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大和ヒストリーツアー 4 邪馬台国

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久しぶりに、「邪馬台国」の話題です。

以前にも書いて、大反響だったのですが、新しい読者の方も増えたので、再度書きますね。




「邪馬台国」の謎は、かなり昔から、議論されているそうです。


江戸時代の頃から、現在のように、「九州説」と「畿内説」の議論が、あったようです。

邪馬台国が、九州にあったという説、それから、畿内にあったという説、この二つの説が、日本の東大と京大の二大学閥を二分して、現在でも、ずーっと争っているみたいです。

他にも、候補地は、たくさんあるようですが、比較的最近では、「沖縄説」も登場して、ここ20年くらいは、「九州説」、「畿内説」、「沖縄説」の三つ巴の争いになっていたようです。



この問題が、難しいのは、当時の日本に、邪馬台国を書きしるした文献が、ほとんど残っていなくて、文字として記録が残っているのは、当時の中国にあたる「魏」の国の「魏志倭人伝」だけだというのが、原因みたいです。


問題を、簡単にまとめると…



○九州説


魏の国の遣いが、文献に記載した方角が、九州地方を指しています。

しかし、距離が合わない。

方角は、九州方面なのですが、そのままの距離だと、九州を飛び越して南西諸島の海上に、邪馬台国が、存在していたことになるようです。

地名なども、合っているのですが、当時の小規模の国の痕跡は、残っていますが、文献に記載されているような大きな国が、見当たらないのです。



○畿内説


魏の国の遣いが、文献に記載した距離では、畿内(大和盆地のあたり)になるようです。

しかし、方角が合わない。

距離は合っているのですが、方角は九州方面なのです。

地名なども合っているし、文献に記載されているような大きな国も、大和盆地に存在していました。

なんといっても、卑弥呼の墓もあります。

でも、方角が、まったく違うのが、致命的な欠陥になっているようです。



○沖縄説


魏の国の遣いが、文献に記載した方角と距離の両方を合わせると、奄美大島や沖縄本島あたりになるようです。

方角と距離の二つの条件を、満たしているのですが、しかし、沖縄には、邪馬台国のものらしき、出土品が、ほとんど発掘されていないのです。

方角と距離は合っているのですが、出土品などの物的な証拠が、少なすぎるのです。


以上を、簡単に、再度まとめると…


○九州説は、距離が合わない。

○畿内説は、方角が合わない。

○沖縄説は、出土品が少ない。



「魏志倭人伝」にあるように、遣いの者のルートを、記述のままに、そのまま地図にすると、こんなかんじになるそうです。


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「距離」、「方角」、「出土品」の三つの証拠が、揃っていないので、三つの説とも、証拠不十分ということで、確定できずに、ずーと、論争が、続いていたというのが、現状のようです。

面白いですね。

こういう理由だったのですね。



他にも、異説として…


○邪馬台国など、そもそもなかった。

○邪馬台国は、水没した。

○中国の測量技術が、未熟だったので、遣いの者が、間違えた報告をした。


というのもあるみたいです。


最初の説は、これだけ、出土品があっるので、なかったという可能性は、考えられません。

二つ目は、海底を、地質学的に徹底に調査した結果、そういう痕跡は、見当たらないということで、現在では、科学的に完全に否定されているようです。

三つ目は、一見もっともらしいのですが、当時の中国の建築技術は、日本よりも、はるかに進んでいたので、間違えることなど、ありえないようです。

中国という国の政治は、とても厳しいので、間違った報告などしたら、その遣いの者は、その場で、首を切られます。

現在でも、記録が残っているということは、後から追跡調査したグループも、調査結果を事実と、認めていたということです。




江戸時代から、議論されても、結論が出ない理由が、わかりますね。


これだけの長い期間、日本のトップの学者たちが、考えてもわからなかっただけのことは、あります。

とーっても難しいパズルだったのですね。


しかし、10年くらい前から、日本と中国の学者の一部で、徹底的に考え抜いた結果、ようやく謎が、解けたようです。

それは、とても意外な結果でした。



こういう場合、「常識」では解けないので、さらなる「超常識」の視点を、もってこないといけません。

それは、日本と中国以外の外国の意見です。

当事者同士が、もめている場合、第三者に意見を求めると、客観的で冷静な分析をしてくれます。



これは、「混一疆理歴代国都之図」といって、14世紀に、当時の朝鮮半島に、存在していたという地図です。

これは、写本されたもので、オリジナルの地図は、おそらく、紀元前に描かれただろうとも、言われています。


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右下の島が、日本列島です。

よく見ると、九州と四国、それから、本州の半分にあたる西日本だけです。

本州の半分の東日本、それから、北海道がありません。

しかも、現在の日本よりも、90度くらい回転した状態で、存在しています。

これも、最初は、何かの間違いかと思ったそうですが、同じような地図は、ベトナムなど、複数の国の地図に、存在していたそうです。


このことから、

「邪馬台国の時代の日本は、現在の位置には、なかった」

という衝撃の事実が、浮かびあがってきたのです。




その後、日本の学者たちは、アメリカの科学者チームに依頼して、最先端の地質学の理論をベースにして、スーパーコンピューターで、太古の時代の日本列島を、シュミレーションしてもらったそうです。



以下が、そのアメリカによって作成された、シュミレーションです。



これは、古代の日本列島です。

有史以前だと思います。

西日本も東日本も、南北が、ほぼ逆転しています。


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次は、紀元前300年頃の地図だそうです。

西日本が、中国に隣接していて、東日本は、フィリッピンの東にあります。

ちょっとわかりにくですが、北海道は、東日本の北にあったようです。


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これは、紀元前30年頃みたいです。

この頃から、西日本と東日本が、近づいてきています。

北海道は、その北東に位置してきています。

先ほどの朝鮮で描かれた、「混一疆理歴代国都之図」は、この頃の地図かもしれません。


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これが、紀元300年頃、卑弥呼が亡くなった、ちょっと後の地図みたいです。

西日本と東日本が、ようやく合体して、北海道も本州に近づいてきていますね。


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どうですか?

これが、日本列島の本当の歴史みたいです。

凄いですねー。



さらに、面白いのは、このシュミレーションで、「邪馬台国」の謎が、全部解けるのです。

これが、当時の魏の国の遣いの者が、通ったルートです。

上が、北の方角です。


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方角は、九州方面で、距離は、現在の奄美大島と沖縄本島のあたりです。

でも、当時は、その位置には、「畿内(大和盆地)」が、あったのです。


これから推察すると、「魏志倭人伝」の「邪馬台国」の位置は、「畿内(大和盆地)」だったようですね。


しかし、だからと言って、九州になかったわけではありません。

九州にも、同じくらいの規模の「邪馬台国」は、やはりあったようです。

一説によると、卑弥呼は、スペースシップのような乗り物で、九州と畿内を、頻繁に行き来していた痕跡も、あるようです。



このことは、現在でも、「畿内」と「九州」に、同じような地名が、同じような位置になることからも、わかります。

ご存知の方も多いと思いますが、いちおう、紹介していきますね。



○「畿内」の「邪馬台国」のエリアです。


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○「九州」の「邪馬台国」のエリアです。


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以前の「京都ヒストリーツアー」でも、書きましたが、たとえば、「伊勢神宮」なども、現在の「伊勢神宮」が、「表の神宮」だとすれば、「元伊勢」のあたりが、「裏の神宮」になります。

さらに、最近では、天橋立の海岸近くに、「冠島」という名前の島があるのですが、そこの海底に、海底神殿が、発見されていて、これが、伊勢神宮の本当の「奥の院」だとも言われています。

「伊勢神宮」-「元伊勢」-「冠島の海底神殿」

このトライアングルで、三位一体になっているのかもしれないのです。

「表」-「裏」-「奥の院」

この三つで、「完全な伊勢神宮」かもしれないということです。



「邪馬台国」も、そうかもしれません。

ここで、面白い事実があります。


「邪馬台国」の拠点だったと思われる、三大重要地です。


まず、ご存知の「箸墓古墳」です。


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九州の宮崎県にある、日本最大級だと言われてる、「西都原古墳群」です。


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福岡県宗像市に属して、九州本土から約60キロメートル離れ、玄界灘の真っ只中に浮かぶ、「沖ノ島」です。

ここにも、「邪馬台国」の痕跡が、残っているのです。

「卑弥呼」の財宝が、8万点も発掘された場所なのです。

この島の海底にも、宮崎アニメに出てきそうな凄い「海底神殿」が、存在しています。


「沖ノ島」です。


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「箸墓古墳」ー「西都原古墳群」-「沖ノ島」

この三か所をラインで結ぶんだ三角形、これが、全体像なんじゃないかな?


「畿内の邪馬台国」-「九州の邪馬台国」-「沖ノ島の海底神殿」

というかんじで、大きな三角形が、できあがるのです。

「表」-「裏」-「奥の院」

このトライアングルで、三位一体だったのです。


聖書の表現を使うと、

「父」-「子」-「聖霊」

になりますね。


もしかたら、宇宙人ファミリーの管轄も、三か所の担当者が、それそれ、

「アヌンナキ」-「エンリル」-「エンキ」

だったかもしれません。



結論です。



この三カ所が揃って、はじめて、「完全な邪馬台国」だったのです。

これが、この古代王国の正体です。


「箸墓古墳、西都原古墳群、沖ノ島の三カ所は、同じくらい大切な邪馬台国の拠点だった」

ということになります。




あと、「沖縄説」についても、触れておきます。

最近では、「北谷海底神殿」に、邪馬台国の痕跡が発見されたらしいという噂も聴くので、もしかしたら、ここにも、やはり何かあるのかもしれません。

「邪馬台国 沖縄説」については、引き続き調査を継続中です。


今回は、ちょっとだけ書いておきます。

「邪馬台国」は、現在の奄美大島や沖縄本島と、隣接していた可能性もあるのです。

和歌山県に、「白浜」という場所がありますが、ここの砂浜は、調べてみると、オーストラリアから、白い砂を運んできてできた、人工的なビーチだそうですが、実は、昔から白い砂浜だったようです。

ということは、邪馬台国の時代に、和歌山県と沖縄県は、隣接していた可能性があるのです。

「昔、沖縄の久高島に、邪馬台国の卑弥呼が流れ着いた」

という伝説も聞いたことがあります。


現在の伊豆半島の南も、白い砂浜ですが、この場所も、沖縄などの南西諸島、もしくは、フィリピンから、分かれた可能性があります。

日本では、この半島だけ、フィリピン海プレートで、運ばれてきていますね。




先ほどの話の続きですが、西日本と東日本が、もともと離れた別の島だったというのは、とても興味深いです。

この二つの島が、ぶっかってできたのが、現在の「フォッサマグナ」です。


長野県に、安曇野という土地があるそうですが、ここは、

「太古の時代、海人族が住んでいた漁村だった」

という記録があるそうです。

学者たちは、

「川で、川魚を獲っていたのだろう…」

と推測しているようですが、ここが、

「もともとは、ここは海だった」

と考えたほうが、辻褄があうのです。


太古の昔に、インドの大陸とユーラシア大陸がぶつかって、ヒマラヤ山脈が、できたように、西日本と東日本の島がぶつかって、日本アルプスが、できたと考えたほうが、自然じゃないですか?


さらに、西日本と東日本の文化が、違いすぎるのも、

「この二つは、もともと別の島だった」

と考えると、納得できます。




念のために、もう一度断っておくと、既存の考古学や地質学が、よりどころにしている、各種の年代測定法は、誤差が大きく、ほとんど当てになりません。

現在は、まったく新しい歴史観を、最初から積み直す時期にきているのです。



「プレートが、そんなに急に、しかも、長距離を移動するのか?」

という意見も聞こえてきそうですが、いろいろ調べると、可能みたいです。


数十年前に、中近東で、大きな地震が起こった時に、わずか数時間で、数メートルアラビア半島が、動いた記録も残っているので、日本の島が、そうやって動いても、不思議はないのです。


さらに、太古の昔にも、「パンゲア」という一つの大陸が、分かれて、現在の大陸に、分かれているので、珍しいことでもないと思います。

他にも、世界中の神話にも、ある日突然、大陸や島が、船のように動いたという話も、たくさんあるみたいです。




さて、話は、これで終わりません。

「邪馬台国」を調べていると、もっともっと面白いことが、わかってきました。


日本の神話の中に、「出雲風土記」というのがあるそうですが、そこに書かれた、「国引き神話」の中で、出雲の創造神、八束水臣津野命が、大きな鍬で、大きな土地を分けて、それから、ぐいぐい引っ張り、船を動かすように、土地を動かしたという話も、あるようです。



「古事記」の中にも、「国産み神話」があります。

日本の国土創世を、伝える神話ですね。


「イザナギ」とイ「ザナミ」の二柱の神が、天の橋に立ち、矛で、混沌をかき混ぜ、島をつくる話です。

その後に、

「この二神は、大八島を構成する島々を、生み出していった」

という記述があり、その八つの島というのは、「淡路」、「四国」、「隠岐島」、「九州」、「壱岐島」、「対馬」、「佐渡島」、「本州」だそうです。



しかし、私は、新しい仮説を、思いつきました。


一般的に、日本列島は、四つのプレートで、構成されていると言われているみたいです。

ただ、最近では、これを細かく分ける考え方も、出てきているようです。

諸説あるようですが、現在の日本列島に、直接関係していそうなプレートは、「オホーツクプレート」、「北西北海道マイクロプレート」、「東日本マイクロプレート」、「佐渡島マイクロプレート」、「アムールプレート」、「中央日本マイクロプレート」、「南部西日本マイクロプレート」、「フィリピン海プレート」の八つだと思います。



これですね。


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ということは…

「国産み神話」を、現代風に解釈し直すと、「イザナギ」と「イザナミ」の神々が、天の橋に立ち、矛で混沌をかき混ぜ、八つの島を構成したのは、この八つのプレートを、動かしたのではないでしょうか?

これは、私の思いつきですが、これが本当だったら、最先端の科学の結論と神話が、一致するということになります。


ワクワクしてきませんかー?

お伽話だと、思っていたことが、事実かもしれないと思ったら、とてつもない歴史の奥深さを感じませんか?


日本列島というのは、偶然できたにしては、美しすぎるのです。

「神様が、プレートを動かして、日本列島をつくった!」

こちらのほうが、自然な話のです。


しかし、もしも、そうだとしたら、エジプトのピラミッドどころの話ではありません。

「日本そのものが、人工島だった!」

ということです。




「イザナギ」と「イザナミ」が、実際に、こうやって、日本列島を、つくっていたかもしれないということです!


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何度でも言いますが、凄くないですかー!


「邪馬台国」、そして、「卑弥呼」という人物は、現代の私たちに、こういう謎解きを、わざと残したのかもしれません。

21世紀の最先端の科学で、ようやく、この謎が解けたのです。




これは、余談です。

一説によると、「邪馬台国」というのは、もともとの呼び名は、「大和国」だったそうです。


さらに、「ヤマト」というのは、ヘブライ語で、

「ヤ・ウマト」=「神の民」

の意味だったようです。


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「日本は、神の国」

と、よく言いますね。

もちろん、どの国も神の国ですが、ここまで読んだ方は、日本という国が、神々から、特に愛されてきた土地だというのを、実感できるのではないでしょうか?




さらに、先ほど、沖縄が、「大和国(邪馬台国)」と隣接していたかもしれないと書きましたが、「沖縄」の語源も、一説によると、

「おおきなわ(大きな和)」=「大和」

だそうです。

「沖縄」と「邪馬台国」は、密接につながっているのです。




次回に続きます!





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