桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた きび団子
一つわたしに くださいな
やりましょう やりましょう これから鬼の 征伐に
ついて行くなら やりましょう
作詞者:不詳 作曲者:岡野貞一
「尋常小学唱歌 1911年(明治44年)5月」
「鬼」と言ったら、日本では、知らない人はいない超有名人、「桃太郎」ですね。
最近では、テレビのCMでも、「浦島太郎」や「金太郎」、そして、「かぐや姫」などと仲間になって、楽しくおしゃべりしているシーンを、よく見かけますね。
しかし、このヒーローの実像を、本当に知っている人は、あまりいないと思います。
なんでもそうですが、
「自分で、実際に検証してみよう!」
と思って、いろいろと行動を起こす人は、とても少ないです。
私は、こういう少ない人間の一人になりたいと、常に思っています。
今回は、このヒーローの実像に迫ろうと思います。
まず、「桃太郎伝説」ですが、日本には、この伝説のある場所が、たくさんあるようです。
主要な所だけでも、岡山県、奈良県、香川県、愛知県、和歌山県、岩手県、沖縄県、山梨県、東京都などにあります。
岡山県が、観光産業として、「桃太郎」を、前面にだして使ったので、ほとんどの人が、岡山の話だと思っているようですが、これは、広告代理店などのイメージ戦略に、流されています。
実際には、岡山を含む、どの土地にも、桃太郎という人物が、確実に存在していたという証拠は、ないそうです。
調べているうちに、いろいろなことが、わかってきました。
まず、私たちが、知っているような「桃太郎」の話は、日本において、ずーっと口伝で、親から子へ伝えられてきたようですが、最初に文字として記されたのは、1810年、江戸時代の頃、滝沢馬琴が、「燕石雑志」という文献で、各地の言い伝えの一つとして、紹介したのが、最初だと言われているそうです。
その原型を、さらに調べると、この伝説は、とても古く、712年に書かれた、「古事記」に、すでに登場しているようです。
いろいろな解釈がありますが、だいたい、こういう話です。
日本の国づくりをしたことで有名な二人の夫婦、「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」と「伊邪那美命(イザナミノミコト)」の話です。
妻である、伊邪那美命が、火の神を生んで、命を落とし、黄泉の国に行ってしまいます。
その死を悲しんだ、夫の伊邪那岐命は、黄泉の国で、ひどい姿になってしまった伊邪那美命を見て、逃げ出します。
その時、手下の鬼たちが、追いかけてくるのですが、桃の実を、三個投げたら、退散したという話です。
実際、「桃太郎」を、祀っている神社には、必ず、「伊邪那岐命(いざなぎのみこと)」と「伊邪那美命(いざなみのみこと」が、神様として、祀られているそうです。
さらに、調べていくと、「古事記」と同じ時代に書かれた、もう一つの歴史書、「日本書記」には、
「伊邪那美命の死んだ場所は、紀伊国の熊野である」
と明記されているのです。
日本の二大歴史書を、丁寧に紐解くと、「桃太郎伝説」の本拠地は、「紀伊国(和歌山県+三重県南部)」みたいなのです。
もちろん、他の土地でも、同じような出来事があったのかもしれませんが、とりあえず、文字として記録に残っているものだけを、パズルのように、組み合わせると、「紀伊国の熊野」が、最有力候補地になるのです。
簡単に、まとめますね。
「桃太郎伝説」というのは、「古事記」の「伊邪那岐命が、黄泉の国から逃げる話」が、原型になっているようです。
伊邪那美命と、その手下の鬼たちから、逃げる時に、「三個の桃」を投げたのが、後に、「イヌ」と「サル」と「キジ」の「三匹の手下」の話に、変化した可能性があるということです。
さらに、興味深いのは、これらの伝説が、まったくの架空の話というわけでもなく、物理的な状況証拠のような痕跡が、この熊野の土地に、いくつか残っているということです。
つまり、ある程度は、事実ということです。
まず、前述の話です。
日本書記に書かれた、
「伊邪那美命の死んだ場所は、紀伊国の熊野である」
ということを、記念に残したと思われる場所が、あるのです。
地元では、有名だそうですが、私は、最近まで、知りませんでした。
「伊邪那美命の墓」と言われている、「花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)」です。
御神体は、高さが、50メートルくらいあると言われている、巨大な一枚岩です。
この神社がある、三重県熊野市の「有馬町」は、別名、「桃の里」という呼び名があるそうです。
戦後の食糧難の頃は、米のかわりに、この土地の桃を買いに来るお客さんが、たくさんいて、経済的に、とても助かったこともあるそうです。
「この土地は、桃に守られてきた」
と、地元の人たちは、思ってるそうです。
そこに、行ってきました。
神社の入口です。
これが、御神体の巨大岩です。
写真では、わかりにくいですが、とても巨大な岩です。
下から頂上を見上げると、私には、イースター島のモアイ像が、超巨大な岩になったように、見えました。
また、頭の部分に見える所は、二人の人間の頭が、くっついた、「双頭人間」のようにも、見えました。
ここは、もしかしたら、「伊邪那美命、一人の墓」ではなくて、「伊邪那岐命と伊邪那美命、二人の墓」なのではないかと、思いました。
「二人仲良く、永遠に、一緒にいてくださいね…」
こういう願いを込めて、造られたお墓だったんじゃないかと、思えてきたのです。
私が、この岩に、手を当てている写真です。
最初、この岩が、微妙に振動して、揺れているのが、感じられたのですが、だんだん、地球の自転や公転も感じられ、宇宙が動いて生きていることまで、感じました。
こういうのを感じたのは、初めてでした。
凄い場所です。
もう一つ、とても興味深い場所が、熊野にはありました。
なんと、実際に、桃太郎が生まれた場所があるというのです!
次回は、桃太郎のモデルになったと思われる男の子が、生まれた場所に行った話です。
お楽しみに!!
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