青森県には、「キリストの墓」の他にも、実は、「釈迦の墓」も、あります。
これは、青森県在住で、スピリチュアルなことが好きな人も、けっこう知らない人が、多いようです。
地元の人に訊いても、
「キリストの墓は、まだ、わかるけど、さすがに、お釈迦様の墓まであるというのは、どうかな…?」
と懐疑的な意見が、返ってくることが多いです。
私も、この墓のことが、ずーっと気になってきたのですが、今回の旅行で、とうとう行くことができました。
ゴチャゴチャ考えている暇があったら、直接行ってから、この目で見て、確かめるというのが、私のやり方です。
場所は、青森市内の「浪岡大字大釈迦」という土地にあります。
ここの「梵珠山」に、お墓があるそうなのです。
JR奥羽本線の「大釈迦駅」という駅から、徒歩で1時間くらいの所です。
車だと、10分くらいかな?
近くの土地名や駅名にも、「釈迦」の文字が、入っているとことが、凄いです。
しかも、「大釈迦」です。
「梵珠山」は、複数の山頂があるそうですが、その中でも、一番高い山が、「釈迦堂山」で、さらに、その側の山頂に、「釈迦の墓」が、あるのだそうです。
地元の伝説によると、
「神武天皇より350年前、インドから訪れた釈迦が、梵珠山で修行し、晩年に、この地を再び訪れ、生涯を終えた」
ということです。
「竹内文書」にも、釈迦は、ここに来ていたと、記されているそうです。
ここも、「十和田湖」の北西の位置ですが、けっこうな距離があります。
面白いのは、「岩木山」を頂点にして、「十和田湖」と「モヤ山」を、二つの点にして、三つの点を結ぶと、その線は、「二等辺三角形」を描きます。
その頂角の二等分線が、交わる場所が、「梵珠山」なのです。
やはり、「十和田湖」の周辺は、完璧に幾何学的に、配列されているのです。
これをやったのが、「神々(宇宙人たち)」だと思います。
「岩木山神社」の参拝の後、「梵珠山」に着いたのは、午後3時くらいでした。
何か、建物が見えてきました。
看板を見ると、「青森県立自然ふれあいセンター」と書かれていました。
トイレ休憩を兼ねて、センターの建物の中を、見学しました。
すると、何やら不思議な展示物が…
最初は、子供たちの人形かと思ったら、それらの人形には、顔がありませんでした。
写真では、わかりにくいのですが、かわりに、その着物には、「キツネ」や「タヌキ」などの絵が描かれていました。
その時に、ハッとしました。
大学時代に、親友のS君から聞いた話を、思い出したのです。
S君は、大学を中退して、自衛隊に入隊したのですが、北海道で、大雪の演習中に、スキー部隊から、はぐれてしまったそうです。
しばらく、雪山を歩いていると、何かの集団が、キャンプファイアーをやっているのが見えて、
「助かった…」
と思って、近づいたら、なんと、そこでは、キタキツネたちが、真ん中に、灯油のようなものを倒したドラム缶を囲んで、円陣をつくっていたそうです。
灯油は、なぜか、ちゃんと火がついて燃えていて、その燃えている火の上を、円陣をつくっているキタキツネたちが、一匹づつ、
ポーン、ポーン、ポーン
と跳び箱を飛ぶようにして、飛んで遊んでいたそうです。
何かの儀式のように、見えたそうです。
S君が、怖くなって、立ち去ろうとした時に、
ガサッ!
と、つい足音をたててしまったそうなのですが、その時に、キタキツネたちが、全員で、振り返って、彼を、凝視したそうです。
その時の顔が、半分は、キタキツネで、あとの半分は、人間がまじったような不思議な顔だったそうです。
その顔が、とても幻想的で、ぼやーっと闇の中で、浮かび上がっていたそうです。
翌日、地元のスナックで、その話を、店のママさんにしたら、
「あなたは、見てはいけないものを、見ましたね…」
と言われたそうです。
地元の人は、皆、知っているとのことでした。
この展示物は、そういう話を、表現しているのかもしれないと、思いながら、眺めていました。
作品を創作した方も、S君と同じものを、見たのかもしれませんね。
山の中の動物たちは、私たち人間には、決して見せない姿を、もっているようです。
私は、山の精霊たちが、たまに、そうやって、動物の肉体に、憑依して、遊んでいるのではないかと、考えています。
もしくは、S君は、別のパラレルワールドに、入り込んだのかもしれません。
いずれにしても、アニメの「平成狸合戦ぽんぽこ」の世界が、実際にあるかもしれないと思っただけで、楽しくなってきます。
私たちが、館内で、「平成狸合戦ぽんぽこ」の話などで、盛り上がっていると、やさしそうなオジサンが、1人近づいてきました。
梵珠山の管理人とのことでした。
この山に、48年住み込みで、働いているそうです。
山のことなら、何でも知っている、生き字引のような方でした。
後藤さんというお名前だそうです。
後藤さんから、詳しい説明を、いろいろ聞かせていただきました。
最初に、山の模型を見ながら、地形など、詳しく教えていただきました。
館内にある、「梵珠山」の模型です。
それから、いよいよ、「釈迦の墓」の話を、教えていただきました。
メモを取るのを、忘れたので、細かい話までは、覚えていませんが、私の記憶に残っている中から、理解した範囲内で、簡単にまとめてみますね。
詳しいことを、お知りになりたい方は、ぜひ、直接ここに行って、後藤さんから、教えていただいてください。
なんでも、昔、空海と一緒に、遣唐使として、中国に渡ったお坊さんがして、そのお坊さんが、中国で、お釈迦様の遺骨を、分骨してもらったそうです。
そして、その分骨された骨を、日本に帰国した後、どこに納骨しようか、迷いながら、全国をまわって、探した末に、最後に辿りついた場所が、この青森県の梵珠山だったのだそうです。
だから、正確には、「釈迦のお墓」ではなくて、
「釈迦の骨が納められている場所の一つ」
というのが、この山なのだそうです。
この日は、時間がなくて、行けなかったのですが、これが、お釈迦様の墓だそうです。
この角柱の下に、お釈迦様の骨が、納められているそうです。
誰が、建てたかは、不明だそうです。
この角柱には、この世の「五大元素」を意味する、「地・水・火・風・空」が、梵語で書かれているそうです。
ここでも、数字の「五」が、出てきましたね。
後藤さんから、他にも面白い話を、聞かせていただきました。
一度だけ、夜中に、この山全体が、ピカーッと光ったのだそうです。
最初は、車のライトかと思ったそうですが、調べてみると、やはり、山全体が、光っていたそうです。
「木々の影が見えるくらい、強力な光だった」
と言っていました。
私にとっては、お釈迦様の墓の話よりも、この山が光った話のほうが、面白かったです。
後に、高野山からも、数名の高僧が、噂を聞きつけて、やってきて、しばらく、この山で、修行したそうですが、最後の夜に、皆で、その光を見ることができたらしく、大満足して下山していったとも、言っていました。
最後に、後藤さんも一緒に、皆で、記念撮影しました。
いやー、「キリストの墓」と、「釈迦の墓」、この二つが、存在している場所、それが、「十和田湖」の周辺なんですねー
いったい、どういう土地なんでしょうね?
キリストも釈迦も、時空間を、自由自在に、飛びまわることができた超人だとしたら、二人が、同じ時代に、同じ場所にいた可能性も、出てきます。
…ということは、
「聖☆おにいさん」の世界ではないですか~!!(笑)
ご存じのように、このマンガは、世紀末を無事に越えた、イエスとブッダの聖人コンビが、東京都立川市で、アパートをシェアしながら、下界でバカンスを楽しむ姿を描く、異色のコメディーですね。
昔、この十和田湖の周辺で、この二人が、こうやって、仲良く遊んでいたかもしれないと思うと、楽しくなってきますね。
う~ん、「十和田湖」って、なんて奥深い歴史をもった場所なんでしょうねー
世界の二大宗教である、「キリスト教」と「仏教」が、自然に合流している場所、そして、それに、あまり違和感も、感じさせない場所、それが、「十和田湖」なのです。
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