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名古屋の出張から、帰ってきました。



学生の頃の旅行では、野宿したり、安い宿に泊まっていたのですが、社会人になって、特に、起業してから、ある程度、いいホテルに、宿泊することにしています。

ベッドなど、寝心地がいいので、疲れがよくとれて、それが、いい仕事に繋がるからです。

健康が第一なので、身体にいいことには、お金をかける主義です。

名古屋では、いつものように、ホテルの部屋から、ずーっと空を眺めていました。

特に、いつも、

「UFOが、飛んでないかな?」

と、探す癖がついています。(笑)



部屋からの眺めです。



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空を見ながら、UFOのことを考えると、いつも必ず、矢追純一さんのことを、思い出します。

20代や30代の方たちは、あまり知らないかもしれませんが、40代以上の方たちは、昭和の時代に、矢追さんが、テレビで、UFOの特番をやってくれて、ワクワクしながら、宇宙のことを、考えた方も、たくさんいたと思います。




矢追さんとは、2003年の5月に、一緒に、トークショーを、銀座で開催したこともあります。

とても嬉しかったです。

その時のことを、久しぶりに書いてみます。




矢追さんのことは、よくいろいろな人から、

「ジーンズの似合う、カッコイイ人だよ」

と噂に聞いていたのですが、トークショーの当日も、ブルージーンズで来ていました。

矢追さんの本に、サインをしてもらった後、打ち合わせも、ほとんどなく、全部アドリブで、ぶっつけ本番でいきました。

トークショーは、前半は、矢追さんの個人的な話と宇宙の映像、それから、後半は、私とのトークという構成になりました。




「僕は、日本のサラリーマンたちに、空を、見てもらいたかったんですよ…」

矢追さんは、開口一番、こう言いました。



矢追さんは、若い頃、日本テレビに、入社したそうなのですが、いろいろな事情で、窓際族のような立場に、なってしまったことが、あったそうです。

ちょうど、そのような、冷や飯を、食わされていた頃、そのテレビ局の「はみだし者」ばかりを集めた、画期的な番組が、スタートしたのだそうです。

それが、有名な「11PM」だったそうです。


大橋巨泉さんという司会者と組み、この番組をスタートしたばかりの頃、矢追さんは、朝、東京都内で、忙しく出勤しているサラリーマンの人たちが、ただ、前だけを見て、歩いているのを見て、とても、胸が痛んだそうです。

彼らが、道端の花を見ることもなく、空を見上げることもなく、ただ、仕事や会社のことだけを考え、下をうつむきながら、足早に急いでいる姿を見て、

「なんとか、彼らの顔を、上に向けられるようなことは、できないのか?」

と思ったそうです。

立ち止まって、空を、見てもらいたかったのだそうです。


それで、考えたのが、

「UFO」

だったのだそうです。

「UFOを、テレビで放映すれば、人々の関心が、空に向かうだろう」

という願いをこめた仕事が、「11PM」での、「UFO特集」だったのだそうです。




「視野狭窄」について、力説していたのも、印象的でした。


「視野狭窄というのは、とても怖いことです。例えば、恋愛など、一人の恋人しか見えなくなることが、よくありますが、これは、危険です。世界には、男と女が、半分ずついつから、異性など、世界に、35億人くらい、いるのです。それが、視野狭窄になると、自分にとっての異性は、世界中で、一人しかいないと、思い込んでしまう。こんな不自由なことは、ありません」


他にも、こんな話をしていました。


その頃、矢追さんは、青島幸男さんという放送作家と、知り合いになったそうです。

元東京都知事ですね。

その青島さんが、その当時、作詞した曲に、

「ひとつ山越しゃ、ホンダラッタホイホイ」

という歌詞があったので、青島さんに、この詩の意味を聞いたそうです。

そしたら、青島さんは、

「新聞の三面記事を、見てからです。その記事の中で、東北の寒村で、8人家族が、無理心中をしたと書いてありました。その家族の長である祖父が、家族全員を、オノで殺害して、その後、自分も、首吊り自殺したそうです。理由は、村八分だったそうです。その家族は、なんらかの理由で、村八分にあい、村人から石を投げられたり、子供が、学校に行けなくなったりと、大変だったそうです」

それから続けて、矢追さんに、

「でも、矢追さん、この話、おかしいですよね。そんなに、村八分が嫌で、苦しいなら、家族皆で電車に乗って、ひとつ山を越えて、別の村に、引越して住めばよかったのに…」

こう言ったそうです。

そういう日本の視野狭窄に、陥っている家族に、向けて、

「ひとつ山越しゃ、ホンダラッタホイホイ」

というメッセージを歌にして、伝えたかったと言っていたそうです。

この東北の家族にとっては、その村が、「宇宙の全て」だったのです。


そして、形こそ違え、日本のサラリーマンのほとんどが、この視野狭窄に陥っている、何とかしたい。

そのために、

「空を、見せたい!」

と思ったのだそうです。


自分の学校のことを、

「こんな学校…」

と言いながらも、通い続ける学生。


不本意な会社だと思いながらも、就職し、最初は、

「いつでも、辞めてやる…」

と思いながらも、だんだん、その安定から抜け出せなくなり、

「どうでもいい…」

と思っていた会社が、さも、自分の全宇宙であるかのように、考えるようになる。


出世だけを考え、

「課長にでも、なりたい。係長でもいい」

と思いながら、上司の暴言にも、じっと耐え、夜、やけ酒を飲みながら、グチを言い、精神的に苦しみながら、生活していくサラリーマン。

そして、自分の幸せを、あきらめ、子供に夢をたくし、その子供を、幸せにするという名目のもと、子供を、「お受験」などの受験戦争に、駆り立てる。


矢追さんは、このような人たちに、

「本当に、一日に一回でいいから、立ち止まり、ビルとビルの隙間から、空を見上げてもらいたい!」

と切実に思ったのだそうです。



 
トークショーの後半は、その日が、明治維新の頃の沖田総司の命日だったので、話題を、「明治維新」からはじめました。


それというのも、矢追さんが、著書の中で、面白いたとえ話をしていたからです。

現在の地球は、明治維新の頃の日本に、状況が似ているのだそうです。

つまり、その当時、日本では、薩摩藩、長州藩などのたくさんの藩が、広い世界に目を向けず、日本という小さな世界の頂点に、立つことだけを考え、醜い権力抗争を、広げていました。

その頃に、やってきたのが、ペリー提督率いる「黒船」だったのです。

この圧倒的な軍事力、科学力を前にして、坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛などが、動くのですが、矢追さんは、現在の地球が、そうだというのです。

アメリカ藩、イラク藩、北朝鮮藩、ロシア藩、日本藩などが、ちっぽけな地球のことだけを考え、権力争いをやっています。

そこへ、「黒船(UFO)」が、姿を現し始めているわけです。

それに、敏感な人たちは、気がついて、どうにかしなくてはいけないと、考えている。

そのような状況が、現在の地球なのです。


矢追さんは、坂本龍馬のように、広い宇宙から、現在の地球を、見ていました。

なかなか、このような人物は、まだ、少ないと思いますが、これから、少しづつ、若さと勇気に、満ち溢れた、地球維新の志士が、でてくると思います。


現在のUFO問題を、研究している世界のトップたちの中には、この「日本と黒船」の関係を、「地球とUFO」におきかえて、考えようという動きも、あるそうです。

優れた文明と遅れた文明が、出会うと地球の歴史においては、侵略されたり、奴隷にされたり、滅ぼされたりしている場合が、多いのですが、日本の明治維新は、それを、うまくかわし、うまく、取り入れているからだそうです。

「地球開国は、日本の明治維新が、いいモデルになる!」

こう考えているそうです。

面白いですね。
 



このような矢追さんの人生観、行動力や洞察力は、子供時代に、培われたのだそうです。


昭和20年8月15日、矢追さんは、10歳の頃、満州で、日本の終戦をむかえたそうですが、その当時、満州で、当時珍しい、鉄筋コンクリート造りの白亜の豪邸に、住んでいたそうです。

そして、たくさんの現地の使用人を、雇っていたそうです。

金持ちで、裕福な生活を、していたそうですが、その日、ラジオで、天皇陛下の放送が終わり、日本が、戦争に負けたとわかったとたん、それまで、やさしくしていた、中国人の使用人たちが、急に、態度を豹変させ、

「ここは、私たち中国人の土地だから、日本人は、でていけ!」

と言ったそうです。

ショックだったそうです。


そして、その時に、

「世の中の常識など、いつ、急に変わっても、おかしくない」

ということを、心の底から、感じたのだそうです。

それから、母親たちと、寒い満州の社会で、家にあったものを、売りさばきながら、命からがら、方々を、転々としたのだそうです。


この敗戦という体験の中で、矢追さんは、

「世の中には、絶対というものはない。日常生活の全てが、不確定要素で、成り立っている」

ということを、学んだのだそうです。


特に、矢追さんは、

「銀行というものが、まったく機能しなくなり、お金(日本銀行券)が、ただの紙切れに、なってしまったという経験をした」

と言っていました。

このような経験は、貴重だと思います。

なぜなら、私たち若者は、生まれた頃から、

「お金は、大切なもの。大事にしなければ、いけないもの」

こう教わって、生きてきたからです。

これは、確かに、事実なのですが、その裏には、

「お金に、価値がなくなった社会を、体験していない」

という盲点があることも、頭の隅っこに、いれておいたほうが、いいと思います。

「お金は、大切なもの」

これも、絶対的な価値観ではないと、いうことです。



矢追さんは、このような経験から、

「自立する」

ということの大切さや、

「欲が、なくなる」

という人生観を、もったそうです。

さらに、死にそうなめに、何度も遭い、

「今を、悔いのないように、精一杯生きる」

ということの大切さも学んだと、言っていました。




矢追さんは、UFOなどの不思議現象は、あくまでも、「目的」ではなく、いろいろな「視野狭窄」から脱するための、この世界の不思議さ、神秘、世の中の素晴らしさを感じるための「手段」だというふうに、捉えているというところに、共感を覚えました。

「UFOを、見た!」

「宇宙人に、会った!」

「スプーンが、曲がった!」

ほとんどの人は、それで、おしまいになってしまうのです。

矢追さんは、そのような現象を、すべて、「道具」や「手段」だととらえ、それを利用して、もっと広い世界に、私たちの意識を、連れっていってくれていたのです。




朝、職場に出勤するとき、ちょっと立ち止まって、空を眺めてみませんか? 

1分間くらい、あなたが、立ち止まっても、世の中の誰も困りませんよ。

1日に1回でも、広い宇宙のことを、考えてみてください。

「空」を、見てみてください。

UFOが、見えるかもしれませんよー!(笑)











PS 先日、国会で、アントニオ猪木さんが、UFOについて、発言していましたね。

ご自身も、ブラジルに住んでいた頃に、目撃したとか。

そういえば、ブラジルは、1950年代くらいに、世界で最初に、政府が、UFOや宇宙人を、正式に認めた国でしたね。


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