いろいろな方と話をしていると、よく、
「私の人生の目的が、知りたいです。何か、自分には、今回の人生に、使命があると、思うのですが…」
という相談を、うけることがあります。
こういう場合、まず、考えなくてはいかないのは、
「本当に、今回の人生に、目的や使命があるのか? あるとしたら、それは、具体的なものなのか? 一つなのか? たくさんあるのか? 一生変わらないものなのか? それとも、変化していくものなか?」
などなど、たくさんの選択肢が、あることに、気がつくことだと、思います。
ご存知のように、最近は、「精神世界」も、マスコミなどの影響で、けっこうなブームです。
たくさんの書籍も、出版されています。
そういう本などには、素晴らしい真理が、たくさん書いてあります。
ただ、あくまでも、作者の意見であり、受け取り方や解釈、どう考えるかは、あくまでも、読者にまかされているという、あたりまえのことは、常に、念頭においていたほうが、いいでしょう。
そういう本の中に、よくテーマとして、書いてあるのが、
「人生には、目的がある。自分の使命に、気がつきなさい」
というような内容です。
生まれてくる前に、テーマを、決めてくるという考え方も、あります。
「人々に、奉仕するため。地球を、救うため。愛を、学ぶため。ソウルメイトに、会うため。カルマの精算を、するため」
などなどです。
これの中には、いわゆる、「ライフワーク」を見つけて、自分も、周りも、ハッピーになることなども、含まれるでしょう。
これらも、もちろん、正しい考え方だと、思うのですが、キネシオロジーの個人セッションの仕事を、始めて、私が、気がついたのは、自分の人生の「目的」や「使命」などを、必要以上に、探し求めようとしたり、答えを、一つに絞りたがったり、考え過ぎたりする人が、とっても、多いということでした。
ある本に、「運命」について、とってもユニークな考え方が、書いてありました。
自分なりに、解釈、要約すると、
「運命の決まり方というのは、人それぞれ違う。1000人いたら、1000通りの決め方がある。皆、同じというわけではない。具体的には、この地球の現実世界に、あまり生まれ変わっていない若い魂は、まだ、この世界のことが、あまりわかっていなく、また、慣れていないので、運命(カリキュラム)を、わりと、キチッと決めて、生まれてくる。そのほうが、学びやすいからだ。でも、この世界に、たくさん生まれ変わっている古い魂は、もう、ある程度、この世界の仕組みや構造などが、わかっていて、慣れているので、運命(カリキュラム)を、大枠だけ決めて、わりと自由意志で、その都度、自分で、変えられるようにして、生まれてくる」
というような内容でした。
ちょうど、「学校」にまだ慣れていない、小学生は、勉強する科目や教室が、毎日、キチッと決まっていますが、もう、「学校」の生活が長く、慣れている、大学院生などは、自分で、わりと自由に、勉強するテーマや時間、場所も、選べるようになっています。
この「学校」にあたるのが、「人生」ですね。
これは、たとえ話ですが、このように、「運命」の占める割合と「自由意志」の占める割合に、個人差があるというのは、面白い考え方ですね。
私なりに、考えたのですが、人生の目的や使命を、一種の「ビザ」のようなものと、考えてみては、どうでしょうか?
例えば、アメリカなどの外国に、入国するのは、「パスポート」と一緒に、「ビザ」があります。
この「ビザ」には、その国の学校で、勉強するために入国する、「学生ビザ」。
仕事をするために入国する、「労働ビザ」。
駐在員の妻として入国する「駐在員の配偶者のビザ」。
他にも、職人さんやオリンピック選手が、入国するときに、もっている特殊技能を、広めるためのビザなどなど、たくさんの種類があります。
人生の目的や使命を、この「ビザ」に置き換えて、考えてみると、わかりやすいかも、しれません。
今回の人生で、たくさん学びたい人は、「学生ビザ」。
たくさんの人々に、愛を与えたり、奉仕したい人は、「労働ビザ」。
ソウルメイトに、出会いたい人は、「駐在員の妻のビザ」。(笑)
前世から引き継いだ才能などを、この世界に広めたい、天才タイプの人は、「特殊技能のビザ」。
そして、このビザは、一生変わらないものではなく、ある時期になったら、きりかえたり、変更したり、複数もち、随時、その割合を、変えるというように、柔軟に、対応すると、楽になるような気がします。
私が、皆さんに、オススメなのが、「観光ビザ」です!
このビザは、この人生の中で、きつい修行をしたり、厳しい学びを、やらなくてもいいビザです。
恋愛や結婚に、こだわることもないし、才能を、発揮する必要もありません。
アメリカなどの外国に、この「観光ビザ」で、入国した場合、一生懸命、職探しをして、働く必要もないし、きつい勉強もしなくてもいいです。
無理に、配偶者を探したり、何か、才能を見せる必要も、ありません。
やることは、ただ、毎日、散歩したり、遊んだり、その土地の食べ物を、味わったり、観光するだけです。
「何かをしなくては、いけない」
という束縛から、逃れている状態ですね。
やることは、ただ、
「その日、その瞬間、いろいろな状況を、味わい、楽しむだけ」
という身分です。
トラベラーは、ただ、いろいろなことを、体験し、味わうだけです。
それに、必要以上の意味づけや使命感など、もちません。
どうですか?
他のビザに比べて、こちらのビザのほうが、楽しそうでは、ないですか?(笑)
他の人生のビザも、それぞれ、大切で、素晴らしいビザですが、皆さんの人生のビザの中に、ぜひ、この「観光ビザ」を、選択肢の一つに、加えてみることを、ススメます。
ぜひ、このビザも、有効活用してみてくださいね。
「観光ビザ」
もしかしたら、このビザが、
「この世界で、一番多くの光を観ることができるビザ」
なのかも、しれません。
「あなたの、人生の目的や使命は、なんですか?」
と、よく訊ねられますが、
「サイトシーイング(観光)!」
と答えることにしています。(笑)
いつの時代でも、どこの国でも、その土地を、一番、楽しんでいるのは、旅人です。
旅人には、目的もなければ、使命もありません。
気ままに、楽しく、ワクワク、毎日を、訪れた土地で、生きています。
目的や使命を持ちたい人は、もってもいいと、思いますが、一方で、こういうものに、こだわりすぎて、人生がつまらなくなっていることも、多いということです。
「ワクワクすることが、見つからない…。本当のワクワクが、わからない…」
という人は、もしかしたら、無意識で、「ワクワク」と「目的」や「使命」を、結びつけて、難しく考えてしまっているのかも、しれません。
そういう人には、この「旅人」という生き方、人生哲学を、ススメます。
気持ちが、楽になると、思います。
もっと、簡単に言うと、「修行」を、やめて、「遊行」に、切り替えるということです。
松尾芭蕉の「おくの細道」だったかな?
「日々旅にして、旅をすみかとする」
という台詞が、ありましたが、こういう姿勢で生きる、「旅人」という生き方は、楽しいと思います。
特に、たくさんの過去生の中で、がんばりすぎた人たちは、今回の人生あたりで、バケーションのように、何も考えずに、楽しむだけという生き方も、いいのではないでしょうか?(笑)
もう一度、言いますね。
「人生を、修行ではなく、遊行だと、考える」
この姿勢は、生きるのが、楽になります。
「自分が、生まれてきた目的は、思いっきり、遊ぶため!」
人生って、これくらいシンプルでも、いいのでは、ないですか?(笑)
PS 「人生の目的」、これを、「観光ビザ」に、変更して、たくさん遊んだほうが、案外、より、たくさんの光を、この世界で、観ることが、できるようになるかもしれません。ぜひ、旅人になってみてくださいね。
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