「雷電神社と」という名前の神社は、群馬県に、一番多いようですが、栃木県にも、いくつかあります。
ここは、宇都宮市にある、「雷電神社」です。
気が付いたのですが、「宇都宮」という地名を分解すると、「宇」+「都」+「宮」なので、
「宇宙から来た、三十八の子供の中の三十八」
という意味になりますね。
「男の中の男」というニュアンスかな?
「宇宙から来た、正真正銘の三十八人の子供の子孫が住んでいる土地」
こういう意味かもしれませんね。
栃木県宇都宮市平出町にある、「平出雷電神社」にも行ってきました。
拝殿で参拝しました。
境内には、不思議な形をした石のオブジェがありました。
私には、「プロビデンスの目」に見えました。
「エンキ」でもあり、「イザナギ」ですね。
「知恵の神様」です。
宇都宮市内には、他にも、「雷電神社」がありました。
場所は、細谷町です。
小さな神社ですが、境内には、とても良い氣が充満していました。
この文字を見ただけで、感動しました。
この日の宇都宮市には、「雷電神社」をまわるために、来ていたのですが、途中で、この神社の名前が、目に飛び込んできました。
「二荒山神社」
ビックリしました。
以前に、ネットで調べた時に、名前だけは知っていたのですが、まさか、その神社が、ここにあるとは思っていなかったのです。
「二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)」と発音するそうです。
もうわかりましたね。
そうです。
「補陀洛山寺(ふだらくさんじ)」=「二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)」
こうなるのです。
この神社は、和歌山県の「補陀洛山寺」と、完全に繋がっているのです。
例の「補陀落渡海」の寺です。
つまり、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の「補陀洛山寺」の僧侶たちは、小舟で、「黒潮ロード」を渡って来て、関東の地へ上陸した後、最終的には、栃木県宇都宮市にある、「二荒山神社」に辿り着いたということです。
「補陀洛山寺」=「宇都宮二荒山神社」=「日光二荒山神社」
一説によると、「日光」という名前は、弘法大師空海が、この地を訪れた際に、「二荒」を、「にこう」と読み、「日光」の字を当て、この地の名前にしたとも言われています。
「補陀洛」→「二荒」→「日光」
こうなったそうです。
和歌山県の「補陀落山寺」、それから、栃木県の「二荒山神社」が、見事に繋がりましたね。
ここで、長い旅は、いったん終わりました。
今回の旅が、今までで、一番楽しく、面白かったです。
毎回、凄いのですが、この旅は、いつもよりも、パイオニア感が、半端じゃなかったです。
「知識よりも行動」
これが、モットーなので、とにかく、調べている暇があったら、動きまくりました。
おかげで、いろいろなことがわかり、最高でした。
大袈裟じゃなく、私にとっては、「世界一面白い旅」でした。
旅しながら、いろいろなことを、考えました。
結論は、歴史においては、全ての出来事は、必要、必然、ベストのタイミングで、起こるということです。
「神武派」は、「神武天皇」がリーダーだったようですが、その正体は、シュメール文明では、「アヌ王」ですね。
「権力」の王様です。
そして、「神武天皇」は、「武闘派」だったようですが、これは、文字通り、「武」であり、「勇」でもあります。
一方の「天照派」は、「イザナギ」と「イザナミ」がリーダーだったようですが、その正体は、シュメール文明では、「エンキ」と「ニンフルサグ」です。
二人は、それぞれ、「知恵」と「愛」の神様たちです。
3人を、簡単にまとめると、こうなります。
「神武天皇(アヌ王)」=「権力(勇)」
「イザナギ(エンキ)」=「知恵(智)」
「イザナミ(ニンフサグ)」=「愛(仁)」
わかりましたか?
この3人は、それぞれ、自分の足りないところがあり、「三つ巴」の関係を築きながら、学びあっていたと思うのです。
「権力(勇)」だけでも、ダメなのです。
そして、「知恵(智)」だけでも、「愛(仁)」だけでも、ダメなのです。
「神武天皇」がリーダーのグループ、「神武派」が、「ジャイアン」です。
「イザナギ&イザナミ」がリーダーのグループ、「天照派」が、「のび太君」だという話をしましたね。
この二つグループを見ていると、プロシアの鉄の宰相と言われた、ビスマルクの名言を思い出します。
「正義なき力は、無能なり。力なき正義も、また無能なり」
「神武派」は、力だけで、正義がなかったと思います。
そして、「天照派」は、正義だけで、力がなかったのです。
ここでは、「力」を「権力」で、「正義」を「道徳」と言い換えてもいいかもしれません。
両方とも、偏っていたのです。
そして、長い長い歴史の中で、ぶつかったり、争ったりしながら、お互いに、無いものを与えあい、受け取りあったのかもしれません。
現在でも、関西に代表される、西日本の人は、頭がよく、強い人たちが多い傾向があるように見えます。
そして、北関東から東北地方にかけては、穏やかで、思いやりのある優しい人が多い傾向があるようです。
この気質の違いは、上記のような歴史が関係していると思ったら、面白いですね。
古神道でも、
「智」と「仁」と「勇」
この三つが大切だという考え方が、あるそうですね。
「智」は、「歴史」
「仁」は、「神道」
「勇」は、「武術」
だそうですね。
そして、それぞれ、「三種の神器」にも、対応しているそうです。
「智」は、「(八咫鏡(事実を正確に映す)」
「仁」は、「八尺瓊勾玉(生命を育む心)」
「勇」は、「草薙剣(勇気をだす)」
日本の裏の歴史は、この三つエネルギーが、「三つ巴」になって織りなされた物語だったのかもしれません。
現代の日本は、これが、わりとバランスよく混じっていると思います。
アニメの「君の名は。」の話をします。
この作品に出てくる二人の主人公、「滝君(イザナギ)」と「三葉(イザナミ)」は、「賢さ」と「愛情深さ」という二つを兼ね備えた、普通の学生でした。
しかし、平凡な日常において、心が優しすぎて、二人とも、いまひとつ、行動力に欠けているところがありました。
それが、ある日、「隕石の落下」という絶対的に悪い出来事を知り、それを目にして、急に、「勇気」が湧き上がって、命懸けの救出劇をするのです。
そうなのです。
絶対平和主義の人々も、自分のためではなく、家族や仲間、人類全体を助けるためだったら、「勇気」のスイッチが入るのです。
「天照派」の人々も、おそらく、「神武派」の弾圧の中でも、家族や仲間を守るためだったら、勇気を出して、抵抗したこともあったと思います。
「天照派」の人々も、他人のためなら、闘うこともあったと思うのです。
ふーーーっ!
旅行記を書き終えました。
どうでしたか?
私の感動が、伝わりましたか?
一緒に、歴史の旅に付き合っていただき、ありがとうございました。
さすがに、ちょっと疲れたので、長期の旅行は、しばらくお休みします。
でも、短期の日帰り旅行は、たまにやると思うので、また、どこかで、募集をするかもしれません。
その時、時間があって、近くに住んでいたら、ぜひ、旅に合流してくださいね。
では、恒例の締めの一言です。
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