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成功方程式

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久しぶりに、ビジネスの話題です。




精神世界が好きな人たちの中では、ビジネスやお金のことを、あまり考えないようする人たち、それから、積極的に、これらのことも、勉強して、いろいろ試してみる人たち、この二つのグループに、分かれるような気がします。

私は、後者のほうです。

精神世界と同じくらい、ビジネスの話が、大好きなのです。

そもそも、私の中では、この二つが、違うものだという認識は、あまりありません。

とても似てた要素を、たくさんもっていると感じています。




巷には、それこそ、大変な数の「成功哲学」や「願望実現法」、「金持ちになるになる方法」の本やセミナー、講演会、メルマガ、ブログがあります。

どれも、素晴らしいのですが、

「たしかに、いいこと言っているんだけどなー、でも、皆が、できるわけではないよなー。この作者だから、できたんだよな…。万人向けじゃないよな…。わかるんだけど、抽象的だよな。もっと、具体的に、すぐに、直接現金収入に結びつくようなこと、書いてくれないかな…」

などなど、疑問が、たくさんでてくるものばかりです。


言っていることは、わかるのですが、例えると、足の裏が痒いのに、靴下や靴の上から、痒いところを、かかれているような、もどかしさを感じるのです。

もうすこし、靴下や靴をとってから、直接痒いところを、かいてくれるような、そういう話を、ずっと探し求めてきたのです。



今回は、誰もが、成功できるようなノウハウ、誰にでも、当てまるような、「成功方程式」、そういうものを、考えてみました。

100%の人間に、当てはまるものではなくても、90%以上くらいの人間が、活用できる考え方だと思っています。



まず、「成功」と「幸福」という二つの言葉を、比べた場合、「成功」というのは、世間からも認められるような客観的な満足感という、ニュアンスがあります。

それに対して、「幸福」というのは、どちらかというと、世間などの評価などよりも、自分自身が、自分自身に対して、感じる、主観的な感情というニュアンスがありますね。

これは、もちろん、どちらも、大切なのですが、人間というものは、どちらかというと、若いころは、「成功」のほうを、重視する傾向があると思います。

それに対して、年齢を重ねるたびに、だんだん、「幸福」のほうを、重視するような傾向が、あると思います。


「精神世界」の教えは、どちらかというと、この「幸福」のほうを、求めるような話が多いような気がします。

私は、現在、49歳ですが、35歳くらいまでは、「成功」を、重視していました。

そして、今は、個人的には、「幸福」のほうを、重視しています。

ただし、今回は、「成功」について、書いてみようと思います。

10代~30代の若い人は、やはり、まだ、「成功」のほうに、興味がある人が、多いと思ったからです。



「成功するための方法」には、大きくわけて、二つあります。


(A)夢や目標を、しっかりと設定して、それに向かって、具体的な計画を立てて、がんばって、努力していくという成功の方法。

(B)夢や目標、さらに、計画なども、ほとんど決めないで、その時々の直観に従って、運命に導かれるように、力を抜いて、楽しみながら、成功する方法。


これは、

「AとB、どちらが、正しい?」

という問題ではなくて、AもBも、どちらも、正しいのです。

人によって、また、環境や状況、そして、その時の気分によって、使い分けたほうがいいと思います。

たとえば、オリンピックの陸上競技、100メートル走に出場する選手は、(A)の方法が、向いていると思います。

仮に、目標とする世界記録が、「9秒76」で、現在の自分のタイムが、「10秒00」だとしたら、数か月ごとに、少づつ、

9秒98 → 9秒92 → 9秒85 → 9秒80 → 9秒76

という目標をたてて、それをクリアするために、努力すればいいのです。

こういう選手に、

「目標をもたないでください!」

などと、コーチが言ったら、そのコーチは、その競技の性質が、まったく、わかっていないと思われるでしょう。

こういう競技では、目標を設定して、それに向かう喜びがあるからです。

逆に、文学などの世界で、成功したいと思っている人たち、たとえば、

「いい小説を書きたい!」

と思っているような小説家などは、目標などは、具体的にもたずに、毎日面白くて、楽しいことをやりながら、家族や友人たちと遊んでいたほうが、案外、いい作品が、生まれることも多いかもしれません。

こういう人たちには、(B)の方法が、向いているような気がします。


まとめると、100メートル走、マラソン、水泳、カーレース、砲丸投げ、重量挙げなどをするスポーツマン、そして、売上をあげたいと思っているような経営者、営業マンなど、こういう、「数字」で、評価されるような人たちは、(A)の方法が、向いていると思います。

逆に、小説家、音楽家、画家、イラストレーター、漫画家、ダンサー、バレリーナなどのような芸術家、他にも、牧師、僧侶、哲学者、科学者、教師など、「数字」では、評価されないような人たちは、(B)の方法が、向いていると思います。


だんだん、整理がついてきましたね。

こうやって、考えを整理していくと、クリアになっていくと思います。

書籍やセミナーで、作者や講師の話を、読んだり、聴いたりする時には、上記のようなことを、ふまえて、考えるようにするといいと思います。




では、「成功するための方法」の中でも、特に、金銭的な豊かさ、つまり、「経済的な成功をするための方法」について、考えてみましょう。

あまり話を広げすぎると、ピンボケしやすくなるので、これに、焦点を絞ってみますね。



まず、「お金」というものの性質について、考えてみます。


思いっきりシンプルに突き詰めて考えてみると、この現実世界で、「お金」の性質を、一番わかりやすく、一つの単語で表現すると、それは…

「信用」

になると思います。


この単語を、当てはめると、全部ではありませんが、かなりの疑問が、クリアになります。

「お金の本質=信用」

だという方程式が、ほぼ成り立つのです。

「お金」の代用として、広く使われている、「クレジットカード」は、文字通り、「信用のカード」ですね。「お金の代用のカード=信用のカード」でもあるということですね。



さらに、考えてみましょう。

よく、本などには、

「誠実に生きていると、金持ちになりすやすい」

というようなことが、書いてあります。

たしかにそうですが、誠実じゃない人でも、金持は、たくさんいますし、誠実で、貧乏な人もたくさんいます。

「ポジティブシンキングをすると、金持ちになりやすい」

という話も、よく聞きますが、しかし、ポジティブシンキングをしていない人でも、金持はたくさんいますし、ポジティブシンキングをしている人でも、貧乏な人も、これまた、たくさんいます。

「なんでも、感謝をしていれば、金持ちになりやすい」

ということを主張する人もいますが、これも、たしかに、そういう傾向はありますが、世の中に、感謝など、ほとんどしていない金持ちもいれば、いつも、感謝の心をもって、毎日を生きている人でも、貧乏な人は、たくさんいます。

こう考えてくと、巷に溢れている、「成功哲学」のほとんどは、かなり、ピント外れなものが、多いというような気がします。

「誠実に生きる」

「ポジティブシンキングをする」

「感謝の心をもつ」

という姿勢は、「幸福」のための手段であって、「成功」のための手段ではないということです。

ましてや、「金持ちになるため」の、必要十分条件でもないということです。

このあたりは、明確に区別して、考えたほうがいいと思います。



子供の頃、親などから、「童話」や「昔話」を聞かされると、だいたい、

「正直で、心優しく、思いやりをもっていれば、最後には、幸せになれる。」

という結論になっています。

さらに、小学校などの道徳の時間でも、先生が、同じような話をします。

しかし、だんだん、中学校や高校などに、進むにつれ、世の中が、必ずしも、そういうふうには、動いていないということが、わかってきます。

人をいじめたり、悪さをしたり、酷いことをやっていても、学校の成績がよかったり、偏差値が高く、いい学校に入学できるということだけで、周囲の大人たちや先生がたから、チヤホヤされている生徒もいれば、心が優しく、思いやりがあっても、学校の勉強ができないというだけの理由で、いじめられたり、馬鹿にされたりして、認めてもらえず、苦しんでいる生徒なども、たくさんいる現実を見て、

「あれっ?」

と疑問を、もった人は、たくさんいると思います。

さらに、社会人になり、会社勤めなどすると、もっと驚きます。

どうみても、性格異常者だと思えるような人が、社長をやっていたり、人を、馬鹿にしたり、いじめることに喜びを感じるような性格の悪い人が、会社の上司だったり、また、そういう人が、自分よりも、はるかに、社会からは認められていて、給料が高いことが、わかると、

「いったい、この世界って、どうなっているのっーー?!」

と叫びたくなります。(苦笑)




ここで、話を、先ほどの、

「お金の本質=信用」

だという方程式に戻すと、納得がいきます。

つまり、

「この性格の悪い上司が、どうして、自分よりも、お金を、たくさんもらっているのか?」

というシンプルな問題です。

自分がサラリーマンで、新入社員の頃にまっ先に、感じた疑問が、これでした。

つまり、現代の会社や社会というのは、

「性格がいいか? 悪いか?」

という評価で、人間に、報酬を払っているというよりは、

「信用ができるか? できないか?」

という評価で、報酬を払うほうが、優先する傾向があるということです。

もちろん、例外もありますが、だいたい、そういうことだということです。

だから、この性格の悪い上司の役職や給料が、自分よりも多いのは、この上司が、会社や社会からは、信用されているということなのです。

それは、ただ単に、自分よりも、長い年月、会社勤めをしているということなのです。

どんな性格か、まだよくわからない、入社したばかりの新人よりも、たとえ、性格が悪くても、長く、会社にいる上司のほうが、会社側からは、信用があるということです。

だから、自分も、その上司と、同じくらいの給料がもらいたければ、同じくらいの年月、会社で、働くか、もしくは、実力をつけて、売上などの別のやり方で、アピールして、会社から信用されるといいということですね。


「信用」には、たくさんの積み上げ方があります。

上記のように、会社勤めを、長くやって、「時間」で、信用を得るやり方。

売上などを、あげて、「実績」で、信用を得るやり方。

あと、他には、地味ですが、約束を破らないこと。

必ず、時間を守ること。

失敗の責任をとること。

などのように、「責任感」で、信用を得るやり方もあります。

いいですか? 

「お金の本質=人間の性格」

ではないということを、もう一度、強調しておきますね。

部分的には、当てはまることもあり、性質の一部ですが、本質ではないということです。

あくまでも、

「お金の本質=信用」

が、ほぼ成り立つというこです。


もっと、わかりやすいように、「会社」などの「カタギ」の世界ではなく、「暴力団」などの「ヤクザ」の世界を、見てみましょう。


暴力団の世界も、会社と同じように、ピラミッド型です。

また、下っ端のチンピラは貧乏で、親分や幹部は金持ちというのも、カタギの世界とかわりません。

チンピラでも、性格のいいチンピラもいるでしょう。

でも、ほんとどが、貧乏です。

親分でも、性格の悪い親分も、たくさんいるでしょう。

ほとんどの親分は、チンピラよりは、金持ちです。

これは、ヤクザの世界も、「信用」で、お金の流れが、大きく決まるということです。

ヤクザの世界で、親分や幹部になるには、なによりも、「信用」がいるみたいです。

よく、ヤクザ映画やドラマなどで、不始末をやったヤクザが、包丁で、自分の小指を、切ったりするシーンを、見たこともあると思います。

ああいう責任を、ちゃんととれるようなヤクザが、上まで行けるようです。

暴力団の組長や幹部が、金持ちなのは、彼らが、ポジティブシンキングをしているわけでもなく、

「ありがとうございます!」

とか、

「ツイてる!」

と言っているわけでもありません。

ましたや、トイレ掃除を、熱心にやっているわけでもないのです。

大変な「責任感」をもって、毎日、仕事をしているために、周囲から、「信用」され、その結果、たくさんのお金を、引き寄せているのです。


お金というのもが、いかに、「性格」とは、あまり関係ないかが、これからも、よくわかると思います。



だから、まとめると、お金持ちになりたかったら、なによりも、「信用」を、築くこと。

これが、最優先事項になるということですね。

「誠実さ」や「思いやり」や「感謝」などは、お金持ちになるための手段の一つであり、これらは、どちらかというと、一度お金持ちになった後に、その状態を、継続するために、大切な要素だと考えられます。


この話を、逆から言ってみますね。

こちらのほうが、ピンとくる人が、多いかもしれません。

貧乏になろうと思ったら、なによりも、「信用」を、失うこと。

こうすれば、確実に、すぐに、貧乏になります。

同じ仕事を、長く続けないで、すぐにやめてしまう。

これを、たくさん繰り返すと、「時間」の蓄積がないので、金持ちになるのは、難しいです。

あと、長く仕事をしていても、普段から、手抜きの仕事ばかりして、売り上げなどもあがらず、だらだら仕事をしていると、これも、「実績」が、できないので、いつまでも信用されません。

他にも、粗悪品を販売する。

質の悪いサービスをする。

普段から嘘をつく。

約束を守らない。

遅刻を頻繁にする。

責任逃れをする。

こういうことを、やっていても、信用されません。


どんなに、「いい人」でも、同時に、「だらしない人」だったら、金持になるのは、とっても難しいということです。

逆に、「嫌な人」でも、「キチンとした人」だったら、意外と、金持ちになったりするということです。

「確実に、金持ちになる方法」というのを探すのは、大変ですが、「確実に、貧乏になる方法」というのを探すのは、簡単です。

信用をなくせば、あっというまに貧乏になります。


金持ちになるには、時間がかかるが、貧乏になるには、時間がからないということですね。

「一晩で金持ちになるのは、難しいけど、一晩で貧乏になるのは、簡単だ。」

ということです。



「お金=信用」

とシンプルに、考えてもいいと思います。


もし、会社を経営している人がいたら、会社の売上は、

「あなたの会社の売上は、あなたの会社が、どのくらい、社会から、信用されているのか? というバロメータになる」

ということです。

もし、サラリーマンやOLの人でしたら、給料は、

「あなたの給料は、あなたが、どのくらい、会社や上司、お客さんから、信用されているか? というバロメーターになる」

ということです。

あくまでも、だいたいの「目安」です。

絶対的な「基準」ではありません。


こう考えると、面白いことが、わかります。

よく、

「私は、お金には、興味がない。お金は、あまり好きではない」

というセリフを、よく、口にする人もいますが、これを、言い換えると、

「私は、人から信用されることに、興味がない。人から信用される状態は、あまり好きではない」

という意味になります。


これを、さらに、逆から言うと、

「私は、人から、信用をなくすようなことに、興味がある。人から信用されない状態が、好きだ」

となります。(苦笑)

以前に、ロサンゼルスに住んでいた頃、日本人の知人に、「お金に、興味がない!」というセリフが、口癖になっている人がいました。

結局、この人は、最終的には、詐欺のようなビジネスをやり、周囲から、一番大切な、「信用」をなくし、その後に聞いた噂では、ホームレスになってしまったそうです。

言霊って、こわいですねー。

だから、あまり、こういうセリフは、言わないほうがいいと思います。


もうひとつ、

「世の中、お金が、全てではない。お金よりも、大切なものは、いくらでもある」

こういうセリフを、言う人も、よくいますよね。

これは、もちろん、「事実」です。

まったく、そのとおりです。

これに、異論がある人は、あまりいないでしょう。

ただし、このセリフが、やっかいなのは、これが、なまじ事実であるために、周囲で、注意してくれる人が、誰もいないということです。

結論から先に言うと、あまりこういうセリフは、口から出さないほうがいいと思います。


たとえば、「お金」が、「恋人」だとしましょう。

そうした場合、恋人に向かって、

「世の中、あなたが、全てではない。あなたよりも、大切なものは、いくらでもある。」

こう言ったら、相手は、どう思うでしょうか? 

やはり、不愉快な気分になると思います。

世界中には、70億人以上の人間がいて、さまざまな動物、植物、たくさんのモノが、あるわけだから、

「あなたが、全てではない」

なんて、当り前のことなのです。

しかし、これは、思ってはいても、いちいち口に出して、言うことではないと思います。


上記のような、お金を否定するような発言は無意識的に、お金のエネルギーを、敵にまわし、お金が、入ってきにくくなる流れを、つくってしまいます。




基本的な考え方として、大切なことは、私たちの現在生きている地球という惑星で、人間として活動している存在は、99.9%以上の人が、お金に、関わって生きているということです。

ということは、ほとんどの人間は、現在の地球に、人間として生まれてきたということは、なんらかのかたちで、「お金」というレッスンが、学ぶためのカリキュラムに、入っているはずだということです。

もし、そうでなければ、「お金」のない惑星に、生まれているはずだと思います。


自分が、いくら、

「お金は、大切ではない」

と思っていても、銀行も会社もタ、クシーの運転手も八百屋さんも大工さんも、

「お金は、大切だ」

と思っているということです。

アパート住まいをしていて、いくら、

「お金よりも、天使たちからのメッセージのほうが、大切だ」

と思っていても、ほとんどのアパートの大家さんは、

「天使からのメッセージなんか、どうでもいいから、今月分の家賃、ちゃんと、払ってください!」

と言うと思います。(笑)




ここから、本題です。



では、この「お金」というものを、確実に、ゲットして、増やしていける方法は、はたしてあるでしょうか? 

そういう、「成功方程式」は、存在するのでしょうか?

もう、これについて、ずーっと、考えつづけてきました。

そういう内容の書籍なども、ほとんど読みました。

いろいろな人から、教えを受けました。

そして、自分なりに、いろいろ試行錯誤して、試してみました。

そこで、だんだん、わかってきたことがあります。


これは、経済的な成功以外の、たくさんのことに、当てはまると思いますが、「真実」や「真理」、「法則」などは、突き詰めていくと、シンプルだということです。

「な~んだ。そういうことだったのかー。そんなの当たり前じゃん! 誰でも知っているよ、そんなこと!」

というような感想をもったら、それは、凄い真理や法則だということです。




7年以上前に、山形県の書店で購入した本に、素晴らしいことが、書いてありました。

本というのも、出会いですが、この本との出会いも、本当に素晴らしい出会いでした。

題名は、省略しますが、ようやく、靴と靴下を脱がせてくれて、ちゃんと痒いところを、かいてくれる人に、出会ったような気がしました。(笑)



この本の中で、印象に残った話が、二つあります。

二つとも、感激して、ドーンと雷が落ちるような、衝撃を受けました。

まず、一つは、金持ちになるには、理由があるということです。

運で、金持ちになるひとは、実はあまりいないそうです。

アメリカの話ですが、たとえば、億万長者になった人で、その後、事業で失敗し、ホームレスになった人を、追跡調査したデータが、あるそうですが、その人たちの95%が、5年以内に、また、億万長者に、戻っているそうです。

逆に、普通の人で、その後、運良く、宝くじに当たって大金持ちになった人たちの95%が、5年以内にまた、資産、ゼロ。

または、もとの普通の生活に、戻っているそうです。

ということは、金持になろうと思ったら、実は、「お金」を持っているかどうかは、あまり重要ではないということです。

「お金持ちになる方法を、知っているか?」

これが、重要だということです。


たとえると漁師がいたら、現在、「魚」を、どれだけ、手元にもっているかは、あまり、重要ではないということです。

それよりは、

「魚の釣り方がが、うまいか?」

ということが、重要だということですね。

魚など、どんなに、持っていても、食べられる量は決まっているし、すぐに腐ってしまいます。

だから、仮に、魚をたくさん持っている漁師がいても、釣り方が下手だと、すぐに、魚が、食べられなくなるということです。

逆に、魚など、その時には、ほとんど持っていなくても、釣りの腕前が抜群であれば、いつでも、新鮮な魚が、食べられるということですね。



作者の方が、その本の中で、話していたことですが、やはり、

「誠実さやポジティブシンキング、感謝の気持ちなどは、お金を引き寄せるということに、関しては、直接な関係は、あまりない」

ということを、言っていました。

では、何が、直接的な関係があるのか? というと、それは…

「お金が、入ってくる流れをつくること」

なのだそうです。



本の中に、わかりやすいたとえ話がありました。


たとえば、100人の人間がいて、神様が、毎日全員に、1人に1個づつ、生卵をあげるとします。

一日に、神様からもらえるのは、生卵、1個だけということですね。

ほかには、水もパンも、なにももらえません。

こういう状況の時に、99人の人間は、毎日支給される、その生卵を食べます。

目玉焼きや卵焼きなど、いろいろ調理するでしょう。


でも、その中に、一人だけ変わり者がいて、最初の1個を食べないで、我慢します。

二日目の生卵から、食べ始めますが、最初の1個は、食べないで、大切に温めます。

すると、しばらくすると、この生卵から、ヒヨコが生まれます。

そこで、そのヒヨコを、食べてしまおうと思ったのでが、もう少し我慢して、さらに大切に、育てます。

すると、成長して、ニワトリになります。

さらに、それを食べたい欲を我慢して、もう1個の生卵を、同じように、ニワトリに育てます。

その二羽のニワトリが、たまたま、オスとメスだったために交尾して、それから、生卵を生むようになります。

ここで、この変わり者は、他の99人とは違い、初めて、自分だけの専用の生卵を、食べられるようになったのです。

それから、さらに、その変わり者は、ニワトリを増やしていき、養鶏場をつくります。

毎日、自分専用の生卵が、100個、つくれるようになったのです。

さらに、チキン料理も、楽しめるようになりました。

そして、最終的には、この養鶏場を、フランチャイズで、たくさん増やし、一日に、自分専用の生卵が、10000個、つくれるようになったというような話でした。



この「生卵」を、「給料」に、置き換えて、考えてみてください。


ほとんどのサラリーマンやOLが、会社から、月に、20万円もらうと、それを、家賃、電気代、ガス代、食費、洋服代、遊ぶお金に使います。

それで、おしまいです。

毎月、毎月、これの繰り返しです。

しかし、100人のサラリーマンやOLの中に、一人だけ、変わり者がいたら、この変わり者は、最初の20万円を使わずに、何かの投資に回すでしょう。

さらに、半年後に、もう20万円も我慢して、40万円で、何かの小さいビジネスを、始めるかもかもしれません。

それが、10年間に、雪だるま式にふくらみ、1億円くらいに増えているかもしれません。

「金持ちになる方法」というのは、要するにこういうことなのです。



これが、「成功方程式」の「その1」です。



毎日、生卵を、1個だけ食べるだけで、人生を終える人と、その1個を、10000個まで、増やせる人の違いは、これだけです。

本当に、これだけだと思います。

自分専用の「卵を生むニワトリ」を、持つということですね。


以前に、名古屋で、「お金」に関するセミナーを受講したとき、その講師の人も、言っていました。

「金持ちになりたかったら、まずは、種銭を、つくってください、最初の元手がないと、どうしようもありません。雪だるまをつくりたかったら、最初に、まず、手に持っている雪を、転がる大きさにするのです。具体的には、その種銭の金額は、100万円です。皆さん、まずは、100万円を、貯めてください。この金額が、貯められない人は、もう、一生金持ちには、なれません。金持ちになるのは、諦めてくださいね。お金以外の幸せを、追求してください」

これは、逆にいえば、現代の日本では、100万円を、がんばって貯めたら、金持ちへの道が開く可能性があるというこですね。


私は、個人的には、現在は、インターネットなどのインフラが、かなり進歩しているので、最初の元手などは、現在は、ほとんど無くても、いいビジネスは、始められると思っています。

数万円もあれば、OKだと思います。

場合によっては、まったくの0円からでも、開始できます。

今は、とても起業しやすい世の中なのです。




さて、二つ目の話です。

この話が、一番大切な話です。



その本の中に、ロバート・キヨサキさんの話がでてきます。

ある記者が、ロバートさんに、こういう質問をしたそうです。

「あなたのビジネスの本を読んで、やる気になって、起業する人が、たくさんでてきていますが、実際に、成功できる人は、わずか1割だけだそうです。残りの9割の人は、失敗し苦しんでいます。あなたは、これについて、なんとも思わないのですか? 成功確率が、こんなに低いのに、薦めるのは、無責任じゃないですか?」

この質問に対して、ロバートさんは、こう答えたそうです。

「どうやら、考え方に、違いがあるようですね。10%の成功確率があるということは、10回やれば、確実に成功できるということ。それが、わかっているんだから、10回やってみればいい」

この文章を、読んだとき、私の頭の中で、

「ガーーーン!!!」

という音がしました。

こっ、これだったのです。

自分が、ずっと、探し求めてきたヒントは…。



そうなのです。

この「成功方程式の」の「その2」こそ、すべての成功の王道なのです。

成功しない、ほとんどの人は、10回やっていないのです。



本の中で、作者の方は、バスケットボールのたとえ話で、うまく説明しています。


たとえば、まったくのど素人、バスケットボールを、初めてやるという人を、10人集めて、ボールを投げ、リングに、入れる勝負をさせてみるとします。


151028_224616.jpg



おそらく、最初の1投では、10人のうちの1人だけが、リングに、スポッっと、入れることができるでしょう。

この入った人は、ただのマグレ(偶然)か、バスケットボールのセンスのある天才です。

だから、残りの9人は、コンプレックスをもったり、自己嫌悪になる必要は、まったくないのです。

やることは、ただ単に、あと9回、ボールを投げることです。

そうすれば、ほとんどの人が1回くらいは、リングに入れることができるでしょう。


151028_225200.jpg



鉄棒でも跳び箱でも、ピアノでもギターでも、テニスでも自転車でも、一番最初からできる人は、まずいません。

いたら、その人は、マグレか天才なのです。




起業に、失敗している大半の人たちは、最初の1回のビジネスで、失敗しただけで、

「ああ、やはり、自分には、ビジネスの才能がなかったんだ…。自分は、なんて、ダメなんだろう…」

と落ち込んで、やめてしまうのです。

これは、非常に、もったいないことです。


いいですが? 

バスケットボールもビジネスも、どれも同じです。

最初の1回で、ビジネスが成功した人は、ただのマグレ(偶然)か、ビジネスののセンスのある天才です。

だから、コンプレックスをもったり、自己嫌悪になる必要は、まったくないのです。

やることは、ただ、単に、あと9回、他のビジネスを、やってみることです。

そうすれば、ほとんどの人が1回くらいは、成功することができるということです。(笑)

どうか、2、3回失敗したくらいで、諦めることは、くれぐれも、やめてくださいね。



ためしに、自分の場合、どうだったか、振り返ってみました。

そうすると、面白いことが、わかりました。

サラリーマンをやめてから、小さいものも含めると、50くらいのビジネスを、やってきました。

その中で、成功したと思えるビジネスは、5つだけです。

友人たちからは、

「5つも、成功したの! 凄いね!」

と、よく言われますが、

「まあね。その代り、45回、失敗したけどね…」

と言うと、皆、笑います。



どの世界でも、本当に成功している人は、やはり、失敗の経験を、大量にもっています。

「ナンパの達人」という人が、以前、テレビにでていましたが、やはり、秘訣は、大量に、声をかけるそうです。

営業マンも、そうみたいです。

ある程度のマーケティングなどの戦略も、大事ですが、やはり、昔も今も、「できる営業マン」は、足で稼いでいるそうです。




「成功方程式」の「その2」を、シンプルにまとめると、

「失敗を恐れないで、とにかく、いろいろやってみること。」

ということになります。

簡単に言うと、

「失敗は、成功のもと」

だということです。


ただ、この当たり前で、誰でも知っていることを、勇気をもって行い、そして、それを継続していくのは、けっこう大変です。

それを、やった人だけが、本当に成功できるのです。




全体の話をまとめますね。


「成功」のためには、何よりも、「信用」を築くことを、大事にすること。

信用を失うようなことは、極力やらないようにすることが、大前提になります。

その上で…


○成功方程式(その1):意識して、お金の入ってくる流れをつくること。

○成功方程式(その2):失敗を恐れないで、どんどん挑戦すること。最低でも、10回は、いろいろ試してみること。

この二つをやれば、かなりの確率、おそらく、90%以上の確率で、金銭的な成功ができると思います。


あと、オマケで、大事なことは、「リスクをとる覚悟をすること」です。

ただ、これは、「無謀なことをする」とは、意味が違います。

たとえば、100万円貯めて、このお金で、いきなり、1つのビジネスに、100万円を投入して、勝負するのは、あまりお勧めしません。

できれば、100万円あったら、10万円づつ資金にして、10のビジネスを、やってみるといいと思います。

そうすれば、9回失敗しても、そのうちの1回は成功し、1000万円くらい、儲かるかもしれません。



もし、10回、ビジネスをやっても、ダメだったら、その時には、また考えればいいのです。

まだ、エネルギーや気力が残っていたら、もう10回、合計20回挑戦してみてもいいですね。

もし、20回ビジネスをやっても、ダメだったら、その人は、ビジネスは、諦めてもいいかもしれません。

きっと、ビジネスなどよりも、もっと素晴らしい分野で、大成功するかもしれません。

もしかしたら、「お金」などいらない理想の社会を、実現させる凄い人なのかもしれません。




最後に、「成功方程式」の一番大切な部分を、もう一回短く復唱しますね。

これが、世界一短い「成功方程式」です。

「10回やる!」






<お知らせ>



2か月くらい前に、凄い商品に、出会いました。

ネットビジネスの法律が、だんだん厳しくなってきて、効果や効能などは、ブログでは、あまり書けないようなっているので、詳しいことは、書けませんが、美容と健康に関わる商品です。

最初は、愛用者として、使っていこうと思っていたのですが、友人や知人に、試してもらったら、あまりにも、素晴らしい効果に、大感動の輪が、自然に広がってきたので、これを、広げるビジネスを、始めることにしました。

特に、女性の方に、大好評です。



そこで、久しぶりに、ビジネスパートナーを募集します。

最初の頃は、細かい打ち合わせが必要なので、私の東京のオフィスに、月に一度くらいは通う必要があります。

それで、原則として、パートナーは、東京を含む関東地方の方に、限らせていただきます。


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