方。」
これに、変わっていくのです。
人との競争も、いいですが、自分と競争するほうが、人生の充実度が、大きくなるような気がします。
本当に、本当に好きなことをやって、魂が、、ワクワクしている時って、他の人からの評価や他人との比較など、気にならなくなっていますね。
そういう、時間を忘れて、好きなことに、夢中になっている意識状態が、「5次元の世界」なのです。
PS ポニョは、「5次元の世界」に生きています。
この意識状態は、すぐに仲良しになれるし、喧嘩しても、すぐに、仲直りできます。
世界中の人が、こうなったら、地球から、戦争もなくなりますね。
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