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古代日本オリジナルツアー 11 吉野

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去年の夏に、奈良県の吉野に行った話も、この機会に、もう一度書いておきます。

 

 

最初に、「吉野神宮」に行きました。

 

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かなり大きな神社でした。

 

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記念撮影しました。

 

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ここで、時代を少し巻き戻しますね。

 

 

「イザナギ(伊弉諾尊)」が、まだ、童児だった頃、一時的に、妹であり、パートナーでもあった童女、「イザナミ(伊弉冉尊)」と分かれて暮らしていたという話を書きましたが、この時期の「イザナギ」のことを、少しだけ書きますね。

 

前述したように、福井県小浜市にある、遠敷川の「鵜瀬」で、二人は、一旦、涙の別れをして、「イザナミ」のほうは、現在の滋賀県の琵琶湖にある、「竹生島」に向かったのですが、この時に、一方の童児であった、「イザナギ」は、お供の動物たちや小鳥たちと一緒に、南へ向かい、現在の奈良県吉野に、しばらく滞在したそうです。

 

 

吉野では、「青根ヶ峰」という山にも、立ち寄ったそうです。

場所は、大峰山脈北部で、奈良県吉野郡吉野町の吉野山最南端にある標高858メートルの山です。

そこで、この山々の景色を見て、感動したそうです。

 

吉野の山々です。

 

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また、その時に、宇宙から、自分が誕生した時のことを、鮮明に思い出したのだそうです。

 

宇宙の源の世界では、「植物」と「動物」と「人間」が、完璧なバランスを保ちながら、美しく回転していたそうです。

 

それを思い出した、「イザナギ」は、その山の頂上にあった三つの石を、横に並べて、「宇宙の根源」の世界を、忘れないように、そして、後世の子孫たちも、この真理を伝えようとしたのだそうです。

 

「植物の石」-「動物の石」-「人間の石」

 

こんなかんじで、山頂に置いたそうです。

これが、後に、「三つの霊石」と呼ばれるようになったそうです。

 

 

その後、悠久の歴史の中で、様々な出来事があったのですが、第四十代、「天武天皇」の時代にも、その「三つの霊石」は、まだ、山頂にあったそうです。

 

それは、「イザナギ」と「イザナミ」の子孫である、「38人の子供」の子孫たちが、守っていたからだそうです。

 

「丹生家十八家」が、守っていたのです。

 

「三つの霊石」が、とても大切なものだと、理解していたのです。

 

それは、何百万年にも渡って、守護されてきたそうです。

十八の家が、20年交代で見張っていたそうです。

 

凄いんじゃないですか~!

 

今でも、「伊勢神宮」は、20年ごとに、「式年遷宮」をやりますが、これは、その時からの慣習を、引き継いでいるのだそうです。

 

「三つの霊石」を守るために、「丹生家」がつくった拠点が、「吉野」という村の始まりだったそうです。

 

このように、「丹生家」は、心のやさしい人々なのですが、魂の芯の部分はとても強く、絶対的に正しいと信じたことは、永遠にやり続けるという超頑固な気質も、もっているのです。

 

この史実を知って、大感動しました。

 

それは、現在の「天皇家」にも、その片鱗が残っています。

「天皇」は、とても心の優しい方だと思いますが、万が一、国民の身に危険が迫った時には、やることはやるし、何かを英断したり、実行する強さももっているのです。

 

 

 

「青根ヶ峰」にも、車で向かいました。

山の途中に、「金峯神社」がありました。

 

入り口の鳥居です。

 

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拝殿の前でも、いつもの記念撮影です。

 

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山頂は、歩くと時間が、かかりそうだったんで、途中で引き返しました。

 

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この二人の石仏は、「イザナギ」と「イザナミ」の夫婦だと思います。

 

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もう少し、裏の古代史の話を続けます。

 

 

「天武天皇」の時代には、「丹生家」のリーダーは、葛城族である、「役小角(えんのおづぬ)」だったそうです。

 

 

当時の「天武天皇」のグループは、「神武派」だったようです。

だから、「天照派」のことは、よく思っていなかったようなのです。

 

「役小角」は、「天武天皇」のグループから、

 

「直ちに、あの頂上にある三つの霊石を、壊して捨てなさい!」

 

と命令されたそうです。

 

しかし、

 

「人祖である、イザナギの命令にしか、私は従いません」

 

こう言って、断固として、命令を拒否したそうです。

だから、島流しにされたのです。

 

 

昔から、「役小角」が、当時の権力者から迫害されて、島流しにされた話は知っていましたが、理由がわかりませんでした。

そういうことだったのですね。

 

まあ、「役小角」は、空を飛ぶこともできたので、島流しにされても、ちっとも困らなかったという裏話もあるそうです。(笑)

 

 

 

「役小角」は、人祖であり、自分の祖先でもあった、若い頃の「イザナギ」の姿を、桜の木を使って、木彫りの仏像を作ったそうです。

 

それが、「蔵王権現」だそうです。

現在、吉野の「蔵王堂」に置かれています。

 

そして、この頃から、多くの人々が、吉野の里に、桜の木を植えるようになり、現在の桜並木の土地になったのだそうです。

 

こういう話を知るたびに、大感動の連続ですね~!

 

 

「蔵王堂」にも、立ち寄りました。

 

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境内も広く、拝殿も大きいです。

 

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残念ながら、「蔵王権現」の仏像は、見られませんでした。

これも、たまに行われる御開帳の時だけ、本物を見ることができるそうです。

 

これは、別の人が彫った仏像だと思いますが、全ての「蔵王権現」の仏像にも、共通しているのは、片足で立っていることです。

 

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最初は、意味がわからなかったのですが、後姿の仏像を見て、わかりました。

 

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ハイ!

 

下半身がヘビの形なのです!

「エンキ」ですね~!

 

「片足で立っている」のではなく、「下半身がヘビ」だったということです。

「宇賀神」でも、あったということです。

 

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もしかしたら、当時の人々は、素の姿の「イザナギ」の後ろ姿を見て、

 

「片足で立っている」

 

と思ったのかもしれません。

 

 

このことからも、シュメール文明の神様である、「エンキ」、それから、日本の「イザナギ」が、同じ神様だったことがわかりますね。

 

 

 

今月に行った、大阪の「聖神社」です。

 

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この拝殿にも、このように、「片足で立っている神様」が彫られていました。

 

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これも、「エンキ=宇賀神=イザナギ」ですね。

 

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真ん中の彫り物も、牛の頭部で、明らかに、「牛神」ですね。

この神様の正体も、「エンキ」です。

 

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去年に行った、茨城県の「笠間稲荷神社」の門にも、二人の男性の神様が置かれていましたが、この二人も片足を隠していました。

 

この二人も、「片足の神様」を表現していると思います。

「エンキ=イザナギ」ですね。

 

こうやって、深読みができると、神社仏閣巡りも、とても楽しいですね。

 

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さて、裏の古代史の話に、また戻ります。

 

 

「役小角」が島流しにされた後、残念なことに、「三つの霊石」は、取り壊され、谷底に落とされのだそうです。

 

しかし、後から、「丹生家」の人々だと思いますが、その石たちを、谷底から探して、拾ってきたようです。

 

それは再び、山頂に置かれることはなかったのですが、長年交渉を重ねたと思うのですが、最終的には、山頂から、だいぶ下った低い位置にある、「水分神社」に置くことが、許されたみたいです。

 

 

そこにも、行って来ました。

貫禄のある鳥居ですね。

 

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鳥居の近くには、「役小角」の像も、置かれていました。

やはり、地元の人々から、尊敬されていたのですね。

 

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案内板の説明です。

 

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この「水分」という名前は、故意に変えられているそうです。

元々は、「身分」という文字で、「身分神社」だったそうです。

 

つまり、「宇宙の根源」の世界から、

 

「植物」ー「動物」-「人間」

 

この三つに分かれたことが、この神社には、表現されているのです。

 

 

門を抜けると、境内が見えてきました。

 

小さい神社ですが、その境内には、宇宙の成り立ちや理が、表現されています。

 

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入口から入って、左側は、お座敷があり、「地上の世界」や「地球」が表現されています。

 

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庭の植物を挟んで、右側には、三つの神殿があり、左側が、「植物」、中央が、「人間」、右側が、「動物」を、それぞれ祀っているそうです。

 

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「植物」の神殿です。

 

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「人間」の神殿です。

 

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「動物」の神殿です。

 

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庭の植物も、6種類の木が植えられていますが、これも意味があり、「庭」は、「宇宙の根源」の世界から、「障壁賀」を通過して、生物になる話をしましたが、その「障壁賀」を表現しているそうです。

 

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さらに、6種類の木は、それぞれ、「六根」のエネルギーを表現しているそうです。

 

凄い境内ですね~!

 

 

 

実は、「三つ霊石」は、現在も、ひっそりと隠されて、置かれているのです。

 

「水分神社」の目の前にある、歩いてすぐの所に、名前も書かれていない、無名の神社があります。

 

ここにあったのです。

何も書かれていない鳥居です。

 

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この祠は、「イザナギ」と「イザナミ」だと思います。

 

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案内板がありました。

 

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この無名の神社の裏に、宝物が隠れていました。

 

記念撮影しました。

 

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「人丸塚」と書かれていますが、本来は、

 

「人生塚」

 

だったそうです。

 

「人が生まれた塚」

 

という意味です。

 

もう、これを見て、目から涙が、ウルウルと流れました。

 

 

「植物」-「動物」-「人間」

 

この根源を表現している、「三つの霊石」です。

 

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吉野の近くに、「三十八」の名前の摂社があると知って、そこを目指しました。

 

「高天彦神社」という神社の境内にあるとのことでした。

その場所は、奈良県南部の御所市高天で、この一帯は、昔から、「高天原」と呼ばれている土地だそうです。

 

 

 

着きました。

 

小さく短い参道ですが、とても威厳があり、貫禄があります。

両脇に、「杉」の木が生えているのですが、ここで閃きました。

 

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「杉」という文字を、分解してみてみました。

 

「三」+「十」+「八」

 

そうです!

 

「三十八」

 

だったのです。

 

ほとんどの神社の境内には、「杉」が生えていますが、さりげない暗号として、ほとんどの神社に、「三十八」の数字が、刻み込まれていたのです。

 

これに気が付いたときには、また、身体がブルブル震えるくらい、感動しました。

 

 

鳥居です。

 

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鳥居の前に立った時に、同行したOさんと私の二人は、呆然と立ちすくんでしまいました。

 

見てください!

 

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「神霊」

 

こう書かれた石碑が、ドーンと建っていました。

 

「これは、ただごとではないな…」

 

ここが、他のパワースポットとは、別格だということを、瞬時に悟ったのです。

 

 

 

まずは、いつものように、普通に参拝しました。

 

祭神は、「高皇産霊神」です。

やはり、「エンキ=イザナギ)」ですね。

 

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「高天彦神社」と書かれていました。

 

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参拝を終えた後、その小さな摂社を見つけました。

拝殿の横に、ひっそりと地味に建っていました。

 

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そして、「三十八」の文字が…

 

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超大感動しました~!

目から涙が、ウルウルと湧き上がってきました。

 

薄い文字で、わかりにくいと思いますが、

 

「三十八社 祭神 葛城 三十八皇神」

 

と書かれています。

 

 

この前で、記念撮影です。

 

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参拝を終えた後は、杉の生えた参道を歩いて帰りました。

 

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次回に続きます。

 

 

 

 

 

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トーマ

 
 
toma_atlas@yahoo.co.jp

 


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http://www.tomaatlas.com/

 

 


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