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前回の「ダブルスキル」の話も、大反響だったようですね。

「セルフブランディング」の話は、やはり、世の中が、求めている話みたいですね。




さて、自分を、ブランドにして、魅力を輝かせると、次の段階では、いよいよ、この自分の魅力を、武器にして、商品やサービスを、売ることを、考えなくては、いけません。

つまり、次の段階として、「営業」という行為が、待っているのです。

「営業」や「セールス」というと、

「ええっ! そんなのできません… セールスは、苦手なので…」

という声が、すぐに聞こえてきそうですが、一度偏見をなくして、純粋に、この活動を、考えてみてください。

しっかりとしたやり方を、知って、身につければ、これほど、楽しくて、ワクワクするものは、ないのです。

私は、精神世界の業界にいる人間の中では、珍しく、ビジネスが、大好きな人間です。

読む本の7割くらいは、ビジネス関連です。

いろいろな講演会やセミナーでも、学んだことが、ありますが、日本一だと思えるビジネスマンから、直接、いろいろ教わったことも、あります。

しかし、超一流のビジネスマンは、皆、あたりまえのことしか、教えてくれませんでした。

「ビジネスの極意は、誠実に、やることです」

とか、当たりまえのことを、言うのです。

ただ、こういうことは、誰でも、言うだけなら、簡単ですが、実際に、実行している人は、ほとんどいないと思います。

「誠実に、やること」

というのは、

「けっして、嘘をつかないこと」

ということでも、あるのですから。




「営業」という活動には、大きくわけて、2つのスタイルがあります。

一つは、「攻めの営業」です。

これは、こちらから、顧客へ出向いて、商品を売り込みます。

訪問販売などが、典型的なやり方ですね。

二つ目は、「待ちの営業」です。

これは、こちらから、顧客に、商品を売り込むのではなく、商品の情報を、宣伝して、お客さんのほうから来てくれるのを待つ、という営業です。

店舗を構えるやり方が、典型的なやり方です。




私のセミナーなどではも、たまに、この話をするのですが、わかりやすいように、この二つの営業スタイルを、「スタローン型」と「シュワルツェネッガー型」と、言っています。



シルベスター・スタローンは、初期の頃、ずーっと、売れない俳優でした。

映画スターを、夢見ていましたが、映画スターを夢見る若者は、何千人とおり、なかなかオーディションに、合格することが、できなかったようです。

有名になるまでに、50以上のオーディションを受け、落ちまくったのだそうです。

その落ち目の頃は、ポルノ映画にも、出演していたようです。

しかし、けっして、諦めませんでした。

断られても、断られても、自分を、売り込んだのです。

情熱で、突き進んだのです。

彼は、自分で、脚本を書いて、それを、いろいろな映画監督に持ち込み、それが、とうとう、大当たりしました。

それが、映画「ロッキー」です。

この映画は、その年のアカデミー賞を、獲得したようですが、この映画によって、スタローンは、スーパースターに、なりました。

これが、「攻めの営業」です。



一方、正反対のやり方を、やったのが、シュワルツェネッガーです。

以前にも、書きましたが、彼は、若い時から、

「歴史に名の残す偉人になりたい」

という野望が、強くあったようです。

スタローンと違って、彼は、冷静に、綿密な戦略を、たてました。

彼は、偉人になるという目的のためには、政治家になる必要があると考え、政治家になるには、コネもない自分は、映画スターになるしかないと、考えたようです。

次に、映画スターになるにしても、自分は、英語が下手で、演技も下手、だったら、肉体で、勝負しようと、考えたようです。

それで、ボディビルの世界チャンピオンのタイトルを、獲ったのです。

当時、映画界では、CGが、台頭してきており、SF映画でも頻繁に、CGが用いられていたのですが、シュワルツェネッガーは、

「CG技術が、どんなに、発達しようとも、血管が、脈動している生身の筋肉の迫力には、敵わないはずだ、世界一の肉体を、つくっておけば、いつか、行き詰った監督たちが、自分に声をかけてくるはずだ」

と考えたそうです。

自分から、絶対に、売り込まずに、待っていたそうです。

その間、「コナン・ザ・グレート」など、そこそこヒットするような映画にも、出ていますが、自分を、安売りするような役は、全て、断っていたそうです。

そして、予想通りに、行き詰った映画監督から、出演依頼が、やってきたのですが、それが、「ターミネーター」だったのです。

これの大ヒットによって、シュワルツェネッガーも、スーパースターに、なりました。

これが、「待ちの営業」です。




「攻めの営業」も「待ちの営業」も、どちらも、メリットとデメリットがあり、状況や業種、営業マンの性格によっても、違うと思います。

もっと、わかりやすい例をあげると、

「攻めの営業」は、街を歩いている女の子に、どんどん声をかける、ナンパのようなものかも、しれません。

「僕と、遊びにいかない?」

というふうに、声をかけまくる方法です。

「待ちの営業」は、ロックバンドなどを、結成して、ギターの腕を磨き、コンサートに来る女の子を、歌声や演奏で、魅了して、女の子のほうから、

「このライブが、終わったら、私とデートしてください!」

と言わせるような方法です。

どちらも、大変です。

この二つを、比べると、前者よりも、後者のほうが、時間がかかるような気がしませんか?

ただ、後者は、一度、「男の実力」が、固まると、あとは、どんどんモテまくります。




私は、「セルフブランディング」が、そこそこ完成している場合は、前者の「スタローン型」、つまり、「攻めの営業」が、向いていると思いますが、完全に完成したら、後者の「シュワルツェネッガー型」、つまり、「待ちの営業」が、向いていると思います。

「攻めの営業」は、あまり、しつこくやると、おもいっきり嫌われます。

「待ちの営業」は、あまりにも、消極的だと、お客さんが、誰も来なくなります。

どちらも、ケースバイケースで、行ったほうが、いいと思います。

ただ、世の中の動向としては、だんだん、後者の「待ちの営業」を、好むお客さんが、増えているような気がします。

お客さんは、自分で、調べて、判断して、それから、買いたいと思っている人が、多いと思います。




ここで少し、「ネットワークビジネス」について、書いてみたいと思います。

セルフブランディングが、完成すると、いろいろなビジネスが、やりたくなってくると思いますが、自分が、それだけ、魅力的な人間になると、友人などから、そろそろ、このビジネスを、誘われるようになります。

たとえば、自分で、ヒーリングサロンなどを、開業したりしたら、本業のヒーリングとあわせて、副業的に、ネットワークビジネスの化粧品やサプリメントを、販売すると、とても良い感じで、ビジネスが、展開できます。

しっかりとマナーを、守って、このビジネス展開をすれば、理想的なビジネスモデルに、なることも、多いのです。



知らない方も多いと思うので、簡単に、説明すると、このビジネス方式は、もともと、店舗などに置く時に、発生する中間マージンやテレビなどの広告宣伝料を、なるべくかけないようにして、そのかわり、商品そのものものと、紹介者へのコミッションに、還元するために、考えられた方式みたいです。

つまり、同じ「1000円の化粧品」で、市販の化粧品とネットワークビジネスの商品の内訳を、見てみると、

○市販の化粧品=100円(商品の原価)+400円(店舗への中間マージン)+500円(テレビのCM料)

○ネットワークビジネスの商品=600円(商品の原価)+400円(紹介者へのコミッション)

簡単に書くと、こうなっていたりするのです。

このことから、同じ「1000円の化粧品」を、購入しようと思ったら、前者よりも、後者のほうが、商品そのものは、はるかにいいということです。



ただ、これも、たくさんの人が、感じているように、これは、極端な攻めの営業に、なりやすいという一面も、もっていて、最初は、純粋に、商品のよさを、親しい友人たちに、伝えようと思って、活動していた人が、ある時から、突然、金の亡者のようになり、強引な勧誘を、始めて、周囲の友人たちから、嫌われて、孤立するというパターンに、なりやすいのです。

「久しぶりに会わない?」

と、学生時代の友人から、メールや電話があって、喫茶店で、2時間くらい思い出話をしていたら、突然、鞄から、化粧品やサプリメントを、出されて、興味のない報酬プランを、延々と聞かされて、ガッカリした体験をもっている方も、多いと思います。

あの瞬間ほど、嫌な気持ちになる時は、ないですね。

保険や投資の話も、ありますが、特にネットワークビジネスが、多かった記憶があります。



子供の頃、沖縄に住んでいたのですが、日曜日の朝に、魚売りのオバちゃんが、魚を売りに来ることが、ありました。

朝の8時くらいの一番眠たい時間に、

ピンポ~ン!!

と玄関から、音がして、扉を開けると、オバちゃんが、立っているのです。

「さっき、主人が、海で釣ったばかりの魚です。とても、新鮮で美味しいと思います。ぜひ、食べてください!」

こう言って、満面の笑みを浮かべながら、魚を、売り込みに来るのです。

本人に、悪気は、ありません。

それどころか、自分は、とってもいいことを、やっていると思っているので、よけいに性質が悪いと思いました。

ネットワークビジネスで、学生時代の友達を喫茶店に、呼びだして、営業をする人たちは、ちょうど、この魚売りのオバちゃんに、似ていると思いました。

こちらの都合など、あまり考えていないのです。

「これだけ、いい商品だから、きっと喜んでくれるだろう!」

と自分勝手に、解釈しているのです。

魚売りのオバちゃんが、魚を売るだけでなく、

「あなたも、この魚売りの仕事、一緒にやりませんか? とっても儲かりますよ」

とビジネスの勧誘をしてきたら、どうでしょうか?

おそらく、ほとんどの人が、

「いい加減にしろ!!」

と怒鳴ると思います。

相手の都合などを、考えずに、ネットワークビジネスの勧誘をする人たちは、実は、このくらい違和感のある行為を、やっているということです。



「では、どうすれば、いいのか?」

ということですね。

いきなり、訪問販売に来る魚売りのオバちゃんは、ムカつきますが、魚屋さんには、ムカつきません。

これは、きちんと、「店舗」を構えて、看板を掲げて、「待ちの営業」を、やっているからです。

「今日は、魚が、食べたくなったな。家に買える前に、魚屋さんに、寄っていこうかな?」

こう思って、お客さんが、自分の足で歩いて、魚屋さんまで来てから、魚を買うのは、なんの問題もないのです。

そうなのです。

ネットワークビジネスは、

「店舗を持たない」

というスタイルを、とったせいで、商品に、お金を、かけられるようになった半面、問題も、発生したのです。

営業する人たちが、「攻めの営業」しか、やりにくい環境になったということです。



魚が、買いたい人が、買いたくなった時に、魚屋さんで、魚を、買えばいいのです。

それだけのことなのです。

そして、一緒に、魚を売りたい人を、見つけたかったら、その魚屋さんの店舗の隅っこににでも、

「一緒に、魚屋さんの仕事を、やってくださる方を、募集しています」

と小さく、紙にでも書いて、貼っておけばいいのです。



つまり、ネットワークビジネスも、店舗を、構えたほうが、自然なビジネス展開が、しやすくなるということです。

「待ちの営業」が、できるからです。

最近は、ネットワークビジネスの会社も、このことに、気がついて、会社の建物以外に、サロンなどを、各所に設置して、お客さんが、買いたい時に、自由に、買えるような、お客さんの立場に、たった「待ちの営業」を、やるようになったところも、多いようです。



「店」といいうのは、古くから歴史が、ありますが、改めて、考えてみると、この当たり前のやり方というのは、人間の商いにとって、とても自然なスタイルだということが、わかります。

「ちょっと、待ってくださいよ~。そんなに簡単に、店を構えるなんて、言わないでくださいよ~ 自分のお店を持つなんて、何百万、何千万円という大金が、かかるじゃないですかー そんなお金、ありませんよ」

という声も、聞こえてきそうなので、それにも、お答します。

「現代では、自分のお店をもつことほど、簡単なことは、ないのです」

ということを、声を大にして、言いたいです。

そうです。

「インターネット」

です。

この仮想空間に、自分のお店を、構えればいいのです。

数万円で、簡単なサイトも、作成できますし、ブログだったら、0円です。

しかも、5分もあれば、ある程度、できあがってしまいます。

0円で、5分で、自分のお店が、出来上がるという時代に、私たちは、生まれてきたのですよ!

これが、どんなに凄いことか!

これの凄さを、書こうと思ったら、枚挙にいとまがないくらいです。

日常生活の中で、なにげなくスルーしていることに、けっこう凄い事実が、隠れているのです。

この仮想空間のお店は、0円で、出来上がるので、リスクというものが、まったくありません。

現実世界のお店が、つぶれたら、大変な金額の負債を抱えることになりますが、ブログだったあら、仮に、商品が、まったく売れなかったら、すぐに、そのブログを、閉鎖すれば、いいだけの話です。

また、別のタイトルで、別のハンドルネームで、新しいブログを、書けばいいのです。



「ネットワークビジネス」+「インターネット」

この二つを、合わせると、かなり理想的なビジネスが、展開できることに、気がついている人も、増えてきているようです。

もちろん、ほとんどのネットワークビジネスの会社が、会社の方針で、インターネットでの販売や勧誘を、禁じています。

ブログの運営会社も、あまり露骨なビジネスブログは、禁じています。

ただ、これも、いろいろなテクニックがあって、うまくやる方法も、たくさんあります。




今回は、わかりやすいように、ネットワークビジネスを、例にあげましたが、他の保険業や投資、不動産、各種のサービスなどでも、同じことが言えると思います。

もちろん、ヒーリングの仕事などにも、当てはまります。




自分の魅力を、発見して、「セルフブランディング」を、完成させる。

それから、自分の魅力に合った、商品やサービスで、起業する。

なるべくなら、「店」を構えて、「待ちの営業」を、心がける。

その際、インターネットと組みわせると、抜群の効果を、発揮する。

これが、セルフブランディングで、成功するための勝ちパターンです。




「店」という文字の語源を、調べると、もともとは、「見世(みせ)」だったそうですね。

「世の中に、見せる」

ということですね。

自分を、ブランド化して、ぜひ、世の中に、自分の魅力を、魅せてあげてください。

さらに、文字の中に、「占」の文字が、はいっているのも、面白いです。

この文字は、象形文字で、横にすると、「カギ」の絵になるようです。

「宇宙の叡智」の扉を開くための「カギ」が、「店」の中には、隠されているというような意味かもしれませんね。





次回は、いよいよ、ズバリ、「お金の儲け方」について、書いてみます。

「どうすれば、もっと具体的に、明日から、現金を、ゲットできるのか?」

このテーマに、鋭く突っ込んでいきます。

私が、学んできた、「ビジネスの真髄」を、初公開します!








PS インターネット上で、「店舗」を構えると、「待ちの営業」が、やりやすくなります。

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