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前世の記憶

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東京セミナーも、大盛況で終了しました。

参加された皆さん、お疲れ様でした。

懇親会も、楽しかったですねー




久しぶりに、「輪廻転生」の話題です。

人間の目に見えない部分を扱う学問には、「心理学」や「哲学」、それから、「精神医学」など、いろいろありますが、その中でも、「宗教」や「精神世界」は、「死後の生」を認めているところが、他の学問との違いだと思います。

つまり、

「肉体が、無くなくなっても、霊的な部分は、残っている」

という認識が、これらの分野の特徴なのです。


「宗教」が、どちらかというと、教義を習ったり、それを信じることを、メインの活動にするのに対して、「精神世界」は、いろいろなことを、自分の感じるままに、自由に学べるというのが、特徴かもしれません。

「精神世界」は、このように、学ぶ範囲が、とても広く、さらに、自由度も大きいののですが、その反面、独りよがりで、視野狭窄になりやすくもあります。

基本的な教えが、組織的に、体系化されていないのは、ある意味、単語の定義なども、それぞれが、バラバラに認識していたりするので、議論していても、ちょっとしたことで、誤解が生じて、喧嘩になったりしやすいのです。



私が、ホームページを作成したばかりの頃、15年くらい前だったと思いますが、当時、「BBS(掲示板)」で、いろいろな意見交換が、交わされていました。

現在でも、フェイスブックなども、意見交換や議論は、多いのですが、15年くらい前のほうが、匿名だったせいもあり、熱い議論が多かったような気がします。


その中で、面白いトピックが、立ち上がったことがありました。

どこのサイトだったかも、覚えていませんが、

「どうして、前世の記憶を、覚えていないんだろう? もし、神が、全知全能というのであれば、人間が、前世の記憶を無くして、誕生してくるというは、とても効率が悪いシステムなのではないだろうか? どうして、一度全部リセットしてから、再度、同じようなことを、学び直すというような非効率的なシステムを、創造したのだろうか?」

こういう疑問を投げかけた人が、いたのです。


これには、たくさんの人が、

「たしかに、そうですねー どうしてなんでしょうね?」

と言いながら、たくさんの意見が、書き込まれました。

私自身は、この議論には、参加しなかったのですが、皆の意見を、興味深く読んでいました。



そして、自分なりに、結論を出しました。

それは、

「前世というのは、基本的に、とてもつらい体験が多い。現世でも、いろいろ大変なのに、前世は、もっと苦労したり、残酷なことを、やったり、やられたりしている。だから、前世の記憶を無くして、生まれてくるという行為は、神様の慈悲なのだと思う」

ということでした。


これは、宇宙存在、バシャールの本にも、同じようなことが、書かれていました。

「皆さんは、前世の記憶を、全て思い出す必要は、ありません。なぜなら、現世においても、もしも、生まれてから今までに、自分がしゃべったことを、全部思い出したら、もう口も開けていられません。人を傷つけたり、嘘をついたり、さんざんな悪い言葉を、発しています。それらを、全部思い出したら、発狂してしまいます」

だいたい、こういう内容だったと思います。

「なるほど…」

と思いました。


要するに、

「前世の記憶が無いというのは、神様の効率の問題ではなく、慈悲なのだということ。そして、本当に大切なことは、前世から、受け継いでくるが、それは、通常は、魂の深い部分に、無意識的に刻み込まれて、生まれてくる。それ以外のことは、もう一度、学び直しながら、再度、経験する。このやり方が、実は、本当に効率のいい学び方なのである」

ということです。


もっと具体的に言うと、

「前世で、フランス人などの外国人であっても、その人が、その人生で、深く学んだ愛のレッスンなどは、来世にも、持ち越される。生まれ変わったら、前世の頃よりも、少しは、愛情深い人間になっている。しかし、生まれ変わった先の国の文化、たとえば、日本語などは、最初から、学び直さなくてはいけない」

ということです。







さて、「前世の記憶」ですが、たくさんのブログや書籍に、いろいろな体験談が、書かれていますが、それらの大半は、主観です。

たしかに、面白い話が多いのですが、検証されていない出来事が多く、どこまで、本当なのか、よくわからなかったりします。


今回は、客観的で、なるべく事実に絞った話をします。



24歳の頃、大学で、宮城先生という恩師に出会ってから、「前世の記憶」というものに、興味が湧いてきて、たくさんの書籍を読んだのですが、とても面白かった本がありました。



○「前世を記憶する子どもたち」 イアン・スティーヴンソン/著 笠原敏雄/訳 日本教文社





内容は、たくさんの子供たちの証言を、世界中から集めた本です。


それによると、当時、前世の記憶を持つ人は、世界中に3万人もいて、その分布は、圧倒的に東南アジア、インド、中国、いわゆる多産系の民族に多いとのことでした。

理由は、そもそも、欧米諸国や日本などの先進国は、身の回りに、テレビなどのメディアが多く、仮に、子供が、前世の記憶らしき出来事を、しゃべりはじめても、

「どこまでが、前世の記憶で、どこからが、現世でのテレビドラマなどで見た場面なのか、区別がつかない」

ということだったそうです。

なるほどですね。

だから、必然的に、前世の記憶を話す子供の聞き取り調査は、発展途上国の子供ばかりに、なったのだそうです。

たとえば、インドの山奥で、学校もないような村の子供が、いきなり、ドイツ語のような言語で、19世紀のドイツの街並みを、正確に、語り始めたら、その記憶は、間違いなく、ドイツ人だった頃の前世の記憶だということです。


記憶のある子どものたちは、たいていが、幼児の頃に、言語を発するようになって間もなくに、前世の記憶を、しゃべり出しているそうです。

その記憶は、まるで新しい記憶に、追い出されてしまうかのように、10歳頃までに、ほとんどの子供から失われていく傾向があったそうです。



調査をした科学者達は、研究を進めていくうちに、あることに、気が付いたそうです。

それは、

「前世の記憶は、誕生時にも、何か秘密が隠されているのではないだろうか?」

という疑問から、始まったそうです。


そして、たどりついたのは、「オキシトシン」というホルモンだったそうです。


オキシトシンは、陣痛を促すホルモンの一種だそうです。

難産の場合は、母体から、大量のオキシトシンが、子宮内に分泌されて、出産を促進させる働きがあるそうです。

オキシトシンを用いて、ハツカネズミを使った実験を試みた結果、明白な結果があったそうです。

抽出したオキシトシンを、ハツカネズミに注射すると、記憶障害が生じたのだそうです。

具体的には、迷路などの実験で、間違った道を何回も繰り返して、歩いたりしたのだそうです。

スタートからゴールまでの時間が、遅くなったということです。


脳障害が起きたわけでなくて、それまでの記憶を、単純に失うだけで、まるで、消しゴムで白紙に戻したかのような記憶の消え方だったそうです。

この消去効果は、投与する量によって、差がでることも解かり、微量の場合は、記憶の欠落は部分的だったようです。

「これこそが、前世の記憶をとく鍵の一つだ!」

と科学者達は、結論をだしたそうです。



これも、簡単にまとめてみますね。

つまり、長男や長女などの最初の子供は、母親が、出産の経験がないために、難産になりやすいのです。

だから、この時の子供は、出産時に、せっかく、新しい魂が、肉体に乗り移っても、その直後に、母体から、大量のオキシトシンが、子宮内に分泌され、それまでの記憶を、消されてしまうのだそうです。

興味深い話ですねー!


これは、

「どうして、発展途上国に、前世の記憶をもつ子供が多いか?」

という疑問も、説明がつきます。

これらの国々は、母親が、たくさんの子供を出産するために、1番目や2番目よりは、3番目や4番目、5番目などの子供が、安産で生まれてくる確率が、高くなってくるからだと、推測されます。

実際に、調査をしてみたら、多産系の国は、安産タイプの女性が多く、子宮内のオキシトシンが、わずかしか検出されなかったそうです。

そして、やはり、末っ子に、前世の記憶が残っている場合が、多かったそうです。






そういえば、私は、兄弟姉妹、5人の家に生まれたのですが、姉は、凄い難産で、生まれたそうです。

そのせいか、スピリチュアルなことに、ほとんど興味がありません。

妹や弟は、スピリチュアルなことに関しては、普通の認識です。


私は、2番目に生まれたのですが、姉と正反対の安産で、生まれました。

安産どころか、自然分娩でした。

病院で生まれてもいないのです。

しかも、産婆さんもいない時に、一人で勝手に、母のお腹から、出てきたのです。

そのせいかもしれませんが、前世の記憶は、あまりなかったのですが、赤ちゃんの頃から、現在のような意識がありました。

ハイハイしていた時のことを、今でも覚えているのです。

そして、子供の頃から、スピリチュアルなことを、よく考える子供でした。

もしかしたら、「オキシトシン」という物質の影響を、ほとんど受けてなかったのかもしれません。




「前世の記憶」については、私自身は、数年前に、クリアに思い出しすぎて、凄いショックを受けたことがあるので、思い出すことを、強くは勧めませんが、必要な人は、思い出してもいいのかもしれません。


必要な時に、ベストなタイミングで、夢で見たりして、思い出す人もいるでしょう。

あとは、ヒプノセラピーなどの療法で、思い出す人もいるでしょうし、霊能者やチャネラーに、見てもらうのも、いいかもしれません。

私のキネシオロジーの個人セッションでも、たまに、前世を調べることもありますが、魂にとって、必要がある時だけに、限っています。




ほとんどの人に、言えることですが、現在の人生が、どんなに酷く思えても、前世の出来事に比べたら、とても幸せだということです。

それくらい、前世では、苦しくて過酷な人生を生きてきた人が、多いのです。


昔、バシャールのチャネリングで、

「あなたは、今回の人生では、スペシャルライフを選択しています。とても幸せで、楽しい人生を、体験することができます。待ち望んでいた人生を、今世で、ようやく体験できるのです」

と言われたことがあります。

とても嬉しかったです。

そして、これは、私だけでなく、現在、地球に生まれてきた多くの人たちに、言えることだと思っています。

今世こそは、最高のスペシャルライフを、生きましょうね!









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