旅行記の「外伝」のようなかんじで、この記事は、楽しんでくださいね。
今回は、旅行記の途中から、かなり熱くなって、書いてしまったので、スポーツの後のクールダウンのようなかんじで、肩の力を抜きながら、書いています。
旅行中、たまたま、静岡県の三島市に、立ち寄る機会がありました。
そこで、以前から行きたいと思っていた、「楽寿園」に、立ち寄りました。
園内は、とてもリラックスして、散歩できました。
お城がありました。
機関車が、展示してありました。
沖縄県那覇市の「与儀公園」を、思い出しました。(笑)
運転室です。
「銀河鉄道999」の車掌さんになった気分でした。
郷土資料館が、ありました。
縄文土器や土偶も、展示してありました。
どうして、ここに立ち寄りたくなったのかというと、園内に、小さな動物園があり、大好きな「カピバラさん」がいると、聞いたからです。
やはり、ここにいました。
ここで、少しだけ、「カピバラさん」について、書いておきましょう。
20代の頃から、動物園巡りが、大好きでした。
上野動物園に、よく、1人で行ったのですが、その時は、一番好きなのは、ゴリラで、あとは、ライオン、トラ、ゾウ、クマ、ヘビなどを、じっくり観察しました。
ハッキリ言って、「カピバラ」など、見ていても、ちっとも、面白くありませんでした。
特に、目立った動きもしないし、体型も色も、地味で、観察していても、退屈でした。
「ネズミの仲間の中では、最大の動物」
だと動物園の檻の前に、説明が、書いてあっても、
「ふ~ん」
というかんじで、まったく、ワクワクしなかったのです。
ところが、5年くらい前に、ネットサーフィンしながら、カビバラについて調べてみると、面白いことが、わかってきました。
カピバラって、テレビなどで、見ていても、いつも、ボーッとしていて、どこ見てるかわからないくらい、じっとしてることが、よくありますね。
「あれは、いったい、どうしてなのか?」
ということです。
「ただ、単に、ああいう生態なのだろうな…」
と、ずっと思っていましたが、実は、深い意味があったのです。
私たち人間の感覚からすると、とってもかわいく見える、カピバラたちの
「ボ~~ッ」
ですが、彼らにしたら、そうしていないと、身の危険があるから、
「ボ~~ッ」
としているのだそうです!
カピバラは、大きいけどネズミの一種です。
地球での生態系の中で、種としてのネズミの位置は、「エサ」です。
もっと、わかりやすく言うと、海の中なら、「イワシ」の位置です。
常に、自分を、食べようとして、狙っている敵が、いますから、このポジションの動物や魚などの大半は、うんと素速く、チョコマカ走り回って、逃げまわります。
でも、中には、そういうことができないで、
「目立たないように、じっとしていよう…」
という手段を、とる動物や魚もいます。
カピバラは、後者のほうなのです。
もちろん、彼らは、ただボ~ッと、しているだけではなくて、イザ、敵が来たら、得意の泳ぎですぐ逃げられるように、水辺にいます。
この方法をとる、最たるものが「ナマケモノ」だそうです。
「コアラ」などのそうでしょうね。
ただ、ナマケモノもコアラも、基本的に木の上で生活しています。
だから、まだ少しは、敵に発見されにくいのかもしれません。
カピバラは、木に登ることができないために、地上で身を守るしかないのです。
調べると、カビパラは、かなり過酷な環境で、生きています。
彼らは、主に南米に、生息しているのですが、陸上には、ピューマやジャガーなどの大型のネコ科の猛獣が、敵として、存在していて、水中でも、ワニやアナコンダ、ピラニアなどが、常に彼らを、狙っているのだそうです。
食物連鎖の頂点に立つ、大型の肉食動物は、そのままで強いので、問題はないのですが、そうじゃない小動物たちは、素早い動きで、逃げまわったり、スカンクのように、強烈な臭気で、敵を、追い払ったりします。
ヘビやカエルなどの爬虫類には、毒を持つものも多いです。
昆虫などの世界では、ナナフシやシャクトリムシのように、葉や枝の形に、姿を擬態するものも多いです。
カピバラの身の守り方は、上記のどれでもないのです。
おそらく、彼らも、悠久の時の中で、いろいろな身の守り方を、必死になって考えて努力したのだと思います。
でも、不器用なのか、どれも、うまくいかなかった。
そして、最終的に、たどりついた結論が、ただ目立たないように、
「ボ~~ッ」
として、立っているという姿勢だったということです。
ただでさえ、目立たない地味な姿に、水辺で、身体に泥を塗って、
「ボ~~ッ」
としながら、ひたすら、目立たないように、生きてきたのです。
おそらく、何十万年も…
これって、凄いことだと思いませんか?
食物連鎖の頂点にいるライオンなどが、強さによる余裕から、のんびりするのは、簡単ですが、そうじゃない、弱いカピバラが、のんびりしているのですよ。
私が驚いたのは、動物園に行って、いろいろな動物に、ワクワクして感動したのに、カピバラには、特に何も感じず、興味も持てずに、そのまま意識が、スルーしてしまったのですが、まさに、それが、彼らの計算だったということです。
自分で言うのもなんですが、私は、かなり好奇心の強い人間で、なんでもかんでも、調べたりするのが、大好きで、この世の中の大半のことには、興味を持ち、知識として、頭に入れてきました。
モチロン、動物にも興味があり、たいていの動物の生態には詳しいです。
でも、カピバラという動物には、生まれてから今までに、なぜか、まったく興味を持てなかった。
それこそが、彼らの「擬態」だったということです。
「自分の好奇心のセンサーに、ひっかからないように、擬態していたのかー!」
と驚きました。(笑)
人間を含めて、いろいろな外敵に、魅力的だと思われないように、生きてきたということです。
このことに気がついた時に、感動してしまいました。
「楽寿園」の二頭のカピバラです。
よく人間の社会を、自然界や動物界に、たとえて、話すことも多いですね。
ライオン、シマウマ、オオカミ、羊、犬、猫、ヘビ、ハチなど。
「カピバラのような人」も、けっこういますね。
会社の中で、相手を、蹴落としたり、相手から、蹴落とされるような出世競争が、苦手で、だからといって、会社を辞めることもできず、窓際族などになるのも嫌で、いろいろ試した後、ひたすら、地味で目立たないように、仕事することによって、自分の社会生活を守っている人。
自分自身も、サラリーマン時代、どうしようもなくなって、一時期、自分の感覚を、麻痺させて、ひたすら、ロボットのように、そして、地味に働いていたこともありました。
会社の中で、どうしていいか、わからなくなって、ひたすら、
「ボ~~ッ」
としていたのです。
ただ、これは、長いことは、できませんでした。
会社の中で、目立たないように、地味にするって、長期間行うのは、実は、とても大変なのだということに、気がつきました。
男女の恋愛などでも、一度、苦しい恋愛を経験した後、相手を好きになるのも、相手から好かれるのも嫌になって、オシャレなどに、まったく、気を使わなくなって、ひたすら目立たないように、地味に生活する女性なども、カピバラの擬態のようなものかもしれません。
他にも、学校の教室で、いじめが始まったら、いじめる側といじめられる側に、分かれますね。
傍観者なども、でてきますが、その中のどれにも属したくなくて、ひたすら無視して、隅っこで、読書などやっている子なども、そうでしょう。
過酷な人間関係の中で、自分自身を、自然界のカピバラの位置に、無意識的に置いている人が、現在、増えているような気がします。
自分よりも弱い者に、
「かわいい!」
と愛情を感じるというのは、世界では、特に日本人に、強い感覚だそうです。
だから、最近は、日本で、カピバラのマスコットなどが、流行っているんですね。
日本人は、カピバラの地味な強さも、無意識で感じとっているのかもしれません。
カピバラ、本当に、かわいい奴です。
そして、凄い奴です。(笑)
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