私の住んでいるマンションの近所には、日本工学院専門学校の蒲田キャンパスがあります。
東京都大田区の蒲田に住んでから、15年以上になりますが、ここは、いつもの散歩コースです。
しかし、「灯台下暗し」というように、近くのものほど、よく見えなかったりします。
最近、気が付いたのですが、ここの建物には、私の最近のマイブーム、「世界樹」の絵が、デカデカと描かれていました。
これには、驚きました。
自分のマンションの近所に、私が追い求めている、「世界樹」の絵があったとは…
やはり、神様から、
「もっと、世界樹について、調べてみなさい!」
と言われているように感じました。
さて、今回は、久しぶりに、「願望実現」の話題です。
以前にも書いたのですが、大切な話だと思うので、再掲載します。
「夢の叶え方」について、考えてみましょう。
「夢を叶えるには、どうしたらいいのか?」
たくさんの書籍やセミナーで、いろいろな人が意見を述べています。
でも、どれも、だいたい同じような内容です。
これの逆、
「夢が叶わないのは、どうしてなのか?」
この視点からの意見は、意外と少ないです。
こちらの角度からの考察も、大切だと思います。
まず、冷静で現実的な視点で、巷に出回っている、「夢の叶え方」を再考してみましょう。
「ワクワクしていれば、夢は叶う!」
これは、よく言われることですが、
「では、毎日、ワクワクしている幼稚園生は、皆、自分の夢を叶えているのか?」
と考えると、答えは、ノーですね。
そうです。
ワクワクしているだけでは、ダメなのです。
やはり、夢に向かって、コツコツと努力することが、一番大切なことであって、何もしないでワクワクしているだけでは、夢は叶わないのです。
「ワクワク」というのは、夢を叶えるための要因の一つであって、全てではないのです。
他にも、
「トイレ掃除をすえれば、金運が上がる!」
というのも、もしも、それが、この世の真理だったら、清掃会社の人は、皆、豊かになっているはずですが、豊かでない清掃会社など、たくさんあります。
「ありがとうという言葉を口にして、感謝していれば、金運が上がる!」
これも、ファーストフードのアルバイト店員が、
「ありがとうございます!」
と皆が、毎日、笑顔で言っているのに、それほど、金銭的に豊かではないことからも、全てではないと、わかりますね。
「ワクワク」、「トイレ掃除」、「感謝」などは、もちろん、いいことですが、これらは、夢を叶えるためのテクニックの一部なのです。
「部分」であって、「全体」では、ないということです。
夢が叶わない人の場合、いろいろな原因があるようです。
前述のように、「部分」であるだけのテクニックに、こだわって、「全体」のもっと大切なことを、おろそかにしたりするのです。
他にも、夢の数が多すぎて、絞り切れず、エネルギーが分散してしまったり、一つの夢を追いかけずに、途中でコロコロ変える癖がある人も、なかなか夢が叶わないようです。
こういう場合は、優先順位をつけたり、夢や目標に、達成する期日を設定したりして、ある程度絞って、集中するようにしたほうが、いいと思います。
あとは、夢が大きすぎて、やる気をなくしたり、逆に、小さすぎて、つまらなくなったりというのも、多いパターンだと思います。
精神世界でいう、「高次元の世界」や「死後の世界」、それから、日常的には、「夢の世界」などでは、あっというまに、一瞬で、夢が実現するのですが、私たちの普段、生活しているこの「現実世界」では、とにかく、なんでも、時間がかかります。
まあ、それが、この世界の面白さであり、この世の醍醐味なのですが、
「時間がかかる」
ということは、そこに行くための戦術や戦略が、必要になってくるということです。
「戦術」というのが、「ワクワク」であったり、「トイレ掃除」や「感謝」などのテクニックにあたるのです。
「戦略」は、「夢の設定」だったり、「夢の方向性」や「夢の期限」などを、決めたりする知的な作業です。
「戦術」よりも、さらに大きく広い視点で考えるのが、「戦略」なのです。
「戦略」の中でも、さらに一番、大切なのが、
「そもそも、どういう夢を設定するのか?」
ということだと思います。
ひらたく言うと、
「どういう夢を、叶えたいのか?」
ということです。
夢が叶わない人は、この根本的な所で、間違えている人が多いのです。
「自分が叶えたい夢を、間違えている」
ということです。
30年以上前から、「マーフィー」や「ナポレオン・ヒル」などの本が書店に並び、いわゆる、「願望実現法」というのが、日本でも流行りましたね。
一説によると、追跡調査すると、そういう本を読んだり、セミナーを受講しても、その後、実際に願望を実現させた人は、常に、1~2%だそうです。
これは、30年以上の間、ビジネスでもスポーツでも、いろいろな業界で、ずーっと変わっていないそうです。
「どうしてなのか?」
たくさんの人が、これに疑問をもっていたと思います。
私もそうでした。
長いこと、これが疑問でした。
これについて、キチンと答えられる著者やセミナー講師は、少ないと思います。
こういう根本的なことを、ごまかして、30年やってきたのが、この「願望実現法」の業界だったのかもしれません。
最近、このことが、ようやく少しづつわかってきました。
結論から、先に言いますね。
「成功者が、常に1~2%なのは、その願望実現を達成できる人が、1~2%しかいない世界だから」
ということです。
簡単な理屈でした。
もっと、簡単に説明します。
たとえば、ある中小企業に、新入社員が、ある年に、100人、入社したとします。
100人全員が、
「将来、絶対に、この会社の社長になるぞ!」
という夢を持ちます。
しかし、どんなに、この100人が、それぞれ、自分のベストをつくして、がんばっても、100人全員が、社長になることは、システム上、不可能なのです。
30年後に、社長になれるのは、1人だけなのです。
派閥争いなどで、社長が変わっても、次の社長も、1人だけです。
だから、この100人が、その会社に入社してから、30年間の間に、社長になれる人は、その中の1~2人なのです。
30年間の間に、夢が叶う人が、常に、1~2%というのは、どの会社でも、どの業界でも、このような競争が、続いていたからだということです。
この会社の新入社員の100人が、全員、
「あなたの夢は、全て叶う!」
というようなセミナーに参加して、全員が、社長になりたいと願っても、その夢を、全員が叶えることは、不可能だというのは、こういう単純な理屈なのです。
「どんなに祈っても、努力しても、叶う人の枠の人数が、予め決まっている」
ということです。
このような例は、他にも無数にあります。
「宝くじで、1等賞を当てたい!」
と願って、たくさんの人が、同じセミナーに参加して、同じ内容のテクニックを使っても、結局、1等賞の人は、1人だけなのです。
「甲子園で、優勝したい!」
たくさんの高校球児が、汗を流しますが、どんなに皆が、がんばっても、優勝できるチームは、1校だけです。
オリンピックでも、
「オリンピックで、金メダルを獲得したい!」
こう思って、たくさんのアスリートが努力しても、金メダルを獲得するのは、やはり、1人だけなのです。
だんだん、この世界のカラクリがわかってきましたか?
この世界は、ほとんどの成功が、「相対評価」で、成り立っているということです。
「相対評価」の世界で勝負しようとしている限り、夢を叶えるのは難しいということです。
では、どうすればいいのか?
「絶対評価」の世界で、勝負するようにするのです。
たとえば、
「億万長者になりたい!」
という夢の場合、
「六本木ヒルズに住みたい!」
というのは、相対評価の世界です。
たくさんの金持ちが、ここに住みたいと思っていますが、部屋数が限られているからです。
「日本一の金持ちになりたい!」
これも相対評価です。
雑誌などの「日本の金持ちランキング、トップ10」などに掲載されるというのは、他の金持ちと比較されるということです。
日本一になれる人は、やはり、1人だけなのです。
こういう勝負は、やってはいけないのです。
やりたい人は、やってもいいと思いますが、とてもしんどい競争になります。
具体的な改善策としては、たとえば、億万長者になりたい場合は、
「素晴らしい商品を開発して、日本中の人全てを、ハッピーにしたい!」
という目標設定にすると、相対評価や他社との競争から、抜け出せます。
自分が、商品開発に携わっていれば、自分との競争になるのです。
「自分が納得した商品だけを、世の中に広げたい!」
という目標に、切り替えるといいのです。
その商品の営業だったら、
「この商品を必要としている人が、たくさんいるはずだ。その人たち、すべてに、この商品を紹介したい!」
こう思うといいのです。
他者ではなく、自分が納得するかどうかという、自分との競争に切り替えるということですね。
結果として、億万長者になるかもしれないし、六本木ヒルズにも住めるかもしれません。
「六本木ヒルズに住む!」
という夢ではなく、
「自分が理想とする商品を、日本中に広げる!」
という夢にするのです。
そうすれば、その商品が、日本中に広がった時点で、その夢は叶ったということになります。
「相対評価」の夢は、他人と競争するという世界です。
これは、言い方を変えれば、
「あらかじめ、世の中に用意されている夢」
でもあるのです。
自分以外の誰かが、人工的に創った夢です。
結果として、こういう夢を叶えようと思っても、
「他人の夢を生きる」
ということになるので、自分らしく生きられないなります。
社会が、既に用意してある夢というのは、たくさんの人が、目指すように、仕向けられているということです。
その夢に合う人もいるでしょうけど、とっても少ないと思います。
ほとんどの人は、魂の奥底では、「お仕着せの夢」は、ワクワクしないのです。
自分の世界で、「自分なりの夢」を、自分で、創るのです。
「昨日よりは、今日、今日よりは、明日」
というふうに、自分が納得するような「絶対評価」の世界で生きると、人生は楽しくなるし、楽になるのです。
そして、自分が納得すれば、その夢は叶ったということなのです。
「夢」というものの基準を、他人の評価ではなくて、自分の評価に変える時代が、やってきているのです。
世間に蔓延している夢は、実は、「椅子取りゲーム」を、やらされていただけだったのです。
「椅子取りゲーム」では、どんなにがんばっても、運を引き寄せても、結局、最後に椅子に座っている人は、1人だけなのです。
たまには、いいと思いますが、こんなゲームを、「人生の目的」にしてはいけません。
では、どう生きていけば、いいのでしょうか?
提案です。
自分の座る「椅子」を、自分の好きなデザイン、好きな色で、作ってみませんか?
誰がなんと言おうが、自分が納得する、最高に素敵な椅子が完成したら、次は、その椅子に、誰も見ていないような秘密の場所で、1人で座るのです。
それから、大好きな本を、じっくり読むのです。
その椅子が、自分にとって、最高に心地よければ、夢の完成なのです。
これが、これからの時代の「夢の叶え方」なのです。
「椅子取りゲーム」から、そろそろ抜け出して、「椅子作り」を始めませんか?
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トーマ
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